娘が珍しく 宿題がわからないといってきました わからないことは先生に聞くのが一番よと いつも言ってきましたが 宿題となっては 明日までに仕上げなくてはなりませんから 見てみることにします
小数のかけ算わり算・・・ 自慢ではないけれど 算数が苦手です 自慢できるくらいわかりません 小数を一桁で割るのはわかっているようです わからないのは二桁・・・ 「教科書もってらっしゃい」 うわぁ・・・嫌だなぁ 苦手よぉ 教科書はカラー刷り・・・ こんなときにはホッとしてしまいます (割り切れるまで計算しなさい) っていうことは 割り切れるのね それならいいんです 割り切れるから 割り切れないのが嫌ですよね 答えが合っているのか不安ですもの 検算を何度もしてしまいます ・・・なるほどね・・・ 私が計算してしまってはなんにもならないので 説明するのですが 苦手な算数の説明をするのって 結構難しいものですね 「この数の中にこの数はないから隣から借りてきて 目に見えない0がここにできて・・・」 「小数点は必ずつけないと×になるからね」
計算問題がプリント一枚と 文章問題が一枚・・・仕上げるまでに 算数協同体が出来上がりました 2人して仕上げたぴかぴかのプリント・・・ 机の上に忘れていってしまった娘の気持ちが まーーーったくわからない母でした
小数
繰り上がって 繰り下がって
世の中割り切れないことは
なくしてしまいましょうよ
・・・・駄目ですか
割り切れないから
おもしろい・・・
・・・それもそうですね
このところ 上の娘がものすごい早起きです
寝坊がなかなか直らなくて 朝の弱いこなのかと思っていたのに 突然早起き開始です しかも・・・5時半 ですから夜はころっと寝るのですが・・・ 心なしか 言葉数も増えて 笑うことも多くて 手伝いもバリバリとしてくれるのです ・・・・いったい彼女に何が・・・
好きな男の子でもできたかな なんてことはないのでしょうが 体の調子とか 心の動きが 調子良いのでしょうね 三日坊主だとしたら今日で終わり 明日と明後日はお休みなので 月曜日が楽しみです
下の娘は 片付けるということを知らないのです 出したら出しっぱなし 何度言っても出しっぱなし 何度も言われると片付ける押入れの中に ぶん投げて終わりにします このぉ〜まけるものかぁ〜 片付けに関しては 娘との戦い!?です
先日 幼稚園の先生から 「お片付けがとても上手なんですよ」 ・・・まさか・・・うちの子に限って・・・ 外面が良いのでしょうか ・・・いや・・・まさかそんな・・・ 家では絶対に片付けないのは変わりません
今日は 幼稚園が終わってから お友達が遊びに来てくれました 男の子で 比較的ご近所です ですから 覚えたての自分の自転車で遊びに行くんだと 幼稚園でお母さんに頼み込んでいます 私と娘は一足先に帰って待ちます 気持ちよく現れてから 自転車を乗り回します 娘も大好きな自転車を乗り回します 少しサイズの大きい 上の娘の自転車に挑戦し 乗れたことが嬉しくて 「この自転車ちょうだいね」 『いいよ もうねえねには小さいからね』 「やったぁーーー」 と ご機嫌で立ちこぎなどしておったのです
お友達もお迎えが来て帰り しばらく1人で 自転車を満喫してから 家に入ってきました 私はご飯の支度に取り掛かります 母からファックスで ゛おいしいじんなごのひらきをいただいたので じーじが届けます゛ と入りました やったぁ 一品助かった などと支度をしながら待っています しばらくしてから 父の車のエンジン音が・・・ おっ 来た来た (ぎぎがががぎぎががががぎぎぎがががががが・・・・) ! ! ! ・・・・自転車!? そうです 日ごろの片付けない癖が とうとう恐ろしい事態を巻き起こしました 『ごめーーーん 片付けたかどうか聞いたけど 確かめて見なかったよぉーーー』 父の怒りの顔を思い描きながら ばたばたと出て行くと (がががががぎぎぎがががががが・・・・) ・・・後ろに戻ってるよ 父も車から出てきます 「いやぁ 悪いことしたぁ」 へ? ニコニコ顔すら見られます ほぉ・・・孫のこととなると こうも違うかな 『ごめんなさいね バンパー傷ついたでしょう?』 「いやぁ 車はなんともないけどさ 自転車がさ・・・ 悪かったなぁ」 『自転車はいいのよ いい薬になるわよ』 父が帰った後 すぐに母に電話で事の次第を話します 「あぁら 『近くまで出てくるように言っておけ』って 言われたのに 家まで持っていってあげなさいよって 言ったのよ 帰ってきたら『だから言っただろ』って 言うわよね・・・・それじゃ」 『ごめんなさいね よーーーっく言っておきますぅ』 「いいわよぉ 車と自転車なんかどうなったって 子供たちがなんともないならね」 『はい・・・』
曲がってしまった自転車のハンドルは どう頑張っても元に戻らず・・・ 私も自分の気持ちに引っ込みがつかなくなっていますから ぷりぷりと娘を叱ります 出したら片付けなさい!
孫娘が可愛くて 可愛くて
なのに どうやって遊べばいいのか
扱い方がわからない父
子育て支援を離れてから 3ヶ月が過ぎました 始めにスタッフとして顔を出してから お若い方にお任せして ホッとしています 幼稚園で仕事をしていた方なので 子供と遊ぶのはお手の物です 昨日久しぶりに outlookのメールチェックをしました ここに来るメールは 広告が中心で 子育て支援のお知らせにもアドレスを載せていますが パソコンに座ってメールを打つ時間の持てるお母さんと 子供がそういう時期ではないのでしょうか 一度も送られてきたことがありませんでした
ところが 5年目にして初めて 参加している方からメールをいただきました ところが日付が一週間も前のもの いつも広告を捨てるためにチェックを欠かさなかったのに こういうときに限って 不思議と一週間も開いていなくて・・・ すごくショックでした 仕事にでる前でしたが メールチェックが今になってしまってと お詫びのメールをまず何をおいても送り 夜にまたゆっくりお返事します とお伝えしたものの いただいたメールの内容を読むと いても立ってもいられず すぐにまた返信してしまいました そして・・・今日 お返事がないまま 気になって仕方がなく もう一通送りました 嬉しい気持ちと 何かお役に立ちたい気持ちと 一通のメールでワタワタとしている私です
お若い先生も充分答えてあげられる内容ですが 年の功というか 子供が居るからというか メールだから言えるということも手伝ってでしょうか 私のところに届いたメール・・・ もしも・・・もしも ちょっとしたきっかけを 私の打つメールの中に見つけることができて このお母さんの元気につながったらいいのにな きっと このお母さんの周りに いろいろな人がいて 励ましたり勇気を与えたりしていることでしょう その何十分の一かに入れたらいいな・・・ 頑張れお母さん! あなたは1人じゃないのだぁ!
