今日もガサゴソ
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小学生になったとき 父が与えてくれた二冊の童話集を今でも 大事に持っています。
あかね書房 おもちゃの童話集 と 夢の童話集
一番好きだった物語が おもちゃの童話集のなかの 「ちいさいともだち」でした。
川の岸辺で遊び相手もなくさみしいターポンという 小さな男の子がガラクタおもちゃととりかえっこした 犬のぬいぐるみにパイルウという名前を付けて 愛するお話です。
出典は「中国の童話より」とだけ書かれています。
犬のぬいぐるみを愛していて 犬が大好きだった私は この物語がとてもリアルに感じられて 自分がターポンになって パイルウを抱いて川のほとりに立っているような気がしていました。
犬に名前を付けるとき 真っ先に浮かぶのは パイルウという名前です。 家族に「何故だ」と聞かれると うまく説明できず しどろもどろで いまだにパイルウという名前の犬を飼ったことはないのですが。
一番最初に手に入れたキルトの本の 後ろの方に Jinny Beyer という人が制作したという 「Ray of Light」というタイトルの キルトが載っていました。
モノクロの写真でしたが 胸ぐらを掴まれたような気がしました。 それまでイメージしてものとは 明らかに違うキルトでした。
布の選び方、色の見極め方、布柄の使い方
オーソドックスなパターンを使っているのに 非凡なキルトが出来上がる不思議。
Karen Stone という人の 「New York Beauty」を見たときも 仰天してしまいました。 キルトのTV番組でしたが、再放送の時にしっかり録画して 何度も何度も観ました。
美しいと感じるのは何故なのか そのような美しさを この手で生み出すための手がかりが そこにありそうな気がしてひたすら 眺め続けています。
これまで 意外に慎重派のチビ助は ジャングルジムが大好きだけれど ドンドン高く登ることはしませんでした。
しばらくはジャングルジムの中の迷路のような 通路を歩き回って楽しんでいました。
それからまたしばらくは 一番下の一段を登って満足していました。
幼稚園に遊びに行くようになって ちょっと小振りのジャングルジムに とりついたところ スイスイ登ることができるのを知ったらしく いつもの公園のジャングルジムでも より高い段に挑むようになりました。
見ているうちに つい懐かしくなって 犬をつないで 私も登ってみました。
一番高いところに腰かけて 公園を見回すと いつもとは視点が変わって新鮮な感じ。 お池を渡ってくる風も なんだかいつもより透明な気がしました。
つられてチビ助も最上段まで登ってきました。 まだ腰かけてくつろぐことはできないようですが いつか 二人でならんで座って 沈んでいく夕日を眺めようね。
楽しみだな。
もう、四年もほったらかしの庭ではあるが 巨大な円柱をなしている モッコウバラだけは守りたいと 思うのです。
これまでは、やたらつるが伸びる以外に 困ったことはなかったのに 最近どうも葉っぱが囓られているなと 点検したら ぞっとするほど たくさんの毛虫が 可愛い葉っぱを食い散らして居るではないか!
雨が上がるのを待って 泣きながら 割り箸でつまんで駆除につとめました。 相当頑張ってから 薬を噴霧して様子をみました。
チビ助は 絵本の影響で
あおむしはまだまだおなかがすいています
とか騒いでいるのですが、 虫をいじめるなと叱る母が はえ叩きを振り回すとか 毛虫をやつっける矛盾をしつこく突いてきます。
え〜ん
昨夜は、パッチワークの大作のボーダーという 縁まわりを縫っていました。
長い辺が一本出来ていて、 短い辺が半分出来たので 直角にあわせて 本体との調和を確認したいと思っていました。
ボーダー部分を パソコンソフトを使って 簡単なデザインと配色を決めたので ちょっと緊張しています。 なにしろ初めてなので。
深夜1時、さあ、並べてみようと思ったら 出来上がっていたはずの 長い辺がどこにもないのです。
私にしては珍しく 早く横になりたかったのです。 朝までたっぷり眠れたら 低血圧でどす黒い午前中を過ごさなくてもすむのです。
ちくしょう、やられた、と お下品な言葉が出てきました。
階下も探しました。 押入もゴミ箱もトイレのタンクの中も覗きました。 押入も点検して、引き出しという引き出しはすべて 調べました。 玄関収納も納戸もソファの下も、 亭主と子供が眠っている部屋以外は大体調べ尽くしました。
二階の窓から落とされた可能性も捨てきれず 三時まで探しましたが、そこであきらめることにしました。 気になって四時半まで眠れませんでした。
