◆少女の赤いぼうし(マスタード風味)...小林 明香

 

 

抱いても捨てないで,ひとりにしないで。 - 2005年03月30日(水)

抱いたら捨てて,地図と一緒に。
Coccoちゃは,さらりと聴けて好きです。


あたしの傲慢さに嫌気が差したから,
貴方がココに居なくて我侭さえも言えない
あたしがあなたに会いに行けばいいの?
でも,こんなあたしに仕方なく愛される貴方の気持ちは。
我侭しても貴方があたしと一緒に居てくれた理由は何。

修正ペンが真っ白い縄であたしをぐるぐる巻きにする。
そして古い柱時計の中に閉じ込めた。
貴方がくれた虹色鞄も私と一緒に,真っ白になった。
暫らくして,首に真っ白の帯を巻きつけた貴方の紅い眼は,絨毯に呟いた。

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といつも貴方はそうおっしゃる。






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通話明細。 - 2005年03月29日(火)

知らない固定電話。
41分も何を話したの
その次の日も,また違う日も。
この世界中には
たくさんの目をつぶらなくてはならない事があるけれど
あたしはこのまま一生,
目をつぶっていくの?
何も見てないのよー
何も知らないのよー
って腕に包帯を巻いたままの少女?
それがほんとうなら幸せね。
ねぇ
通帳に機械的に打たれた知らない人の名前。
ご存知ですか。

**



闇に溺れるような 南の風(フェーヌカジ)
あの愛しい手の平
差し伸べられている 月の道
顔を上げたのなら もう

あなたを縛っていた
全て解いて 気付いた
溢れて止まらないのは
長い長い夜の祈り
譲れない光は
この手に在るよ

あなたにあげたいもの
独り集めて 背負った
わたしが欲しかったのは
あなたを守る力
変わっていく私を
笑ってもいい

変わらない想いを
覚えていて

―fRom Cocco 「もくまおう」

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あなたが痛いんじゃなくてあたしが痛い。
痛いの痛いの,ぜーんぶあなたにあげる。ぜーーんぶ,あげるね。
あたし,いたいのきらいなの。
あなたはあたしのこときちがいっていったからあたしはあなたのこと
嘘吐きって言うよ。
憎み合ってるとかじゃなくいやそれは単にお互いに意味が無いんだよ。
変わりたくなかった。これからのあなたにどうやって接したらいいか分からないよ。


暖かい島からあたしを殺す薬を持ってきて頂戴。
悩みを運ぶのはミツバチの仕事?



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はじまりはどうあれ - 2005年03月27日(日)

私は貴方に抱かれながら確かに
心に思っていたことがある
‥‥それは 
私はきっと貴方を愛するだろうというコト
そして 
貴方もまた私を愛するだろうというコト

◎◎◎

あの日
貴方の首をマフラーじゃなくて電気コードで絞めていれば良かった
じゃあ私と貴方は離れ離れにならずに済んだ
几帳面な貴方の並べた嘘を壊すこともなかった
想い出だけを拾い集めて血に染まる腕を抱えることも無かった
虹色鞄は要らないの
嘘吐きな貴方は要らないの
ほんとうが欲しい
他に何も要らないから


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わたしは,食べ残し。 - 2005年03月26日(土)

食べ残しの,
わたしをあげる。
あなたに
あげる。


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抉られた心 - 2005年03月21日(月)

あたしを見る目,
あたしの腕をつかむ手,
あたしを暖める体,
あたしに接する態度。

全部,大嫌い

なのに,離れられない,離れたくない。
…もう離して。

:::

あなたはもう,ここにはいない。
あたしはもう,あのばしょにいない。
伊豆,鎌倉,横浜,鳥取,城崎,三ノ宮
熱海,原宿,新宿,
宮崎,広島,宮古島,沖縄,関空。

キラキラまぶしいネオンの下にも
あったかい砂の上にも,
温泉の湯ノ花にも
青い青いあの海にも,
どこを探してもいない。

あたいはいま,ここにいる。

:::

つながらない。
唯一の電波も。電話も。
太宰さんが居た時代みたいね,あたしたちふたり。
手紙。
あたしには書けっこない。


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あなたがどこにいるのか知ってる - 2005年03月20日(日)

わたしはあなたがいま,どこにいるのかを知ってる
とおいとおい,南の島にいる
会いたくもない
わたしのこころ,ゆらゆら陽だまりの中にいるみたい
いまが一番心地良いから
動きたくない

小さな命を腕に抱く心地よさ
わたしはいったい
誰に恋愛を?
愛情を感じて?あなた?

詩にはできない,短歌にもならない
複雑な気持ち。


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見え続けても,仕方がない。 - 2005年03月19日(土)

みえる。
このめ。このめ。あなたのめ。あなたのこころ。
きょうもあたしはふるえる。
せかいがふるえる。


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