◆少女の赤いぼうし(マスタード風味)...小林 明香

 

 

お腹を見てた。微妙に動いてる。 - 2004年05月31日(月)

公衆電話。
暗闇の山奥の公衆電話。
からの電話。
あたしを忘れないで。

昨日はもう帰ってこない。
二度とは戻らない時間を二人は別々に過ごしたり
ときどき二人は一緒に過ごしたりするケド。

涙は武器じゃないよ。

Just love me.
それだけ。


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ひとりじゃ。 - 2004年05月30日(日)

あかちゃんがいるからひとりじゃない?
あたしには判らない。
彼がいなきゃ今のあたしは所詮ひとりだ。
あかちゃんが子宮の中にいても,ひとりだと感じる。
どうしたらいい。

彼と赤ちゃんは別物。
代えれるものじゃない。いまのあたしには,無理。
愛の形が違う。

あたしは,彼がいなきゃ生きていけない。



今,彼がこの世から消えてしまったように寂しく
あたしの世界からいなくなるんじゃないかととても怖い。
連絡がない。
あたしは・・・・・・どうしたら。



彼女がいなきゃ今日も間違いなく手首を切っていた。
ズボンのすそを見つめるしかない。


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電話の長さ。 - 2004年05月29日(土)

長さは,短め。
内容も,薄い。

愛情が短くて薄いのかな。

いいや。違う。
彼が忙しいから仕方が無いんだ。
彼と一緒に居過ぎたから仕方が無いんだ。
あたしは,まだ
いいこでいたいから。
でも。自分をコントロールできずに
手首を切ってしまう。


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小さな猫の弱い心。 - 2004年05月28日(金)

不器用な人間の
怖いくらい器用に押し殺した感情。

擦り寄って何を訊いても
笑って優しく抱き締めて
キスを与えてくれるだけ。

小さな猫は膝の上に
その小さな躰を・預け・想う。

『汚いトコも弱いトコも脆いトコもみたい……全てを知りたいのに…』

喉を鳴らし眸を閉じる。
小さな猫の弱い心。



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肩にキス。 - 2004年05月24日(月)

耳にキス。
背中にキス。

コイビト同士がするコト。
セックスだけの人にはしない。
好きじゃない人にはしない。

あなただけの特権ね。
好きだから,背中にキス。



そんな
キスも出来ない距離に居る。
遠く離れてる。
どうしようもないケド…
寂しさは
今日の糧になって明日の糧になる。


逢えなくていいわけじゃないケド…
小さな嘘だって微笑んで考えるの
あなたのお蔭。


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いつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつも - 2004年05月10日(月)

いつも
毎日何度も電話してくれてありがとう
いつも
優しい声で電話してくれてありがとう
いつも
私のわがままに付き合ってくれて ありがとう

あなたの優しい強い私を叱ってくれるところが好きです
大好きです
愛しています

ごめんなさい


また
心配掛けてしまいます
心配しないでもいいです


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愛しています。 - 2004年05月07日(金)

彼は青森にいる。
私は大阪にいる。

最後まで可愛い子ブリブリしときなさいよ。
大阪のノリで,「愛しています。」とメィルにて送った後に
恥ずかしくて照れ隠しにボケをいれる。
ああぁ,なんとかならないかなぁ。

でも
「シオらしい」と言われたら
私の今日のイメィジがとてつもなく可愛らしくても,
「シオ」という名前の猫(うちの家族)を連想して
可愛くないシオの写真をメィルに添付しちゃうの。

はぁ。
身体に染み付いたもの。それがどこまでも「お笑い」に・・・
我が故郷大阪。
そんな君が大好きさっ♪


寝台列車でも,彼が良く眠れますように。


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Cold Mountain - 2004年05月06日(木)

彼と最近観た映画。
GWのまえだったかなぁ。
「シカゴ」以来,レニー・ゼルヴィガーがお気に入りだったのだが
今回は何か,印象が全く異なった。

戦争は
人間の醜さを曝け出す最強の道具で。
憎しみは憎しみしか呼ばないと。

彼を大切にしたい
と思わせてくれる映画だった。


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飛行場でキス。 - 2004年05月02日(日)

飛行機を間近で見れるところへは出れなかったけれど
こっそり キスした。
ふたりのキスの数は数え切れないけれどやっぱりドキドキしてしまう。
軽いキスは 始まったばかりの恋の味がする。
涙が出る。

羽田へ向う飛行機に乗る彼。
あたしは伊丹に取り残されて関空までバスに揺られる。

おおう。
80分。彼が羽田へ着くのと私が関空に着くのがおよそ同じくらいだった。
なんだか
近いようで遠い。
飛行機がない時は
すぐになんて 逢いにいけないから。


おかあさんが「住む場所はどうするの?」
子どもが生まれるまでに家を決めなきゃいけないと
言ってくる。
子どもが生まれたら
あたしはどこへいけばいいんだろう。
この家にいるわけにいかない。
ワンルームのアパートに住もうか。

先のことを考えたくないけど
母子手帳が3週間後を指差して 
あたしの運命はまるで決められているようで不快。
「なんだってできる」
もう そんな お年頃じゃないんだ。
涙が出る。


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