気になって他のことが手に付かなくなるので 捜し物は大嫌いです。 捜し物をしなくてもすむように そこら中をかき回して毎日くらしているようなものです。
貴重な縫い物のための時間を捜し物に奪われるのは 本当に辛いです。
朝、家中の窓の下を点検して やっぱりなくって メソメソ泣き出したい気持ちでした。
そのうち 起きてきたチビ助に聞いてみました。
おかあさんのチクチクの長いの知らない?これの長いの かくれんぼしたよ どこにかくれたの? いやだよ、おかあさん、おこるもの おこらないよ、おしえてよ う〜ん どこ? うえ じゃ、二階行ってみようか いやだよ、だっこだっこ、おっぱい、おっぱ〜いさわるううう
のらりくらり答えをはぐらかすチビ助め、 とうとう書庫の奥のデットスペースのゴミ缶に押し込んであった パッチワークのボーダーを引っ張り出しました。 長いものを収納するために置いてある缶なので さほど汚れはしなかったけれど 奪われた睡眠と切実な時間を思って へなへなと崩れそうでした。
睡眠不足で 低血圧でなかったら ゴジラみたいに炎をはき出したよ、きっと。
チビ助が かくれんぼと称して色々なモノを隠して騒動が頻発しています。
先日は、真夜中に パッチワークの布あわせの具合を点検するための 縮小レンズがなくなっていました。 人差し指の先ほどの小さなレンズですが ないとなると気になって仕方がないので 片づけをしながら1時間半かかって発見しました。 大切な縫い物の時間を奪われたショックは大きいのですが 少し作業場が片付いたので許す。 レンズは使っていないワープロのプリンターの上に鎮座していました。 覆い布で見えませんでした。
次に騒ぎになったのは クルマのキーです。 出勤しようとした亭主が玄関でパニック! ふらふらと寝室から出てきたチビ助に 「クルマの鍵、知ってる?」と聞くと 「ああ、あれね」とか 尊大な態度で玄関収納の大きい扉をあけ、 冬物の帽子や手袋の入った箱の底から 鍵を取り出してくれました。 つい、お礼を言ってしまって反省。
未だに見つかっていないのが 写真のフィルムです。 買い物の時現像に出そうと クルマの鍵のところに置いておきました。 さぁでかけよう、と思ったら フィルムはなくなっていました。 鍵のこともあったので 例の扉を開けて箱をさぐると バラバラになった、電話番号簿が出てきました。 これも探し回っていたモノです。 いまだにフィルムはでていません。 叔母に頼まれて撮影した写真が入っているので なんとしても発見したいのです。 もう、二週間、探し回っています。
本屋でじっくり新刊を眺める余裕はなくって ジグザグに売り場を走り抜けるようにして めぼしい本をつかんできます。
今日は 分厚い黒い表紙の文庫本をつかんできました。
ザ・ベスト・オブ 「ナンシー関の小耳にはさもう」100(朝日文庫)
私は週刊誌を読まないので (週間というスピードについていけない) ナンシー関さんの書くコラムを 楽しむの場面は限られていましたが 凄い切れ味で時代の空気を 刻み込んでゆくひとがいるものだと いつも感動していました。
文庫になった作品を見つければ買い求めて 読んでいますが どのコラムにも底知れぬユーモアがあります。
昨年六月、突然の訃報に 信じられない思いをしました。
もう、新しいコラムを読めないなんて 今更のように悲しい。
こんなひとは二度と現れないと思います。
2003年07月24日(木) |
お出かけ先で、くすくす |
チビ助の赤い鼻が可愛いので 見せびらかしたくて 雨なのに バスに乗ってお出かけしました。 (嘘だよ〜ん)
どこに行っても、皆さん、笑って 「どうしたの?」と聞いて下さりました。 夏休みなので バスには、高校生くらいのお兄さんたちも乗っていました。 お兄さんたちは チビ助にVサインをくれました。
チビ助は、まだ、はだかんぼうが恥ずかしいとか 人前でおっぱいを触るのはどうかとか 考えたこともないので 当然、 赤いお鼻は恥ずかしくないのでした。
幸せさっ!
夕方散歩にでかけたら 久しぶりにお散歩仲間と出会いました。
歩きながらでっかい声でおしゃべりすると ものすごい有酸素運動になります。 はい。 寒々しい曇り空の下で 大汗をかいてしまうほどです。
今年の梅は 不作と評判だったが それほど高値ではなく 逆に最高に良い梅が手に入った ひねればポロリと種がとれる こんな良い梅は初めてだ お天気が悪くて 梅が干せない これでは扇風機で干すしかないのか こまったこまった せっかくの梅なのに 梅がよい年は紫蘇がよくなかったり いろいろあったけれど 毎年どうにかしてきたもの 大騒ぎしながら!
