いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2010年04月30日(金) いやたまげましたな!京浜急行ファンの多いのには

 先日、京浜急行連続立体交差事業によるダイア改正で「京急蒲田駅通過」の「新エアポート快特」について、この日記で「ふざけるな京急」と書いたところ、すさまじい数のアクセスとお叱りや罵倒のコメントを頂いた。実にありがたいことだ。

 なぜなら、私の政治的手法は「静かな水面にデカイ石を投げ込んで騒ぎにを起こし、議論する」というものだからだ。特に、今回は、京浜急行社員からも多くのアクセスを頂いたがそれよりも、都内はもとより、全国の大学内のパソコンからアクセスしコメントを書いてくれた大学生や研究者が多かったことは、特筆すべきことである。

 普段、つまらない政治学や、現実離れした地方自治政策などを学んでいながら、自治体の政策などに無関心であろう若い学生さんが「京急通過」という論点から、地方自治や地方議員の活動に対し、たとえ批判的であっても興味を持っていただいたことは、大いに評価できることだ。

 アクセス元が、鉄道ファンのサイトや2チャンネルであったので、多くは「鉄道ファン」としての立場なのだろうが、どうか、この情熱で自分が住んでいる自治体の議員や政治、予算に興味を持って頂きたいものだ。

 ただし、多くの地方議員は私のように、図々しくないので、あまり過激にコメントするとサイトを閉じたり、ブログ記事を消してしまうことがあるので、ご注意願いたい。実際に、大田区でも、二人の議員が「京急通過反対」のブログ記事をアクセスにたまげて削除してしまったようだ。せっかく情報発信をしようとする数少ない議員が、発信を止めたり「当たり障りのない記事」だけを書くようになっては、意味がないだろう。

 さて、連休でもあり、しばし書き込みをサボっていたら、「逃げている」旨の書き込みが多くあったので、少しばかり今回の騒動について書いておこう。

 4月28日に、大田区は「京急蒲田駅通過問題対策本部準備会」を立ち上げ、今後、松原区長を本部長とする対策本部を設置することとした。また、自治会連合会、大田区商店街連合会、地域のまちづくり協議会などが中心となって「京急蒲田駅通過反対区民協議会」を設置する動きもある。

 さらに、この行政や区民の動きと連携するとして、大田区議会では、4月30日、交通問題調査特別委員会を開催し(私は委員でないので詳細はわからない)、同日、田中一吉委員長以下11名の委員と永井敬臣議長が京急本社に出向き、社長宛「申し入れ書」を持参した。

 なお、24日の区長、副区長の視察中止以降、京急の社長、専務が区役所へ区長を訪問しているが、区長は面談していない。

 普段、地域社会とは関係なく活動されている鉄道ファンや、京浜急行関係者には、多分、地域の商店主やまちづくりに苦労されている人々の想いは伝わらないだろうが、上述したことが、今、京急蒲田駅問題での動きである。

 決して、いぬぶしという「品のない議員の暴走」でもなんでもない、区議会と区当局、地域の想いであることをご理解願いたい。そして、今回の「ネット炎上」を契機に、48名いる大田区議会議員が、日ごろ何を発信しているのか、又は、発信していないのか、主権を持った「主人」として、監視していただければ、この炎上はおおいに意義があったと感謝すらする。

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2010年04月24日(土) 開発・観光対策特別委員会

 昨日は、区議会開発・観光対策特別委員会が開催された。産業経済部からは、いつものとおり「羽田空港国際化記念事業」についての笑い話の報告が繰り返された。

 この事業は、昨年8月から本年3月まで、区内のイベント会社に3360万円で委託されていたのだが、その内容たるや「誰に何のために、何を訴えるのか?」がまったく不明なため、私を含め与野党の議員から疑問視されていたものだ。

 区側は、当初のプロポーザルは「参考にすぎない」ので、その内容と契約内容は違うと強弁していたが、昨日の委員会では突如「プロポーザルとの差異」を具体的数字で示してきた。

 私は、まず、野田副区長以下が与党会派のみに「理解を求めに行った」事実をあげ、非公開での場での議案事前審査を禁じる法の精神に反し、民主主義に対する冒涜である、と質問した。

 それに対し、伊藤産業経済部長は「円滑な予算執行のため、与党会派に説明をした」と、まったく質問とかみ合わない答弁で逃げた。もはや、事前協議で議案をとおす密室行政は終焉を迎えたことを理解できない哀れさである。

