今日はガッシュを観たら、お出かけ! と思っていたら、特番でやらないではありませんか! 予定変更にめっきり弱い私は、たかだかそれだけでがっくりきてしまい、その日の予定をすべてキャンセルしてしまいました。 「外は行ったら行ったで楽しいよ〜」という妹に「ああ〜ガッシュー」とうわごとのような返事をして、いい大人がまるでバカな子になってました。 そして何をしたかといえば、梅ペースト作り。たんなる梅干をすり鉢でするだけなんですが、親がいなかったので、梅干を探すところから始めなくてはなりませんでした。 現在残っているのが、平成元年物(たぶんそのうち廃棄処分)、平成6年物、8年物の3種。6年物も2樽あって迷う始末です。幸い一方の紐が緩んでいたので、とりあえずそれを選択し、どんぶり一杯だけとってあとはまた、保管…。眺めながら、8年に辿りつくのはいつかと思います。 そういえば最近我が家では、梅ジュースと梅酒しか漬けていないんですよね。姉妹で「フルーティな1年物の梅干が食べたい!」とお願いしているのですが、これがなくなるまでダメだそうで、しくしく…。 さておき、種を取ってすり鉢で擂っただけの「梅ペースト」 もっぱら私が、おかゆと茶づけなどに、使用してます。調味料がわりに結構便利ですよ。買った梅干でやるのはちょっともったいないかな?
2003年06月28日(土) |
やはりコメディは良い! |
オチがわかっていても、何回見てもあきない舞台というのは本当に楽しいです。 今回の「ボーイングボーイング」は、今までの中でも一、ニを争うくらい面白い舞台でした。(ちなみに競っているのは、森光子主演の「花も嵐も」です) 久しぶりに会う友人ロベールが訪ねてきた日は、朝はジャネット(アメリカ)、昼はジャクリーン(フランス)、夜はジュティス(ドイツ)と、ただでさえたてこんでいた日でした。 最初のスケジュール変更はドイツ。一度19時から23時になり、それが、18時には到着。ベルナールは23時の連絡を受けた時点で、フランスを送りに、部屋を出ていました。 ドイツの相手をしていたロベールは彼女を気に入り、誘惑しますが、かえって怒らせて部屋に閉じこもってしまいます。そこへ、フランスが予定変更でベルナールと共に帰宅。
最も好きなシーンがここです。 何とかごまかそうとするロベールの必死さがたまりません。ドイツがいること気がつかないベルナールに「僕は君が思っている以上に、良い友人だぞ!」外での夕食&宿泊を勧め「彼女のためだ。そして、君のためでもある」ようやくフランスを2階に追いやり、ベルナールにドイツの予定変更を告げると、ベルナールはのん気に「で、何時?」 少し頭に来たロベールがマネして 「何時〜?」 「何時?」(ベ) 「もう来てるよっ!部屋にいる!」(ロ) 「何で早く言わないんだよ」 「言えるか、あの人(=フランス)の前で! 僕が外に行けって言ってるのに、人の気も知らないで。もう知らない、僕はホテルに行く。あとは一人でなんとかしろ」 「そんな、汚いぞ」 「き〜た〜な〜い〜!?」 「悪かった、謝るから」 「心から?」 「心から」(90度に頭を下げて) 「じゃ、良いよ!」 「ありがと、で、これからどうしたら良い?」
二枚目であるはずのベルナールが、あたふたとするのが、また可笑しくて。それなのに、おいおいっていうセリフが多いのも楽しいところです。 「楽しみにはスリルが付物だろ」「た〜まんないよね、この状況」(ロベールとベルタからボカッ!)
