2002年09月30日(月)  神業を やってくれたよ アマゾンが



ななななんとっ!
アマゾンから本が届いたのです!


10日前に注文して、
5日前に、在庫切れの本があったらしく、
「発送が4〜6週間遅れる」
というメールが来てがっかりしていたところ、
なんと思いがけず今日届いたのでした!

海外への発送は4〜6週間かかるって書いてあって、
さらに4〜6週間も遅れるというから、
もう忘れたころにしか届かないとあきらめていたのに、
結局輸送に3日くらいしかかかってない計算なんですが。
なんなんでしょ、この早さは。


てことで、すっかり気をよくした、たまり@ウロンゴンは、
次の注文のために検索を始めたのでした。


つづく。


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2002年09月29日(日)  春うらら 何もしないを 楽しんで



10月14日からシドニーの語学学校に通うんですが、
ウロンゴンからシドニーへは、
家から駅までの徒歩も入れて、2時間くらいかかるので、
11月半ばに引越しするまでの1ヶ月間は、
シドニーに1人で住みます。

ということで、
ウロンゴンでの滞在は学校が始まるまでの2週間。
ハーブを植えたり、ケーキを焼いたり、
ホームページを更新したりして、
人間らしく、ゆっくり過ごそうかと思います。


つづく。


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2002年09月28日(土)  さようなら 涙を見せない 男の子



とうとう、寒村脱出に成功!
昼の飛行機でシドニーに到着しましたっ。


このヘンウッドファミリー(最後に滞在してたファミリー)とは、
これからも長い付き合いになりそうなので、
空港で別れる最後の瞬間まであんまり悲しくもなかったんですが、
いざ、飛行機に乗るという段階になって、
流れ出すほどではありませんでしたが、
やっぱりウルウルしてしまいました。

ホストマザーもホストファザーも目に涙をためて、
エレンは、わんわん泣きじゃくっている中、
お兄ちゃんネイソンくん(9歳)は、
泣いているところを見られないように、
走ってどこかに消えてしまい、
とうとう最後まで姿を見ることはありませんでした。

まだ小さくても男の子なのね。


ネイソンくんは折り紙を愛してやまない男の子で、
毎晩のように私の部屋で一緒に折り紙をしたので、

ホストマザー曰く、

「ネイソンはあなたを大切な友達だと思ってる」

エレン曰く、

「お兄ちゃんはたまりと結婚したいんだって」

という仲になっていたんでしょう。


小さな男の子ってなんてかわいいんでしょう。うるうる。



そんなこんな別れを経て、3度目のヴァージンに乗り込み、
人生始まって以来の揺れに合い、
本当にこのボロ飛行機は墜落するんじゃなかろかと
ゲロ吐きそうになるのを必死に抑えてフライトを楽しみました。

着陸の時なんて、車輪が地面についてるにもかかわらず、
いつまでもフラフラしていたので、
ヴァージンはいったいどこの国の払い下げ飛行機を安く買ったのか
なんて考えながら飛行機の外に出たら、
外は春一番のような突風が吹いておりました。

摂氏9℃の寒村から、26℃の南国に降り立った瞬間でした。


荷物をロッカーに預け、さっそくIKEAへ。

予想以上の巨大さ、素晴らしさで、しかも安くて、
いろんなものが欲しくなってしまいましたが、
トランク2つと、バックパックとコンピュータがロッカーで待ってるし、
電車で帰らなくてはいけないので、
前から欲しかったまな板を1枚買っただけで、
今回は眺めるだけにしました。

日本で言う西武のLOFTのような感じで、
家具から食器まで家の中のものはなんでもありました。

引越しをしたら、車で来ることにします。


彼を連れまわしちゃって悪いなと恐縮してたんですが、
彼は私なんかよりもっと楽しんでいた模様。
店内の賞品が全て紹介されている雑誌をもらってきたら、
それを食い入るように見て離さない彼がいました。


ベトナム料理を食べて、ウロンゴンへ。

これから学校が始まるまでの2週間、
彼の家に滞在です。


---

あ、そういや、
荷物を宅配便で送らず、全て飛行機に乗せたので、
20キロの制限を30キロオーバーして、
50ドル(3500円)取られました。

さすがヴァージン。しっかりしていらっしゃる。

手荷物も入れた私の荷物の総重量:61キロ



つづく。


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2002年09月27日(金)  さようなら 問題だらけの 寒村よ



死にかけてるので、箇条書きで失礼します。


・今日が学校最後の日でした

・学校で子どもたちがみんな抱きついてくるので、
 まともに歩けませんでした

・先生全員で休み時間にサプライズお別れ会を開いてくれました

・プレゼントと花束をいただきました

・ケーキには名前が!

・不覚にも泣いてしまいました

・銀行口座がサウスオーストラリアの銀行だったので、
 アカウントを閉じました

・荷物をパッキングしました
 
・2つのトランクのうち1つは、
 宅配便で彼の住むウロンゴンに送ります

・飛行機に乗せる方のトランクは10キロも重量オーバーしています

・私が乗るのはヴァージンなので、
 超過料金をきっかり取られることでしょう

・夕方ホストファザーがシドニーから帰ってきました

・夜はホストペアレンツと3人で高級インディアンレストランへ

・今、腹がはちきれそうです


・IELTSの点数は足りなかったけど、大学院3月入学をまだ諦めてません

・3月入学するための方法をいろいろ見つけ出しました

・10月から行く語学学校にオンラインで申し込みしました

・なんとしてでも大学院3月入学を果たしてみせます


そんなこんなで、明日はいよいよシドニーへ飛びます!


つづく。


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2002年09月26日(木)  疲れたよ 早く着陸 したいです



引越し準備で疲れ死にしそうなので、
一回休み。


つづく。


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2002年09月25日(水)  おおぜいの オトコを泣かせる 色オンナ



オトコを泣かせることにかけては、
右に出るものがいないというので巷で有名な、
たまり@寒村です。



ちょっと前に、小学4年生の男の子から、
メールでラブレターのようなものをもらいました。


「キミはステキだ。ボクもだよ」


と。

この男の子は私を学校内で見つけるたびに、
ちょっかいを出してくる元気な男の子なんです。

でも、今日の彼は違っていました。

顔を真っ赤にし、目に涙をためて、
うつむき加減で何も言いません。
話しかけるとかろうじて笑顔を見せるのですが、
すぐに引きつった顔に戻り、またうつむいてしまうのです。

彼にはメールを必ず送ることを約束しました。


家ではホストファミリーの上の男の子(ネイソン 9歳)が、
いたたまれない顔をしています。

暇さえあれば、私にしがみつき、

「行かないで!」

と、懇願し、
ベッドに入る頃にはシクシクと泣き出してしまうのです。

「クリスマスにまたここに来るよ」と言ってなだめています。


そんなこんなで、
人生始まって以来の大人気ぶりを博している、
たまり@寒村、寒村脱出まで、あと3日。
厳密には、2日半です。


---

IKEA(アイキア)というお店をご存知でしょうか。
(↑クリック!)

スウェーデンの「無■良品」といった趣の巨大生活雑貨屋さんなんですが、
「無■良品」よりももっとカラフルで、
どちらかと言うと「フランフラン」のような感じでしょうか。

世界各国に支店を持っているんですが、
日本にはまだ上陸していないようです。


で、ですね、
そのIKEAの大型店舗がシドニーにあるんですよ。
しかも2件も。

まだ一度も行ったことがないんですが、
今週の土曜日の昼にシドニーに着くや否や、
荷物をロッカーに預けて、彼とIKEAに向かう予定です。

もうすぐ私たちはシドニーに引っ越して、新生活を始めるので、
安くてかわいい生活雑貨をここで揃えようかと思っています。


雑貨屋が大好きな私は、土曜日が待ちきれません!

---

今日は兄の誕生日でした。
お誕生日おめでと〜。


つづく。


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2002年09月24日(火)  ふりかかる うん■の悪夢 ああ無情



今日はジェニングス先生のクラスと一緒に、
ジェニングス先生の所有するファームに行ってきました。

学校から車で20分ほどの丘の上にあるだだっ広い農場なんですが、
そこで、牛に餌をあげたり、魚釣りをしたり、
バーベキューをしたりしてのんびり過ごしました。


!!注意!!
ここから先は、お下劣極まりないので、
お下品路線が苦手! という人は、
この先は読んじゃダメ!



