2006年06月26日(月)  欲しいとき 飲めばいいじゃん 母の乳


生後6ヶ月30日目


あと2日で7ヶ月か。はえーなー。まなティの夜泣きのようなヤツは、まだ続いている。夜中に2回は乳を欲しがる。

この前の予防接種のときに、先生が「夜はよく寝る?」と聞いてきたので、3時間おきに目を覚まして乳を欲しがると言ったら、「え? それはあげすぎよ! 新生児じゃないんだから」とビックリしていた。夜中に起きたら乳はあげずに、背中を軽く叩いて寝かせるようにと言われた。

あげすぎ。えーえー、わかっていますとも。だけどねー、あーた、母も生きとるんですよ。夜中に何度も起きて正気にはなれんとですよ。寝ぼけながら乳を出すことが精一杯なんすよ。背中ポンポンなんて、いったい再び寝付くのにどれだけかかるとですか。その点、乳は最強なんすよ。そら、寝ぼけてたら乳を出しますわ。

まー、たぶん先生の頭の中では、親子の添い寝は西洋ではタブーなわけで、背中ポンポンも乳をやるのも、どっちも起き上がってベビーベッドまで行くことを想像しとるっぽいので、というかむしろ、乳をあげる方が大変だろ、と思ってそうなので、聞き流すことにしとく。私はこれからも乳をあげ続けることにする。


私は、自分のためだけじゃなく、子のためにも、欲しいときに欲しいだけ乳を飲めばいいと思ってる派で、それに関してこの前相方とも意見が割れた。相方は規則正しく乳をあげるべきと思っていたらしい。だから、添い乳にも反対だった。

人工乳だったら食事なんだからそうかもしれないけど、母の乳というのは子にとって食事以外にも、甘えたり、精神が安定したり、いろんな役割を持っていると私は思う。だから、そうそう規則的になるもんじゃないと思うのだ。甘えたいときはたくさん甘えるといいし、精神が安定するんだったら、いくらでも利用するといい。


この件に関しては私がそう説明すると相方も納得していたが、相方は厳しい父になりそうだ。ダメなことはダメ、とキッパリしていて、それが我が子のためなら、どんなに子供が泣き叫ぼうが貫き通せる男なのである。「オレが厳しくしつけるから、子供の味方になってあげてね。味方も必要だから」と私に言う。自ら憎まれ役を買って出ることができる相方は、男の中の男である。

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話は変わるが、今、オーストラリアはセール期間の終わりの方だ(日本はこれからかな)。なんでも半額くらいで買えるので、私は新居で使ういい食器を買った。今回は持って帰るんじゃなくて、引越しの荷物に入れられるので、こっちでしか手に入らないものは買って帰ろうと思って。

私が買ったのは、Villeroy & Boch(ビレロイ&ボッホ)というフランス(ドイツ?)の食器だ。日本ではあんまり有名ではないと思うが、こっちではどこのデパートにも置いてある。そこまで高級ではなく、日常使いできるいい食器という感じのブランドだ。

ウェッジウッドにも欲しいのがあったんだが、ネットで調べると日本の方が断然安いので、やめておいた。日本は本当になんでも安い。電化製品なんて、半額以下じゃないかと思う。オーストラリアで安いのは、食品と土地だ。土地もシドニーは最近安くなくなってきてるし。


セールといえば、日本のネットショップもあちこちセールが始まっていて、またもやまなティの服を買い込んでしまった。日本に帰って今年の夏に着る服を。この手が。ポチッと。


つづく。


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・私も日本に帰ったらさっそくベビーゲートを買いにいかねば、
 と思っていたら、最近すごい勢いで進化を遂げているので、
 これはヤバイちょっと待ってくれ、と思っているところです。
 後追いはうちはまだソフトで、
 私が視界から消えると、泣いたり、大丈夫だったりという感じです。
 そう、でも、ママがいい!っていう態度はかわいいですよね〜。
 ぎゅーっとしちゃいます。