 さて、その国際化記念事業。当初は「契約どおり支払う」といっていた区側は、契約額に「40万円の余り」が出たので減額するという。あまりに、議会がうるさいので「少し泣いてくれ」と業者に頼んだような金額だ。

 ちなみに、映像だけで、目的不明の
大田映像紀行の作成に7299000円也。内訳は、DVD策定業務(?)1216000円、DVD制作費4780000円、DVD作成費1303000円だそうだ。(いずれも税別)
そのうち、DVDの字幕を3ケ国語に翻訳する業務に50万円が計上されているが、それこそ、あんな10分程度のものなら、観光大使を任命しているのだから、翻訳してもらえばいい。相変わらずあきれる金銭感覚である。

 つづいて、効果不明のミニ幟2000本などのキャンペーングッズ作成には350万円使ったそうだ。また、HPを作る予定だった「WEB作成」には、144万円を支払っている。

これが144万円也のWEBページである。

 効果不明の羽田空港内で行った「パネル展示」には、3日間で380万円の「ご請求」。結構なお値段ですな〜

 国の事業仕分けよりも、このような田舎役場の事業仕分けを全国1700余りの自治体で行えば、総額100兆円を費消する地方財政の無駄は、消費税値上げより「宝の山」である。ただし、行政と仲良しこよしの業者には、大打撃となるが‥

 頑張れ、意味不明の「国際化記念事業」!!!!!!

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2010年04月23日(金) ふざけるな京浜急行!空港発京急蒲田通過

 本日、羽田空港国際化記念事業につき、与野党からブーンイングが続出した特別委員会があったが、くだらないミニ幟やDVDが「いいとか悪い」などということは、どうでもいい大事件が起きた。

 それは、5月16日の京浜急行上り線完全立体化にあわせて、京浜急行が新ダイヤを作成し、な、なんと、羽田空港発品川行の快速特急は、ノンストップになることがわかったことだ。つまり、空港駅の次は品川である。

 いままでも、空港線内の駅には停車しない快速が一部あったが、今回は、品川まで一切停車しない快速特急を1時間3本(20分に1本)走らせる、というものだ。立体交差事業で多額の国費、都、区の負担(事業費のほとんどが税金である)で行った立体交差事業。

 その工事中の騒音被害、立体交差後の日照被害や騒音は、間違いなく大田区民が多く被ることになる。それが、大田区内の駅に一切停車しない電車のためとは、なんたることか。

 勿論、空港利用者にとっては「ノンストップ」は便利であろう。が、横浜方面に行きたい方は、京急蒲田で乗り換えが出来ない不便もある。ましてや、京急蒲田で停車する、1分程度の時間と、地元に対する配慮と天秤にかけてどうなのか。

 今日は、区長、副区長、ならびに議会交通問題調査特別委員会のメンバーが、立体交差完成を視察する予定だったが、急遽中止となった。

 区長視察の前日に「蒲田に停まりません」と言ってくる京浜急行もふざけるな!であるが、それまで、毎日のように京急と接触している大田区連続立体事業本部や、国土交通省の各局に年中、顔を出している大田区の部長さんは、何をしていたのだろうか。

 「情報とは相手から貰うのを待つのではなく、こちらから取りに行くものである」という、基本を知らないお役人は哀れである。

 それにしても「国際化で区内の活性化を!」との叫びは、停まらない電車に乗っている航空旅客には、絶対に届かない。

 どうする!イベントやっている場合じゃない。

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2010年04月22日(木) いよいよ動く区民の良識VSお役人@監査請求

 先月25日、大田区総合体育館建築予定地隣接の老朽マンション購入につき、60名の区民が「高額である」「意味がない」として、住民監査請求を提起した。その意見陳述が、本日区役所内で行われた。

 本件監査請求の論点は以下のようなものである。

1. 築30年のマンションを「近隣築浅の物件が買える価格で」との居住者の要望に沿った価格で建物を購入している

2. 大田区が土地を購入する場合は、「更地」で買うことが定められているが、なぜか、今回は建物まで購入し、すぐさま、大田区が3990万円の解体費用を負担して解体している。

3. 区は「体育館の充実を図るため必要」と抗弁するが、体育館の設計はこの土地の購入を前提とせずに行われており、購入前と後で、1坪も体育館の面積は増えていない。

4. したがって、決済印を押した、松原区長、野田、秋山副区長、清水教育長(当時、経営管理部長)、森総務担当部長、遠藤経営管理部長(現代表監査委員)は、通常購入する「更地価格」との差額、負担する必要のない解体費用を大田区に返還せよ。