責任
我が子がほかの子と違うのは
私の育て方が悪かったからだと
責任を感じてつぶれそうになる
私が育てた我が子は
人とは違ってこれほど優れているとは
なかなか思えないのが残念
私が仕事で担当している女性には 娘さんが3人と息子さんが1人います 長男さんは10年前に亡くなられたようです
今日は午前中に小学校で親子レクリェーションがあり 仕事は午後からでした 今日の午前は受診だったから きっとお疲れのことでしょう・・・ そんな思いで居室をノックして開けると 窓を背に 大勢の人がいます ・・・あら?間違えてないわよね・・・ 一瞬 体が固まります 「こんにちはぁーー わぁーー」 いきなり賑やかになります いつもは1人ずつみえる娘さんたちが 今日は3人揃っていらっしゃったのです 担当の女性が 93才ですから・・・ 娘さんたちは50代半ばか後半と思われます みんな仲良しで 賑やかです 私が担当の女性に話しかけて 午前の様子や 何か気になることなど話していただこうと伺うと それを聞いて娘さんが次から次へと答えてしまいます 「あ・・・私たちが答えちゃいけないのよね お母さんが答えるまでまたないとね」 笑いの渦です 『いえいえ どなたが答えてくださってもかまいませんよ』 「なんか私たちのほうが 施設に入っているお年寄りみたいだわ」 笑いの渦は途切れません すっかりお母さんの顔になったこの女性は 優しく微笑んで 娘たちを見ています 3人娘かぁ・・・なんか・・・いいなぁ・・・
私は娘が2人 下の娘がお腹にいるときは すごいキック力に これは男かもしれないと思っていましたが 女の子でしたので じゃじゃ馬なのかもしれないと 心配になったものです (男の子も育ててみたかったな・・・) そんな思いは今ではすっかり無くなってしまいましたが 今日の三姉妹の様子を見て 2人とも娘でよかったと つくづく感じました 昨日息子さんにかけた電話が娘さんたちに伝わり 衣替えもかねて 様子を見に来たのではないかと思いました ラウンジで一緒にお茶を飲み 歌を歌いながら ワイワイと過ごした一時間でした 3時のバスで帰ると 3人が立ち上がると この女性が慌ててご自分も立ち上がろうとします 『わかりました 玄関までお見送りしましょう』 と 抑えます 「またきてね・・・また来てちょうだいね」 寂しげに握手をします 握手はさよならの挨拶 私がいつも この方と別れ際にするものだから 娘さんたちもお母さんと握手です 園バスを見送って 部屋に戻りました
今日は1日忙しかったことでしょう ベットに横になると間もなく寝入ってしまいました ・・・子供みたいだな・・・ 今日の私は 親子の邪魔にしかならなかったのでは・・・ 橋渡しになれたかなぁ・・・ ちょっと・・・疑問
おかあさん
おかあさん て呼ばれると
女の人はお母さんの顔になる
穏やかにそれぞれを見つめ
子供たちの様子に
満足げに微笑む
私もいつか
あんな笑顔で
娘たちを見つめる日が
来るのでしょうか
午前中に幼稚園で勉強会があり 仕事が午後になりました
居室に入ると 待っていてくださったようで 手や腕を掴んできます 何かあったのかと 声かけをしながら様子を見ます しばらく話してわかりました 先週の出血で病院に行ってから 一週間が過ぎ 明日が経過を見るための受診です まず気にしていたのは お金のこと お金を持たないと 病院にいけないということ 息子さんに病院へ行くと報告したいということ 看護婦さんに明日はよろしくと頼みたいということ それを繰り返しいいます 丁度今日は入浴の日で そのままになってしまいました 私はすることがなくなってしまい 居室の掃除などをして待ちます 入浴後 水分補給などして 絵本を読みます するとまた 明日の心配が始まり 興奮気味です 仕事の終了時間がどんどん過ぎていきます でも不安にしたままでは帰るに帰れません 1つずつ不安を取り除かなくては・・・ まずお金のこと 事務所に連れて行き 明日のお金を確認します・・・大丈夫 看護婦さんにお願いします・・・大丈夫 居室の電話から息子さんに電話をします 受診に対して少し不安になっていますので 突然にすみませんとお伝えして・・・大丈夫 1つずつ不安を取り除いていくと 入浴の疲れもあったせいか ベットに横になると すぐに眠ってしまいそうになります また 明日来ますからね いつも握手して帰るのですが その手にも力が入らないくらいです ・・・疲れてしまったのかな・・・ 不安な気持ちでいながら 自分の家ではない 子供たちもいない どれほど耐えていることだろうと思うと こちらまで 辛くなってしまいます
ベットに横になるときに彼女が私にいいます 「家に帰りましょうか」 『え?』 居室に戻っているのに・・・ 「家に帰りますよ」 と 彼女・・・ 『そうですね・・・ここではなくてですか?』 混乱してしまったのかな 「・・・あぁ・・・ここが家でしたね」 そうおっしゃった後の寂しげな笑顔が 頭に焼き付いています 彼女の頭の中で どのような解釈がなされたのでしょうか しっかりされているんだと感じた一言でした
不安
想像力がたくましいと
不安になる
秋のバザーの準備が進んでいます 私は午前中に仕事があるため 皆さんが集まる時間に協力ができません 仕事が終えてその足で向かえば良いのですが 体は怠けたい一心で・・・ それでは できる時間にできることをと ビーズのアクセサリーに挑戦です ネックレスや 子供の指輪は作りますが おしゃれな大人用となると ちょっと心構えが違ってきます 見て「欲しい」と思ってもらえるかな・・・ ビーズの雑誌を眺めては作り 気に入らなくて 壊してはまた作りと 目を寄せて!?やっています これがまた面白くて ついつい時間を忘れてしまい 食事の支度が 手抜き手抜き・・・えへへ
小さいときからビーズが好きで 大人になってから溜まったビーズを眺めたら ずいぶんたくさんになっていました 収納の時代ですから 細かいものを整理するにも 便利なものがいろいろあります 1度綺麗に整理してみようと 透明の容器を買い 種類別にしたら ビーズ職人のようになり ビーズ作りが楽しくなりました そんなことをして 満足していた頃から今までに ビーズが流行りだし 今ではビーズ専門店や ビーズコーナーがあちこちにできて まさにビーズ旋風です 昔同様 ビーズが好きなわけですから 見るもの見るもの 欲しくなってしまいます ところが昔のビーズとは違います スワロフスキーやらチェコやらと 高級ビーズからプラスチックまで 種類の多いこと多いこと 店内の照明も明るくおしゃれで 演出もすごいのです
指輪もいくつかできて 目的ができたものですから ちょっとは 堂々と眺めにいけます ビーズ・・・いいですよ
ビーズ
赤 だいだい 黄色 緑
青 藍 紫
虹の粒が ビーズになった
ここの街には 少年院があります
年に一度 室内競技場で矯正製作展があります 院生たちが 手に職をつけて社会復帰するために 訓練のために作ったものを 販売します 品物には 家具 木工品 ステンドグラス 革製品などがあります きちっと仕込まれるために 出来上がった品物はきちっとしっかりしたものばかりです 今院生の作品と 出所した人の作品とあり 仲介の業者が中に入ったとしてもお安くなっています いい材料で 丁寧に作られた家具などは 家具屋で買うものの半額くらいだし 和風の昔懐かしい箪笥など 矯正展ならではの品々が並んでいます 乾麺などもあり 試食できるようになっていたり お味噌やお醤油もあります
切子ガラスは市販の半分ほどの値でしたが ちょっと私には贅沢かなと思いやめてしまいました 結局 うどんの乾麺を買い込んでみました
朝 自分の分を自分で握ったおにぎりを 原っぱで食べて戻ってきました
午後からは車を自転車に変えて お裁縫箱を買いに出かけました やはり手芸やさんに行ってよかったです 種類もいろいろあったし 大きさもちょうどいいものが見つかりました 娘も満足です そのあとでお茶して・・・それが余計ですか・・・ 戻ってきました お金のかかる一日でしたが 必要なものがドドッと手に入り 満足な一日だったのです
お金
有り余るほどのお金があったら
必要なものを買うのにも
選んだり迷ったりしなくなる
あればなんでも手に入り
満たされるであろうけれど
本当に心から満たされるには
足りないくらいが丁度いい
担当の女性は 出血に疑問を抱きながらも 変わらない様子に ヘルパー共々 胸をなでおろし始めています 日誌には 強い調子で 子宮からの出血か否か 確認の検査をして欲しい・・・と 書かれています 出血の量や出方なども克明に書かれています やはり 日々目の当たりにするヘルパーと 看護婦との連携の希薄さが こういうときに 疑問となって 気持ちを不安にさせるのではないでしょうか 看護婦の 「出血がひどくておむつ交換が大変でしょう? 薬で収まるでしょうから それまでお願いね」 そんな意味の一言があれば・・・ ヘルパーも 「どのくらい出血が続くのでしょうか?どのくらい続くと 悪いものといえるのですか?」 などと どんどん聞き込んでいけば良いのでしょう どちらの話を聞いても 「看護婦からの説明が少ない・・・」 「ヘルパーが手を出さない・・・」 のような話が聞かれます どちらも助け合わなくては成り立たないのですから 仲良くしちゃったほうが楽に思えますが それこそ 日々の中での思いの相違でしょうから 第三者の私には見えないこともあるのでしょう
でも・・・ とにかくいつもどおりに・・・と言うことですから 症状や私が見ていない時間の様子を日誌などで 把握して それらを踏まえて向き合います 夕べは見回りのたびに起きていて ベットから足が下がっていたり 着替えたいと裸になっていたりと ゆっくり寝ていた形跡はなかったようです ・・・眠くて反応が悪いかな そんな思いで入って行きましたが つまり・・・ハイテンションなのです 「あーらまぁ なんだかね とにかく歯を磨かないと・・・」 しゃべり通しです でも 体に力は入らず 車椅子の移動は 自力に頼れるものはまったくなくて いよいよ抱えての移動となりました 今までは本人の力で立ってもらっていましたが こうなると私の肩から首に手を回してもらい 抱きつく格好での移動です 座りなおしも無理でしたので 後ろから脇に手を入れて 彼女の組んでもらった手を持ち 引きます 終始ご機嫌な様子で話しています そんな様子は 見ていても気が楽ではありますが・・・