バーベキューも済み、焚き火の火が弱まってきたころ、
風も強くなって寒くなってきました。

食事後ということもあり、私は尿意を催したので、
トイレの場所を同じ班だったタイラという女の子に聞きました。

トイレはジェニングス先生の山小屋風別荘の中にあるとのこと。

タイラにそこまで案内してもらって、
私はトイレの中に入りました。
シャワールームも兼ねた広々としたトイレでした。
山小屋のトイレなので汚いのを予想していたんですが、
なかなか清潔なトイレでした。

しかし、安心したのもつかの間、
便器の蓋を開けると、そこには、
3つの丸いうん■が浮かんでいたのでした。

クラスの誰かがして流し忘れたのでしょうか。

私は水を流すことなく用を足しました。
オーストラリアの特に農場では水は貴重品なので、
あんまり水を無駄にしてはいけないという配慮からです。


用を足した後、水を流すボタンを押し、
水が流れるのを何の気なしに眺めていたら、
なんだか用を足す前からうっすらと感じていたいやな予感が、
現実のものとなっていました。

そう、水が貴重なだけあって、
トイレに一度に流れる水量が抑えてあるのです。

3つのうん■は水面でクルクル回転するばかりで、
全然流れて行こうとしません。

私はもう一度落ち着いて水が溜まるのを待ち、
水が溜まる音が消えるや否や、もう一度ボタンを押したのですが、
うん■たちは、私をあざ笑うかのように、クルクルと舞っています。

このままでは、私の後にトイレに入った子が、
私がうん□をし、流さずに出てきたと思うでしょう。
イタズラがこの世で一番好きな人種、小学5年生です。(←?)
その噂はまたたく間にクラス中に広まるに違いありません。

ひぃぃぃぃぃぃ。わたしがしたんじゃないのにぃぃぃぃぃ。
どどどど、どうにかしなくちゃぁぁぁぁ。


ここで私は作戦Bに脳の回路を切り替え、
洗面所で水をためて、
一気にトイレに流せるバケツのようなものを探すことにしました。

戸棚という戸棚を開け、
広いバスルーム内を物色したのですが、
水がたっぷり入りそうな容器はどこにも見当たりません。

あうあうあうあうあうあう。

梨のつぶて。
絶対絶命。
五里霧中。
なすすべなし。
万事休す。

と、無意味に今の自分を表す言葉を考えて、
現実逃避してみようとしても、
便器の中を覗くと3つのうん■様たちは、
プカプカ浮いて相変わらず微笑んでいるばかりです。


どうせ、外は子どもたちが騒いで遊んでるだけだ、
こそっと出て行って、混沌とした子どもたちの中に混ざれば、
誰も私がトイレにいたことなんて気づくまい。

と、私は最後の手段として、便器の蓋を閉め、
トイレを後にすることにしました。
(これが本当の「臭いものに蓋」)

トイレのドアをきっちり閉め、
さらに、山小屋の出口のドアノブに手をかけ、
ゆっくりと回し、外に出てみると…、


集合をかけられ集まった子どもたちが、
「農場を来たときと同じようにきれいにして帰ること」
について話すジェニングス先生の話を静かに聞き、
そこに突如現れた、
「汚物を放置して去ろうとしている」女の方をいっせいに振り向く瞬間でした。


◎×△◆&#@$●〜〜〜〜〜〜っ!!!


こういうときは、悪い状況はさらに続くものです。

話を終えたジェニングス先生は、
山小屋から出てきたばかりの私の方にスタスタと歩み寄り、

「山小屋の中に使った食器を戻すから手伝ってくれない?」

と。


あわわわわわわ。
やややや、やまごやに入っちゃいけません。
怪我しちゃうぞ〜〜〜。

私が全部やるから、ね、
ジェニングス先生はどうかリラックスしててください、ね?


あう〜〜〜〜〜、それでも入って行っちゃったよ、この人は。


私もマグカップを3つ持って、
ジェニングス先生の後を必死で追い、
トイレのドアを微妙にガードする位置に立ち、
山小屋内を整頓し、あちこちチェックしているジェニングス先生に、

「この写真は娘さんですか? きれいですねぇ。
 お、そしてこれは娘さんのボーイフレンド?
 え? 違う? 
 またまたぁ〜、先生がそう信じてるだけでしょ〜」

とかなんとか言いながら、
大汗かきかき必死でジェニングス先生の気を、
トイレの方に向けないようにしていました。

しかし、先生はここを離れる最終チェックをするのを止めません。
うん■とご対面するのも時間の問題です。

私はとうとういたたまれなくなって、

「マグカップここに置いときま〜す」

と言いつつ、その場を逃げ出したのでした。


その後、ジェニングス先生がうん■を発見したのかどうかは、
定かではありません。発見していたとしたら、
確実に私が産み落としたモノだと思うことでしょう。


神様、寒村滞在の最後にいい思い出をありがとうーーーーー。


つづく。


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2002年09月23日(月)  肩こった 目も血走って 疲労気味



相変わらず毎日夕飯を作っている、たまり@寒村です。

これってホームステイという滞在形態でアリですか?

---

プロミスリングって言うんでしょうか、
名前はよく知りませんが、
腕に自分で編んだ綿製ブレスレットをしているんです。
昔流行ったじゃないですか、プロミスリング。

先日、ちょっと温かい日に半そでを着てたんですが、
そのときに、隣の家の子にその腕輪を見られたんですよ。

そしたら、もう大変。
騒ぎはみるみるうちに広まって、
結局6本も注文が入ってしまいました。

で、早速、
一昨日シティーで7色ほど色を見つくろて、刺繍糸を買ってきて、
好きな色を3色子どもたちにそれぞれ選ばせて、
プロミスリングを作っているわけですが、
これが、1本作るのに1時間ほどかかる代物で、
なかなかどうして大変なんです。

子どもたちに人気のムラサキとピンクを中心に、
色を選んで買ってきたのですが、
これが大正解で子どもたちは大喜びなので、
肩こりにも負けずシコシコと作っているのであります。


ここでもファミリーの下の子エレン(5歳)は、
わがままぶりを発揮して大変です。

私は注文を最初に受けた隣の家の子のを最初に作っていたんですが、

「私のを最初に作れ」

とすごい形相で言って聞きません。
エレンの分が出来上がると、礼を言わずにひったくり、

「私のために、もう1つ作れ」

と言い始めます。
私が、

「みんなの分の糸がなくなっちゃうから、1人1本ずつだよ」

と言うと、
他の子のために作ったのをひったくり、
これは自分のだと言ってききません。


エレンは私が滞在したホストファミリーの子どもの中で、
ワースト1です。


あんまりワガママ言うと、
シ メ ち ゃ う ぞ。(氷の笑顔で)


つづく。


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2002年09月22日(日)  幾たびも 味わいつつも 慣れぬこと



寒村に戻ってきました。

アデレードの市内と寒村の気温は5℃くらい違うことが判明。
サウスオーストラリアに春がまだ来てないのかと思っていましたが、
春が来てないのは寒村のみの模様。

---

今日は、昼にシティーで待ち合わせをして、ラス先生の家族全員と、
昼食を食べ、近くの滝を見に行き、ワイナリーに試飲に行きました。


私のここでの滞在もあと残すところ1週間なんですが、
それを考えると、ついつい感慨に浸ってしまいます。

あんなにここでの生活をイヤがっていた私ですが、
ホストファミリーも学校の人たちもみんな親切で、
子どもたちはみんな私に慕ってくれていたので、
やっぱり寂しくなります。

そんなことを、今日、
ラス先生家族との楽しい思い出を1つ作りながら考えておりました。


私が過去に滞在した3件のホストファミリーに、
今日手紙を書きました。
誰も、私がここをこんなに早く離れると思っていないので、
手紙には「離れること」「離れる理由」「また必ず戻ってくること」を書きました。

「近くに住んでるんだからいつでも会えるや」と思っていると、
結局、会うチャンスを逃してしまいますね。


別れは本当に苦手です。


つづく。


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2002年09月21日(土)  だらだらと やることなくて ネットカフェ



今また昨日の中国人ネットカフェに3時間以上いるんですが、
中国人の叫び声にすっかり慣れてしまって、
うるさいと思わなくなってる、たまり@アデレードです。

いくらでも叫ぶがいい。

---

11時半起床。

5度寝くらいしました。
朝だらだらするのっていつぶりでしょうか。
ホストファミリーから開放されて、
自由気ままな学生のような気分を味わっております。


今日は買い物するつもりだったんですが、
土曜日は店という店が3時に閉まるのをすっかり忘れていて、
フードコートでのんきに寿司など食らっていたら、
店がどんどんシャッターを閉め始めるのでビックリしました。