梅干しの赤い色のせいか 話の花が満開だったか 関係ないと思うけれど
歩道の縁石にぴょんと飛び乗ったチビ助君 いきなりスキップして踏み外し お顔から歩道に突っ込んでしまいました。
あああ、お気の毒。 思いっきり痛そうな擦り傷が出来てしまいました。 転んで怪我をしたのは 初めてでした。
家に戻って すーすーする軟膏を塗ってやったら 「さむいよ〜」といいました。
寒いのは気の毒なので 絆創膏をはってやりました。
夜になって、絆創膏を派がして鏡を見たチビ助は 自分のお顔にショックだったらしい。
早く治るからねといって 赤チンを縫ってやりました。
真っ赤なお鼻。 でも、じくじくした感じは消えて 痛みもなくなったようで 元気になりました。
真っ赤なお鼻の、チビ助、可愛いです。
ちょっと憂鬱だけれども 就学前の最後の健診なので 行かねばなるまい、どっこらしょ
前回は服を脱がされるのを厭がって 大騒動で 身長・体重が測れませんでした。
今回は耳の検査がネックになりそうでした。
案の定、耳に何かを入れられるなんて とんでもない! お友達が うひひ、なんて楽しそうに検査を受けていても コワイのでイヤなんだそうです。 がっちり抱きしめても暴れるし 頭を振って泣き叫ぶので どうにもなりません。
測定不能でした。
目の検査も、興味はあるのですが いざとなると照れてしまって なんだかみんなで面倒になってパスすることにしてしまいました。
物事の理解はそれなりだし 言葉もハッキリしているし 明朗な表情で、お友達とも楽しそうに遊びます。 特別な悩みなんてないんですけれど
こういった場面で 「測定不能」
面倒だなぁ
2003年07月21日(月) |
いつもと変わらない日 |
朝六時に亭主は仕事に出かけて行きました。
月曜日だし、いつもと変わらないよね。
ちょっとだけ、 早く帰ってきて、お買い物に連れて行ってくれないかなと 期待していましたが 結局、お帰りは夜の11時でした。
こんなに働いても お手当が増えるわけではありません。
ご苦労様です。
こっそりと手帳に 亭主の出勤の時刻と帰宅の時刻をメモします。 そんなことをしたくないけれど そのメモを握りしめて 戦わなくてはならない日が来るかも知れないと 考えてみたりします。
子供がおとうさんおとうさんと まといつくのを 喜べないほど疲れ切っている人を 責めることなんて出来ないよね。
2003年07月20日(日) |
連休ってどこにある? |
土曜日、当然のように 亭主は休日出勤をいたしました。
日曜日、朝起きたら 亭主はいませんでした。
昼前に「おはよう」と電話がかかってきて 朝六時に仕事に出た、といいました。
早めに帰ってきてくれたけれど 明日は?って聞きたくないな。
お隣では、バーベキュー大会です。 奥様のお友達の部、息子さんのお友達の部、 ご主人のお友達の部、と三部構成になっているという 毎年恒例の大イベントです。
そうなんだよ、夏休みが始まるんだよ。
それだけのことなんだけれど、ね。
2003年07月19日(土) |
毛布と犬とビロードの枕 2 |
毎晩抱いて寝ていた ピンクの犬は クリーニング屋さんに教えられて 洗面器で洗ってよくすすいで バスタオルに包んで脱水して、という クリーニングもしてみました。
脱水機のおかげで お顔が歪んでしまいました。
ぬいぐるみが欲しくて欲しくて 憧れ焦がれてやっと買ってもらったもので 頭の後ろに取っ手とファスナーがついている バックのような作りになっていました。
8年間、抱いて眠り、 あまりの哀れな姿に気の毒になって ある朝、自分で焼きました。 鼻先と目玉のボタンは外して今でも大切にしています。
毛布は進学のため家を出るときに 置いて出ました。 夏休みに戻ったときには 母が、幼い頃使った布団の綿サテンで 裏打ちをしてくれましたが 肌触りが違いすぎて がっかりして、それ以来見ていません。
スヌーピーとチャーリーブラウンの ピーナッツの仲間に出ている ライナスの毛布を見るたびに なくしてしまった毛布のことを 思い出します。
弟が今でもビロードの何かを持ち歩いているかは 怖くて聞けません。
って、なんでだ?