2006年06月20日(火)  乗り越える 家族とともに 山々を


生後6ヶ月24日目


今日はまなティの予防接種3回目に行ってきた。ちと泣いていた。

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引越しのいろいろが細かくて、いろいろありすぎて負けそうになる今日この頃。今日は引越し業者に見積もりを出してもらった。明日ももうひとつ来る予定。

赤子もパスカリーナもいて身軽じゃないし、いろんな複雑なことが多すぎて、相方と私で手分けしてもいっぱいいっぱい。日本に着いても引越しの荷物が新居に届くのは6週間後なんだと。船便だから(すぐに必要なものだけ空輸する)。あたしらはガランとした我が家でこの夏を越すのかー、と思うとなんか心配になる。


だけど、相方と一緒ならなんとかなると思えるから2人ってすごい。1人だったらとっくにめげてそうだ。

今回の引越しに限らず、これから先面倒なことがたくさんあると思うけど、まなティのためなら、とか、相方と一緒なら、と思うとやっていける気がする。私は一人だとすぐ無気力になるタチで、食事だって、生活のリズムだって、どうでもよくなってくる(仕事だけはガムシャラにやりそうだけど)。だから、私の人生に家族がいるかいないかは大きな違いだ。本当に大きな違い。生活がシャンとするし、今日も明日も元気でいようと思えるもの。

それだけじゃない。新しい夢に向かって上って行こうという気力も湧いてくる。もっといい生活を、もっと素晴らしいやりがいを、って。そのために、頭をフル稼働して、すばしっこくならねばと思う。モタモタしてないでどんどん次にいかねばと思う。

自分以外の人間と生活するのって、面倒なことも多いけど、実はそのやらねばならない面倒なことこそ、人を人らしくするのではないかと思う。特にそれが大切な家族のためだったら苦もなくやれるので、尚のこといい。


と、この忙しい中、ふと家族のありがたみを感じてみた。


つづく。


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・そうですね、まなティのこともそうですが、
 ここんとこ忙しすぎて、忘れちゃってました。
 もう誕生日がありがたい歳でもなくなってきましたし…。
 うーん、でも、来年あたり、まなティに
 「おめでとう」とたどたどしく言われたら泣いてしまいそうですわ。

・うん、相方も忘れていたねぇ。
 夜になっていきなり「あそうだ、誕生日おめでとう」と言われたよ。
 私も、突然「何歳になった?」と聞かれても、
 はて? と一瞬考えてしまうよ。
 まなティの月齢はすぐに言えるのに。
 30超えるとそんなものか?
 きみももうすぐ仲間入りだわね!
 こっちの世界にカモ〜ン!

2006年06月18日(日)  知恵ついて 夜乳催促 頻度増す


生後6ヶ月22日目


真っ白だった私の卓上カレンダーに、突然ビッシリと予定が。苦しい……、死ぬ。


どうも夜泣きらしきものが始まったみたいだ。ただ、夜中に泣くんじゃなくて、前回も書いたけど、乳を何度も欲しがるのだ。まなティと私はクイーンサイズのベッドに2人(実際はパスカリーナも)で寝ているんだが(相方ははじき出されて床)、夜中に私の顔や肩をペチペチとたたいて私を起こして、乳をくれと催促する。普段なら夜中の授乳は多くても1回だったのに、今では3回は当たり前。

どうもここ最近、急速に知恵がついてきているらしく、私というものを認識し始めているみたいだ。一人で遊んでいるときも常に私の位置を確認しているし、ちょっとでも遠いともっと近くに来いとグズる。昼寝の最中も私がいるかちょくちょく目を覚まして確認しているみたいだし(いるのを確認するとまた寝る。いないと泣きながら起きる)、夜中も寝ぼけながら隣で私が寝ているかチョイチョイと触って確かめている。

ということで、私は寝不足だ。まなティもちゃんと眠れているんだろうか。私はもうバテバテなので、平日の朝と土日は相方にまなティのおっぱい以外の世話のすべてを託している。

それが、もう、よくやるのだ相方という男は。まなティの世話どころか、まなティをおぶって食器洗いだの、洗濯だの、せっせとこなす。その後ろ姿をヒーターの前に寝っころがって見ながら、つくづくこの男と結婚してよかったなぁと思う。よくもまあ、こんな男を発掘したもんだ、オーストラリアで、私は。末永く大事にしよう。

