今日もガサゴソ
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私の実家では 亭主は退屈です。
二年間住んでいたことがありますが 友達が居るわけではないし 外に遊びに出る人でもありませんし
子守以外することがないんじゃ 可愛そうだなぁと思っていたら ハリー・ポッターシリーズを 再読することで 随分楽しんだようです。
早めに読み終わったときに備えて 指輪物語も用意したけれど ハリー・ポッターシリーズで充分でした。
チビ助はおばあちゃんにたくさん遊んでもらって 嬉しくて嬉しくてたまらないようでした。 食事もほとんど手をつけないほど 興奮していました。
私はパッチワーク三昧でした。 指に神経痛が出るほど縫ったのは久しぶりでした。
私の実家まで 車で数時間の道のりです。
今回は海岸線を通らずに 内陸の国道を行くことにしました。 道は混んでいますが カーブが少ないので 運転手は楽なんだそうです。
トランクに荷物を詰めて 後ろの座席に チャイルドシートのチビ助と犬と私。
この頃、犬は私の膝に乗るのをやめて チャイルドシートと私の間に座ることに決めたようです。 私は14キロの重しがなくなって 大変快適でした。
車好きのチビ助は終始ご機嫌だし 犬も私の膝に頭をのせてクウクウ眠るし 行く先々で桜が満開で こんな素敵なドライブは久しぶり。
一年ぶりだけれど チビ助は去年の訪問を覚えているようで ついた瞬間にもう馴染んでいるし。
実家の犬たちも歓待してくれるし、 犬もつないでやったら 落ち着いてくつろいでいるし。 (最初の頃は寂しがって終日騒ぎ通しだったのです)
父は脳梗塞の後遺症で歩行の困難がますます辛そうだけれど 不機嫌な印象が薄れていました。 頑張るとすぐめまいを起こしてしまう母ですが ほどほどに楽しみも見つけながら暮らしているようです。
孫の顔を見せてあげるくらいしか 親孝行が出来ないのだけれど 両親の様子を見て 少しホッとしました。
友人が遊びに来てくれたので 楽しく過ごして 疲れたので お昼寝のあと散歩に出ました。
公園の桜は満開です。
あっという間に暗くなってしまって チビ助と犬と夜桜見物と洒落込みました。
日中は大勢の人が花見に来るので 犬連れでは大変です。 落ち着いてブラブラ散歩するなら 遅い時間の方が正解かも知れません。
独身の頃は バイクで仕事帰りに夜桜巡りをしたものです。 なんだか 懐かしいな。
チビ助は坂道も頑張って三輪車をこいでいきます。
おかあさん、はなが、はなが、 いーっぱい、いーっぱいだよ、ほら
いろんな男の子と 夜桜見に行ったけど(オーッホホホホ!) チビ助と一緒が一番楽しいな。
チビ助がその辺から1メートルくらいの 幅広の包帯を見つけておもちゃにしています。
私としては、首に巻き付けて グェ、なんてことをしてくれそうなので 何とか隠してしまいたいのだけれど うまくいきません。
チビ助は、怪我をしたりして痛いときに 包帯を巻くことを知っているようです。 私や亭主の気を引いて なんとか包帯を巻いてもらおうと 知恵を絞っています。 痛そうな演技もなかなか発展してきました。
今日は、亭主がふざけて チビ助の両手首を縛ってしまいました。
おかあさん、とってよ、おかあさん。 みてコレ、こんなんなっちゃった。
自分で取りなよ。頭使ってさ。
すると、チビ助は「こうですか?」といって 縛られた手を頭まで持ち上げました。
なんだか可笑しいのだけれど、 笑うと怒り出しそうなので我慢して 結び目のあたりを口元に運んでやりました。
チビ助は包帯の結び目をかじってひっぱり 無事にほどきました。
おとうさん、みて! じゃ〜ん!
を! どうやってほどいたんだ?
えおちゃん、あたま、つかったの。 ギャッホ〜!!