2003年07月18日(金) |
毛布と犬とビロードの枕 1 |
子供の頃、寝具といえば タオルケットなんて気の利いたものなどなくて 丹前をかぶり、その上から重たい掛け布団をして 休んでいました。
ある時、ナイロンのようなつるつるした化学繊維の 毛布を与えられて非常に嬉しくて それを「ピンクの毛布」と呼んで 愛していました。 毛布はあっという間にボロボロになったけれど 綿が完璧な毛玉のかたまりになって つるつるして逃げ回るような感触よりも 馴染んでしまって 人様にはお見せできないような代物を 愛して頑固に使い続けていました。 眠るときに抱く「ピンクの犬」というぬいぐるみも 毛がすり切れてなくなり、布もこすれて 詰め物が見えるような哀れな状態でしたが 14歳になるまで、それを頑固に愛し続けていました。
弟は、丹前の襟の黒いビロードに執着していました。 丹前がだめになると、母が 黒いビロードで枕を作って与えました。
私はピンクの犬とピンクの毛布が ビロードの枕のように代用できないのが 辛くて、でも、それを簡単に処分できないのでした。
学校から戻ると、必ずベットに飛び込み、 毛布とぬいぐるみの存在を確認してから遊びに行きます。
ピンクの犬はタオルにくるんで 修学旅行にも持っていきました。
弟はどうしたか聞いてみました。
修学旅行で泊まる旅館は枕がいっぱいあるだろう? ひとつくらいビロードの枕があるはずだと思ったから 持っていかなかったよ
で、本当にあった?
うん、まて〜って大声を出して ぼくが枕を選んでからみんなに枕投げとか 寝る場所を決めてもらったんだよ ひとつだけビロードの枕、あったよ
いつも弟は要領がいいんだよな。
赤ちゃんの手は本当に小さくて 透けてみえるのではと思ってしまいます。
小さな手が 色々なものをつかむようになり 口に運んだりするようになるのも 段々上手になっていって
小さな指でつまんだものを じっと眺めているのを 初めて見たときは ちょっとした感動を味わいました。
チビ助は日々成長していて 少しずついろいろなことが 出来るようになっています。
昨日は夕ご飯のおかずの カレイの煮付けを 一人でお箸を使って食べました。 骨や背びれを取るのに右手も使っていましたが (チビ助は左利きです) 助けてくれとはいわず 楽しそうに食べていました。
今日は風呂上がりにバスタオルでくるんでやろうとすると いいから、といって 自分で頭をごしごしふきました。
上手にふけるねぇ
うん、もう、おおきくなったから
やけにきっぱりと 宣言するので、寂しくなりました。
幼稚園で週一回のお遊び教室、 今日で一学期が終わりです。
夏休みにはいるそうです。 ああ、夏休みこそ お遊び教室が欲しいのではないか?
ま、とにかく、散歩です。
親子でお手々を繋いで 幼稚園の向こうの農道を歩きました。
散歩は慣れているけれど この道は数年前に犬と一緒に歩いたっきりだ。 あのときは暗い時刻で、何故か軽トラとすれ違って 肝を冷やしたのだったっけ。 人気がないところは好きだが そういうところで 人や車とあうのは本当に怖いです。 思い出してもドキドキする。 声のやたらでかい犬を連れているので 向こう様はもっと怖かったかも知れませんが、 あ、いや、 お遊び教室の散歩です。
さすが、案内の先生は物知りで ほんの小さな花を付けている野草の 名前を教えてくれました。 キュウリだのゴボウだのといった野菜の名のついた草でした。 あとで図鑑を見ておこう。 桑の実もありました。 ワ〜イといって 二三つまんで食べまして チビ助にも食べさせたけれど 他のママたちはイヤそうでした。 染まった指先がちょっと悲しかったな。 四つ葉のクローバーを見つけて チビ助は先生に捧げました。
しっかり手を繋がなくてはいけない、というのに 抵抗して初めは半泣きだったチビ助でしたが 楽しそうでした。
ほんの20分の散歩ですが 気分が変わって楽しかったな。
チビ助は前半の穴掘りとこの散歩で エネルギーを使い果たしたらしく 家に帰ってから 座った目をして おにぎりをふたつモリモリ食べて昼寝に突入して 昼寝中の「夜泣き」までしてくれました。
やれやれ
2003年07月15日(火) |
やまのあなたの........ |
この日記で何度も書いているけれど NHK教育で放映している 「にほんごであそぼ」は面白いです。
狂言も「蝸牛」が登場して 私はチビリそうなほど嬉しいです。 理屈抜きで面白いのです。
あめもかぜもふかぬに でざかまうちわろう
でざかまうちわるって 何のことかわかりません。 でも、面白いんです。
冒頭のコニちゃんの 詩歌もよろしいです。 たいへん音楽的です。
今朝はカール・ブッセの詩を読んでいました。
やまのあなたのそらとおく さいわいすむとひとのいう
文学少女というほどではなかったが 他に娯楽がなかったという 私の母が、よく暗唱していました。 ああ、懐かしい。
チビ助も即座に反応しておりました。
《遠くを見つめて》
やまのあなたの
《ああ、感激の朝》
やまのあなたの そらとぶクルマ
ギャッホ〜!!