結局買おうと思ってたものはほとんど手に入らず。
そして、明日は日曜なので、
中国人経営の店以外はほとんど休みなんですよね。
ま、焦って買わなくちゃいけないものなんて何もないので、
シドニーに行ってから買えばいいやって感じです。


昨日、アマゾンに注文したって書いたじゃないですか。
2万円以内におさえたとも。
実はちょっと姑息な手を使ったんです。

アマゾンのサイトに行って本を検索すると、
「24時間以内にお届け」とか「4〜14日以内にお届け」とか
そういう表示があるんですよ。
私の注文した本はほとんど「24時間以内」か「2〜3日以内」
ってやつだったんですが、
3冊だけ「4〜14日以内」の表示が出てたんですよ。

海外に本を送ってもらう場合、
4〜5週間くらいかかるので、
この「4〜14日以内」の表示がついてるやつは、
へたすると、7週間後に着くというわけで、
それじゃああまりにも遅すぎるので、
この3冊は買わないでいようかと思ったんですが、
どうしても欲しかった本だったので、

母親に送ってもらうことにしました。

つまり、母親が本の代金も送料も払うわけです。
しかも、その3冊のうち、1冊は辞書なんです。高いんです。

そんなこんなで、2万円以内で済んだというわけです。
ね? 姑息でしょ?


昨日、メールでこれこれこういう本を送ってくれって書いたら、
なんと、今日、「送りました」っていうメールが母から届きました。

で、できる。。。

母親が頼りになればなるほど、
頼っちゃいけない気になります。
でも結局頼っています。


一応どんな本を注文したか書きます。

 池澤 夏樹   『バビロンに行きて歌え』
         『南の島のティオ』

 重松 清    『流星ワゴン』

 江國 香織   『神様のボート』

 岸本 葉子   『女の分かれ目』

 田口 ランディ 『7 days in Bali』

 トールキン   『指輪物語 全9巻セット』

 川上 弘美   『センセイの鞄』

 角田 光代   『だれかのいとしいひと』

 中上 紀    『悪霊』

 グレゴリ青山  『ふたたびの旅。』

↑ここまでアマゾン。


 池澤 夏樹   『楽しい終末』
         『骨は珊瑚、眼は真珠』

 角川書店    『類語国語辞典』

↑この3冊は母親に送ってもらった。


全22冊です。
今からワクワクドキドキです。


さてと、そろそろ物騒な時間になってきたので、
ネット徘徊はいいかげん止めて、
ボロボロのホテルに戻ることにします。


つづく。


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2002年09月20日(金)  アデレード 淀みに淀んで 3時間



箇条書き系。


・シティー(アデレード)に来ています。

・中華街で夕食を食べました。

・久し振りの中華を食いすぎました。

・そして、すでにこうしてネットカフェに入り浸っています。ヒッキーです。

・てかね、中国人うるさいです。

・中国人経営のネットカフェです。

・その名も、「サイバーカフェ」。

・店内の100台ほどのパソコンはびっしり中国人で埋まっています。

・ブロードバンドなのか、ネットがやたら速いです。こんなのありですか?

・なんかダウンロードとかしまくりたい衝動にかられます。

・てかね、中国人うるさいス。

・みなさんヘッドホンをつけてゲームをしてるんですが、
 自分の声がでかいのに気づいてないス。

・隣の男も突然奇声をあげたりするので、びくっとします。

・パブの上の1泊30ドル(2,100円)の部屋に2泊します。

・明日は朝から買い物三昧です。

・でも、貧乏なので用心です。

・てかね、中国人うるさすぎます。

・なんだ? ここにいる人はみんな友達同士なのか?

・てか、うるさいっつーの。

・中国人が本当に「アイヤー!」って言うの知ってますか?

・ウルサイゾ。ゴルァァァ。

・ツルシアゲテ、グルグル回スゾ。

・グツグツ煮ルゾ。

・・・・・・・・・・

・もう3時間近くいるので、そろそろ出ます。

・では、また明日。


つづく。


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2002年09月19日(木)  なにもかも 日記のネタに なりにけり



あははははは。あははは。あは、あは。
あはははははははははは。あはは。

ハイ、みなさんもご一緒に。

あはは。あは。あは。あははははははははは。
あははははははは。あはははは。あはは。あは。

はーーーー。はーーーーーーー。



えっとですねぇ、この前のテストの結果が出ました…




ダメでした。
点数足りませんでした。




でも、実はあんまり悔しくないんです。
(日記でネタにするほどですから)
なんというか、あのテスト会場での有様から、
結果が想像できてたんで、心の準備ができていました。

それよりも、できなかったと思っていたリーディングが、
かなりいい点数だったので、プライドはなんとか保たれました。
(ということは何かがかなり悪かったということですが)

私の入りたかった大学院直結の準備コースには入れないので、
たぶん、その下のコースに11月から入ると思います。
なので、大学院入学は来年の3月のつもりだったのが、
7月になります。

考えてみれば、たったの4ヶ月の違いなので、
そうたいした差もない気がしてきました。



テスト結果を伝えるために、今日の夕方親に電話したんですが、
ホント、この歳になって親の偉大さをひしひしと感じます。
それに、あれほどまでに全面的に私を信じて、
強い支えになってくれる人間は親の他にはいないと思います。
(彼がこれを読んで怒るかしら)


特に母親のこの言葉が印象的でした。


母:「彼と一緒に住んで、化けの皮がはがれないようにしなさいよ
   その彼を逃したらもう後がないわよ、あんた」


私:「えっと、私、化けの皮とか最初からかぶってないんですけど…」

母:「お母さんがお金出してあげるから、買ってきなさい」


どこに売ってるんですか?


親は本当に偉大です。


つづく。


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2002年09月18日(水)  ヴァージンで 取るしかなかった 航空券



髪を短く切りましたがな。

訪問美容師さんを信頼してバッサリいってもらいましたがな。
日本でお願いしてたお気に入りの美容師さんには劣るけど、
16ドル(1,100円!)という破格値だし、
かなりすっきりしたので、文句は言わないことにします。

シドニーに引っ越したら、
ちょっとくらい値が張っても、
お気に入りの日本人美容師さんを探すことにします。


---

28日(土)の午前中に寒村を発つことにしました。


昨日、シドニー行きの片道航空券を予約しました。
なんと、あんなに毛嫌いしていた「ヴァージン」です。
(ヴァージン騒動については、5月31日と6月11日の日記参照)

今滞在中のホストファザーがカンタスのエンジニアだし、
ヴァージンはもう懲り懲りだったので、
絶対カンタスにするつもりだったんですが、
あまりの値段の差にすっかりひるんでしまいました。

この時期なぜか、カンタスはヴァージンの2倍くらいするんですよ。

まぁ、またネタ探しのためにも、
目を皿のようにしてフライトを楽しむことにします。


話が横道にそれましたが、
私の寒村での滞在期間は、あと11日ということになるんです。

でも、今週末は金曜から日曜の夕方まで、ファミリー全員が、
シドニーで単身滞在中のホストファザーに会いに行ってしまうので、
私は、アデレードの街中のバックパッカーあたりに、
一人で滞在して買い物三昧の予定なので、
ここでの滞在は今日も入れて、実質8晩なんです。


ここを離れるのが名残惜しいかと言われると、
かなり答えに苦しみます。

いつでも、しばらくいたところを離れるのは寂しいものです。
それはなんと言うか、条件反射のようなもので、
のど元すぎればすぐに忘れてしまう種類の寂しさです。

私は今滞在中のファミリーが、
今までのファミリーの中で一番過ごしやすくて好きなのですが、
下の子エレンのあまりの無礼な態度に、
かなり辟易してしまっているし、学校ももううんざりなので、
早くここを離れたいというのが本音です。


何度も書いてますが、
ホームステイってホント無理のある滞在形態だと思います。
赤の他人(しかも異国人)の家にいきなり入り込むんですから、
無理が生じて当たり前と言えば当たり前です。

シドニーに行って学校が始まっても、
すぐに彼と同棲するというわけではないので、
また滞在場所を探さなくてはいけないんですが、
ホームステイだけは避けようと思います。
もう、一生イヤですね。


つづく。


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2002年09月17日(火)  おまえらの 愛護精神 ウンザリだ  



アメリカ人は自分たちのことを「ナンバー1」だと思ってるとか、
イギリス人は閉鎖的で暗いとか、
イタリア人は女をくどくことしか考えてないとか、
オーストラリア人は時間にルーズだとか、

そんな、はたから見たお国柄ってあるじゃないですか。

日本はどんな風に言われてるか知ってますか?