途中からは二人の関係にも変化が出てきて、フランスとアメリカをどうにかやり過ごした後、「あーもうバレる」と、クッション抱えて転がるベルナールに対して、ロベールはといえば、 「落ち着け。まだ、ドイツが帰ってくる」 「あっちが行ったからこっちを風呂に入れて…、ああ! こんな能力ばかりついたって…」 と、すっかり染まってきてしまいます。
ベルタのセリフで共感したのは、アメリカに「留守の間この坊や(=ベルナール)を頼むわ」と言われ、 「いいえ旦那様は、とても私の手には負える坊やではありません」や、(しばらく住むというロベールに)「悪いことは言いません。ここはまともな人間の住むところではありません。あなた様のためです」 と、そして口癖「お給料3倍頂きませんと、割に合いません」 最後にはとうとうキレて荷物をまとめ、「お暇させて頂きます」「ベルタ〜」(肩をもむベルナールに)「ベルタ〜と申されましても」結局給料アップを取りつけ、仕事も減らし、万々歳の彼女がとても可愛かった。
再演したらキャストが変わっても、ぜひまた観に行きたいですね。
会社の食堂には業者が入っています。 本日のメニューは牛丼でした。いつものように「小盛でいいですかー?」と聞かれたので、「はい」と答えると、差し出されたのは、飯碗に盛られた牛丼です。 唖然…としました。 いくら小盛とはいえ、丼物を飯碗で出すなんて! そんなのアリ? 今まで、鶏挽肉&微塵切り野菜カレーを出された時だって、なんじゃこりゃ?と思っただけでしたが、今回はさすがに『何か言いたい』という衝動が抑えられませんでした。 「これだと、おかず少なくなりません?」と、つい口がかってに……。 言った後で『これでは肉が足りないと催促してるように聞こえるではないか』と気づきましたが、時すでに遅し……。 「おかずの量は同じなんですよ」と笑顔で返されちゃいましたよ、とほほ。
怒りのあまり、家族に顛末を話したところ、配膳経験のある妹は、「小盛でしょ。良いんじゃない。嫌だったら小盛じゃなくすれば?」とあっさり。「一度にいっぱい食べられない身体になっちゃったの!」(最近少し食べるとすぐお腹が膨れてしまうのです) と反論すると、この私の言葉に母妹そろって「プッ」と噴出したのです。 「そんなにぶくぶくしてて何言ってんのよ」って、そんな……私はまだ標準体型内ですよ! まぁ確かにたまに、子供がいるのではと思う時もありますが……。 「じゃあ、ごはんだけ残しなよ」(妹) 「そんな、お百姓さんに顔向けできないことはできません」(私) と、ここでこの話題は、終わったのですが、丼物を飯碗で出すことには、やはり納得行かない私なのでした。
2003年06月26日(木) |
やってしまった…Wパンチ |
いつもは「中綴じ製本」のシリーズものが、厚かったり折込が入ったりすると、たまーに「あじろ製本」になるんですよね。 その面付伝票に『今回は中綴じじゃないから、無線か』と何故か(本当に無意識に)「無線」に○を! 中綴じでなければ、無線…わかる人だけがわかる…… 私はこの自分の思考が怖かった…。 しかも、いつもなら懇切丁寧に「余白の空きが足りないよ」(製本使用により必要余白が違うので)と言ってくる現場が、わざわざ伝票を直してくれて「完璧無線仕様」にフィルムを作成してしまったのです。(いや、だから伝票が無線になってたせいでしょ) 結局、全頁作り直し……。がっくり。 「書きなれてないからな」と一見優しげな上司に渡されたのは、仕損&不適合報告書。ISOまでもがついてくるか…。 しかし、それだけでは終わらず、お客さんからOKを貰い、暇なせいであっという間に印刷された刷出しを見てみれば、ノンブルの上に身に覚えのない罫線がー!! 何で気づかなかったんだろう? MACを開いてみれば、そこには罫などナイのですよ! 画面に出てないモンが何で印刷で出るかなー!? しかも、ノンブルのすぐ上に〜、気づけよ誰か〜(…だからそれは私がでしょ)PDFのバカー! 「ダメですかね」(私)「まぁ大丈夫だろうけど、気づいたんだから刷り直した方がいいだろう」(上司)ということで、今度はその折だけ刷り直し……。がっくり。 「顧客クレーム?」(ISO担当)「まだ、社内不適合だよ(苦笑)」(上司)のやりとりのあと、「もうないだろうな」のダメ押しが……。 ううううう。 私は職種を聞かれたら「伝票入力が主」と答えます。伝票入力が私の本来の仕事なのよー。本来…本来以外のなんと多い職場か……。