《沈》
2003年07月14日(月) |
パッチワークキルトカバーってなんだろう |
生協で食料品の大半を購入しているのですが 毎週どっさりアレコレのカタログが配られます。 こういったものは 隅々まで読むのが好きなのですが 気になって仕方のないコピーがひとつあります。
「ぬくもりのあるキルトのある暮らし」
いいなぁ
「刺繍入りアメリカンキルト○○」
う〜ん、キルティングのことだろうか お花のアップリケの茎は刺繍してあるようだが
う〜ん、
で、気になるのはこの解説
「アメリカンキルトとは 中わたと側地の収縮率の差を利用して、 しわを寄せて肌触りをやわらかくしたものです。 正式には『洗いのキルト』といいます。」
どなたが解説をしたのか教えて欲しいと思います。 後学のために。 『洗いのキルト』ってなんですか? と聞いてみたい。 独学のキルターは何でも知りたい。 キルトの正式名称だというなら、特に。
キルティングは施しますが しわを寄せるためにしているのではありません。 柔らかくするためでもありません。 結果としてしわが寄ってしまうことはあっても、です。
こういったインテリア用のカバー兼敷物、売れるみたいね。 テレビの通販でもやっているもの
「大好評のパッチワークキルトカバー、お値打ちです!」
パッチワークキルトカバーって何?
大切なキルトが汚れないようにかけておく 布団カバーみたいなものか?
大好きな通販○活でもやっていたことがあるな。 小さなスタンドのついた ラップフープを紹介していたんだけれど とっても力強く
「キルティングのためには綿をはさんだ布を ピンと張る必要があります.....」
ピンと張ったらキルティングはできません。 誰に聞いて書いたんだ? と突っ込みたくなったけれど 他の商品の解説だって コチラにその方面の知識がないから 嬉しく楽しくふむふむ読んでいるのかなと気付いて 質問は思いとどまりました。
ラップフープは売れなかったんだか 次のカタログから姿を消したけれど 初めのふたつ アメリカンキルトとは、っていうのと パッチワークキルトカバーっていうのは 忘れた頃に繰り返されます。
誰も困らないんだろうな。
街のイベントで盛り上がらない家庭なのであります。 亭主も私も 人がたくさんいるところは とても苦手です。 (しかし、亭主は親戚がモリモリ集まってるのは大好きです)
たまの休みに 買い物のために(ぶらぶらではなく食料調達のためです) クルマを出してくれるように頼むのは 非常に心苦しいものです。 私が遠慮深いのではなく、 露骨にヤな顔をされるので辛いのです。
そういうわけで、今日は 冷凍庫と乾物に頼ってどうにか食卓をまかなうことにして 家で三人ぼ〜っと過ごすことにしよう と思っていました。
実を言うと 先日のお出かけ疲れがまだ尾を引いているのです。 バスで片道45分、程度のお出かけですが 耳をいじるとめまいがしたりするので 消耗するのかも知れません。
テレビのCMで 「トイザ○スに行こう!」というかけ声に チビ助と私が唱和致しますと 嬉々と着替えを始める運転手約1名.....
先日の朝のお出かけのように どどどっと三人でクルマに乗り込んで 嫌いなはずの人混みを目指してGO!
散々、オモチャを物色して ミニカーを走らせるブロック式の道路の基本セットを ささっと買いました。 これをダシにガラクタの一掃を決行しました。いひ
隣の電器店の本コーナーでは 普通の書店では見かけることもなかった 「少年カフカ」(村上春樹)が平積みになっていて感涙。
ホクホク帰ってきて 爆睡の午後を堪能する平和な一家でありました。
お出かけがおっくうなワケのひとつに チビ助の トイレのトレーニング中という事情も加わっています。
眠るときと お買い物の時には いちおう紙パンツなどをはかせていますが かなりのところまで 感覚が発達してきているので
チビ助としては コチラの都合で紙パンツに用を足すことなど できないわけです。
突如あがる雄叫びに即座に 一番近いお手洗いを探し当てて ダッシュをしなくてはいけません。
特に「大」なご用事の時は 一度でスッキリ済むとは考えない方が安全です。
昨日のお出かけ中、 このタイミングの都合で バスを一本取り逃がしてしまいました。
田舎ですので 都合の良い次のバスが現れるのはほぼ二時間後です。
やけくそで デパートのオモチャ売り場で遊んでしまいました。 目移りして次々欲しいモノが現れるので チビ助も買ってくれと叫ぶ暇も無いようで、
はっぴー!