と 突然 「うんこがね 出たいっていいたいときに ボタンをね・・・」 『う・・・うんこぉ?』 いつもは 「お通じが・・・」とか「お便がね・・・」 なんていう方なので ついつい聞き返してしまいました 「あぁ・・・うんちって言わなきゃいけなかったわね」 『ええええ?』 私の反応に 彼女は大笑い とっさの彼女の言い方に私も大笑いです あぁ・・・笑った 嬉しいじゃないですか こんな風に過ごしていたら 出血なんてなくなるんじゃないかな そんな気持ちになりました
寂しさを感じないように・・・ 話をしたり手芸をしたり絵本を読んだり・・・いろいろ ・・・そういえば 笑わそうとは考えなかったなぁ・・・ まぁ・・・何を言っても「ふふり」とは 微笑んでくださるのですが 今日のように ふぁっふぁと笑うことがなかったな ちょっと・・・はまったな・・・笑を取ることに・・・
一日一笑・・・
思いがけず うんこ話に 教えられるものがありました ・・・・失礼
笑う
笑ってもらえたら
何でもしたくなる
笑ってもらえたら
すごく幸せになる
ちょっと笑っただけなのに
体がスーッと軽くなり
楽しい気持ちが湧いてくる
どんな特効薬でさえ
『笑』に勝てるものはない
担当の女性は入院することなく戻っていました 膀胱炎との診断だそうですが この調子で出血が続くと 貧血になるということで 様子を見て 気をつけるようにします
声かけにも ふわふわとした答えです でもしっかりされていて 「棚の上の急須は誰が使ったの?」 と 急須があることに気がついたのです ずっとあった急須・・・ そうだ・・・お茶を入れてみようかな 確か冷蔵庫にお茶が入ってたっけ・・・ 冷蔵庫に入っていたお茶は静岡産です 静岡の方なので きっといいお茶なのでしょう 本人の同意をえて 気になっていた急須で お茶を入れます 缶には「祝い茶」とかかれています 多めの葉に 半分ほどのお湯 じっくりと葉の開くのを待ちました お茶の入れ方はよくわかりませんが そうすると丁寧に入れているような感じがします 二つのお湯飲みに 交互に入れ半分くらいになりました 入れ方は下手ですが お茶がいいようなので・・・ と 渡します
「いいお茶は香りが違うのよ」 施設のお茶をすすめるたびにそう言われてきました そうかな・・・ここのお茶もなかなかだけどな・・・ と 思っていた私は このお茶をいただいて びっくりしました 『美味しい・・・・』 なんともまろやかで 香りがとてもいい 抹茶の風味がするのです 確かに香りが違う このことかぁ・・・ 「美味しいお茶はこういう香りなの」 気に入っていただけたかな 『美味しく入れられなくて・・・これ・・・ 合格でしょうか・・・』 「ええ いいわよ おいしい」 ふぅ・・・よかった
緑茶って いろいろな味がするのね 我が家でたまに飲む゛お葬式の引き物゛のお茶も なかなか美味しいと思っていたけれど こんな風味のお茶があることに驚きました
宮沢 章二 作詞
ちゃっちゃ ちゃ畑
ちゃっちゃ ちゃ畑
舞い立つ ちょうちょ
いちごの花から 飛んで来て
アノサァ ソレデサ
白い茶の花 さがしたが
新芽ばかりで 花はない 花はない
アア ホーカネ ホーカネ
ちゃっちゃちゃ
ちゃっちゃ お茶でも のんでっちゃっ
職場に入ってまずすることは 担当の女性の記述はあるか日誌を見ることです ゛おむつに多量の出血があり・・・・゛ えっ? 夕べ下血があったのか・・・ 近くにいたヘルパーに様子を聞きました 「出血があるから動かさないほうがいいのかもしれないわねぇ」 どうやらこの方パートさんのようです 『わかりました 看護婦さんに対応を聞いてきましょうね』 ということで 看護婦の元に走ります この看護婦さんは 私が特別養護で仕事をしていたときに そこで看護婦をしていた人なので 良いも悪いもお互いに知っている仲です 『どうでしょうね・・・今日はどう対応すれば良いです?』 「11時から受診に行くからいつもどおりでいいですよ」 『車椅子に乗せても大丈夫ですか?』 「うん だいじょうぶ」 『時間的にはどうです?10時からでは長くなりませんか?』 「それは大丈夫」 『わかりました いつもどおりということで』 「お願いしまーす」 居室には何もなかったように入って行きます 元気たっぷりで声をかけます 元気に答えてくれます 腹痛の訴えがあると日誌に書いてあったので どうだろうかと聞いてみましたが 痛みはないといいます 私に気を使っているのでしょうか・・・ とにかくゆっくりと座位 車椅子への移動をします いつもどおりに・・・ 歯磨きをし・・・といっても自分の歯は四本です そして入れ歯を入れて 髪をとかし 綺麗にしためがねをかけます 通院するのだから少し首の辺りが寒いかと 薄手のスカーフを見つけてまきます コーヒーでも入れましょうかとロビーへ誘い ベランダで日に当たります 訓練室へ行き いつものように絵本を読み 終わる頃 看護婦が迎えにきました 「おむつ替えたかしら」 『私が来る前ですから 一時間になりますか・・・ 替えましょうか?』 「ありがとうこちらでしますよ」 『はーい』 看護婦がヘルパーに頼んだようですが ヘルパーは替えようとしません 『あ・・・わたししますよ お昼の準備で忙しそうですし』 と いうことで 看護婦立会いの元でおむつチェックです おむつが汚れているかどうか開くだけ開いてみますと 出血していました 血尿じゃない・・・ これ・・・出血だ・・・ 嫌な予感が走りました 見ていた看護婦が 「あ・・このくらいならいいや 先生にも見てもらえるしね」 『ですね・・・じゃあ閉めます・・・』 私が来る前の交換時には 尿パット一面出血していたそうです ゛あら 私はこれからどこへ行くの?゛ 『たまにはよーく先生に看ていただかないとね』 ゛あーぁ そうだわね 行ってきましょうか゛ 『はい いってらっしゃい』 ・・・帰ってこられるでしょうか 心配です
帰り際に 主任がもう一度電話番号聞かせて と 私の電話番号を聞きました 「もし 入院ということになったら お休みしていただくことになります その時はご連絡しますから」 『はい・・・そうですね わかりました』
93才・・・ 頑張って元気になれる年でもなくて 予想できる事態です 今のところ電話は来ません 帰ってきたのかな・・・ 入院かな・・・ 娘さんたち 心配していることだろうな・・・ 少しずつ・・・私にも覚悟が必要になってきました もし明日も会えたなら 一分一秒を充実できるように過ごしたい そんな思いで胸がいっぱいになります
命
蝋燭の灯のように
しずかにしずかに
命を灯す
全ての蝋を灯しきり
そっと眠るように消える
来月は5年生の宿泊学習です
今日はその説明会がありました 宿泊学習は6月のはじめです 場所は電車で1時間 その後徒歩で1時間だそうです 自炊をして宿泊する目的以外は これといって望むことはないらしく 次の日は午前中に帰ってきます 仲間のつながりが希薄な時代 協力し合うことを体験するのでしょう
朝の弱い娘 いつもより早い時間が集合時間です ふきんやら雑巾やら新聞やらと 遠足よりも細かい持ち物があります 今の時代らしく ごみは一切捨てない約束です 行きがけに持っていくお弁当もゴミはもって帰ります 紙の箱にして捨ててくれば・・・あぁ 捨てることが駄目なのかぁ 「残したものだけは捨てていいことにします そうしないと おなかが空いたときに 食べてしまうといけないからです」 『まぁ・・・』 父兄からため息が漏れます 何でも捨ててしまっていた何年か前からすると 今は分別ゴミになり 公園でも観光地でさえも ゴミ箱はなくなり やっと見つけたゴミ箱に 申し訳ない思いでゴミを捨てるようになりました そして宿泊であっても 2日間のゴミを持ち帰る時代です 一人一人がゴミ袋を持ち 自分で出したゴミは 自分で持ち帰る・・・ こういう経験をするにはとてもいいチャンスです そのほか キャンプファイアーやナイトウォーク 寝る前にはお夜食まで食べられるそうで 楽しそうなことが盛りだくさんです お風呂は石鹸なし お湯で流すだけ 就寝時間が過ぎても おしゃべり自由 先生の体験話では 12時すぎまでお話している子も 少なくないのだそうです その分次の日は 帰りの電車で寝てしまう子がほとんどだとか 子供にはいい想い出になりそうです ちゃんと施設を借りるマナーも覚えてくるようですし
虫やら自然やらが大好きなわりには キャンプのような協調性を問われるようなことが苦手な娘 今から不安そうな顔です 『お母さんも行けばいいのに』 ・・・私も見掛け倒しの甘えん坊だったからな 可愛い子は旅をしなさい・・・ 期待が持てることばかり探して伝えている母なのでした
子供
いつまで一緒にいられるのか
子供と過ごす日々
早く巣立って欲しいと願い続けていたのに
今はまだそばに居て欲しいと望む心
いつか巣立たなければならないけれど
いまはまだ・・・・
5年生になって 裁縫箱がいるらしい 家庭科かぁ 懐かしい 注文するための封筒を見せられる A4大のカラー刷りで 裁縫箱のふたに描かれている絵がたくさん並んでいる その中から好きなえを選び 自分の裁縫箱となる 流行の絵から 定番の絵 正直なところ もっとましな絵はないのだろうか 流行の鼻でか犬・・・鼻がズームで大きく撮られている犬 サーファー柄というのかちょっとヤンママヤンパパの 乗っている車みたいな柄 アフロ犬 ドラゴン柄 プーさん ピングー 家庭科の裁縫箱というイメージが湧くものがない 中学生のお弁当箱みたい・・・それも難しいイメージか・・・ もっとも私の裁縫箱がスヌーピーだから 説得力に欠ける