「日本人は残酷だ」と言われてるそうです。



これは、
第二次世界大戦中に日本軍がやったことが原因らしいのですが、
そのほかにも大きく影響しているのが、


捕鯨と鯨を食べる習慣


なんです。


私はこっちに来て、本当にウンザリするくらい、
日本が捕鯨していたことに関して非難されました。

あるときなんて、

「日本人は鯨をまだ食べてるのか?」

と聞かれて、

「もう食べてないよ。スーパーとかに売ってないし」

と答えたら、

「それは日本人が全部捕ってしまったからいなくなったんだろっ」

とあからさまにイヤな言い方をされたこともあります。


というかですね、捕鯨に関して言わせてもらえば、
今でこそ禁止されていますが、
西洋諸国は日本なんか以上に大量に鯨を捕ってたの知ってます?
鯨の数が激減したのは、
西洋諸国の捕鯨のしかたに問題があったと本で読んだことがあります。

で、彼らはなんのために鯨を捕ってたかと言うと、
鯨の油が目的だったんです。
つまり、彼らは油だけ取ったら肉は捨ててしまっていたんです。

私が今いるところからそう離れていないビーチには、
昔捕鯨用の港だったところがあるんですが、
そこには、鯨の油を熱するのに使った真鍮の壺が、
未だに展示されています。


西洋人が「日本人は残酷だ」と言うのは、
鯨を捕っていたからというよりも、
鯨を「食べていた」からで、それがあまりにもインパクトが強くて、
日本人は鯨を捕る」というのが
西洋人の頭の中にこびりついてしまったんだと思います。

てかですよ、鯨を食べるために捕るのと、
油のために捕り、肉は捨てるのと、
どっちが残酷ですかね?

西洋人の動物愛護精神はどこか焦点がズレています。


鯨のほかに、オーストラリア人が大好きなのは、
イルカなんですが、
イルカを守るために底引き網で漁をしないことが、
彼らのモットーらしいんですよ。

で、私がそれを聞いたとき、

「イルカって絶滅の危機に瀕してるんだっけ?」

と尋ねたら、

「そんなこともないんじゃない」

と言うので、

「じゃあ、なんでそんなに必死でイルカを守ってるの?」

と訊くと、

「だって、イルカだよ?」

と、論点を見失った返答が返ってきました。

もしイルカが海底に住む醜い生き物だったら、
たとえ絶滅の危機に瀕していようとも、
誰も気兼ねなんてしないと思いますが。


あとオージーが大好きなペットは犬なんですが、
犬を食べる国ってあるじゃないですか。
中国とか韓国とかベトナムとか。

で、オーストラリア人は、
これらの国の犬を食べるという習慣も
当然のことながら忌み嫌ってるんですよ。

私が、

「でもそれは、オージーが牛を食べるのと
 なんら変わりはないんじゃない?」

と言うと、

「全然違う。牛は家畜だけど、犬は友達だ

と彼らは主張します。

それは人間様の側に立った勝手な価値観で、
家畜と判断された牛にはいい迷惑です。


私は猫が大好きで、猫は友達だと思っていますが、
中国人が猫を食べると知っても、自分は決して食べないけれど、
それはそれで、その国の文化なので、
しょうがないと冷静に頭の中で処理できます。

でも、彼らはどうしても感情論に流れてしまうらしく、
その習慣を非難するだけにとどまらず、
その習慣を持った国民を軽蔑します。
もし、中国や韓国に行って犬を食べて来たという西洋人がいたら、
その人は精神異常者扱いされるそうです。

私の知っているあるオージーの女性は、
中国人が犬や猫を平気で殺すと思って、
忌み嫌っていました。


どんな動物を食べるかということよりも、
植物だろうが動物だろうが、残さず食べるという精神の方が正当な気がしますが。
それが食物連鎖というものなんじゃないでしょうか。


オージーは馬も大好きなんです。
馬を刺身で食べたことがあるなんて口が裂けても言えません。


つづく。


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2002年09月16日(月)  ありがたや 生涯一度の 有名人



昨日の宣言通り、
雑誌を切り抜いたりして無駄に1日過ごしました。


夕方、ホストマザーが夕飯の買い物に行くというので、
一緒にスーパーについて行ったんですが、
なんせ、小さい町の唯一大きなスーパーなので、
夕飯時には町中の人がみんなそこに買い物に行くわけです。

で、お母さんと一緒の小学生がたくさんいるんですが、
私は日本語の教室で全校生徒約500人の世話をしているので、
スーパーにいる小学生全てが私のことを知っていることになり、
あちこちから声がかかって、大変です。

「あっ、たまりだ」

「ハロー! たまり!」

「ママーママー、たまりがいるよー!」

「ほらほらあそこだよ、たまりだよ」

「わ〜い! たまりだたまりだ!」


もはや珍獣扱いです。
この町のどの人よりも有名人で人気者です。


こんな設定、私の人生でもう2度とないことでしょう。


つづく。


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2002年09月15日(日)  テスト過ぎ 開放感を 味わいて



試験のことはなかなか落ち込んだんですが、
好きでやってることだし、
まだ不合格と決まったわけでもないし、
何かあったらすぐ落ち込むというのもつまらないので、
寒村での残り2週間という時間を楽しむことにしました。


テスト後によくありがちなんですが、
いつものくせで、何をやっていても、

「あ、勉強しなくちゃ」

と、焦ったような気分になっては、

「ああ、もうしなくていいんだっけ」

と、ものすごい開放感に満たされたりして、
久しぶりのテスト休み感を楽しんでいるところです。


そんな平和な日曜日だったんですが、
カンタスのエンジニアのホストファザーが、
3ヶ月の研修のためシドニーに旅立ちました。

そう、私とはもうお別れとなってしまうのです。

まぁ、私はこれからはシドニーに住むわけで、
会おうと思えばすぐに会えるし、
なんと、クリスマス休暇は私の彼とともにココに来て、、
このファミリーと一緒に過ごす予定なので、
最後の別れでもなんでもないんですが、

「きみは僕の一番おりこうな娘(むすめ)でした」

と言われて抱きしめられたときは、
不覚にも泣きそうになってしまいました。
(人間ができているので、人前では泣きません)


なんか、ここを去る2週間後の予行練習といった感じでした。


明日もガッコはお休みです。
雑誌を切り抜いたりして無駄に過ごそうかと思います。


つづく。


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2002年09月14日(土)  天敵は 自分の中に おりました



はぁ。おのれの弱さを知りました。
私なんぞは、まだまだ未熟者です。


各テストでの戦術とかしっかり考えて行ったんですが、
戦術なんて語るのは10万年ほど早かった、と。

戦術とかそういう次元に達する以前に、

緊張しすぎなんですよ、私。

今日の私の緊張っぷりは、
そんじょそこらでお目にかかれるものではありませんでした。
まったく呆れ果てました。


前夜からすっかりしっかりクダしていた私は、
夜中も何度も悪夢で目を覚まし、その度にトイレに駆け込み、
テスト会場では、顔面蒼白、
手足が死人のように冷たくなっているにもかかわらず、
じっとりと冷たい汗がにじんでいました。
(ちなみに今日のアデレードは28度のポカポカ陽気でした)

そしてテストが始まると、
プルプルと震える自分の手を全くコントロールできず、
文字という文字が波線になってしまい、
きちんと削って行った鉛筆を何本もボキボキ折っていました。

そんなこんなで、最初のリスニングテストと、
リーディングテストは頼みの綱だったにもかかわらず、
頭が真っ白、ボロボロでした。

全てのテストが終わるころには、
頭痛とともに、まるで熱があるかのような状態になり、
家に帰り着いたときは、ベッドに倒れこんだのは言うまでもありません。
いまだに軽いショック状態から立ち直れません。