晴れているじゃない。
雲は多いけれど、 日差しも強そうだし。
亭主の朝ご飯とお弁当作りが済んで ほっとしたらチビ助が起きてきたので 8時前のバスに乗って 病院へ行こう!と思い立つ。
一度乗り換えれば良いのだし、 予約の時刻には少し遅れるけれども キャンセルするよりは都合がいいし。 雨さえ降っていなきゃ 元気がでてくる。
チビ助に、バスに乗って出かけることについて 説明を始めたら 亭主がわめきだした 「バスで行く?送っていくぞ〜!」
だって、7時過ぎてるよ
今すぐクルマに乗れ〜!
ひゃ〜!
お顔を洗ったかどうかも覚えが無いほど 慌てて着替えをして クルマに乗り込む。
素晴らしいお天気!
行く先が病院でなければ 嬉しいんだけれどね。
私の耳の定期点検の日なのだけれど お天気が悪くて どうしようか考えています。
雨の日に街に出たくないし でも、予約した日に診察を受けておかないと 次が大変だし
亭主は病院まで送って欲しかったら 朝7時前に出かける、というし。
自分一人ならどうでも良いけれど チビ助を連れて 雨の中バスを乗り継いで移動したり 時間つぶしをしなくちゃいけないのは 結構しんどい。
天気予報を見て、決心!
明日はお家にいる日。
2003年07月09日(水) |
らんくるはずずず〜っと....... |
チビ助の大好きな絵本では こぶたが どろんこにずずず〜っと沈んで しあわせを味わうのですが
昨日、チビ助の尊敬を集めた会社のランクルが 畑の泥道にはまってしまって 立ち往生してしまいましたそうで.....
今時珍しく携帯電話を所持していない亭主は 雨の中をトボトボと歩いて民家を探し当て、 電話を借りて JA○Fを呼んで助けてもらったのだそうで、 まったく、 一部始終をチビ助に見せてあげたかったといったら 思いっきりヤな顔されちまいました。
2003年07月08日(火) |
お父さんがランクルに乗っていた! |
亭主が会社から仕事の現場に向かう途中 忘れ物を取るために家に寄りました。
その時乗っていたのが 会社のランクルで チビ助は大興奮!
一日中
おとうさん、でっかい、よんくにのっていたねぇ。 でっかいよんくでかえってくるよ! よんくって、らんくるねぇ。 おとうさん、かっこよかったねぇ!!
と、さえずっていました。
お父さんは会社の駐車場で クルマを乗り換えて 現場に向かうのだ、ということを 説明したら 何度目かには理解してくれたようで 驚いてしまいました。
結婚してから 同じ年代の友人に恵まれないことが 多かったのだけれど
亭主と二人で 私の実家を離れてコチラにきたとき 少人数のキルトのサークルで 文学の話ができる友人ができました。
間もなく私が家を建てるため 隣町に越してからも ちょくちょく行き来をして 大汗をかき、湯気を立てるほど 夢中になっておしゃべりに興じていました。 彼女には二人のお子さんがあって 幼稚園だったり学校だったりお稽古やらPTAやら 用事も多いけれど 中身の濃い時間を共有しました。
思いがけず 私が妊娠して、のんきに出歩く機会が減ってから なんとなく彼女と会う機会が減りました。 健康のため歩くことにしたの。 チラシ配りのアルバイトを始めたわ、といいました。
お産の後 三日目くらいだったか 彼女が病院を訪ねてくれて 一緒にお昼を食べました。
チビ助を抱いて 彼女はさめざめと泣くのです。
赤ちゃんが 無事に生まれて良かった こんなに可愛いのに ごめんなさい 赤ちゃんにあなたを奪われると思って 嫉妬して あなたに会えなかった こんなに可愛いのに 憎くて憎くてたまらなかった ごめんなさい え〜ん、え〜ん チラシ配りなんかして 当てつけがましく忙しいふりして ごめんなさい え〜んえ〜ん
私は亭主にだって こんなに愛してもらっているだろうか、と思って 一緒に泣いてしまいました。
彼女を悩ませる、情の深いご主人や 二人のお子様を疎ましく思っていたことは 未だに秘密にしています。 許されよ。
2003年07月06日(日) |
ジジババの気持ちもね、大事 |
姪はベビーベットは 旦那さんの実家からもらうので必要ないと いいました。