チビ助と二人 お出かけの日は緊張したり楽しかったり。
病院では、多少飽きておっぱいを触りたがって 困った他は待ち時間も少なくてラッキーでした。
バスで中心街に出て 銀行の用事を済ませ、デパートの地下で アイスクリームを買って一休み。
チビ助はおもちゃ売り場にミニカーが ごまんとあるのを知っていて 大きな声で 「車を買う。ひとつだけ。おかあさん、ト○カって知ってる?」と ず〜っと騒いでいます。 なんとか、私は、滅多に来ることのできない 大きな本屋さんをのぞき、 手芸店で生地を見たいと願っているのだけれど。
今回は 「来週、おばあちゃんのところに行くから、 きっと、おばあちゃん、おもちゃを買ってくれるよ!」という 勝手な発言が劇的な効果をもたらして なんとかおもちゃ売り場は避けられました。
少しだけ生地を見て、 バスで駅まで行き、普通列車に乗って二駅の汽車の旅。
チビ助はず〜っと大きな声でしゃべり続けています。 皆さんごめんなさい。 乗り物が大好きで興奮しているのです。 車掌さん、手を振って下さり感謝します。
またバスに乗り、ショッピングセンターで 乗り換えます。 少しだけお買い物する時間もあります。 またバスに乗って 家にたどり着きました。
チビ助はバスの「おりますボタン」を押したくて たまりません。今日は、4度もボタンを押しました。 バスの切符も取ってくれたし、 降りるときの料金も払ってくれるようになりました。
二月にお出かけしたときより ぐっと大人びたような気がします。
帰ってから 二人でもりもりご飯を食べて ベッドに潜り込んで爆睡しました。
夕方から雨になって 犬も散歩をあきらめたようでした。
夜、チビ助は大きな声でいいました。
「おばあちゃんに電話して、車、ちょうだいって、する。」
2003年04月25日(金) |
やっと、桜が咲き始めました |
お庭を美しくしているお宅では パンジーやノースポールの苗が植えられています。 水仙とムスカリが咲いています。 チューリップも咲き始めたお庭もあるようです。
コブシの花が満開です。 桜がやっと咲き始めました。 三日も雨がしとしと降って 遅れていたから 待ち遠しくてたまりませんでした。
公園では 敷物を敷いて 日差しを楽しむ人も現れました。
ソリ滑りを楽しんだ斜面は ふっくらと緑の草が茂ってきて チビ助は ワ〜イ!と叫びながら ゴロゴロ転がり降りていました。
満開の桜を楽しんでから 一年ぶりにお里帰りの予定です。
明日は耳の定期点検に行ってきます。 予約を取っていなかったので 大変かも知れません。 チビ助が待ち時間に『悪たれ小僧』に変身しなければ良いけれど。
週末は おみやげを用意したり 犬をお風呂に入れたり 実家で進めるピースワークの準備をしたり 少し忙しくなります。
USA50州のブロックを一枚にまとめる作業を 終わらせてから ゴールデンウィークを迎えたかったけれど 間に合いませんでした。 一枚になったところを 母に見て欲しかったのです。 今日、横列すべてがつながりました。 間に挟むラティスをあと7本繋がなくてはなりません。 初めてのサンプラーなので 楽しくて嬉しくて。
明日は亭主が少し早く出勤する日だというので 七時前に家を出なくてはなりません。 早起きして、ご飯を炊いて お握りをたくさん握って出かけなきゃ!