私、本番に強いタイプなんです。
今まで試験とか面接でここまで緊張したことって1度もないんです。

今日の自分の緊張っぷりを見て、
何度でもやり直せた若いころとは違って、
私も「後がない」と潜在意識の中で感じ始めてるのかなぁと、
うすらぼんやりと考えたりしてみました。


結果は約2週間後です。
もうどうにでもなれです。


つづく。


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2002年09月13日(金)  やることは やったと信じて いざ出陣



今日って13日の金曜日なんですね。


明日試験が朝早いので、
あとちょっとだけ復習したら、もう寝ます。


おやすみなさい。


つづく。


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2002年09月12日(木)  誕生会 他人の屁の中 いる気持ち



今のファミリーの下の子エレン(4歳)は、
むちゃくちゃ性格が悪いんです。

小学校のクラスで一番意地悪だった女の子を想像してください。
それがエレンです。


今日はエレンの誕生日パーティがあったんですが、
お母さんが張り切りすぎちゃってて、
私の試験のことなんかすっかり忘れて、
朝っぱらから、


「さ〜、今日はパーティの日よ。ほらほら、準備するわよ〜!」


と、すごいテンションでした。

え? てか、私、
テスト2日前なんで、勉強したいんですが…。

ずっと前から今日のために色々計画し、手伝ってきたので、
もういいだろうと思っていたんですが、
有無を言わさぬ迫力に圧倒され、
しょうがないので、風船を膨らまし、部屋に装飾をほどこし、
昨日作っておいたケーキにデコレーションをし、
ナプキンを花とヨットの形に折り、掃除をし、
ゲームの賞品で使う細々としたプレゼントを包装しました。

2時に学校に行き、子どもに折り紙を教え、
帰ってきたら子どもたちがすでに来ていたので、
また子どもたちの世話です。


エレンはいつもかなり性格が悪いんですが、
主役気分の今日は本当にサイアクな性格の悪さでした。

自分が主役なのに、ゲームで1番じゃないのが気にいらない。
自分が主役なのに、他の子の賞品の方がいいのが気にいらない。
自分が主役なのに、私が他の子の相手をしてるのが気にいらない。

もう最後には手がつけられないほどになっていました。
私にまで暴言を吐き、私に蹴りを入れ、
子どもに対して温厚な私もしまいにはキレかけていました。

私が自分の時間を犠牲にして、
オマエの誕生日のためにどれだけ準備してきたと思ってるんだ〜〜〜!!


ええ、分かってますとも。相手は子ども。
でもね、他人の子どもほどムカツク生き物はいません。


こっちにこんなことわざがあるそうな。

「子どもはオナラみたいなもの」

 〜自分のものは我慢できるが他人のものは我慢できない



まさに。


つづく。


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2002年09月11日(水)  「アマゾン」は 今ゆいいつの お友達



今、幼稚園と小学校低学年(1・2年)が、
アートウイークというのをやっていて、
午後は、それぞれ小さなグループに分かれて、
なにかしら、アートなものを作ってるわけですが、

私は、今週の火〜金の午後2時〜3時まで、
おりがみを少人数の子どもに教えています。

私のところに来る子どもは毎日違う子どもです。
そのグループの中に、昨日ヘレイナという小1の女の子がいました。


その子は、とっても可愛いのですが、決して笑わず、無口で、
楽しんでるのかなんなのかわからない無表情な顔をして、
自分の作った折り紙のピンクのウサギを黙々と紫に塗っていました。
(すでにちょっと香ばしい)

2時半を過ぎたころ、彼女がポツリと、

「疲れた…」

と言うので、私はてっきり色を塗ることに疲れたのかと思って、
「色塗るの止めて、他の作ろうよ」と言おうとしたら、


「なんかもう、疲れちゃったのよね。
 昨日なんか弟が夜中の3時半に起きて叫びだすから、
 寝られやしなかったわ。
 彼、日増しにひどくなっていくのよね。
 彼の将来が心配だわ……。一昨日なんかね、………」



と、突然話し始めたと思ったら、
すでにノンストップモードに入っていました。
えっと、誤解のないようにもう一度書きますが、彼女小1です。

話し続けながら黙々とピンクのウサギを紫に塗る彼女の姿は、
完全に何かがのりうつっていました。


ひ〜ん。コワカッタヨ〜。


---

テストを3日後にひかえて、
私の意識は遠い日本の上空をさまよっています。
テストというターゲットに意識を集中できません。

それはなぜかと申すれば、
テストが終わったころに、アマゾ△ドットコムで、
日本の本をガッポリ注文しようと思っているからです。


日本で、活字中毒だった私が、
1ヶ月に平均20冊は本を読んでいた私が、
こっちに来てから8ヶ月の間に読んだ日本の本の冊数、


8冊


よく我慢してると思います。

で、テストも終わることだし、
準備コースの始まる11月頭まで自由な時間が少しあるし、
もうすぐ、アデレードジプシー生活からシドニー定住生活になるし、
本をどっちゃり買ってもいいのでは…
と、私の中でお許しが出たのであります。


予算は、手数料・送料込みで、2万円以内。
(手数料 一冊300円 送料 1200円)

と思っていたんですが、
今日リストアップした本の合計を計算したら、
とっくに4万円近かったです。


うううううう。。。。。

どうしても欲しいものだけ単行本で買い、
原則的には文庫本を買う予定なのですが、
これから大学院で必要になるであろう辞典2冊がかなりの出費です。

ちなみに、大まかな内訳は、

単行本:6冊
文庫本:19冊
辞典:2冊


あわわわわ。
減らさなくちゃ減らさなくちゃ。
このまま全部買わないように誰か止めてください。


本が届いたら、「読書の世界」復活しようと思います。


---

明日、エレンの5歳の誕生日パーティなので、
さっきケーキを焼きました。
明日の朝デコレーションします。


つづく。


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2002年09月10日(火)  カレーとは 黄金色の ユートピア



もうすぐ、ホストファミリーの下の子エレンの5歳の誕生日なんですが、
すでに誕生日プレゼントに黒い小ウサギちゃん(生)をもらっています。

エレンは喜んでいるんですが、
ウサギが噛んだり引っ掻いたりするんじゃないかと心配で、
あんまり可愛がってる様子ではないんです。

このウサギを愛して愛して止まないのは、エレンではなく、
ご存知、おバカなホストファザーなのです。

書斎で仕事をしているときも、ウサちゃんを机の上に乗せて離しません。
ウサちゃんが新しい行動を起こすと、

「お〜い、今ね今ね、こんなカッコウしてたんだぞぉ〜」

とリビングにいる私たちのところにわざわざ言いにきます。
そして、書斎からは絶えずウサちゃんに話かける声。
もし、電話がかかってこようものなら、誰かれかまわずウサギの話をします。

家族は半ば呆れ気味。


---

昨日の日記で「カレーに名前がない」と書いたのは、
あくまで家庭の中での話です。

もちろん、レストランではカレーにも名前がついているわけで、
まさか、ただ「カレー」とは書いてあるまいと思ったので、
どんな名前をつけているのかちょっくら好奇心が出てきて調べてみました。
(テスト4日前にやることとは思えません)


ロイヤルホスト
 
 ・ジャワ風ビーフカレー
 ・カシミールカレー
 ・夏野菜のカレー
 ・シュリンプカレー
 ・ヨーグルトチキンキーマカレー



できれば、地名なら地名、材料名なら材料名で揃えて欲しかったです。
でも、カレーの種類が5種類もあるし、
スパーシーなものを取り揃えているので、合格。(←何様?)


ジョナサン

 ・夏野菜とチキンのカレーズッキーニフライ添え



なっげ。
てか、「ズッキーニ」って言葉を書きたいだけちゃうんかっ
という魂胆が丸見えで、かわいいので合格。
ズッキーニってただのキュウリとナスの間の味のない野菜ですけどね。


ガスト

 ・辛口チキンカレーインド風



ガストにしては上出来なんじゃないですか?


すかいらーく

 ・ベイクドドライカレー



ドライカレーをさらに焼いちゃってるらしいです。
私の中でこれはカレーに入りません。これはピラフの仲間です。


デニーズ

 ・ビーフカレー



うわっ。きたっ。
やる気ないっす。

てかね、デニーズにはラーメンもあるんですが、その名も、

「ラーメン」

本当に、やる気あるんですかね。

てか、ファミレスでラーメン食べようっていう成人もどうかと思いますが。


そんな感じで、カレーリサーチ第一弾は終わったわけですが、
思わぬ発見もありました。

カレーは「ライトミール」ってカテゴリーに分けられるらしいです。


「ライト」……?
それはつまり、
「マグロご膳」と一緒に「カレー」も頼んじゃおっかなぁてな勢いですか?
まぁ、レストラン側がそう言うならいたしかたありません。
が……、


「夏野菜とチキンのカレーズッキーニフライ添え 1,069 kcal(!)」


「ライト」……!?


