日記
文緒



 

どうやら私は家庭的にみえるらしい。私の事そういう女だと思って近付いてくる人がいて、ありがたいやら申し訳ないやら。



2004年12月29日(水)



 

お願いだから、「かみさん」とか言わないでよ。
ばか。


2004年12月25日(土)



 

寺島しのぶのヴァイブレータを見て、昨日から泣けて泣けて仕方ない。

「気持ちが悪い」といって自分の頭をたたきまくっているシーン。
「頭の中に虫がいっぱいいるの!」と泣いて夫に訴えた昔の私とだぶってしまい、泣けて泣けて仕方ない。


殴られた事なんてないのに、人が信じられない。
愛された事もあるはずなのに、人を愛せない。



どうしてなんだろう。

2004年12月21日(火)



 

やっぱり泣いてしまった。
いくつになったら、解放されるのかな、この感情から。

2004年12月19日(日)



 

比べた結果あなたが一番と言われれば単純に嬉しい。
そこに嘘や計算があったとしても、私はそれで構わない。
何も言われないよりはマシ。

2004年12月11日(土)



 

結局すべてはタイミングなのかな。


タイミングがずれて、ずれまくって
周回遅れで、また一緒に走れたりしないものかな。





2004年12月07日(火)



 

過ぎてしまえば全部夢。


うまくいった事もいかなかった事も、
悲しかった事も嬉しかった事も、
現実の出来事も空想も、
過ぎてしまえば大した違いは無い。


最後に残るものは何なんだろう。


今の私に残っているものって何だろう。

本当は分かってるんだけどね。


それを見つけたところで、
それを自覚したところで、
切ないだけ。


だから、
気付かないふり、
見えないふり、
知らないふり。



月を見る度に、
その表面に乗っかって、
あっというまに凍え死んでしまいたいと思う。



宇宙に放り出されて、
一瞬のうちに消滅してしまいたいと思う。


それでも私は、
自分で稼いで自分で消費して、
この先何十年とそれを続けるんだろうな。




2004年12月06日(月)



 

あの人は頑張っている。

対して私は?


最近の私、頑張ってる?

必死にやってる?


言い訳ばっかり上手くなってない?


ラクしようとしてない?


このまま人生終わっちゃってもいいの?



この程度で満足?

違うよね。

こんな小さな満足じゃ、
他を切り捨ててきた甲斐がないじゃん。






いつか再会できる事を願って、
その為に頑張ろう。



2004年12月05日(日)



 

昨夜友達に恋愛相談してからというもの、すっかり頭の中が恋愛モード。

そんな時に男の人に「あなたってしっかりしてるね」なんて言われてしまうと、ちょっと悲しくなる。


仕事場なんだからしっかりしてるように振舞っているだけで、本当は全然しっかりなんてしていない。


一人で生きてかなくちゃいけない状況だから仕方なく頑張ってるっていうか、それしか選択肢が無いからそうせざるをえないっていうか、とにかくいちいち辛いなんて思っていたらそれこそ死にたくなってしまうから、自分をだましだまし、見えない振り、気付かない振りして、なんとかやり過ごす毎日。


あと何十年続くのかと思うと、生きていくのが面倒になる。

自分で稼いで自分で消費して、子孫繁栄には貢献できず、誰にも愛情を与えず、そんなんで生きている意味があるのかと考えてしまう。

だから必死に仕事してるんだな。多分。
少なくともその時だけは、誰かの役に立っているだろうから。

2004年12月01日(水)
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