気を取り直して、その夜は、高校時代の友人と舞台を観に行きました。帰りに久しぶりに談笑しましたが、「私っておたくなのね」と、しみじみ実感した日だったのでした。
帰宅して車庫にスクーターをしまおうとすると、薄暗い天井から何かの気配が! ギクリとして、見上げてみればドクダミの山(?)でした。 雨の合間をぬって刈り取ってきたドクダミが、車庫の端から端(二間半)に渡した竹竿いっぱいに、吊るされていたのです。 貧乏性な私はつい「売るほどあるなぁ」と思ったのですが、これは全て家で飲まれるんですよね。おそらく詰めに詰めて一斗缶二つ分にはなるでしょうか。 代表的な効能は高血圧。妹の言によれば「うちは塩分を抑えればいいのよ!」ですが、長年の味を変えるよりは、お茶を飲むことを選んでしまうのは、まぁ無理のないことです。
2003年06月22日(日) |
『ボーイングボーイング』 |
絶対お薦め!まだチケット取れるそうなので、お金と時間に余裕のある方は是非ご覧ください。と、一番言いたいことを先に言っておきましょう。 三人のスチュワーデスを相手に、時差恋愛を楽しむベルナール(=赤坂晃)と、田舎から彼を訪ねてきた友人ロベール(=佐藤アツヒロ)、そしてベルナールの家政婦(=須藤理沙)のバランスが絶妙でした。 ベルナールとロベールの再会シーンは、本人テイストが入って微笑ましく、何というか、演じて欲しかった役柄にこうもぴったりくる芝居なんて、そうそうないだろうと思わせてくれます。 アメリカ・フランス・ドイツ人の三者三様の婚約者たちを相手に、タイムスケジュールから食事の好みの管理まで、ベルナールと家政婦のやり取りがとっても小気味良く、スケジュールの狂った三人が、部屋を入れ替わり立代りする様は、わかっていてもハラハラドキドキします。 必死に誤魔化すために悪戦苦闘する三人(「何で俺までこんなことを!」byロベール)が、最高に楽しいのです。 さすがに過去に何度も舞台に掛けられているだけあって、オチもすっきりとした舞台でした。ちなみに私はあと二回行く予定です(苦笑)
会社と駅の通り道には、敷地と路地の微妙な場所に、びわの樹が植えられております。 そこで今日、高枝バサミを駆使しつつ、びわの実を取る老人を見つけ、つい「なーんだ、敷地内か」と思ってしまいました。いえ、決して街路樹だったら取ってみようと思ったわけではありません。(たとえ家の庭のものより明らかに粒が大きくても)……ところで、街路樹の実って取っていいもの?? そんな光景を目にした夕食のデザートが、まさに「びわ」でした。そろそろかな、とは思っていたのですが、ようやくお目見えとなったようです。もちろん大きくてもピンポン玉程度です。 数年前、大きな実を生らせようと、姉妹で必死に間引きをしたのですが、甲斐なく小粒のままだったので、それ以来手を掛けず、生ったままです。(でも、そこそこ食べられますよ) ところが、稀に大きな実が生っていて、それが「枝に一つ」とかだったりするものですから、やはり間引きを思わずにはいられないんですよね。でも、おそらく苦労は報われない性質に生まれついているような気がするので、やっても無駄です。いいとこ鳥の餌でしょうか?(もちろん小さくても鳥の餌です)
例年我が家では、父の日は母の日とは違い、まるで無視されております。今年もチラシでそういえば…と思う程度だったのですが、いつもにもなく父が何か欲しかったようで、前日に「お父さんにカンパしないか?」と聞いてきました。 しかし、妹からは「その辺に転がってる皿と壷売れば?」と冷たい答えが返ったのでした。私はさすがにそこまで言えず、無言…。 そして当日、バレエから帰ってきた姉妹に向かって、父は果敢にも再び「土産は?」と!! オーチャードの土産!? スワロフスキーが欲しいのですか、父よ!「あるわけないでしょ!」とさすがにこれは姉妹ともに声も揃ってしまいました(笑) そんな私の視界に入ったのは、先週の帝劇土産「亀井堂の瓦煎餅」。封を開けずに部屋の隅に追いやられていたので、珍しく一週間も残っていたのでした。 「ほら、ここに瓦煎餅があるよ」と差し出すと、ようやく満足したようでした。決して出かけたら土産という家ではないので、お菓子のストックが尽きていたからかもしれません。 この瓦煎餅、父が好きなので、とりあえず我が家では見かけたら買う品のひとつです。帝劇仕様(「帝国劇場」とか「大入」とかの焼きが入っているのです)は、枚数の割にちょっと高めでしたが、色々な味が楽しめました。