部屋も狭くて、と呟きます。
片づけ上手の彼女のことだから もしかしてベビーベットは必要ないかも知れません。 ドタバタ暴れる上の子もいないし ペットもいないし。
ま、オシメ交換の台だと思って 赤ちゃんのモノを置く場所にするのも悪くないよ。 片づけたとき す〜んごくサッパリするのも嬉しいよ〜。 というと そうかそうかと嬉しそうでした。
彼女らが育児用品を受け取りにきたことを 義姉に報告しました。 我が家の育児用品に強い関心を抱いていたのは むしろ大姉さまだったようにも思います。
ベビーベットは必要ないって言っていたよ〜 というと、いえいえ、こちらに運んで使います、だそうです。 お産のあとしばらく 姪は実家で過ごすワケなので 赤ちゃんのベットを用意しておきたいのだそうです。
姪は「実家では布団で充分!」と言い切っていましたが。
私としては、大型のモノが片付いてくれる方が嬉しいので ベビーベットは大姉さまに差しあげることにしました。
亭主は 「欲しい人にやれ!」といいますしねぇ。 このことで姪に恨まれるなんてことは ないと思うけれど
彼女も段々に知るだろう。
赤ちゃんを待ち望んでいる ジジババたちにも あれこれしてあげたいという 痛烈な愛と欲求があるのよね。
赤ちゃんを育てていく責任は若夫婦にあるけれど ジジババや外野の 喜びや愛情や助言を どの程度、有難く受け止められるかは とても微妙な線の上に乗っていると感じます。
年代によって 育児の常識が違う場合もあります。 昔ながらの知恵に 大いに助けられることもあります。
お産を誰かに代わってもらえないように 赤ちゃんの親であることを 代わってもらえないんだから。
私みたいに 理詰めで抵抗して嫌われないように 賢いママになってね。
2003年07月05日(土) |
ベビー用品、出てくる出てくる |
いい加減、歳を食ってからの思いがけないお産だったので 育児用品やらなにやら 便利そうなものは 軒並み試してみました。
ジジババたちも歳を取っていて 病気がちで 赤ちゃんの沐浴さえ頼むことはできませんでした。 そういうわけで 買い込んだアレコレアレコレ。
赤ちゃんのためのお道具は 本当に必要な期間が短いんです。
いやもう、押入のひとつは 育児用品の墓場。 お産したばかりの時は 「もしかしたらもう一人恵まれるかも知れないじゃない」 などという甘い幻想も抱いておりましたからなぁ。
今日、七ヶ月のふっくらしたお腹の姪が 育児用品をもらいに来てくれました。 洋服以外のものは 大抵もらってくれました。 ベビーベットとチャイルドシートは 要らないということだし、 ベビーカーはまだまだ先にならないと 必要ないからね。
押入が少し片付いて嬉しいな。
それにしても 出てくる出てくる
使いのこりの母乳パット、搾乳のためのグッズ、 脱脂綿、赤ちゃん用の綿棒、体温計、 離乳食を作るためのお道具、食器、 赤ちゃんのスプーンあれこれゾロゾロ、 パーツが山ほどあるコップ、哺乳瓶が詰まった箱、 哺乳瓶を消毒するための道具やらなにやら 布オムツだって半端じゃない、ライナーもあるある オムツカバーもサイズごとに数枚ずつある ベビーバスに詰めこんでもあふれるあふれる。 お風呂用の椅子もある。
どんと持っていってもらったあと
オモチャとオシメ用のふた付きバケツを渡すのを 忘れていた!
今は幼稚園もまだなので おやつと紙パンツ少々程度しか出費がないので 助かっています。 病気もしないし、なんて有難いんだろう。
こんなにたくさんのモノに頼って チビ助の赤ちゃん期を乗り切ったんだな〜。
姪はおんぶ紐を要らない、ママコートなんて何?って 顔をしたけれど クルマを運転するママなら そうだろうな。
一番、使って幸せで便利で嬉しかったのは 特注で紐を長く細工してもらった おんぶ紐です。 真冬もママコートを着て 毎日散歩をしました。 ヨレヨレの紐なんてお下がり出来ないけれど
一番大事だったのは、おんぶ、だったよ。 そうだったよ。
しんみり
チビ助がささやくのです。
ねぇ、ねぇ、おかあさん
なぁに
おれとけっこんしないか?
(けっこん、おれ!)