はじめはドラゴンがいいとねばった娘 中学生になっても使うんだというと 鼻でか犬に変える 私の子供のころに なめねこ という流行の写真があった 猫が立たされて学ランを着て つっぱり気取って「なめんなよ」とかかれているもの やけに流行ったけれど 今となっては 笑いの種になるくらい・・・廃れた 鼻でか犬も そう長くは流行らないようで 私が渋る プーさんとピングーは激しく嫌がられ 結局 ちとヤンキーはいったハイビスカス柄に
親子で納得のいかない沈黙・・・ そうだ・・・ 手芸品売り場に探しに行こうか と 提案 いくいくいくーーー と 娘 お金のかかる時期・・・
裁縫箱
母の裁縫箱を開けると
なぜかわくわくした
綺麗な粒々のついたまち針
きらきら輝くボタン
糸を通した針を持ち
布の間を行き来すれば
魔法にかかったみたいに
あっという間に素敵なものが出来上がる
雛ちゃん日誌の最終回が 突然やってきました
元気に鳴き声をあげていた雛ちゃんを見たら なんとなく生き続けるような気持ちにさせられましたが やはりそう甘くはなかったです
口をあけなくなって 食べる時と休む時があるのかと 雛ちゃんに任せて欲しがるのを待っていましたが 口をあけていても 声が出ない状態になってきました 声を出す力がなくなってきたのかと すぐに死を直感しました 「駄目かもね・・・」 娘に報告します 『おなかいっぱいなんだよ・・・』 諦めきれない娘の言葉に 「死んでしまう可能性が高くなってきたみたい もちろん生きることを諦めたわけではないよ」 『・・・・・』 突然ころりと死なないでしょうから 少しずつ死を覚悟するように仕向けていきました 娘がいつになく重苦しい表情を見せたからです 鳴かない雛・・・ もう それは死を意味します 親鳥を呼ぶことができないということです 何が原因なのか 思い当たることをやってみます 炊飯器の上が暑すぎたのではないか 脱水症状なのではないか おなかが空きすぎたのではないか どれを取り除いても効果はありません ・・・だめか そう思いはじめてからほどなく 雛ちゃんの口はあいたままになり 苦しそうです 娘は離れないで 綿棒をしめらせてくちばしを しめらせていました 「あとは見ておくから 今夜は寝なさい 明日まで生きられないと思うけど がんばってみるから」 娘が寝てしまった後 最期の力を振り絞って 体を伸ばしました そのまま・・・息絶えたのです
3日前 我が家にやってきたときから比べると 羽根が伸び 羽毛が出てくるのも見られそうと 期待を持ち始めたところでした つるつるの体にも 所々ちくちくと羽毛根が出てきていました 今朝 娘はお墓を作りました 驚いてしまったのが・・・ 雛ちゃんが来た次の日も 死に掛けた雛を持ってきて お墓を作ったというのは日記にも書きましたが それを掘り返して 雛ちゃんと一緒に 埋めなおしたというのです 『一匹じゃあさ 寂しいかと思って 巣のなかに前の雛も入れて一緒にしてうめてあげた』 「・・あの・・・だってさ・・・ 前の雛って・・・もう・・・腐ってなかったの?」 『うん』 「・・・・・もともとたくさんで生まれたんだから 喜ぶよね・・・」 そう思っても 私にはできない・・・ 娘の強さに 言葉が見つからなくなってしまいました そのあとで お線香を立て お花を生けたそうです ゛禁じられた遊び゛みたい・・・
「あなたたちがここまで大きくなるには 雛を心配したように 泣くと心配して ミルクを飲んだら喜んで 大事に大事にみんなで育ててきたんだよ 命って大切だよね 命を守ることって大変だよね」 命を見つけて 命に期待して 命のはかなさを感じて・・・ 娘の中に何が残ったでしょう・・・
鳥
厳しい渡りに耐える鳥
ツバメは丈夫な泥の巣を
雨露凌げる軒先に
作って育てて巣立ってく
数たくさんに増え続く
スズメのお宿はのんびりと
小枝に任せてみみずとり 一つ一つは大切で
かけがえのない命でも
神さま静かに考えて
そうっとおそばに連れて行く
頭痛が痛い・・・(笑えないかな)
このところ陽気のせいもあるのでしょうか 頭に雲がかかったような痛みがあります これは・・・蜘蛛膜下出血か・・・ くも膜で倒れる人は 兆候として頭痛を訴えていたと 良く聞くものだから すっかりその気になってしまいます 友人もMRIで調べてもらうべきだといいますが ・・・そうしようかな
突然倒れて 今の生活がぶつりと途切れたら・・・ そんなこと考えてると 余計痛くなる やめよう・・ パソコンのやりすぎ? でも このところ 以前ほどらんらんと向き合っていないのだけどな ストレス? 感じるようなこともないし・・・
やはり陽気のせいかな・・・ 実家の母に 「ときどきズキーンと頭が痛むのよね」 というと 間髪いれずに 『あーら 私なんて毎日ずぅーっとドカーンよ』 あ・そう まぁ あまり深く考えずに お酒でもひっかけて寝ちゃいましょ ( ̄□||||!!
想像
突然倒れて意識を失って
誰かのお世話になっている私
親戚がお見舞いに来てくれて
意識がないからご挨拶は失礼します
そんな一週間の後に
とうとう・・・・
あの人私のお葬式に来てくれるかしら
あの人は来ないだろうなぁ
あの人意外と来てくれたりして
暗い想像が急に接待で忙しい想像になる
待って 私は死んでるんじゃなかったっけ
・・・まだまだ死にそうにないかも
**********************************
雛日記
昨日の様子とは違って 餌を欲しがらないです ピーピー声も聞かれないと思ったら なんと 声がでなくなっていて・・・ どうしたんだろうか 弱り始めたのかな
お友達のお誕生会にご招待されました
上の娘と同級生の男の子 学校は違いますが 幼稚園は同じでした 下の娘と同級生の弟 どちらも男の子です
以前はよくお邪魔しては 家族ぐるみで夕食を作って食べ 大人は飲み会をしたものです 久しぶりにお邪魔することになりました
さて・・・ご招待していただいたからには お誕生日プレゼントを用意しなくては・・・ 男の子ってどんなものが嬉しいのかな 学生時代の友人宅にも 男の子が2人います まだ年が小さいのでガラガラと動く車や汽車で 結構喜ばれますが この兄弟はゲーム好きだというので そういうものもパッとしないかな・・・ まさかゲームソフトを買うわけにはいかないし で・・・お友達とみんなで楽しめるということで ファミリーゲームにしました 娘と同級のお兄ちゃんは 小学校に上がってから 次第に歩くことが難しくなってしまい 今では車椅子の生活です 走り回っていた幼稚園の頃が懐かしい この子達ももう 5年生だものね 弟君のほうも 転びやすくなってしまい心配ですが お友達と元気に走り回っています 兄弟で4月生まれなので 合同お誕生日会だそうです
お誕生会は 呼ぶ子を選んだりするのも嫌だし 全員呼ぶと大勢で大変だったりして 娘たちのはしてあげていません お友達からも 上の娘が年長のときにお呼ばれしたくらいです 女の子が少ないクラスだったので可能でした 私は生まれが4月のはじめなので 春休みだったため お友達を呼んで 誕生会をしてもらっていた記憶があります 近くの洋食屋さんから オムライスをとって 食べたのが忘れられません そこの洋食屋さんのオムライスといったら 今 同じような味のオムライスは無いと言っていいくらい 美味しかったのです ・・・懐かしいな お誕生会かぁ・・ 来年は自分の会を開こうかなぁ・・・ 外国はやりますものねぇ うーん いいかも♪
ハッピーバースデー
命の誕生を喜びましょう
生まれてきてくれてありがとう
出会えてよかったね
そんな気持ちで集まった日は
いつものお友達とは
ちょっぴり違って素敵に見える
*********************************
雛日記 (「ちゅん」なんて名前はどう?)
日一日と元気を取り戻す雛ちゃんです 私は生き物を世話し過ぎて駄目にしてしまうので 充分気をつけます あまり気持ちを傾けすぎないように・・・ でも わかりやすい性格の雛で!?ってどんなのかな おなかが空いたときに近くを通ると 大きな口をあけて鳴き騒ぎますが 足りてるときは ヒーヒー言うだけで口をあけません なるほど・・・わかりやすいなっていう感じです 一昨日よりもふたまわりくらい大きくなってるようです 羽毛の根っこから 羽根になるべくものが ツンツンと伸びてきました 驚いてしまうのは 首の長さです 餌を求めて首を伸ばすと 5cmくらいはあるように思われます 餌の棒を口に入れるとどんどん飲み込んでしまうので 引っ張るのですが ちぎれそうです・・・・ 首の中まで親鳥のくちばしが入り 確実にミミズやバッタのようなものも 飲み込めるような仕組みになっているのでしょう 人間の赤ちゃんも ミルクを飲む期間は 口の中のつくりが違うと聞きますから 雛にも言えるのだと思います 小さな真っ黒い目をポチリと開けて 羽根をばたつかせる様子は そうそう死なないのではと自信を持たせてくれます
昨日の夕方 上の娘が学校から帰った その手の中に・・・ つるんとした 何者かの雛がいます 小さな巣ごと持ってきたようで 植木屋さんが入っていたお宅の 落とした枝の中に混ざって落ちていたそうです 「おかあさん 見て見てー」 ・・・・またか・・・今日は何を見せられるのかしら・・・ 「雛なの 落ちてたんだよぉ」 『・・・うーん そんなに小さくて 落ちていたとしたら 駄目かもねぇ・・・』 「でもね ピーピー鳴いてるんだよ」 『うーん でも 駄目だと思ってお世話したほうがいいよ』 「わかった お友達のところに行って 相談してくる」 鉄砲玉・・・いや ブーメランのように カバンだけおくと出て行きました ミニトマトのパックに入れて なるべく人が触らないようにと注意して見送りました そして帰ってきた娘は 雛を連れています・・・ (・・・あぁ・・・やっぱり家で見るのか・・・) 生き物の死が 今どうしても嫌な私にとって 娘の酷な選択でした