紗幕の向こう側で繰り広げられるオープニングは、ロットバルトの「悪のマント(翼?)」に包まれて、一瞬の間に人間から白鳥へと早替えです。 そして苦しげに腕を羽ばたかせる後姿がもう、最高に素晴らしい。やはり白鳥といえば、羽ばたきの腕の動きですよね。(間違ってる?) ロイヤル時代のツテで頼んだ美術&衣装の方により、舞台の上にはシンプルながら幻想的な世界が作り出されていました。何というか乙女チック?ディズニーワールド? 劇場中継などで見る宮殿は、絵画的背景が多く重厚なイメージがあるのですが、今回は華奢でありながら立体的に柱や窓が装飾されて、異世界へと通り抜けできそうなセットでした。 一幕は宮殿での日常、ニ幕で王子はオデットと出会うのですが、この日の私は睡魔に襲われまして、気合を入れてもこっくりと(だから観に行くときは体調を万全にと何度も…)また、3列目で聞く生オケが良い感じの震動を与えてくれまして……。 そんな私の目を覚ましてくれたのは、高度なテクニックでも派手な演出でもなく「愛のアダージョ」でした。 ただ、深々と「愛してます」という気持ちが伝わってくるんです。以前観た白鳥では感じなかったのですから、踊り手の妙でしょうか? 周囲を取り巻く白鳥の世界が、優雅だったからでしょうか? 今回の白鳥の衣装は、オデット以外のチュチュの丈が膝まであるロマンティックなもので、しかも羽をモチーフにしているのでひらひらふわふわと本当に繊細で優雅でした。 そんな白鳥たちに囲まれて、背後から王子に支えられ、その肩口に凭れてすべてを預けきっている姿が、とても儚げで素敵でした。 三幕は宮廷での舞踏会。白鳥以外は一着として同じ衣装はないというだけあって、キャラクターの女性のベルベットやサテンのドレス、僧服、騎士のマントの垂れ具合に至るまで、本当に目の保養としか言いようがありません。 花嫁候補のダンサーの衣装も少しずつ違っていて、これもロマンティックで可愛い! それでも色はグレイッシュカラーと、落ち着いていました。民族舞踊は、ナポリ(とことん明るく舞台中を跳ねまわり)とスペイン(赤の照明で情熱的に)のみでした。 そして主役二人のパ・ド・ドゥは技術に溜息でした。 …が、黒鳥オディールの見せ場の32回転の後に、さらに王子の回転が入るのですが、熊川くんのスピードが並ではないので、せっかくの黒鳥の32回転の醍醐味が薄れてしまうという…。そして残念なことに、この日は勢いがつきすぎたのかラストによろけてしまったんですよね。さすがに苦笑い…。 王子はオデットとオディールを勘違いしたまま、花嫁に指名してロットバルトに嘲笑われます。オープニング同様、マントの使い方がうまくて、足元を何気に隠しているため、ワイヤーで吊られて舞台を移動しているように見えるんです。そう動けるダンサーがすごいんですが、こんなに出張ったロッドバルドも珍しい。 四幕で追いつめられたオデットと王子が「愛のために死ぬ」のは、いつ観ても展開に納得できませんが、…愛の力と白鳥たちによってロットバルトは滅び、二人は天国へ…ゴンドラじゃない!? 熊川演出では、紗幕の向こう側で、人間の姿に戻ったオデットと王子が手に手をとって階段を昇っていきました。そのセットがまた、御伽噺の絵本の表紙のような装飾なので、本当に最初から最後までロマンティックな舞台でした。 従来の白鳥の世界が好きな人には、少女趣味すぎたかもしれませんが、私としてはこちらの方が好みです。しみじみと、…演出って大きいのだと思いました。