 通常の監査請求であれば、区長に返還を求めるのであるが、本件は、当時の清水繁経営管理部長が推し進めたこと、遠藤久経営管理部長が定年となり監査を審査する代表監査委員に就任が予定されていた(当時)ことから、関与した幹部6名に返還を求めることになった。

 さて、2時から開始される意見陳述。傍聴者は「5名」に制限すると事務局が言う。なぜ5名かと問うと「監査委員のセンセイ方が決めた」と。相変わらず「情報を閉鎖する田舎役場」である。「報道は別枠にせよ」と迫ると、やっと報道陣は別枠となった。

 意見陳述の場となったのは「監査委員室」。室といっても、監査事務局の事務室にパーテーションを置いただけのもので、監査事務局の電話の着信音はするは、すぐ脇には「地方自治法の規定により自己に対する監査請求」で「除斥」している、遠藤代表監査委員の机がある、という実にお粗末な「場」の設定である。

 隣には、立派な会議室もあるし、議会の「委員会室」や「庁議室」を使うなどの配慮があってしかるべきである。それが、主権者たる「区民」に対する態度であろう。「お上」を訴える狼藉者、という姿勢が「場」にも見て取れる。

 意見陳述はお二人。代表の方は、原稿の順番を間違えたりしながらも、切々と住民感情を訴えられた。副代表の方は、結果として高額な土地取得費となった、この土地の坪単価を示し、区内有数の高級住宅地である田園調布の公示価格と比較して、不当であると断じた。

 意見陳述は、「あくまで陳述のみ」で、監査委員への質問、監査委員からの質問、いずれも出来ない。

 なお、遠藤代表監査委員を除く監査委員は、中井委員(税理士)、近藤委員(自民党区議)、丸山委員(公明党区議)の3名である。はたして「区長与党」を標榜するお二人の監査委員が、住民側にたった監査が出来るだろうか、注目される。

 監査結果は、5月末には出されるが、結果次第では、次のステップ「住民訴訟」の弁顔団が待機しているようだ。この監査請求が、「あんでもあり」の現大田区政の「抑止力」となってくれることを願う。

 本来、お役人や首長の暴走を防ぐのは「議会」の重要な役目でありながら、このような方法でしか「抑止」できない、議会の現状は真に情けないことでもある。

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2010年04月21日(水) 大田区女子中学生逮捕!

 昨年の11月に、大田区の少年2人(16歳)と、14歳の女子中学3年生がバイクに3台に分乗して「クレージーなことをやろう」と、生卵10個を購入。大田区久が原交番の警察官に対し、3個を投げつけ、さらに千鳥町交番に移動し、ここでも警察官に2個を投げつけた。さらに、巡回中のパトロールカーにも数個を投げつけ逃走した。

 彼らは、暴走族の仲間で、女子生徒3名は「レイデイースくのいち」という、女子暴走族のメンバーである。女子中学生のうち2名は、別の傷害事件でも逮捕されており、「女子中学生」でありながら、驚くばかりである。

 大田区教育委員会ははたして、この事態を把握しているのか、または、把握しておきながら「加害者の人権」に配慮して「公表」しないのだろうか。いや、そうじゃない。いつもの、大田区の不祥事だけになぜか「警察が公表を控えるよう依頼」する事例かもしれない。

 いずれにしても、先のこども文教委員会では報告がなかった。教育委員会や学校がすべきことは、「事実の隠蔽」ではなく、なぜ彼女たちの心が荒んでしまったのかの検証であり、その原因から、彼女たちへの更正支援である。

 いずれの子供たちも生まれた瞬間は素直で可愛らしい。それが、生育の過程で様々の個性が芽生える。その個性が、今回のような反社会的な行動になることもある。そして、子供たちの問題行動の根源には、ほぼ間違いなく「親」の「問題」がある。

 多分、彼女たちは「家に居場所がない」「親の愛情欠落」など、悲しい事情があるに違いない。行政や学校が「家庭」に立ち入ることは難しいのはわかる。が、悲しい環境の発露を「反社会的行為」でしか見出せない子供たちを救えるのは、我々大人であることも忘れてはならない。

 まだ14歳。更正はおおいに可能である。学校も戻った後のフオローに万全を期されたい。

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なかのひと

 