ところが お友達のところから帰った雛は ピーピーと元気がよく 口を大きくあけているのです (もしかすると・・・いいところまでいくかも・・・) 思い立った私は 近くのD.I.Y.ショップに行き 雛用のえさと ポンプ(注射器のようなもの) を買い揃えました 粉の餌にぬるま湯を混ぜて 適当な硬さにします ポンプで吸い上げて 雛の大きな口の中にプチュ・・・ ところが加減が上手くいかず 雛の口の中はいっぱい それどころか 口からはみ出て喉まで餌だらけです ・・・うぅ・・ごめんごめん うまくいかないねぇ・・・ いろいろやっていくうちに だいぶコツがつかめて 綿棒に絡ませて 口に突っ込んでみました かなり食いつきがよく 食べては眠りを繰り返し 電気を消して 私も休みました
そして今朝 (死んでるなよぉ 死んでいませんように・・・おねがいっ) ぶつぶつつぶやきながらトマトのパックに近づきます ・・・動かない 息してない・・・ やっぱり駄目だったかな と ふたを開けて つんつんつんと突付いてみたら よろよろっと 跳ね返してきました 生きてたぁーーー これは体温が奪われたに違いないと 適温に保てるものを探します そこで思いついたのが 炊飯器くんです (炊飯器くん いっしょくんを助けて!) 熱くなりすぎないように タオルやキッチンペーパーで 何度も調節しなおして どちらも清潔に保てるようにします 始めは 私の指で背中を温めてやりました 下からは炊飯器くんが・・・ 次第にうりうりと動き出し とうとう ぷりりっ と ウンチが出たのです (よしっ 食べて出ていればまだもつね) 私も仕事に出かけ 帰ってきても寝ています そして 私は忙しくばたばたしながらも気にしていたら おなかが空くと ピーピー鳴くことに気がつき 今では呼ばれたら 餌をあげるまでになりました 炊飯器くんも大活躍です トマトのパックもいつも清潔に保てるように工夫して この調子ならこちらも苦にならずに 雛ちゃんに生きていてもらえます 今日も学校から帰った娘が 「おかーーーさーーーーん もういっぴきいたのー」 と いって 死んでしまった雛をティッシュに乗せて お友達に傘をさしてもらいながら帰ってきました 『それ 死んでないかよーく確かめて 死んでいたら お墓を作って埋めてあげて』 「さっきね 最期の力出して ぶるぶるってしてから 動かなくなったんだよ」 『じゃあ 丁寧に埋めてあげてね』 もぅ 雨なんかかまいません 私が 駄目なのです 死んでしまった雛を 見ている勇気がなくて・・・ お友達とすぐに埋めにいきました 雛を心配して 様子を見にお友達が続々と集まります 炊飯器くん みんなに見られててれくさそっ・・・ さすがに触りたがる子は一人もいません おやつを食べて遊んで待っています そのうち ピーピーがはじまり 『おなかすいたよー来てごらーーん』 と 呼び寄せて 餌タイムです 大きな口をあけてピーピー欲しがる雛ちゃんに 使い捨て耳掻きで餌をやります 「かーーーわーーいーーーいーーーーー」 女の子が奇声を上げます 『かわいいよねぇ このぶんだと もう少し大きくできるかもね だけど 飛ぶほどまで大きくなるかって言ったら それは 無理と思っててね できるだけ頑張るけどね』 できるだけ期待させないようにします 駄目なときのショックを思うと・・・ 私自身に言い聞かせているっていうところもあるかな
それにしても すずめだの(2002/7/14) こうもりだの(2002/8/24)蜂だの(2003/5/12)って 娘ばかりがなぜそういうものと出会ってしまうのかな ムツゴロウ王国に弟子入りしたらいいのに こんなのんびり屋では駄目かしら
今度の雛日誌は いつまで続くかなぁ・・・
雛
丸裸で無防備で
大人になると天敵のように恐れる人間に
全てを委ねて 今お前は生きているんだよ
今日 仕事が終わって日誌をつけていたときのこと この仕事を提案し ご家族に理解をいただいて 私を起用した主任さんが 「ご家族がとても喜んでいましたよ とにかく顔つきが違うっておっしゃってました」 あ・・・私のこと・・・ 「それでね 一応聞いてみたのよ 今までの様子を踏まえてね これからも続けますか?ってね」 どきどきどき・・・ 「もぅね ぜひお願いしたいって 本当にありがとうございます」 ・・・よかったぁ・・・ 『こちらこそ 主任に 提案していただかなければ 与えられなかったお仕事ですから ありがとうございます』
そうかぁ・・・ この仕事を始めてからそろそろ3ヶ月が過ぎるのです 自分の役割 立場を作っていくのに 暗中模索の状態から始まり 担当女性にとって 私の働きかけがプラスなのかマイナスなのか 悩む日々 そしてやっと こうやって行こうと 自分なりの取り組みができてきたこのごろ この仕事に対する素直な思い 真面目な取り組み そしてずるさもでてきたと思います いい気分で終えて ちょっと自分を過大評価したり 手ごたえがなくて 自分がどうしようもなくちっぽけに思えたり 人相手の仕事だけに 私自身も日々大きく変化しています そのなかでも 評価されるということは 成績表をいただくようなものですから いい結果であれば嬉しいものです ご家族の私に対するその思いは 担当女性にとっても 嬉しいに違いないでしょう 家族と彼女と私 この関係は努力してでも 良いのにしていかなくてはならないのです 何十人も相手にしているヘルパーにできなくて 一対一の対応でしかできないこと・・・ それを追求することこそが「私」の仕事なのです 今日 いつものように尋ねて行くと お部屋は留守 ロビーにも姿が見えず ヘルパーに尋ねると 日光浴をしているかも ということで 玄関へ行くと何人かの寝たきりの人と 車椅子の人たちが ずらりと並んでいました ボール投げや 指の体操をしています 何か歌おうかという話になり 七つ道具のリュックから 歌集を出します 今の時季の歌をいくつか歌いました 皆さん大勢だと歌うのですね 担当の女性も私とだと歌わなかったのに 大勢だと歌うのです ・・・・なるほど そんな心理も知ることができました 1人でできないことも大勢ならできる 気づけなかったことにちょっぴり反省です 歌は盛り上がり 私も次々と大声で歌います 静かな山の中に佇む大きな施設なので 建物に反響して 声が響きます 舞台で歌っているような気分 終わって戻るときには ヘルパー同士も 「いいねぇ 楽しかったねぇ」 と 自然に話し合います 硬い表情だった皆さんも 笑顔がこぼれます 誰もが関わって欲しいということが 手に取るように伝わりました まだまだ勉強しないといけないことだらけです 焦る気持ちは変わらずに心にとどまっています 学ぶことで手に入る安心もありますから がんばらなきゃ・・ですね
誰だって 誰だって
褒められる事は
何より嬉しいもの
上の娘は今日一日お休みしました 薬のせいか腫れは引いてきましたが 眠くなってしまうようです
今日は幼稚園の親子遠足です 電車の中で言われて気がついたのは 親子で出かける遠足は これで最後というわけです 上の子とあわせて6回 楽しかったし いい思い出です
上の娘がお休みということもあって 朝はどたばたしました 学校にお休みの届けである 連絡帳を 通りがかりの子供を捕まえて 頼まなくてはなりません 丁度いいところに 近所の二つ下の女の子が通り 「5年2組の先生に渡してくれる?」 と頼むと 『わかった』 と引き受けてくれて 次はお弁当作りです 親子遠足ですから お弁当箱は二つです なんだか気合の入らないことで ちょっと手抜きかな・・・ 身支度をして 娘を実家に預け 実家に車を止めて そこから駅まで歩きます 朝のばたばたのせいか 駅までの時間が たっぷりできました 下の娘と手をつなぎ のんびり寄り道をしながら 駅までの道を楽しみました 久しぶりです 車での移動が多いため お買い物で手をつないで歩くことはあっても 駅までの30分ほどの道のりを 楽しみながら歩くなんて していなかったな・・・ 年長になると 遠足の道のりも 親とは歩かず お友達と手をつないで歩くので この行きかえりしか手がつなげないのです 上の娘の休校がこんな風にゆとりを与えてくれました
遠足の目的地は 小高い山の公園で 自然がたくさんありその森の中に所々アスレチックがあり のんびりと遊びながら歩き回れるようになっています 娘はチャレンジ精神旺盛で 無理だといっても聞かず 体で無理と感じるまで引き下がりません 汗だくになって 次々と挑戦するものですから その分体力の消耗も激しいわけです お弁当を食べて 午後の遊びが終わる頃から 「頭痛い」「気持ち悪い」が始まります 前にも日記に書きましたが これは娘にとって「眠い」の別表現です 集合時間になると「お母さんと手をつなぎたい」 の 連発です いつもと違うことをしていつもの何倍も歩いた私も かなり疲れてしまい『お母さんもあなたとつなぎたいーー』 と ごねてみました そして相談して 『ねぇねぇ みんなとさようならした後に 一緒にアイス食べに行こうよ お母さんも食べたいから 頑張ろう』と 小声で伝えます 何とか騙し騙し手をつないだり遅れたりして 最後には頑張ってお友達オンリーになりました
駅で解散した後は 実家に連絡し 一休みしてから帰ることを伝え 約束どおりコーヒーフロートなんぞを飲み 駅から実家まで歩いて帰りました
現地でも楽しく過ごしたし 2人きりで手をつないでのんびりと歩けたことも 2人にとっていい時間だったように感じました
手
手を伸ばすと
小さな手が吸い付いてくる
手をつなぐと
気持ちが通じ合って
言葉がなくても
手が話し合っているみたい
もっともっと
たくさん手をつなごう
ええ・・・ 上の娘が射されました・・・・
昨日私が留守のあいだの出来事です 夜になって 顔がむくんでいる娘に気がつき 「あれ?なんでそんなに顔が腫れぼったいの?」 と どうみても 顔の様子が違うことに気づき 聞いてみました 『はちに刺されたの』 って・・・ちょっと 一昨日指を射されたときで すでに2回目だよね・・・ 「ちょっと・・・じゃあ3回目って言うことじゃないの」 『でもねぇ 生きてるよ』 あたりまえだぃ それが夜のことでした