閑散期(夏)にはまだ早いというのに、会社全体が暇モードに入っています。どれぐらいかというと、仕事がない現場の人がダンベル体操してしまうくらいです。 今までも職場によっては、ネットで遊んだり、漫画を読んだり、コンビニに行ったりと様々な暇のつぶし方を聞いてきましたが、これはピカいちですね。 確かに部屋の隅で、なおかつその人に物申す人もいない職場ですから、致しかたないかなー、とは思うんですが、やはりそれほどまでに仕事がないかと驚きです。 私個人はそろそろ夏限定の仕事が入るので、目いっぱい頑張って定時上がりになるかといった感じです。(今は余裕で定時…笑)
2003年06月09日(月) |
可愛いはずなのに不気味 |
立ち寄った書店の店先にパンダがいました。 身の丈20cmくらいのおもちゃなんですが、電池なのか、音に反応しているのか、とにかくうろうろと動いています。しかも、首にひもをつけられて、500mlペットボトルに繋がれているのです。(この状態がすでに変!普通持って入るでしょう?) 私もまた、『これは逃げられないようにしているのかしら?』とのん気に書店で用を済ませて表に出ると、かなりの時間が経っているにもかかわらず、まだいるんですよ。 可愛いはずのこのぬいぐるみ。よく見ると目が緑色に光っていたりして、ちょっと怖い考えが浮かんでしまいました。うっかり拾っていった子どもを襲ったり…とか、映画がありましたよね。 同じことを思うのか、道行く人々も何だろうと、不思議そうに視線を送っていました。物怖じしない女子高生は近くで良く見ていましたけど。 とにかく謎のパンダでした。
5月末に購入したデジカメの箱を、ようやく開封しました。 ニコンの「COOLPIX」です。握りやすかったからと、旅行はほとんどしないので、薄くなくてもいいかと。とりあえず、資料用の写真と、庭の花を撮ろうかと思います。 私個人は庭いじりをほとんどせず、家族がこぞって世話をしているのを観賞するだけです。四季折々に色々な花が咲くので、どうせならコンテンツも少ないことだし、載せてしまおうということになりました。 いかにボロ家を入れずに撮るかが、目下の課題です(笑)ようするに接写ですね。 それにしても、花の名前を調べていたら、家に咲いているのはどう見ても花菖蒲! 杜若だって言われていたのに花弁が違います。父の嘘つき…。
2003年06月07日(土) |
『喜劇 口八丁手八丁!』 |
浜木綿子の舞台です。 しっかり者の「妙心」は、昼は尼さん、夜はおでん屋の女将と二足のわらじを履いて、親のない子を養っています。おまけに居候まで住み着いて、寺はいつも貧乏です。 町長選や開発を廻るトラブルを、口八丁と心意気で切りぬける様は、観ていて気持ち良く、面白い舞台でした。 良い味を出していたのが、大空真弓演じる建設会社女社長! これぞ悪役!というように欲しいところで、「あたしは、悪いことしかできないんだよ!」と開き直って悪態ついてくれるんですよ。終盤では瀧の前で「あてつけに死んでやるー!」と叫ぶものの、「あの人は大丈夫」と妙心は止めもせずにさっさと立ち去ってしまいます。これは、妙心が昔の自分を思い出しているように見えて、この二人の関係がなかなか良かったです。案の定「葬儀屋始めました。よろしく」と手紙が届きますし。 途中、妙心の息子か!?と思わせておいて、ただの孤児だった建築士「とおる」この内海光司の足が針金のように細くて怖い…。この人の「まいったな、もぉー」ってセリフがとても好きだったりします。 今回も浜木綿子の舞台の中での「引越し大名」の一番の地位は、やはり揺らぎませんでしたね。悲恋作もいくつか観ましたが、(舞台の)浜さんには喜劇が良く似合うと、しみじみと思いました。
ところで、小さな町の合併云々から、帰り際に母と地元の話題をひとしきり。私の町は、左右を城下町と門前町に挟まれているのですが、そのせいで近頃流行の合併は難しいんですよね。 一番笑えるのは、市外局番は左の町と同じなのに、タウンページは(市外局番の違う)右の町と一緒という…。警察、JAその他もろもろ、どちらかに附属している中間なのです。 地名が気に入っているので、合併はせずにこのまま行って欲しいと心ひそかに思っておりましたが、心配せずとも↑の理由から、議題になっても話は進みそうにないのでした。
2003年06月05日(木) |
『20th Century』 |