私が初めて海に連れて行かれたとき ハイハイしながら あははあははと笑いが止まらず 海に突進していったそうです
居なくなった!と思うと 海の中をハイハイしていたそうです
(幼い頃、ぐずるときは流しに座らせて コップでも持たせておけば チョロチョロ流れる水で何時間も大人しく遊んだそうです 水が大好きでした)
小学生の頃は 光の差し込む海の水をすくって 画用紙を染めようとしていました 光の屈折で 色が現れるのだと知っても 今でもなんだか納得がいきません
私の育った三陸沿岸は 個性豊かな小さな浜がたくさんあります 私は海底の岩場や昆布の群生が 恐ろしい生き物のようで怖くてあまり近寄りたくありませんでした
果てしなく砂浜が続く浜が好きでした ボートで沖まで出て 底まで潜ってみたことがあります 生き物の気配のない 不思議な空間でした 水温が急激に下がる場所が二カ所あり 海底の砂はさざ波のように沖へ移動していました
釣り人が好む岩場の海岸では 巨大な潮だまりがあって 釣った魚を放したりして遊びました まるで水族館のような潮だまりでした
耳が手術を繰り返すほど悪くなる前は 海の遊びが大好きでした
自殺の名所として知られる断崖に座って 何時間も うねる波を眺めていたことがあります 切り立った岩場と激しいうねりで 遺体がみつかることは稀なのだそうです
今でも鬱積した胸の内をもてあますと 海が恋しくなります
掃除機のコンセントを入れるのは チビ助の仕事です。 場所によって、差し替えるのも彼です。 掃除機をしまうとき しゅるしゅるとコードをしまうのも 彼の仕事です。
絡まるコードを操る技は なかなか堂に入っています。
2003年04月22日(火) |
思い出を語る、三歳児 |
チビ助が、 日に日に言葉を巧みに操るようになってきていて この頃は、思い出話がお気に入りです。
居間をぶっちらかしたまま 二階に上がって パソコンで遊んだり、 ミシンを踏んだりしていると 何故か来客があるので 軽く掃除をしてから 二階にあがります。
つぎ、にかい、そうじする?
あのね、えおちゃんね(彼は自分をえおちゃん、という) そうじしたよ。
おふとん、い〜っぱいでね、ごちそうもい〜っぱいでね、 おふとんがなくなったら、ぶ〜んって、そうじしたの。
<ああ、結婚式の時ね。 三月、結婚式のあと、親類が大勢泊まったのです>
そう、えおちゃんね、みどりそうじきで、ぶ〜んてね。
<結婚式の時、楽しかったね〜>
うん、ごちそうね〜。 えおちゃんね、なまこと、なまこと、なまことおすしたべたの。 それからね〜、たまごのね〜、 だめって、おかあさんが、ばしって おこったね〜。
<茶碗蒸しを食べさせなかったら 怒ってジュースをぶちまけたので、お手々をはたきました>
この頃、掃除機を出すたびに この話を繰り返しています。
2003年04月21日(月) |
夢をみないで眠りたい |
就職して間もなく 痛烈な悩みは 睡眠の質でした。
とにかく 人がたくさん出てきて 落ち着かない夢を見続けていて 朝、目覚ましが鳴ると 既に疲れ果てているのです。
そんな日々が二年も続いて うんざりしていた頃 また、騒々しい夢をみました。
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幼なじみの家の玄関に立っている。 正面の部屋。日の差さない和室なのだけれど、 何故か公園のようになっていて 円形の噴水のような枠の中に岩山があって 温泉が滝のように流れている。
バイク仲間の男の子が 一風呂浴びたらと薦めてくれるけれども ためらっていると 「悩み事があるならそこの診療所にいけばいいよ」 と薦めてくれる。 評判の良い医者がいるらしい。
何となくその気になって 診療所に出かけていく。 出てきた年配の看護婦に うながされて医師の前に座ると その医師は、会社の診療所先生で、がっかりしてしまう。 それでも乗りかかった船なので 「夢を見ない薬が欲しい」と訴えてみる。 先生は「そんなものない」とキッパリいうので、 ますますがっかりする。 ま、気休めに注射でも打ってやるよといわれて 看護婦に腕に注射をしてもらう。
そろそろ職場に戻らないと と思っていると、同じ職場の女の子が慌てた様子で 駆け寄ってきて 「早く早く」と腕を引くのでついて行くと、 工場の屋上から無理矢理ヘリコプターに乗せられる。 注射が効いてきたのか少しウキウキしていている。
どこに行くのか一緒にヘリコプターに乗り込んだ 女の子に聞くと スカイダイビングだよ、知らなかったのか?と呆れられる。 そんな殺生な!と思っているウチに ヘリコプターから突き落とされてしまう。
やばーい!