我が家の桜の木は 40年は過ぎているだろうと 植木屋さんが見て言っていましたが 枝も朽ちはじめて時々ゴトッと落ちてくるのです ・・・なんてのんびり書いている場合ではないのですが そうなのです 幹のほうもとうとう中が空洞に なるくらい痛んできたようです 一昨日 庭で遊んでいたときに 洞から蜂が出てくるのを発見した娘のお友達が ちょっとつついたらドバーァーっと出た と 興奮して逃げてきて話していました ですから巣があるのは 幹の中で 中がどんな風になっているのか まったく見当がつきません そして・・・射されたのです
今朝 見る影もないくらい顔が腫れました うーん・・・ とにかく学校を休む手配です その後で下の娘のお弁当を作り幼稚園に送ります 仕事に行く前に病院へ行こうか 終わってから行こうか悩みます 朝のうちは込んでいて わりと症状の思い子が 朝を待って来る事が多いので どんよりするからです それよりも お昼近いほうが ひと段落してまたずに見てもらえるから そうしようか・・・私がひとりでぶつぶつとつぶやいていたら 『痒い・・・・』 涙声でボソッといいます 「よしっ 行ってこよう そうすれば痒み止めがもらえるものね 目の周りだから 目に入っても大丈夫なのがあるから』 思いがけなく病院は空いていて 私たちが受付をして間もなく どやどやと風邪らしき 子供たちが入ってきました 「タイミングよかったね ちょっとの差だけど 早く終われる」 指と額 指のほうは まだ針が残っているとかで 注射針でそっとそっと掻きだしてとります さすがに額にはそうできなくて 〈とにかくひどい腫れを何とかしないとなぁ〉 先生も 気の毒がっています 喉を見ていただくと 真っ赤に炎症を起こしている と 〈お母さんちょっと見てごらんよ〉 確かに真っ赤でした つまり・・・ 風邪をひいていて 蜂にも刺された ということです 熱が出ない体質なので 上の子の風邪は本当にわかりづらいです
まぁね 風邪だとわかってよかったし 軟膏目薬の痒み止めも手に入ったし 飲み薬ももらえた 安心が手に入ったのだよ・・・ 薬を飲み 午後はスーピー寝てしまいました
虫に興味関心があるのはわかりますが 好きなら生態も知っておけ! と 言ってやりたい母なのでした
ミツバチ
みかんの花の蜜を集める
静かに耳をすますと
無数の羽音が
忙しそうに聞こえてくる
無数の仲間と
無数の子育て
無数の命が
いま絶えようとしている
手話奉仕員の登録をしてから 約ひと月が過ぎました この市では奉仕員の制度がないため 私たちは一期の登録員となりました 他市他県では盛んに行われている奉仕員制度ですが 出遅れています
当初 登録に当たっては どのような活動がある と 詳しく説明ができず 手話奉仕よりは 労働奉仕が主となりそうです という話を聞かされていました そして今日初奉仕で 聴覚障害者団体の記念式典でした 受付や雑用の仕事は この年になると 楽しめるのですが やはり緊張するのは 地元の聾者との会話です よくお会いする方は 私達に合わせて手話を使ってくださるので 何とかお話できるのですが 普段あまりお話しないお年の方だと こちらがわかるものと思って 聾者同士で話すような手話を使い猛スピードで 話しかけるものですから 通じなかったり 相槌すら打てなかったりします ですから 注意深く集中して わからなくなったら聞き返します
こういう機会でもないと これだけたくさんの 聴覚障害の方とお会いすることがないので 手話を使うとてもいいチャンスです 手話奉仕員の制度で誕生した私達は たくさんの行事に参加して お役に立っていきたいという意思表示を続けなければ お声もかからなくなっていくだろうと思うと 気持ちは焦るばかりです そう思うと ちょっぴり荷が重い・・・かなぁ
笑顔
聞こえない世界
笑顔の会話をする
何も言葉はなくても
挨拶であり 確認であり
その笑顔から伝わるものは
さまざま・・・
昨日は高額を払って(あきらめつかないらしい・・・) 調律をしてもらったわけですが 今日はお休みなので 早速ピアノを弾くことにしました 久しぶりです 昨日調律したての時に弾いてみたりですが かなり長く弾いていなかったせいか 指がまったく動かなくて もつれてもつれて 指が転んでいました なんだか ふに落ちなくて まずは練習曲から・・・結局おなかが空いて 指先がしびれてきて そろそろやめようかなと時計を見たのが4時間後でした やっぱりピアノはいいです 集中できるし 気が晴れるし おもしろいです ソナチネを弾いていたときのこと ベートーベンの作品ですが 良く聴かれるものではありません 調子よく弾き始めると 鼻歌が聞こえてきます どこだ? と 音を弱めると 後ろでお絵かきをしていた 娘たちが歌っているのです この曲は初めて弾くのにな・・・ と思いながら弾いていくと さびの部分まで来て やっとクラシックCDにはいっている曲であることに気がつきました なるほどね・・・ところが途中から 私がつっかえはじめ 進んでは止まり進んでは止まり・・・ それを苛立たしげに 娘たちが鼻歌で進んでいくのです 私がつっかえると歌って進み また私がはじめるところに戻って歌いだし また歌が進み・・・ やめてぇ・・・歌うようには弾けないのよぉ
それほど回数多くは聴いてはいないけれど 耳から入るものって 覚えやすいのでしょうか 決して 有名で誰もが耳慣れている曲ではないのに ベートーベンのソナチネは 耳に残るようです
おんがく
優しい曲が 美しく弾けたとき
勇ましい曲が 雄々しく弾けたとき 私とピアノは1つになれる
上の娘とこれだけはという約束があります それは時間を守るということ 娘はとてものんびりしていて けじめなく虫や犬や猫と過ごします 寝転がってだらだらもします 椅子に座ってぼーっともします どうしたらいいだろうかと考えてでた結論が 時間を守る ということ これはいいです 何事もそれにつながっているからなのです 寝坊をなおすのも 着替えも 登校も 下校も 時間を守ろうとすると 自然と急がなくてはならないですし 人に心配をかけないようにするには 時間通りに行動しなくてはならないのです そしてそれが娘にとって とてもとても難しいことで・・・
今日は学校が5時間授業でした そうすると家につくのは3時ごろになります 帰ってくるころ ピアノの調律が始まり 3時半ごろ遊びに行った下の娘を迎えに行き 調律が終わり 上の娘が戻り スイミングへ行って・・・ 余裕のある時間配分でした ・・・・ところが上の娘が 4時になっても戻りません 幼稚園のお友達と遊ぶのはだいたい4時までと なんとなく決まっていて 幼児にとってそのくらいで 充分と考えているので迎えにいきたいのです 調律やさんに居ていただこうと思っても 上の娘を迎え入れることまでは頼めないですし ・・・何かあったのかな・・・ 調律してることは朝言ったのにな と・・・4時15分ごろでしょうか 「ただいま」 のんきに帰ってきました 手の中には 野いちごがたくさん入っていて・・・ 『どうして遅れたか言いなさい』 「うさぎみてた」 やっぱりか・・・・ とりあえず 調律やさんにコーヒーを出し 終わったら休んでいてくださいと頼み 急いで下の娘を迎えに行き 戻ってお金を払い 片付けを終えて スイミングです ご飯の支度をして くーちゃんのことでまた お説教です (このことは後日書くことにして・・・)
小学校に入ってから 時間を守ることについては 一生懸命しつけてきましたが ここにきて がたっと崩れてきたのが感じられ 私も驚きと焦りを隠せずにいます 頭ごなしに叱る年でもないかと 『どうして遅くまでウサギを見ていたのか わけがあったら話して欲しいんだけど』 ・・・まぁ 訳なんてない お友達と眺めるウサギは 時間を忘れるほど可愛くて 面白いに違いないのですから でも だからいいでは済まされないと思います 高学年だからこそ 気持ちを抑えて帰る事ができなくてはと 思うのですが・・・ どれほど心配したことか・・・ まず一番に娘に伝えるのがこれです 確かに通り魔や誘拐が多い世の中です 学校でも注意事項が伝えられていますから 私だけが心配しすぎているのではないことは伝わるようです 涙・・・涙の娘に 伝わらないもどかしさから 私までウルウルしてしまい いいたいことをびしばし伝えて終わりにしました
後で落ち着いた頃 『どうして遅くなったのかいいたかったらいいなさいね お母さんが決め付けて話をしていて あなたの思いと違っていたら言ってちょうだいね お母さんにもたくさん間違えはあるから 間違っていたら教えてちょうだい・・・・いいね?」 小さいときにはまったく考えなかったことです 自分を信じて叱り しつけてきたからです 私だけの考えでしていたことも 娘の考えを尊重しなくてはと思うようになり 少しでも娘が主張できるような言い方を 考える時期に来ているように思うからです
第一子は難しい・・・ 私はまだお母さん年齢10歳 お母さん学校5年生です
野いちご
そっと握ったてのひらを
いたずらそうな笑顔で開く
まっかなのいちご いち に さん
1つつまんで口にはこび
「食べて食べて
おみやげだから」
わくわく顔でのぞきこみ
答えを待って動かない
「おおきいね あまいね おいしいね」
言葉をもらって踊りだす
野いちごに詰まった
優しい思い
我が家にはアップライトがあります クロイツェルの茶色です
せっかく買うならいい音のものを と いうことで かなりの奮発振りで購入しました 私は趣味程度しか弾けないのですが ピアノを弾くことが好きです めったに弾きませんが 弾きたいとなると 2時間くらいへいきで どんかららがんがん弾きます すごくご近所迷惑でしょう・・・