そんなこんなで、この土日はよく眠らせてもらったので、かなり復活できた。また明日からまなティの世話も引越しも仕事も頑張ろう。


つづく。


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・掲示板みたよ。
 官能小説なんて書いてたんだね〜〜。意外〜〜。
 掲載されるのは明日からかな。
 楽しみに読んでみるよ。
 『微笑の国』ってことは、タイがらみかな。

2006年06月15日(木)  人生で 一番ハードな 月がきた


生後6ヶ月19日目


忙しいときほど、仕事が入るの法則。

引越しまであと1ヶ月。完全に日本に引き上げるし、海外引越しだし、やることが多い。いや、多いというレベルじゃあない。いろんなものを解約したり、面倒な手続きをしたり、家具や電化製品を売ったりあげたり。その上、パスカリーナと赤子もおる。意識して深呼吸しないと、息をするのも忘れそうだ。

パスカリーナを日本に連れて帰る手続きがまた大変で、もうあまりの煩雑さに、ペット輸送代行業者に頼むことにしたんだが、最初から個人ではムリで、業者に頼むしか選択肢はなかったらしい。早めに電話しておいてよかった。

パスカリーナのこともそうだけど、もう金で解決できるのなら、面倒なことはできうる限り人に頼みたい。過労で乳が出なくなったりしたら大変だ。この引越しで大きな金が出て行くのでフトコロには北風が吹いているが、こうなりゃ身包み剥いで持っていけ! だ。節約よりさらなる生産を生む出費を! だ。張り切って仕事するぜ。

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最近のまなティ。

●体

 ・体重は7.8kgくらい。身長は測ってないけど、大きくなった感じがする。
 ・寝返りは右回転は自由自在で、左回転はしないなぁと思っていたら、さっきしていた。
 ・うつ伏せの状態でお尻をピコッと上げて後ろに進む。しゃくとり虫みたいに。
  目的のおもちゃを取ろうと動くと後ろに行ってしまうので、orz ←このポーズですぐ泣く。
 ・ときどき両手両膝で四つんばいになって、前後にユラユラ揺れている。
 ・座らせるとちょっとの間だったら一人でいられる。しばらくすると頭から崩れる→泣く。
 ・指先が器用になってきて、人差し指と親指でモノを摘むことが可能に(ちなみに右利き)。
 ・ひと時もじっとしていないので、オムツ替えは戦場。

●離乳食

 ・6ヶ月と4日目くらいからスタート。
 ・最初は重湯をあげてみたら、2口食べてあとは口を真一文字に閉じて開いてくれない。
  3日間やったが、嫌いみたいだ。私も食べてみたけど、私も嫌いだ。
 ・次にカボチャを蒸してすり潰して水でのばしたものを上げてみる。
  こっちは大好きみたいだ。
 ・ニンジンもカボチャと同じようにしてあげたら、
  ちょこっと変な顔をしたけど食べてくれた。
 ・その後、サツマイモもあげた。これも好き。
 ・デザートで試したのは、りんご、いちご、バナナの3つ。どれも好き。
 ・今のところ、単品野菜&果物という組み合わせにしている。
 ・ベビーフードも1回試した。りんごとプルーンの無添加オーガニックのやつ。
  結構すっぱいのに、好き。
 ・白砂糖不使用の赤ちゃん用せんべいを兄が買ってきてくれたので、
  試しにあげてみたら、上手に手で持って口で溶かして食べた。
  大好きみたいで、今や袋を見ただけで大興奮。
 ・白砂糖は幼稚園に上がるころまでできればあげないつもり。
 ・離乳食の時間は朝にした。昨日から相方が仕事に行く前に作って食べさせてくれる。
  相方曰く、おっぱいは私、離乳食はオレ。

●うんち

 ・離乳食を始めたら、便秘に。
  今まで3日便秘と5日便秘を経験した。
  便秘後のお通じはそらもうすごいことに。オムツを開けた瞬間ひるむ。
  ユルユルうんちが少し固まってきた。匂いも出てきた。