お母さんはね〜 お父さんと結婚しているからね〜
え!? そんなぁ
ディズニー映画の「美女と野獣」の ガストンのセリフの引用なんだけれど
彼なりに、何事かを理解して発言しているようではありますね。
夜にも、もう一度申し込まれました。
ママちゃん、困っちゃう〜
小学校4年の時、 母からもらった洋裁の裁ち落としを寄せ集めて 三頭身のお人形を作りました。
毛糸でお下げも付けて、ワンピースを何枚か縫って、 初めての着せ替え人形でした。
お顔も漫画チックではありましたが オリジナルであるという 誇らしい気持ちで嬉しくてたまりませんでした。
そのころ、家には毎週決まって訪れる 親戚同様のおつきあいをしている家族がありました。 連れて来られる七つ年下の女の子と 遊ぶのが楽しみでした。
その子が、私の作った着せ替え人形を欲しがったのです。 裕福な家の子で、遊び部屋いっぱいに素晴らしいオモチャや お人形を持っているのに、 どうしても、私の作ったものがいいのだそうです。
他のものなら、なんでもあげられるけれど これだけは譲りたくなくて 私も泣いてしまいました。
女の子は「ひとつだけで良いから〜」と絶叫しながら クルマに押し込められてドタバタ引き上げて行きました。
翌週、きっちりと躾られてきた三歳の女の子を見て 私はいたたまれなくなり、 遠くに住む知り合いの女の子に、そのお人形をお洋服ごと プレゼントしてしまいました。
それから何年も経って、 偶然、お人形を差しあげたお家に泊めて頂く機会がありました。 リビングにはそのお人形が置かれていました。 大切にされて 少しくたびれていたけれど、幸せそうでした。
その家のおばさんも、私の母も、 なぜ、私がそのお人形を手放したか知りたがりました。 いたたまれなかった、としか言えないのです。
最初に欲しがってくれた子に 素直に渡すことができなかったこと。 次にあったとき、小さな小さな女の子が 礼儀ただしく「かしてください」と申し出たことに対して 自分の気持ちの有り様が恥ずかしかったこと。
その子にとっては 誰かのものをみだりに欲しがってはいけないと学ぶ 良いタイミングだったのかも知れませんが 私は何を学んだでしょう。
以来、私は何かを作っても それを長く持っていたことはありませんでした。 素敵ね、可愛いわね、といわれれば また作ればいいから、とほいほいプレゼントしてしまいました。 それは誰かを喜ばせたいからではなく、 自分が傷つきたくないからでした。
今は、図太いおばさんになったので ほいほいプレゼントなんてしません。 「楽しいから自分で作ってみたら」といいます。
作れない〜とごねる人には
お店で買いなさい、といいます。
だって高いんだもの〜と云う人とは おつきあいしたくないなと思います。
あれ、なんのハナシだったっけ....
2003年07月02日(水) |
だらだらのあみぐるみの猫 |
「ぼくはネンディ」という本が 子供の頃大好きで 弟と奪い合って読んだものでした。
作者はうろ覚えなのですが マリア・ネブラツカ、といったかも知れません。 (をを!調べて下さった方がおりまして、 ただしくは コブナツカ だそうです〜! 感謝!) 女の子が図工の時間に粘土でこしらえた 小さなネンディが 筆箱に住み、消しゴムやペン先や鉛筆と ささやかな冒険をするという物語です。
私と弟は 自分たちのネンディが欲しくてたまりませんでした。 プラスチック粘土で ネンディを作ってもベタベタして遊べないし、 ゆでると固まる消しゴム粘土も試しましたが 耳や鼻がちゃんとくっついてくれないのです。
ぬいぐるみやあみぐるみもたくさん作ったけれど ネンディのようなものはひとつも作れませんでした。 というより、何故、ネンディでなければならなかったのかが 今日までわからなかったのです。
最近、よく訪問させて頂いているサイトで 10万ヒット(!)の記念のカウントプレゼントがありました。 プレゼントは手編みの可愛い猫のあみぐるみでした。 一目で欲しいなぁ!と思ったのです。 (残念ながらカウプレはハズレました〜) なんとなく気になって、訪問先のサイトをくまなく探検していたら 出てくる出てくる! あみぐるみの猫たちが、自在なポーズで 和んだりたそがれたりしている画像がわんさか!
そのあみぐるみの作者は「あみぐるみの猫みせます」という サイトを運営なさっている ねこやまさんだそうです。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~mite/gurumineko/index.html
ねこやまさんのサイトで 詳しい作り方を見せて頂いているうちに
ネンディのことを思い出しました。
手足が長くて、自由な動きをして。 ちょこんと座って、机の上で、私と一緒にお勉強してくれる。
これはたまりません。
一番近い手芸店にダッシュで出かけて 詰め物を買ってきました!
編む〜、私も編む〜。
2003年07月01日(火) |
フレンドシップキルト |
パッチワークには様々な作られ方があって 特徴的なものに フレンドシップキルトがあります。
これは、何かの目的のために 複数の作り手が持ち寄ったブロックを 一枚のキルトにまとめ上げるものです。
たとえば、サークルの展示会に向けて メンバーの結束を確かめ合うためであったり、 社会的な出来事に対する ささやかな希望の表明であったり、 あるいは 仲間の誰かを励ますものなど。
長い間、一人で楽しんできた 主に暮らしの潤いであるとか なけなしの創造性への挑戦であったりした キルト作りに ほんの少し、変化が出てきました。
大きなことはできないけれども ほんの少し、 誰かのために 針を動かすことは、 とても貴重なことだと感じています。
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