そのピアノも 今では娘たちと共有することになり 上の娘が習い始めてから5年になります 4月からピアノの先生が産休ということで 6月までお休みになってしまいました そこで心なしウキウキとしているのが上の娘です まったくピアノに触ろうともしません その様子をみて このときとばかりに ピアノのふたを開けては 弾きまくる下の娘 速攻ねこふんじゃったからはじまり ドレミの歌や幼稚園で歌っているらしき賛美歌 自分の世界に入ってしまうときなどは 弾き終わると椅子から下りてきて それらしくお辞儀をしています まぁ そういった訳でピアノの汚れ具合はひどく 弾く前に手を洗うこと という約束を守ればこそです しばらく弾いた後で「あっ 手を洗うの忘れてた」と 慌てて洗いにいったりして・・・遅い・・・ そして明日・・・延び延びにしていた ピアノの調律やさんに とうとう捕まってしまい!? いやいや・・・そういう言い方はよくないかな ピアニストを育てているわけでもないので 調律は何年かに一度でいいと思っているのですが 「調律してから一年経ちました そろそろいかがでしょうか」 とかかってきます 去年はこちらからしますのでと お断りして もうかかってこないかもなぁ なんて思っていましたが あちらも商売ですから そうそう甘いことも言ってられないのでしょう 「調律してから2年経ちますが もう したほうがいいと思います」 そりゃあ したほうがいいでしょう それはわかっているのですが 今月中に車の保険を払わなくてはいけないのに ここにきて 調律代を出すのは厳しいな・・・ と 心の中で大きく訴えます はい・・・心の中でです ピアノ自体が贅沢品ですから手放すべきか・・・うーん まぁまぁ 仕方のないことでしょうか お願いすることにしました
となると ピアノ周辺のかたずけです ピアノ自体も磨きをかけます 調律屋さんが見ると 「綺麗ですね・・・あんまり触ってないでしょ」 ・・・じゃなくて 触ってないから埃が溜まるんですよ だからあなたが来るときは磨き上げるんですぅ と 心の中でつぶやくのです 心の中でですよ 『そうですかね・・・ふふふ』 と言っておくのです
私にとっては ピアノが全財産ですから 死ぬまでピアノだけは持って歩きたいと思っています 死んだらピアノも一緒に・・・ 大きいものはそれができなくて悲しいなぁ・・・
明日はピアノが喜ぶでしょう
ピアノ
十本の指を軽々と躍らせ
試練を重ねたピアニストが
美しくも悲しくも妖しくも
楽しくもあるメロディーを奏でる
果てしなく長い年月の間に
これほど多くの人に親しまれ
多くの人を魅了し続ける楽器は
他にはない
幼稚園の送り迎えに いつもついてくる犬がいます 娘より1つ下の女のこの家の飼い犬です 名前は「ばなな」 ラブラドールレトリーバー くーちゃんと同じくらいの老犬で太り気味です 歩き方も たかたかたかではなく のさのさのさです
私はやっぱり犬好きなのかな 犬に吸い寄せられるように手がなでなでします このばななさんも 毎日会うのですが 見かけるとついつい「ばななーーー」 と寄っていってしまいます
このごろのばななさんは 私のこの「ばななぁ」 の声に反応して 頭を低くして押し押し甘えてくるように なってきました 頭をいいこいいこなでていると そのまま前転でもしてしまうかのように甘えて擦り寄ります 犬はなでている人に心を許すと 仰向けになっておなかを見せますが このばななさんはかわいいかわいい いいこいいこしていると 『仰向けになろうかなぁ』 っていう体制に入るのですが 『まっこのくらいにしとこか』 あたりで仰向けをやめるものですから 後ろ足は普通に立っているのに 頭はねじれて前足は横に伸び 仰向けの準備にかかっているのです 「そうかそうか・・・よしよしよし」 こちらもばななさんの仰向けを想定して こっちに転がるぞと思ってなでているのに ちっとも腰が転がらなくて そのうちこっちが痺れを切らし 「どうしたいのーーー転がるならお尻を落とせーーー」 という始末 ずっとなでなでし続けていると 『そう?そんなに可愛がってくれるなら そろそろ・・・ よっ・・・・どっこいしょのしょ・・・っと』 と のんびりのんびり仰向けになります なったらなったで 今度は「帰るよ」と飼い主が急きたてても 『まぁいいじゃないの いまよ たった今こうして横になった ばかりじゃないの まぁまぁ・・・・あとちょっと』 そういって起き上がろうとしません 子供たちが帰ってくると もみくちゃです 「ばななー」「ばなちゃん」 『あぁあ 帰ってきたわね じゃあ立ち上がるわね ほら・・・よっ どっこいしょっと』 大型犬て 何故か性格がおおらかに見えてしまいますが ばななさんも 優しいお母さんみたいな犬です
『やれやれ さぁ お出かけに付き合おうかね』 飼い主のまめな可愛がりに 少々億劫そうでいて 心はものすごく喜んでいるようで このばななさんは たまらなく好きです
夏毛に変わるこの季節 ばななさんをなでた後には お布団ができるくらいの 毛玉が落ちていました
ばなな (ばななのつぶやき)
だいぶ体がきつくなりましたよ
お散歩は好きなんですがね
どうも遠くへは行きにくくなりました
毎日ご主人のお嬢ちゃんの お見送りをさせてもらってます
『いってらっしゃいな
ころばないようにねぇ』
『おかえりなさい
さぁ 一緒に帰ろうかねぇ』
こんな毎日ですが
私は結構 気に入ってますよ
パート2です 学校の先生がみえました
5年目にして 初めての男先生です 幼稚園のときから考えると 一度もなかったことです 学校の先生は幼稚園と違い 家の中まで入ってきません 玄関に腰掛けてお話します 1軒20分くらいの計算のようです 始まりから2軒目が我が家で ぴったり20分してから我が家にやってきました まずは先生からお詫びの一言です 実は先週 先生から電話をいただき 娘のカバンはあるけれど 姿が見えない おうちに帰っていませんか ということで 私もかなり慌てましたが 娘のことですから どこか隅っこで虫でもみつけて 篭っているのだろうと すぐに想像はつきましたが すぐに折り返し電話が入り 鶏小屋で委員会活動をしていた というハプニングがあったのです 娘は飼育委員になったばかりで 活動方法が今ひとつつかめていなかった という説明をいただきました 先生もきっと 娘のようなタイプの子は 慣れていなかったのではと思います その話から始まり 娘の性格や様子をお話します 学習面は先生の責任 しつけは家の責任 そんなことを話の節々で 何度となく話していました 前にも日記に書きましたが 誰に言っても「あぁ 怖い先生なのよ」 という返事が返ってきて 少し憂鬱にもなりましたが 私から見てそう感じることがあるまでは 偏見は捨てようと決めましたから 今日も先生は誠実で教育熱心なイメージで終えました 私がしている娘の心配は 何度となく尋ねられ ちゃんと把握しようという気持ちも伝わりました 私には見ることのできない集団の中での彼女を 先生がどんな風に捉えていくのでしょうか 「何か心配なことがあったらいつでも電話してください」 という 最後の一言・・・ 10歳の娘を見つめていく 大切な目の1つです この先生とのコミュニケーションをはかり 力をお借りしたいと思いました
目
話をする
目と目を合わせる
真実を話しているのだろうか
それとも心は違うのだろうか
その目の中に
見えるものは
何だろう
こどもの日で祭日です でも月曜日なので仕事でした
このところ とても状態が落ちてきてしまったように思われ 私もどこまでお相手が許されるのかと考えてしまいます
一昨日 朝方うとうとしているときに夢を見ました 担当の女性が 家に引き取られていくというものです ご家族皆さんがみえていて いつもいらっしゃる娘さんが 私の手を優しくしっかりと握って 「いろいろとお世話になりました 母を引き取ることにしましたので これでお別れですね・・・」 と 言うのです 亡くなったのではない 生きてお別れなんだと 意識の中ではっきりとそう確認しているのです 『そうでしたか それが何より喜ばれると思いますよ』 と その女性にお別れを言わなくてはと 探すのですが 見つからず 『さよならをいいましょうね』という私に 「ええ 母も捜していました」 と いいながら 何台も車が去り 結局お会いできなかったという夢です 目が覚めても 亡くなってはいないんだ というところだけは はっきりとしていて ・・・何かあったのかな なんて思ったくらいです もしかすると 死の恐怖から無意識のうちに 逃れたいと望んでいるのかもしれません
先週の金曜日 私に微熱があり 担当の女性も 落ち込みがひどく 誰かが2人を見ていたとしたら どういう関係で一緒にいるのかと 不思議に思われるのではと考えてしまうくらい 鬱々としていたに違いありません 今日は私も元気が戻り 彼女もほんの少しいい手ごたえでした とにかく外へ連れ出し 気を晴らそうと 気力のないのは承知でお散歩と 館外でのリハビリをし 絵本を読み お茶を一口水分補給の意味で飲み 部屋のある棟に戻ってきました するとエレベーターが開くなり ヘルパーさんが 「ご家族が見えていますよ」 やったぁ!元気になる! もぉ・・・即私が喜んでしまいました 『ご家族の方が見えてますって よかったですね』 「え・・?誰が来てますって?」 はっきりと物が言えなくなり ゆっくり消えるような声で 言うか言わないかのうちに 次女の方が おかあさん と顔を出しご主人らしき方も 出ていらっしゃいました もぉ そこから一瞬にして 人が変わってしまいます 「あらぁ・・・・・」 娘さんから見えないパワーが どどぉーーーーっと 注がれていく感じです 少しずついっぱいになっていく゛気゛ あっというまに体中に行き渡り 満ち溢れます 親子ってすごいな・・・ 遠慮もなく 気遣うこともなく喜び合える いいな・・・あふれたパワーは私のほうまで注がれて おこぼれを頂戴します 『なんてなんて嬉しそうなんでしょうね・・・ ずっとお元気がなかったんですよ 本当に ご家族ってすごいパワーですね』 母親を 娘を敬愛しているとは こういう形のことかな うらやましいくらいの親子関係です
血肉を分けた゛気゛のようなものを感じたのです
気
一緒にいると愉快になる
そこにいると心地いい
それがあると落ち着いてくる
気 とはそこらじゅうにたくさんあって
流れを作っては
私たちに縁や 機会を
与え続けてくれる
今日と明日はお祭りです