と思っていると、先に降りたらしい人たちが 手をつなぎあって円陣を組んで待っていてくれる リーダーのような人が 着地場所は白い小さな円だから慎重に降りるように と注意してくれる
パッと手が離れ、私は一人で降下していく。
パラシュートなんて装備していないよ〜 わ〜 と慌てるけれども 風圧で声を出すこともできない。
下方に陸上競技場のような楕円形のスタジアムが見える。
下の方から、凄い量の風船が放たれる 大観衆のスタジアムの真ん中の大きなトランポリンに落ちる。 高く弾む。 落ちる。 弾む。
弾むたびに観衆が嵐のように拍手をしてくれる。
そのうち、空で円陣を組んでいた人たちが 降りてきて、みんなでゆっくり地上に降りる。
大観衆が大喜びしている。
私は空を見上げて 鮮やかな風船とすれ違ったときのことを 考えている。
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荒唐無稽な夢なんだけれど 目が覚めて スッキリ!していて
三年もまとめて眠ったような気がしました。
私の実家は川のそばにあります。 河原は石だらけで 昔は砂利の採掘をしていました。
川にちかづいてはいけない、と 厳しく申し渡されていました。
ある時、 父に連れられて 弟とともに河原の散歩をしました。
父が少し前の方を指さします。
そこには、ナイフで切り取ったような 四角い小さなプールのような穴が開いているのです。 1メートルほど下がったところに 水面があり、 綺麗な空色の水がたまっています。 河原の白い石がくっきりと見えて 魚も植物もない 奇妙で美しい穴です。
弟が父に促されて 石を投げました。 弟は頑張って、大きな石を落としました。
石は トプン と拍子抜けするような のみこまれるような音を立てて 揺れながら落ちていき 穴の底でコツンと音をたてました。
水の深さが想像以上であることがわかり 恐ろしくなりました。 穴の壁は垂直で、落ちたら 自力で登れるとは思えません。
父は私たちに大きな声を出すように言いました。
どんなに叫んでも 川の音で 私たちの声はのみこまれてしまいます。
ここで こんな穴に落ちてしまったら 泳ぐことができたとしても とうてい助かることはできないのだと 気付かされたのでした。
それ以来、 水の色 石の河原 そして、ざわめく川の音が 夢に出てくるようになりました。
とっぷりと静かな水面に 空が映っていました。
河原の石の下にも 水があるのだと気付いて 立っている足下が崩れ去るような気がして
今でも 時々、恐ろしい思いをします。
水の夢をよく見る
水の色がいつも印象的で
夢の中の風景は 初めての場所でも 懐かしくて 記憶の断片を溶かし込んでいるようだ
夢の中の様々な場所で 私は 水に出会う
様々な色に出会う
2003年04月18日(金) |
飢え死にはしないようだ |
私の花粉症が 悲惨な状態で、明け方眠ることができなくなって 午前中はくたばっています。
亭主のお弁当のついでに お握りを作っておきます。
チビ助は 「おなかが空いたよおかあさん」と 哀れな声を出していますが とにかく身体が 動かない
お握りがあるよ というと 探し出して はむはむ食べています。
今日は足りなかったらしく 昨日のホットケーキの残りも発見して パクついていました。
喉が渇いたらしく 土瓶の甜茶をペットボトルについで 飲んでいました。
こぼれたお茶は バスタオルで拭いて
親が情けないと 子供はたくましく育つようです。
ごめんなさい
NHKの幼児向け番組から ハッチポッチステーションが なくなってがっかりしていたのもつかの間、
「にほんごであそぼ」にはまっています。
狂言ののむらまんさいさま(萬斎さま、だったか、字が、字が) お会いできてうれしゅうござりますぅぅ!