はじめて観に行きました。やはり、舞台ではスタイル良く見える3人のダンスがあるからでしょうか、観ているだけで楽しいですね。歌は…バラード系(数年前の春校バレーの曲とか)が割と好きです。 そして、年代が近いためか、思い入れがないないせいか、安心して観ていられます。 井ノ原くんが(ポンキッキの)歌のお兄さん状態の時には、Kinkiの光一くんが遊びに来て、ちょっと得した気分になりました。 ただ運の悪いことに、この日の私の体調が最悪で、立っていられないほど体調不良なんて、何年以来?ってくらいだったのに、どうしてこんな日にあたるのか不思議でなりません。観るコンサートを座っているがために、ほとんど観られなかったという…。日頃の行い…? 悪いつもりないんですけれどね(←おいっ…) ラストの新曲(発売未定)は発売されたら、買おうと心に決めた「ちぎれた翼」 歌詞がたまらなくベタなのです。悲恋ストーリーで、時を越えて探した恋人が僕は「すぐにわかったのに君は気づかない」んですよね。サビでは「天空の罪人」「深海の恋人」「空と海に引き裂かれた誓いを」等々の歌詞がバックの電子プレート(?)に流れる演出付き…。素晴らしく楽しい…。 友人二人で思わず(また;)激しいリアクションをしてしまいました。周りの人はきっと何事かと思ったことでしょう。 今度行くときは、体調を整えてじっくり楽しみたいと思いました。
昨日に補足(というより飛躍?)して。 「張り合いがない」ってことは…やはり「俺がやってるんだからお前もやれ」ってことなんでしょうね。 同じ事務所にいた時からは考えられないほどの、親しみの感じられる発言に、人間関係って本当にわからないものだと実感しました。 離れている方がいい二人だったのか、それとも単に大人になっただけのことなのか。 自分の思い入れのある曲を作ったきっかけを、あっさりと「おまえの曲を聴いて」と言ってしまえる素直さを、一体いつ身につけたのか。曲を作ったこと自体より、そっちの方が何倍も心を打たれます。 しかも、それを言われた方も、あっさりとMCでファンに告げるくらいには自然に受け止めているところが……。 事務所を出る時には、「一緒に歌いたかった」という言葉は、パンフの記事でしか知ることができなかったけれど、今は本人たちの口から聞くことができるんですよ。なんて素晴らしいことなんでしょう。 「別れた彼女」が、「別れた仲間」に感じられても、不思議はないですよね。「だから、曲の方向性が戻ってきたのか」と、思っても不思議はないですよね。 ……本当に戻ってきてくれて良かった。 わからない人にはまったくわからない、二人の話でした。…独り言です。
2003年06月01日(日) |
HPgirl fanclub event |
友人にチケットを取ってもらい、HSのライブ、というよりはイベントに行ってきました。 ファンクラブ旅行のプーケットのビデオ上映に始まり、体調を崩した近況と、夏のミュージカルの話を少々。 進行役のお兄さんが、明るくハキハキした人で本当に良かった。未だに、一人で進行するには難のある人なのでした。 今後は秋に向けての新アルバムの制作と、そのライブ&インストアイベントの予定を、周りに煽られて、ぼちぼち進めているとのことでした。 周り=28日のライブにも遊びに行ったということで、そこで「おまえも何かやれば良いのに」と言われたけれど、「やる気出ないんだよね」と返すダメな人を貫いてました。「ちぇっ…何だよ、張り合いねぇな」と言われるのは当然です。 追い討ちをかけるように、「昨日あいつが歌ってた曲、俺の曲を聴いて作ったって言ってたんだよね」なんて、…何て夢みたいなコトを言われてきたんでしょう。独立してNYに行ってから、久しぶりに歌番組で歌う(思い入れのある)曲を作ったきっかけですか…。 …話を戻して、最後に3曲ほど歌って終了と、わりとあっさりしたイベントでした。 最近の2曲については、ともに「別れた彼女を振り返る」曲で、一時期『どの路線に行くんだー!?』と恐れていた私には、友人と「やっぱり、あなたはそうなのよ!」と、本人が目の前にいるにもかかわらず、手を取り合って喜んでしまうくらい嬉しいことなのでした。(苦笑) とりあえず、「もう二度とないくらいの意気込みで」新アルバムとプロモーションはするようなので、それに期待したいと思います。
|