5年生の娘は 太鼓の練習が始まってから 3年が過ぎました 毎年練習の成果を披露したくて うずうずと山車を引いていました 今年こそはと 練習にも励み力が入っていましたが やはり最高学年の座・・・のようで 引く前に出だしのところを少しばかり叩いて 「間違えないようにがんばれー」 と 声をかけたかと思ったら すぐに 高学年と交代になってしまったようです 引きとしては 1番高学年になるわけですから スピーカーや提灯をもって 低学年の子達を仕切ります ねじり鉢巻に半被姿もきまって いつの間にやらこんなに大きくなったんだと ちょっとドキドキしてしまいます
山車は古いもので 全部木で作られています このあたりは城下町で 大工さんや とび職さんが古くから住んでいるため お祭りの前にとんとんかんかん組み立てて あっというまに山車になります 四角く枠組みがあり 1メーターほど上に 太鼓部屋のようなところがあり 中から足をかけて腕の力で上るとか 太鼓部屋の周りには ぐるりと提灯が飾られていて 中は見えにくくなっています 夜になると提灯に明かりがともり とても綺麗です どこの地区もそれぞれに立派な山車を持っていて 夜は見事です 明日の宮入には 山車と神輿がお宮に挨拶に行くのですが 山車はお宮の入り口付近に陣取って 宮入が終わるまで力いっぱい太鼓を叩き続けます まずは神様の乗った大きな神輿が帰ってきて 神社に帰ろうとしては楽しくてまだ帰りたくないという パフォーマンスをします この神輿だけは 成人男性だけで 白装束になり お酒も飲まされて!? 真っ赤な顔で すっかりかれてしまった声の木遣りを上げます 国道はこの間中通行止めになり 地元のおまわりさんも 止められた車に 状況を説明するために 走り回ります 最後に自然と大観衆から拍手が沸き起こり もういいよ・・・お疲れ様でした・・・ そんな思いが伝わってきます さぁ・・・・ここからがクライマックスです ここの神社は細い登り階段になっているため 気持ちをそろえて駆け上がらないと 大変な事故とげが人が出てしまいます 最後の木遣りがあがり 一気に駆け上ります 大拍手です 境内までたどり着くと 待っていた宮司さんがマスクのようなものをして迎えに来ます 神輿の中が開けられ象徴が神社に戻りおさめられます その後のお神輿は軽くなると言われています 地域の神輿はそれぞれ無事にお祭りが終えた挨拶をしに 神社の入り口で右往左往しながら 何度も何度も木遣りを歌っては突っ込みを繰り返します これは明日の行事・・・ そしてこのあたりいったいの神社でこれが行われます 大きな神社では何十という神輿が挨拶をするのが 呼び物のようになっています みんなお酒で気持ちは盛り上がります 明日の夜まで 盛り上がります
明日はもう少し娘の太鼓の出番があると良いのに・・・
まつり
鎮守の神様が
年に一度
それぞれの家を尋ねる
よく来て下さったと
手を合わせ
通り道は神楽で賑わう
子供たちには見えるのだろうか
嬉しさで体中が踊りだす
バザーの下ごしらえのために お友達とある森へ出かけました ある森・・・ そこは公の施設で 丸太の山小屋風のつくりがとても綺麗で 山に囲まれた気持ちのいい場所に建っているのです
そこは材料費がかからなければ ただで工作道具が借りられるという とても良心的な場所です ふらりと立ち寄った人でも 本棚のセットとか ペン立てや 動くおもちゃなど その場で材料を買えば すぐに作業所で 木工体験ができてしまうのです 今日はベニヤを持ち込んだので ただで作業ができます
バザーのトールペイントの準備できたのですが 私はゴミ箱から木っ端をあさっては 型抜きを楽しんでしまいました 久しぶりの電動糸鋸で 上手くできるか不安でした 小学校の頃 学校で木工をしたときに 糸鋸の鋸の部分がバチンと折れてしまったことが 何度もあったからです はじめに職員のおじさんから説明を聞きます 切るもの穴をあけるもの型抜きをするものと 電気式のやすり それぞれの使い方 使い道を教えていただきます 教わったとおりに落ち着いてしてみたら 結構優しくできたりするものです ・・まぁ お友達のご主人は大工さんですので 心強かったのですが・・・ 5年生になる娘も 結構上手に型抜きをしていて 私よりも器用なのかもと感心してしまいました
新緑の美しい山に囲まれて木に親しむなんて ちょっと贅沢な休日だと思いました
熱の後でちょっと体がぎしぎししてしまいました 帰りの車で寝てしまった・・・ごめんなさーい
新緑
新しい緑 若い緑
山のあちこちで
息吹を感じる
落ち着いた緑と
若々しい黄緑が
混ざり合って 溶け合って
日の光に助けられたら
眩いばかりの
自然の絵画
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森を歩いていたら 管理しているおばちゃんが たらの芽をくださった ありがとう てんぷらにして 美味しくいただきました
5ヵ月ぶりの美容院です
なのに朝から微熱で・・・・ でも またにするといつになるかわからないし いつもほど高熱ではないので 薬を飲んでいくことにしました
行きつけの美容院の 担当のお姉さんは ものすごく可愛い人です 小柄で小顔で ストレートのサラサラ髪でしたが 今日行ったら モジョモジョのパーマをかけていて それがまたお人形のように可愛いのです 今日は どんな風にするか まったく考え付かなくて さらさらストレートもいいけれど くるくるパーマもいいなって思うし このまま伸ばしてもいいけれど うんとショートもいいようで・・・ そんな説明にも 忍耐強く ニコニコと相談にのってくれます 人気者で忙しいのに ちゃんと向き合ってくれるのが なんとも嬉しいです 伸ばしていけるような ショート・・・ ボブを軽くした感じの形に決まり 下手な説明にもかかわらず 思い通りにしてくれました
パーマをかけて 乾かすときに 彼女ではなく そこで働くお兄さんが ドライヤーで乾かしてくれます このお兄さんもここのお店に来てから ずいぶん長くなります・・・というか 私が通い始めたときにはもういたのですが・・・ このお兄さん 長袖のシャツを着ているのですが 袖のところと 襟首のところから 刺青が見えます ずっとずっと気になっていた この刺青 今日来ていたシャツの袖から 爪の鋭い生き物の足らしいものが見えたのです ううう・・・聞きたい・・・ 衝動に駆られつつ いけないいけないと自分を抑えていました 次第に隣のお客さんはいなくなり チャンスが訪れます 「あ・・・あのあの・・・この足は どんな動物ですか?」 どきどきどき・・・聞いちゃったわよ・・ 気分を悪くしたらどうしよう・・・と不安もありつつ 答えを待ちます 『狛犬です』 こ・・・答えた! 振り返って 袖をあげて見せてもらってしまいました 「体のどこからどの辺りに入っているんですか? 両腕に狛犬ですか?」 『はい・・・片方はちょっと怖い感じですが・・・ 両腕と胸全体です』 「両腕に狛犬ということは 胸は何が・・?」 『能面です』 「へぇーーーー見てみたいなぁ・・・脱がしちゃったりして・・・ あはははは・・・・背中はしないんですか?」 『えへへ・・・お金がないんですよ』 「ということは・・・腕と胸でおいくらぐらい?」 『そうですねぇ・・・ざっと・・・百万ちょっとです』 「へぇーーー綺麗ですね・・・芸術ですよね どのくらい時間がかかりました?」 『そうですね・・・全部終わるまでに 7年くらいです』 「・・・そんなにぃ・・・痛いんでしょう?」 『えええ!いたいですよぉーー!!』 「すごいですねぇ・・・でもこういう昔ながらの刺青を 入れられる人ってそうはいないのではないですか?」 『そうですね・・・マンガみたいなのはよくあるんですがね』 「年配の人が彫ったのですか?」 『これは 30 5・6の人でした』 「組入りしようとか考えているわけではないですよね・・・」 『いやぁ・・・(笑)趣味なんですよ』 「すばらしいですね・・・」 『あ・・・ありがとうございます』
チラチラッと見える刺青は 本来の青と オレンジ色の二色 全体はもっと色があるのかもしれません 美容院でこの若者にブローしてもらうたびに 気になっていたので なんだかすっきりしたりして・・・ あんなに立派な本物の刺青なんて こんなに近くでそうそう見られるものではないですよね 本当に・・・素晴らしいです
刺青
皮膚に傷をつけて
色を塗りこむ
血が吹き出て
激痛が走る
それに耐えた証
忍耐強さの証明
男らしさを誇示するには
一番の手段なのだろうか
NHKの子供番組「にほんごであそぼ」は ますます面白く感じてきます 中にわらべ歌のコーナーがあります 二つの音だけの短いものです 何故かそれが始まると 私もテレビの前に座り込んでしまいます なんとその短いコーナーの中に 日本の文学もちょこっとでて来るのです 「どっどどどどうどどうどどう」 賢治だ・・・なんとも嬉しいフレーズです 「吾輩は猫である 名前はまだない」 たったのこれだけでも 何故か娘は好きなのです 毎日見ている娘は 次に何が起こるか 誰がどうするかを いちいち先回りして教えます 娘を見ていると テレビと一緒に体が動いたり 歌を歌っている様子がテレビよりも 面白かったりします テレビの前は 娘にとって舞台のようです 「どっどどどどう・・・」のときは 要所要所で蹴りのポーズがあり その箇所は何をしていても足が出ているし 風でわぁーっと飛ばされるところも 後ろも見ずにテレビと同様にして飛ばされてきます わらべ歌のところは 輪唱になるのですが 私に後から歌いだすようにと指示します その説明も 一人輪唱でやって聞かせるものですから 私はどこからどう歌いだすのか かえってわかりにくかったりして・・・ そして大好きな「ややこしや」は 私と2人で腕をまっすぐにしてつなぎ テレビと同様にして踊ります なんというか・・・すっかり親子で嵌っています
もぐらどんの おやどかね
つちごろり まいったほい
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