---

今週の木曜日がエレンの5歳のバースデイパーティで、
土曜がおにいちゃんネイソンの9歳のバースデイパーティです。


でも、私にとっては、今度の土曜は大事な試験の日なわけで、
私の頭では「土曜、試験」「土曜、試験」「土曜、試験」
と鳴り響いているのです。

今日もホストマザーに、

「土曜は晴れだって。気温も25度以上になるらしいわよ」

とうれしそうに言われて、

「よかった。特別な日だもんね」

と答えて微笑み合ったんですが、

後でよくよく考えてみたら、私の試験のことではないことに気づいて、
なんか心に隙間風が吹きました。


つづく。


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2002年09月09日(月)  カレーにも 名前を名乗る 権利あり



なんで日本のカレーの名前は、ただ「カレー」なんですか。


ほら、タイ料理のカレーは、
「グリーンカレー」だの「レッドカレー」だの
色で識別する大変分かりやすい名前があるじゃないですか。

インド料理のカレーは、
「マドラスカレー」とか「ボンベイカレー」とか、
地名から名前がつけられていたりします。

(もちろんこの両国のカレーの名前は、
 西洋人向けにつけられた名前であって、
 タイ人やインド人は別の名前で呼んでいると思います)

カレーの国ではない西洋でさえ、
「カリードビーフ」とか「カリードチキン」とか、
使う材料で名前を分けていたりするわけです。


日本の場合、

「今日のカレーはなあに?」

と聞かれたら、

「今日はク◇レカレーよ」

などと商品名で答えるしかありません。

中身が野菜だけだろうが、シーフードでリッチに仕上げようが、
日本人にとって、それは「カレー」でしかありません。

関西のカレーも九州のカレーも、「カレー」は「カレー」です。

ラーメンはあんなにたくさんのネーミングを欲しいままにしているのに、
ラーメンと同じくらいしっかりと日本に根付いているカレーは、
「カレー」という名前しか得ていないのです。



なんで私がこんなことで殺気立ってるかと言えば、
こっちに来て、日本のカレーに特別な英語名が必要だと
ひしひしと感じるからです。


例えば、

「日本料理作りたいんだけど、簡単で美味しいの何か紹介して」

と言われたとき、
私はカレーが最適だなと思うわけですよ。
日本料理の生臭さが思った以上に苦手な西洋人でも、
カレーならOKでしょうし、作るのもいたって簡単です。
それで、

「カレーかな」

と答えると、

「ん? 何カレー?」

「……ジャ、ジャパニーズカレー……」

「オッケー。ジャパニーズカレーだね。
 さっそく材料をマーケットで探してみるよ」

「……え〜っと、ジャパニーズカレーじゃ見つからないと思うけど」

「じゃ、何カレー?(イライラ)」

「……売ってるのはク◇レカレーかもしれないし、ボ△カレーかもしれない」

「何それ。どういう意味?」

「え〜っと…え〜っと…。とにかくパッケージにCurryって書いてあって、
 日本語が書いてあるやつを買えば大丈夫だと思う…」


という曖昧なアドバイスをするしかありません。


日本のカレーは世界のどこのカレーとも少し違った、
独自路線を行ってると思います。
そして、どこに出しても恥ずかしいくない立派なメインディッシュです。
特別な英語名があってもいいと思いませんか。

日本のカレーに特別な名前がないからこそ、
今まで世界の食卓で陽の目を見なかったんじゃないかと思います。
いや、絶対そうに違いありません。


これから、海外に輸出される可能性のあるカレーのパッケージには、
すべて、「Japanese Curry」という大きな冠をつけることに今決定しました。
これさえ守って頂ければ、あとはどんな商品名を日本語で書いてもいいことにします。

Japanese Curry ク◇レカレー」
Japanese Curry ボ△カレー」
Japanese Curry カレーの王子様」
Japanese Curry カレーマ○シェ」

「Curry」と「カレー」がかぶらないように、
日本名に「カレー」とつけない方が無難です。

参考:Lee 



もしかして、私がカレーファンなのバレちゃったかしら。


つづく。


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2002年09月08日(日)  耳掻いて 天に昇るを 知らずまま



【オースにないものシリーズ 〜02〜】

耳掻き


麺棒はあるんですが、耳掻きは存在すらも知りません。

耳掻きはアジアの習慣なんでしょう。たぶん。
ネパールには路上耳掘り屋さんがいました。


耳掻きの習慣がなければ、耳をほじくる行為は、
鼻をほじくることくらい嫌がられることかもしれない…

という懸念から、
愛用の耳掻きを机の上に出しっぱなしにしないように心がけてたんですが、
今日誤って机に上に出しているのをファミリーに見つかってしまいました。

当然のごとく、

「これ、なあに?」

と来るわけです。

こうなってしまっては、嘘をついてもしかたがありません。
ということで本当の用途を言いました。

「耳の中を掃除するものだよ」

と。
そしたら、案の定、

「うわ、汚ねっ」

という反応が返ってきました。
まぁ、その習慣がなければ、この反応もしょうがない気もします。


西洋人と一緒にお暮らしのあなた、
耳掻きの出しっぱなしに気をつけましょう。

そして、これから西洋に住む予定だというあなた、
耳掻きを数本持って行きましょう。めったに手に入りません。



でもですよ、西洋人というのは、
耳の中がもんのすごくかゆい時、どうするんですか。
我慢するんですか。

耳掻きがない生活なんて、私には考えられません。

あのまさに「痒い所に手が届いた」ときの感覚ときたら、
天にも昇る夢心地ですよ。
あの快感を一生知らないまんまなんて、
不幸としか言い様がありません。


つづく。


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2002年09月07日(土)  キティちゃん 聞き間違えて 三千里



今日は、ヘレン先生の代理の先生だったラス先生と、
その娘のメラニー(10歳)と一緒に、
アデレードのそばのビーチにランチに行ったわけですが、

私は今日のランチをスピーキングの練習に当てようと
密かに企んでたんです。

スピーキングのテストでは、試験者に色々質問されて、
それに対して「イエス」「ノー」だけではなくて、
その話を広げていくという能力を見せなくちゃいけません。

ラス先生とは4週間一緒に仕事してたんですが、
学校では授業の準備やらなんやらで忙しかったので、
あまり会話らしい会話をしていませんでした。

ラス先生は、今日のランチを利用して、
異国人の私に色々質問してくるはずです。

それを試験だと思って挑めばいいわけです。


で、結果として実際に色々質問されて、
私としてはありがたいほどに練習になったわけですが、
特に、メラニーがおしゃべりで、
ありとあらゆることを聞いてきてくれました。


メラニー(以下メ)は、セーラームーンハローキティが好きなんです。
で、私にその2つのことを話してくるわけです。


メ:「私はねぇ、セーラームーンが好きなんだよぉ。
   それって日本の漫画だよねぇ」

私:「そうだね。日本でも人気があったよ。

メ:「あとね、日本の物では、ハラキリが好きなんだ」


ハ? イマ ナント オッシャイマシタ?

ハラキリ? セップク? サムライ?