●表情

 ・笑顔がすごい。
  日本に帰った頃は、飛行機の乗客全員に笑いかける勢いで、
  日本に着いたらホームレスにまで笑いかけていた。
  今は、もう少し慎重になって、自分を見てる人にだけ笑うことを覚えた。
 ・コチョコチョとかすると、ゲチョゲチョと変な奇声を上げて笑う。
 ・目の表情に幅が出てきて、照れたり、イタズラっぽい表情を見せるように。
  アイコンタクトで意思疎通が可能になってきた。より人間らしく。

●睡眠

 ・夜7時〜8時には必ず寝てくれるようになった。
 ・夜泣きはない。
 ・ただ、夜中の授乳の回数が増えた。これも一種の夜泣きなのか。
 ・朝は5時半には起きていて、私が起きるのを今か今かと待っている。
  私が少しでも目を開くと、満面の笑みを浮かべてペシペシペシと私の顔をたたき始める。
  ときには髪を引っ張ったり。黙らせるために乳を出すと、
  私が寝ぼけているのをいいことに、2時間くらい乳を吸い放題。
  ちょっと遊んで乳を吸って、と乳天国を満喫している模様。

●おまけ(産後の私)

 ・例のスープ&玄米ダイエットを始めて、3.2kgも減った。
  運動はもうずっとしていないけど、赤さんとの生活はハードなので、
  筋力も妊娠前よりついて、おなかもだいぶへっこんだ。
  妊娠前の体重まであと少しだけど、引越しもあるしもっと減らせると思う。
  ダイエットしてる気もしないのに減っていくのが楽しい。
 ・だいぶ抜ける量は減ったけど、未だに髪の毛が抜ける。
  ただ、抜けたところからゴジャーっと生えてきて、
  オデコの生え際なんて、五分刈りかと思うほど変なことになっている。
  相方が毎日うらやましがるので、触らせてやる。
 ・カイロプラクティックで治した腰が、また痛い。戻ったか。
  日本に帰ったらもう一回行くことになるかも。


つづく。


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・ありがとう!

・お久しぶりです! 本当に寒くなってきましたよね〜。
 住むところとの出会いは縁ですよね。
 急に決まったので、人生ってわからんもんだ、と痛感しました。

・お久しぶりです!
 そうなんですよ、いくら住んでるところが素晴らしくよくても、
 やっぱり生活となると、いろいろと支障が出てくるもんです。
 リゾート地は旅行で行くからこそ意味がある、と思います。
 私も仕事を本格的にやっていきたいし、何よりも、
 何かあったときに、信頼できる複数の大人で子供を守れるように、
 というのもあって、決意しました。
 今は日本に帰るのが楽しみです。

2006年06月04日(日)  血迷って 背後に川岸 迫り来る


生後6ヶ月8日目


お久しぶりです。

5月20日にシドニーを出て1週間で戻るはずが、いまだに東京におるぞよ。相方の面接がうまくいって日本帰国が決まったので、急遽、これから住むところを確保すべく私とまなティだけ東京に残ったのだよ。

そして、なんとしたことか思いもよらぬことが→マンション購入(思い切りすぎたか!)。賃貸を探して探して物件を見まくったが、これというものに出合えず、目を肥やすためだけに偶然見に行った分譲マンションが気に入って誰にも渡したくなかったのだよ! あーそうさ、バカさ、バカさ。なんとでも言ってくれ。

ロ ー ン 地 獄 。うーん、大人の響き。とか言いつつ自分を慰めてみる。借金返済、ガンバル。ワタシモ、ハタラク。死ヌ気デ、ハタラク。アメニモマケズ、ヤリニモマケズ、ハタラク。コレゾマサニ、 背  水  ノ  陣 。

ぬをぉぉぉぉぉぉぉぉ!! やるぞ。

ということで、寝ます。1週間後くらいにシドニーに戻ります。そして、引越し準備をして日本帰国は7月半ばの見込み。

ちなみに、まなティは元気イッパイです。ジジババが取り合いしてマス。


つづく。

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