チビ助とともに 踊っております。
ややこしや〜 ややこしや〜
「英語であそぼ」も 楽しいけれど、日本語も楽しい。
チビ助が
しらざあ いって きかせやしょう
なんていうと ゾクゾクします〜。
今朝は、亭主がいつもより早く出勤するというので 気張って早起きして 朝の仕事をやっつけました。
気がつくと、まだ、六時半。 チビ助の横に潜り込んで 再び夢の中へ。
いい加減、寝坊して チビ助と お握りとみそ汁の 遅い朝ご飯を食べてだらだらしていたら
そうなんです、 春なんです。
母と子が日差しに誘われて ぶらぶら散歩をする季節なんです。 毎日びしびし歩く我が家とは違って、 たいていの皆さんは 公園に行っても 公園がただ広いだけで寂しくなって ぶらぶら帰ってくるんです。 せっかく外に出たついでに、 何となく、そうだ、お友達の家にいってみよう! そう思う日が 毎年今頃やってくるのです。 それが、春の始まった日。
花粉症と喘息でどよよ〜んとした 散らかりきったこの家に 電話と訪問が相次ぎます。
え〜い、今更格好つけたって始まらない。 私もチビ助もパジャマのまま、
いらっしゃい。 気にしないで、あがっていってよ。 遊んでいってよ。
思い出してくれてありがとう。
チビ助がしきりに 幼稚園に行きたがるので、 今日は本当に幼稚園に行ってきました。
町で唯一の幼稚園は、 自宅から歩いて15分くらいのところにあります。 散歩がてら出かけていって 五月から始まる 週一回の「親子教室」の申し込みをするためです。
チビ助としては
バスに乗って お弁当を持って、水筒下げて、 カバンをしょって たーくさんお勉強をする
んだそうですが、 私としては まだまだ 離れずいて欲しいのよ。
でも、いつまでも家の中に囲っておくわけにも いかないしね。
手をつないで 歩いていきました。
幼稚園や学校に通わせることは 子供を手放すことではないのに なんだか歯切れの悪い感情がわいてきて 自分はこんな奴だったのかと唖然としてしまいます。 確かに お産が済んだときすでに 「おなかの赤ちゃんがいなくなって寂しい」と 思っていたくらいだから こんな感情は今日始まったワケじゃないんだけれど。
亭主と二人で 幼稚園は義務教育じゃないもんね〜とか 言い出しそうな気配もなきにしもあらず。
幼いときの集団生活は 読み書きよりも重大な学習なのだけれど。
とりあえず、 幼稚園の雰囲気を 学びにいこう。
五月から。
ホッ
2003年04月14日(月) |
つくし、星花、大地紫 |
散歩の時 今年はじめての つくしを見つけました。
チビ助に つくしだよ、と教えました。
しゃがんで じーっとつくしを眺めている チビ助。
ここにもあるよ、おかあさん こっちもあるよ たくさんあるよ いーっぱいだよ
まだ、オオイヌノフグリを見つけていません。 子供の頃 弟と「星花=ほしばな」と勝手に名付けて 愛していました。 星花を見つけた日が、春が始まった日と決めていました。
ふきのとうはたくさん出ていますが、 レンギョウはまだ咲いていません。 花芽は色づいています。
公園の桜もまだまだです。 花が咲く直前の、木全体が膨らんだように赤く染まる様子を 早く見たいと思います。 あの色を マースバイオレット=大地紫というそうです。
亭主の仕事が一段落したおかげで、 まともに週休を頂戴できたり するようになりました。
亭主の帰宅時刻もだいぶ早くなりました。
おかげで 生活のリズムが 月月火水木金金、という戦時中のような カレンダーから解放されたのだけれど 順応性の低い私は ヨロヨロです。
夕ご飯の時刻も早まったはずなのに 家事から解放される時刻はやはり11時過ぎです。
謎です。
2003年04月12日(土) |
NHK教育の子供向け番組 |
四月から NHK教育の子供向けの番組が 少し変わりました。
とりわけ面白いなと思ったのは 「日本語で遊ぼう」という番組ができたこと。
狂言風の節回しで 言葉遊びをします。
チビ助は敏感に反応していました。 英語の番組よりも反応がいいのは 日本語が母国語だからなんだろうな。
ハッチポッチステーションが なくなったのは とても寂しいです。 子供番組の枠に入れておくのは惜しかったです。
英語の番組のエリックさんに会えなくなる! と焦っていたら、大丈夫でした。
子供向けの番組で楽しんでいるのは 実は私のほうなのでした。
キルターの病気、ファブリホリック。
キルターは常に布が欲しい。 布は絵の具のように混ぜられないから、 あれこれ色あわせするときに 布はいくらでもあった方が楽しい。
キルターはいくらでも布が欲しい。 つい、我慢したり、 予算の都合で少しだけ買っておいたり。 いざ使おうと思ったら 足りない!もっと欲しい! 慌てて買いに走っても 同じ布には滅多に出会えない。 手痛い経験を重ねて キルターの布箱は重くなっていく。
キルターは布が好き! 大切な布だから、惜しくて惜しくて なかなかはさみを入れられない! お宝布は増えていく。 増えてもちっとも困らない。
そんな病気がファブリホリック!