10歳の女子がまさかそんなものが好きなはずはあるまい。


私:「ハラキリってなあに?」

メ:「知らないの? 白くてぇ」


サムライが切腹をするとき、確かに白い着物をきてたはず。
でも、そんなはずは…。
なんか私の知らない新しいキャラなのか? それともお菓子の名前?
それにしては趣味の悪いネーミングだな。


私:「……(しかめっつらで考え込む)」

メ:「本当に知らないの?」

私:「ハラキリの本来の意味知ってる?」

メ:「本来の意味?」

私:「え〜っと…」

メ:「ハラキリのこと知らないなら、いいよ。他の話しよ」


めっちゃ気になる〜〜〜〜〜〜〜。


もちろん、「ハラキリ」とは「ハローキティ」のことです。白い猫です。
私はそれに気づくまで、3分くらい意味不明な受け答えをしていました。

てか、発音よすぎ。「ハラキリ」。


「切腹」と「キティちゃん」
こんな遠い聞き間違いもありません。


このナゾが解けたとき、あまりのアホさ加減に、
一人でニヤニヤしてしまいました。
そして、食事中何度も思い出して、ニヤニヤが止まりませんでした。


---

問題集にリスニングの問題が載ってるのですが、
それ用のテープが高くて買えなかった私に、
ホストマザーと友達のピーターが、
問題集のリスニング問題に準拠したテープを作ってくれました。

みんな本当に私に協力的で、泣けてきます。


つづく。


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2002年09月06日(金)  心臓が 口から飛び出る 緊張感



なんですか、もう9月6日なんですか?
テストまであと1週間しかないです。
なんか、胃がキリキリしてきました。

---

英語のテストの4項目(読み、書き、話し、聞き)の中で、
一番自信がないのが「書き」で、一番好きなのが「読み」なので、
この2つばかり勉強していて、
「聞き」「話し」の勉強を後回しにしてしまっていたので、
そろそろ始めようと重い腰を上げてみたらあら大変。
「リスニング」の後半部分が意外に難しいのを発見。

今までナメクサッテいました。

今日はラジカセにかじりつき、
何度聞いても意味が分からない部分を悶々としながら繰り返し聞いていたら、
本当に胃が痛くなってしまいました。


そうなると、心配な気持ちが他の部分にも飛び火して、

「頼みの綱のリーディングで決定的な単語が分からなくて、
 文章の意味が全然理解できなくなったらどうしよう…」とか、

ライティングで出される題材が、
 私の一切興味のない分野だったらどうしよう…」とか、

スピーキングテストの最初でつまづいて、
 それを最後まで引きずってしどろもどろになったらどうしよう…」とか、

考えない方がいいことまで考えてしまって、いけません。


でもリラックスしすぎると、もっとダメになってしまうので、
あと1週間の「気持ちの持って行き方」のバランスが非常にムズイ。


---

明日は、ヘレン先生の代理だったラス先生と、
アデレードの近くのビーチにランチに行ってリフレッシュしてきます。


つづく。


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2002年09月05日(木)  文面で 即効却下 斡旋会社



風邪のせいか、なんかものすごく疲れています。
それにともない気分も沈んでいます。
なんなんでしょ、この倦怠感は。

---

ところで、
学校の入学手続きを自分でするつもりだったんですが、
留学斡旋会社に頼んだ方が学費が安くなるという情報をいただいたので、
日本語の新聞に載っている留学斡旋会社に片っ端からメールしてみました。
その返事が今日片っ端から届いていました。

結果は、
大学院に入ることが前提のコースは値引きされないらしいっす。

これは、しょうがないですね。



商売の性質上そうならざるを得ないのかもしれませんが、
斡旋会社というものは、なんでどこもこうガッツイてるんですかね。

私は「学費が安くなるか」ってことだけ知りたくてメールしたんですよ。
それなのに、斡旋会社という斡旋会社がそろいもそろってこのザマですよ。


>D.E.E.P.へ入学する際の条件として、IELTSの6.0というのがありますが、
>もしたまりさんのIELTSのスコアが6,0に満たさなかった場合には、
>何箇所かIELTSで良い語学学校がシドニーにありますので、
>そちらの学校の紹介をさせて頂きたいと思っておりますので、
>たまりさんの現在でのIELTSスコア等、詳細を教えて頂けないでしょうか?



いやですよ。絶対教えません。
勝手に不吉な仮定をして、会社の息のかかった学校なんて紹介しないでください。


>その他、こちらでは携帯電話のレンタル、インターネット、旅行相談等、
>お手伝いさせて頂きますので是非ご気軽にお越し下さい。



インターネットのお手伝いってどういう意味ですか?
お気軽になんか絶対行きません。


>日本語教師アシスタントとしてSA州での体験はいかがですか?
>IELTS受験、成功をお祈りします!!



ビジネス用のメールにエクスクラメーションマーク(→!)を使うな。


>それより、IELTS 6.0とれるといいですね。
>DEEP Courseの場合、Writingが最低 6.0取れないと、
>総合が6.0以上でも入れませんのでがんばって下さい。



「オマエは大学院に簡単に入れると勘違いしてないか?」
という思惑が見え隠れしていて、全くイヤな感じです。


もうね、余計なことは一つも言うな、と。


中には、私の知りたいことには一切答えず、
勝手に、「これとこれとこれを送って」てな感じで話を進めてるところもありました。
読解力ないんですか?
焦らなくていいですよ。少なくとも、あんたのところには頼まないから。


他にも、私の名前を間違えてるところもあったりして、お話になりません。

あとですね、宛名を下の名前で書くのってどうなんですか?
なれなれしくて、私は非常に不愉快なんですけど。

同じくメールの最後に、
自分の名前を下の名前でしかもひらがなで書いてくる会社って、
絶対信用できません。
これとか↓


>メールお待ちしております。

>みわこ



夜のお店ですか?


お金が絡む関係でなれなれしいのって、私ダメなんですよね。
よく洋服屋とかで、タメ口の店員とかっているじゃないですか。

「あ〜それねぇ、ちょ〜かわいいよねぇ。
 私も発売と同時に買っちゃったんだけどぉ〜、
 ちょ〜ヘビーローテーションで着てるよぉ〜。
 てかさ〜、履いてる靴かわいくな〜い?」

とか。
オマエは私の友達か、と。
オマエは勤務中じゃないのか、と。


旅行会社&斡旋会社にもこんな人多いんです。

なんなんですか?
ビジネスでこんなことがまかり通るんですか?
みなさんは不愉快にならないんですか?
それとも不愉快なのを隠してるんですか?


---

そんなこんなでプリプリしている、たまり@寒村は、
今日はファミリーにお寿司を作って振る舞いました。


つづく。


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2002年09月04日(水)  鼻をかみ 意外な幸運 舞い込んで



らららら〜♪ららら〜ん♪

珍しくいきなりポジティブな日記の始まりかたで、
こんばんは。

たまり@寒村です。

---

風邪がよくならないんですよ。
熱とかはないんですが、鼻とのどがよろしくない。

で、今日の日本語の授業中、鼻をかみまくっていたら、
ヘレン先生が、

「テストはいつなの?」

と聞いてきました。

「来週の土曜日」

と私が答えると、


「テストが終わるまで学校に来なくていいわよ。
 家でたくさん寝て、たくさん勉強しなさい」



と。


ワーーーイ。ワーーーイ。
もちろん、お言葉に甘えてそうさせていただきます〜。


と天にも昇る気持ちで大喜びしたところで、ふと、
この前教頭先生に頼まれた折り紙の授業が来週毎日あるのを思い出し、
奈落の底へ急降下。

でも、その仕事は午後2時〜3時だけなので、
その時間だけ学校にいればいいんですけどね。
でも、その場合誰も学校まで送ってくれないので、
バス or 徒歩になるんですが。しょうがない。


ここまでみんなにサポートされている以上、
合格しないわけにはいかない空気が満ちてきました。
オロオロ。


つづく。


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2002年09月03日(火)  7ヶ月 放置されてた アナーキー



いかなる政府の陰謀か、
はたまた、大いなる宇宙の意志か、

滞在期間中にホストファミリーの子どもの誕生日が
必ず存在するのです。


私は今のホストファミリーが4件目ですが、
4件中4件のファミリーで、子どもの誕生日を祝いました。

しかも今回は2人ともです。しかも今月中に。

今日は、買ってきたプレゼントにしこしこと
ラッピング作業をほどこした、哀愁のたまり@寒村です。


---

髪切りました。そろえる程度ですが。


実は髪を切るの7ヶ月ぶりなんです。
日本を出てから1回も切っていないという計算です。

だって、恐いんですよぉ〜、ものすごく。


ご存知でしたか?
西洋人にアジア人の髪を切らせると悲惨なことになるのを。

彼らやわらかい髪の人種は、私たちの硬い髪の扱い方をよく知りません。
なので、こっちでパーマをかけるなんてもってのほかです。

子門真人(空前絶後の大ヒット曲『およげタイヤキくん』の歌手)
になってしまいます。
「むぁ〜いに〜ち、むぁ〜いに〜ち、ぶぉくらはてっぱんのぉ〜」
と歌い出さなくてならなくなります。

