何で人は独りで生きられないんだろう
求めるべくでなく得ても充足を得られないと わかっていながら何で求めるんだろう
この飢餓渇望羨望虚無はどこから来るんだろう
なんで涙が流れるんだよ
2002年11月27日(水) |
knock knock knock |
不意な言葉
堰を溢れる想い
枯れてはいなかった涙
繰り返される記憶
君の中にあの人を見てしまった
喜びに感動しながらも
過去も蘇った
張りがなくなり 伸びきってしまう事も 緊張に凝る事もなくなるが
音を紡げなくなったよ
君が僕の事好きな事を 君があまり僕を好きでない事も 君が僕に興味の無い事を 君に僕が心奪われている事も 君は僕とは相容れないものだと 君との語らいはとても有意義な事を 君の瞳には違う人が映っている事も 君の事僕がなんでか気になるのか理由は無い事を 君だけを見ていて欲しい事を 君が疲れている事を 君が満足している事を 君が望んでいる事を 君が僕を知らない事を 僕も君を知らない事も
何も知らない事を
知ってる
この曇った眼に君の姿を
瞳に映る僕は少しはましに見えるだろうか
鏡の中の僕の瞳の中には何も映っていない
光すら射さぬこの部屋で何の花が咲くのか? 光に気づかず芽を踏んではいないか?
ノックの音に耳を閉ざしてはいないか? 訪れ去る足音に一喜一憂するのはなんでだ?
一人自分を抱きしめる どうやら ぬくもりを感じられる神経は持ち合わせているようだ
どうして一つで満足しないのだろうか なぜに求めてしまうのか
それは僕のonlyoneでは無かったの? 僕は何を抱いていたの?
君は誰だったの? だれもいなかったの?
僕は何を見ているの?
四季が巡りまたこの季節が
頬は寒さで赤味が増し 吐く息は白く白く 澄んだ闇はただ深く身を包み込み 冷気は着込んだ衣類をものともせず 体から熱を奪っていく
自分と肉を意識し 周りと独りを存分に味わう
眠りが心地よい季節が来ました
不意に襲われる感情 心は言う事を聞かず 落ち着こうとする自分と 崩れゆく自分
いや まともな自分は存在せず すでに何かにはまり、もがいているのか
心は常軌を逸しても 体は普段のルーチンを繰り返す
もう一人の自分が冷静に 体を生かすために働き出す
君は? 俺は?
いつからか心など無く この感情でさえ ただの生きるためだけの思考か
誰に生かされているのか 誰?
誰でもなく 欲求が ただ感情を行動を支配する
思われることを望むのは やめよう
期待をかけるのも やめよう
これはただの禁断症状
しばらくすれば慣れる
壊れるわけでも狂うわけでもない 解放され自由になるだけ 一人で歩けるようになるだけ
夢の中で追われるようにビル内を走る ゴム底の靴はリノリウムの床をしっかり噛み 疲れを知らない太ももは無駄な動きなど一切無く 僕の体を加速しつづける
突風が吹いているが頬に感じる事は無く 視界もクリアー 前方の一点を見つめつつも 俯瞰からの視界が現在地を把握させる
階段を飛び降り下へ下へ
体重は軽く遠心力を持つくらいにしか軽くなく アゴが床に着くかと思わんばかりの前傾姿勢は じきに体を意識させる事が無くなり ただひたすらに前方の一点 のみを意識させる
視界の中心だけがはっきりし 周辺は流れる線に
まっすぐ全力で 走りつづける
ただ前に向かう意識のみ
これからも多分僕は移り気なのだろう 一番大事にしたい人がいながらも
他の人も好きでい続ける
リスク回避? 振られる事のダメージを恐れて キープを作っているのかもしれない
最悪だな
どこをどう大事にしているというんだ
OK
めいっぱいの嘘吐きでいよう
自分を殺し 求めるそぶりを見せずに求めよう
さらけ出して離れるのなら 道化に徹しよう
目を離せないように 踊り続けよう
ちっとばかし結果を焦ったのかな なんか疲れちゃったや
結果なんてどこ行ったって見えやしない ただひたすらこの道を走るだけさ
たまにだれかそばにいたりするけど 最後には一人に
このレールから外れる事は出来ないし 誰かが入ってくることも無い
疲れたわけではないんだろうけど 今はちょっと立ち止まっていたい
走ってる時には気づかなかった 風や 景色や 自分
違う感じに少しは見れているかも
時間は絶対だ ただ相対的に変わったりするだけ
歯車を少し休めるよ
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