2003年04月10日(木) |
ロード オブ ザ リング |
亭主が会社の人から DVDを借りてきてくれたので やっと 「ロード オブ ザ リング」の第一部を見ることができました。 原作の方は 何度読み返したかわからないくらいなので、 わくわくしていました。
二十年くらい前に 実験的な手法を駆使したアニメ映画になったのですが そのときの軽い失望を思うと 見たいような見たくないような気持ちも少しあったりして。
しかも、映画が日本でもヒットしているというのが 信じられない気持ちで。 もしかしたら、テレビゲームなどで こういった濃厚な世界観の物語が受け入れられやすく なっているのかな。
ま、この頃映画が気に入っている チビ助と、見ました。
映像は満足! ストーリーは縮めすぎ! 人物は、人物は ボロミアとアラゴルンが似すぎているとか フロドがやたら若いとか まあ、いろいろあるけれど 中つ国のロケーションの圧倒的素晴らしさが すべてを補ってくれていたような気がします。
う〜ん、また読みたくなってきた!
チビ助は 先日、女の子のお友達からもらった指輪を つけたり外したりしながら 映像を楽しんでいました。
チビ助が 指切りげんまん♪しようと言い出しました。
テレビで覚えたのでしょうか。 メロディもちゃんと覚えているみたいです。
でも、最後に 「勝った〜」と両手を上げます。 じゃんけんと区別ができないようです。
「じゃんけんは勝負、指切りは契約なんだよ」 といってもチビ助には まだわからないし。
約束ってことを 理解しはじめたのかな、と思います。
一日中 鼻づまりか、鼻水ポタポタか、くしゃみ連発をしています。
おちおち眠ることもできません。 睡眠障害があるので どうせたっぷりは眠れないのだけれど、 でも、貴重なわずかな睡眠が 蝕まれています。
枕の両側にティシュボックスを置いて 夜通し闘っています。 目覚めると 枕元が花園のようです。
薬を飲むと 口が渇いて だるくなります。
眼もめちゃくちゃです。
言ってどうなるものでもないけれど 辛いです。
去年の10月から今年の2月にかけて アメリカ50州のブロックを縫ってみませんか、という シンガポール在住のマシュマロさんの企画に参加させて頂きました。 マシュマロさんのサイトは↓ http://members.tripod.co.jp/marshmallow3/
私はブロックのサイズを18センチ四方にして制作しました。 今一番使いたい布を三種類用意して、 その布が引き立つように工夫しながら エレガントな配色を目指して ひとつひとつのブロックを楽しみながら 制作しました。
新しい企画にも参加していますし、 制作中の大作も抱えているのですが このアメリカ50州のブロックを一枚のキルトトップに まとめる作業に取りかかりました。
様々なブロックを一枚にまとめるキルトのことを サンプラーキルトといいますが 私には初めてのサンプラーキルトです。
少し緊張しながら取り組んでいます。
様々なものを 寄せ集めて調和をはかることは 難しいことです。
チビ助が しきりに「オヤジが〜、オヤジが〜」と 叫ぶので何のことかと思ったら、 ディズニー映画の 「美女と野獣」の野獣のことでした。
私はコクトーの「美女と野獣」の信者なので ディズニー映画の地上波の放映は 耳で聞きながら 針仕事に勤しんでいました。
舞台設定もストーリーも なんだか随分アレンジされていて、 特に最後のほうで 村人たちが野獣の城を攻めに行くときの様子と歌が 聞くに堪えない詩で、 まるでテレビのニュースを アニメにまで持ち込んだかのような気がしてきて くらくらしました。