たとえ、パーマをかけなかったとしても、
かまやつひろしか大木凡人になるのがオチです。


アジア人の髪の質に対する知識の欠如とともにあって、
もっともタチが悪いのが、

「アジア人は個性的な髪型であるべき」

といった、西洋人の歪んだアジア人観です。

髪の色は黒であるべき。
前髪は眉毛の線で、しっかり切りそろえるべき。
後ろの髪もレイヤーなんて入れずパッツリ切るべき。

ほ〜ら、凡ちゃんのできあがりだ。


そんな噂を耳にしていたので、
美容院なんて入る勇気全くありませんでした。

シドニーに行けば、日本人経営の美容院もたくさんあるので、
シドニーに引っ越すまでの辛抱だと思い、
メデューサのごとくにょきにょき伸びる髪を保留し続け、
気づけば無法地帯、アナーキーと化していました。


で、ですね、
そんな私にどんな経緯で髪を切る機会が訪れたかと言うと、

オーストラリアでは、訪問美容師さんというのがいてですね、
道具をいっさいがっさい持って、家に髪を切りに来てくれるのです。
自分の店を持ったり、どこかに雇われることなく、
人の家に約束の日にやってきて、髪を切る美容師さんたちです。

今日は、その人が子どもたちの髪を切りにこの家に来たので、
私も思い切って切ってもらうことにしたのです。


結果、まずまずのできでした。しかも安い。
まぁ、毛先をそろえる程度だったので、安いのも当然ですが、

16ドル(1100円)でした。(←は?)


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美容師さんが帰った後、
1日外で仕事をしていて疲れたホストマザーが、一言

「疲れた〜。夕飯作る気しな〜い」

と、恐るべき意味がこもったセリフをのたまったので、

「じゃ、私が作るから、リラックスしてて」

と条件反射的に口が滑ってしまいました。
私も1日仕事してきたんですがね。
ヘビに睨まれたカエルとはこのことです。


まぁ、料理をするのは嫌いじゃないので、
夕飯を作ることは別にいいんですが、
材料がなんにもないんですよ。この家は。

冷蔵庫を開き、夕飯の材料になりそうなものを物色し、
うんうんうなって考えた挙句、思いついたのはカレーでした。

ええ、そうですとも、
この前の土曜に作ったばかりの日本のカレーですとも。


この前のカレールーの残りの半分を使うので、
この前のカレーと少しでも違った味を出すために、
前回は、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、鶏肉だったところを、
今回は、マッシュルーム、トマト、玉ねぎ、鶏肉にしてみました。

日本米を炊き、立派なサラダもこしらえて、
カレーにサワークリームなんぞ添えたりして、
結局、言うことなしの夕飯ができあがりました。


私は家で親を助けず、こんなところで何をしているのか、
という疑問をひしひしと感じる今日この頃。


つづく。


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2002年09月02日(月)  かぐわしき ある春の夜の おたわむれ



今日は、ここぞとばかりに昼まで寝てやりました。
お蔭で風邪はずいぶんよくなったような。

明日からまた学校です。うげぇ。

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私が今滞在している家のホストマザーは、
自分のやり方、自分の意見をはっきり持った、
ずいぶん頭のキレルしっかりした女性です。


生まれも育ちもイギリス南西部で、
厳格な由緒正しきお嬢様女子校に通い、
ときにはハメを外すこともありましたが、
基本的には母親の言いつけをよく守り、成績も優秀でした。

大学では、秘書になるための訓練を受け、
大学卒業とともに、22歳でオーストラリアに渡り、
昼間はアルバイトをこなしながら、
アデレードの大学の大学院の夜学に通いました。

そんなとき、
23歳で今のホストファザーと出会い、24歳で結婚。
27歳で長男を出産。31歳で長女を出産。

今では立派な家を所有し、
片手間に英語の教師をしながら、
家族4人と犬1匹で何不自由なく暮らしています。


家族が快適に生活できるように、
きれい好きの彼女は常に家の中を整頓し、磨き、
育ち盛りの子どもが汚してくる洋服を、毎日洗濯します。

西洋人には珍しく、彼女は太る体質を持っておらず、
背は高くないものの、スマートで自分の見せ方をよく知っているので、
いつも彼女のイメージにぴったり合ったセンスのよい洋服を身につけ、
背筋を伸ばしてさっそうと歩く姿は、誰もがうらやむところです。


そんな彼女が今日の夜、書斎にこもって、コンピュータに向かい、
なにやら仕事で使う資料を作っていました。

この家の書斎のリビングへ続く出入り口にはドアがありません。
リビングから彼女の熱心に仕事する姿が見えるわけです。

リビングでくつろいでいた私が、
偶然なんの気なしに彼女の方に顔を向けたとき、
机に向かって椅子に座る彼女が少し動くのが見えました。


彼女は、ほんの少し片尻を上げたかと思ったら、いきなり、

ブーーーーーーーーーーーーーーーッ


びっくりしました。

それは、まぎれもなく、屁でした。
彼女はなんの躊躇もなく放屁したのでした。


次の瞬間、はっと私の方を振り返り、
しばらく無表情で私の顔を見つめたのち、
彼女の顔はいきなりカァっと真っ赤に変わり、恥ずかしそうに、

「ごめん。あまりに仕事に熱中しすぎて、無意識にしちゃった」

と。

私はあまりの気まずさに、
ただただ笑い続けることしかできませんでした。


そんな風の強い春の夜のできごと。


つづく。


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2002年09月01日(日)  春うらら 私は何を する人ぞ



今日から9月です。
オーストラリアではやっと春が始まります。

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今日は最高気温が22℃になるということなので、
午前中からホストファミリーと一緒に、ピクニックがてら、
アデレードの植物園に行きました。

サンサンと降り注ぐ春の匂いのする太陽、
すっかりグリーンになっている芝生、
サワサワとさわやかに風にそよぐ新緑の木々、
美味しい私のお手製サンドイッチ、
折り紙で作ってあげた紙飛行機で嬉々として遊ぶ子どもたち、
川辺にゆったりと浮かぶ遊覧船、
その横をのんきに通りすぎる水鳥たち、

何もかもが平和で牧歌的で、
みんながそれぞれに春の訪れを喜んでいました。


私を除いて。


風邪が完全にぶり返してしまったんですよぉ。

鼻、目、のどの奥が全てつながっていると
感知できるほどにヒリヒリする咽喉部、
鼻のかみすぎで皮が赤くなっている小鼻、
脈を打つたびにドクドク言うコメカミ、
頭皮も含めた全身の皮膚に出ているであろう鳥肌、
鼻が全く機能していないためだらしなく開いた口、

全てがただただ悲惨で、
「ベッドに横になりて〜」という気持ちでいっぱいでした。

春の訪れを物語って余すところない太陽も、
私には、拷問以外の何物でもありません。


私の悪い習性として、
楽しい計画で異常に盛り上がっている人たちに、
水を注すようなことができないので、
カバンの中の箱ティッシュで頻繁に鼻をかみながらも、
(ポケットティッシュは高価なもんで、
 カバンに箱ティッシュを突っ込んでいきました。
 ええ、あのでかい箱ティッシュですとも)

「鼻がちょっと出るんだよねぇ。
 でも、大丈夫。全く問題なし。
 そんなことより、新緑が気持ちいいねぇ。
 今日は私をここに連れて来てくれて本当にありがとう!!」

という笑顔をひたすらホストファミリーの方に向けていました。


それだけでは飽き足らず、
植物園で立ち寄ったオープンカフェでは、
全く食欲がないにもかかわらず、

私:「カプチーノと、えっと、ケーキも頼んじゃおうかなぁ」

家族:「さっきお昼ごはん食べたばっかりじゃない」

私:「だって、春はお腹が空くんだよ」

家族:「もう、たまりったら本当に食いしん坊さんだなぁ」

私:「えへへ」

という意味不明な演技までして、
無理に脳天直撃の激甘ケーキを口に押し込み、
ホストファミリーの楽しいムードに加担する始末。


バカバカバカ、たまりのバカ。


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鼻が詰まっているのに鼻水が出るってどういうことですか?

気がつくと、
かろうじて表面張力で垂れるのをまぬがれている鼻水が
鼻の穴からこんもりと「こんにちは」していました。

こういうときは、吸うこともできなければ、
鼻をかんで外に出すこともできないので、
ティッシュを常に手に持っていなくてはならなくて、
本当に気が滅入ります。


明日は月曜、お休みを勝ち取った日です。
昼まで寝ていることにします。


つづく。


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