亭主が昼過ぎに仕事から帰ってきました。 夏ぐらいまでは 週に一度くらいは休日になるかも知れません。 (休みが頂けると、仕事がないのかと不安になったりする〜)
午後は私はアトリエで生地の色あわせを 亭主はテレビのリモコンを握りしめてソファにどっかり チビ助はおもちゃをまきちらかしながら 家中を走り回っていました。
ふと気付くと チビ助が二階のベッドで布団にくるまって眠っています。 枕元には こぶたとかえるくんの本が散らばっています。
一人でベッドに入ってお昼寝。
感動してしまいました。 このチビ助、ストーブの前あたりで力尽きて 眠ってしまうということが 何度かあっただけで(三四回です) 生まれてこの方 添い寝なしに眠ったことがない子なのです。
私もベッドに潜り込んで昼寝をすることにしました。 眠りが訪れるまで本を読んでいましたら、 チビ助ががばっと起きあがって (一瞬、私の昼寝が吹き飛んだかと思った!) 「こぶたの、どろんこが、なくなった!」 と叫びました。 あわてて絵本を手渡すと チビ助は絵本を抱きしめてまた布団に潜り込んでいきました。
ああ、安らかなお昼寝の午後!
どろんこ こぶた がうけたので 気をよくして 昔から大事にしていた
マーサー・メイヤーの かえるくんのほん 1〜6 を出してきました。
この本には文章がないので チビ助は きっと自分で読もうとすると思いました。
当たり!
昨夜は、興奮してなかなか眠ってくれなかったほど 気に入ってくれたようです。
一緒に絵を眺めながら 気付いたことを教えあったり 笑ったりしました。
主人公といつも一緒の犬が ビーグル犬なのも 嬉しいようです。
チビ助に 本を読んであげることが 多くなってきました。
私の本棚から何冊か絵本を出して それから、年齢なりに良さそうな絵本を ポツポツ買い与えていました
この頃は、お話の雑誌も毎月買うようになりました。 ちょくちょく 読んでいましたが 特別なお気に入りがはじめてできました。
アーノルド・ローベルの どろんこ こぶた です。
昼寝の前に、三回続けて読まされました。 更に、目が覚めてからも読みました。 文章もいくつか覚えたようです。
食事の時も 物語のエピソードを持ち出して 笑っていました。
本好きの私としては とても嬉しい瞬間に立ち会ったような気がします。
亭主が風邪を引いてしまって 会社を早退してきました。
午後は、三人、それぞれ たっぷり昼寝をしました。
夕方遅くなってから 少し顔色が良くなった亭主に チビ助を頼んで 私一人で犬の散歩に出ました。
暮れなずんでゆく公園のベンチで 冷え冷えした風に包まれて こんな風に 座って犬と過ごしたのは 久しぶりでした。
横浜市では 桜の盛りが過ぎて 入学式まで桜が保ってくれるか心配しているそうです。
こちらでは 白鳥が北に去ったばかりです。
日陰には まだ少し雪が残っています。
急ぎ足で帰りました。
洗濯物を干していたら チビ助が
「お母さん、聞いて!」
と呼びかけてきました。 こんな呼びかけは初めてなので ドキドキしました。
なあに?
「どうでもいいんだけどさ」
(心臓ばくばく、コレも初めてのセリフ)
うん、うん、なあに?
そのあとが続かないらしいチビ助は 布団ででんぐり返り12連発で 体力発散に勤しんでいました。 どうでもいいんだけどさ。
今日の午後は二人で映画「秘密の花園」を堪能しました。 驚いたことに、ラストのセリフのない、 表情だけのシーンを見てチビ助が 「おとうさん、うれしいって、うれしいって」と 感に堪えない様子で抱きついてくるのです。 長年の悲しみが氷解するシーンを これほど理解できるとは!
三歳ってすごいな。
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