 



2010年04月20日(火) なぜ、この人はこれほど強い!梅沢千雅子さん

 毎週火曜日の朝は経営者モーニングセミナーという勉強会に出席している。朝といっても早朝6時半開始。役員である私は6時には到着していなければならない。なぜ、そんな早く。理由は二つ。ひとつは経営者は忙しいが、まさか早朝6時半からアポイントはあるまい。

 経営者の出勤が早い会社は伸びている、というデーターがある。社員より遅く「重役出勤」するような経営者になるまい、というのが二つ目の理由である。

 さて、本日のモーニングセミナーの講師は、はるばる大阪から車でお越しいただいた梅沢千雅子さん。容麗の美女が講師席に座っている。講師と呼ばれる女性には、自分の容姿で売っている種類の方も多くいるので、その類かた一瞬思ったぐらい普通の方であった。

 ところが、登壇される姿は介助役に支えられてやっとという感じで、講演は着席だれて、という状態である。一体、彼女は何者?スタートから眠気を払拭される展開だ。

 梅沢さんは、バブル華やかな頃、不動産会社の宅建主任者だったそうだ。昭和63年長女を出産するとリウマチで倒れた。原因不明の若年性リウマチ。一時は症状が和らいだが、次女の出産で再発。40度の熱が出て、全身の激痛で食事も出来ず、身長は10センチも低くなった。

 家事も育児もままならず、夫とも離婚。身体障害者1級となり、家にこもった。その途上、自殺未遂を行ったが、母が発見して一命は取り留めた。母の「何もしなくていい。寝ていてもいい。ただ生きていて」という言葉に3励まされ、再起を図る。

 9年前に日本画家に押しかけで弟子入り。努力して素晴らしい作品を創作するも、骨折などにより、また挫折。しかし、またまた偶然にも、アール・グラージュという作法の絵に出会い、再び画家としての道を歩み始める。

 彼女は語った。あの自殺をしようと思った時の私と、リウマチの激痛は何も変わっていない。変わったのは、私の心だ。

 肉体の崩壊、精神の崩壊、経済の崩壊、という三重苦を経験したけれど、
神様から頂いた体。生きているだけで人はみんな輝いてい。感動と、一歩踏み出すことで変われる。

 痛々しい体で、一生懸命講演してくださる彼女の姿に、健常者の我々は、なんとも恥ずかしいことか。

 心のバリアを取り除けば、人はなんだって出来る。そう語る姿を、派遣村や、生活保護に安住する健常者の方に見ていただきたいと思った。

 人は無限の可能性を持っている。私の生き方が誰かの希望の光になってくれたら、と彼女を語る。無限の可能性を消してしまう1、わが国の福祉政策には、誰がなんと言おうと反対である。

 ガンバレ!梅沢さん!ありがとう感動を。

 梅沢千雅子さんについてはこちら

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2010年04月19日(月) 新党ブーム。綱領では創新党と幸福実現党の勝ち

 また昨日新たな政党(政治団体)が立ち上げられた。山田杉並区長や中田横浜前市長らが作った日本創新党である。

 結党の理念や政策などは、最もまともであると思う。平沼新党には精神面で期待をしていたのだが、「A級戦犯合祀反対」を唱える与謝野氏が加わり、我が国の精神文化を基調とする政党とはなりえなくなってしまい「沈没」。

 誤解を恐れずに言わせていただければ、その意味で理念、政策がはっきりしているのは既存政党では、日本共産党であり(同調は出来ないが)、新党では日本創新党であり、二番手は幸福実現党であろう。

 いつの頃か、幸福の科学の月刊誌などが我が事務所のポストに入れられるようになった。大の活字好きな私は、それが「赤旗」であろうが「幸福の科学」であろうが、読破する。大川隆法氏が宗教的にどうか、ということはわからないが、極めて頭の良い方だと思う。

 教義などを読むと、在来宗教のエッセンスがすべて盛り込まれている。これは、否定しようがない。彼が好んで使う「朝が来ない夜はない」使い古された言葉だが、そのとおりである。

 知人が「危機にたつ日本」という氏の政策集のような本を下さったので、読んでみた。

民主党は「会社の利益」の意味がわかっているのか。

社会主義化する日本。

「自由」をいかにして守るか。

日本が中華圏に組み込まれる可能性

 など、主張は保守系の我々と合致するまともなものである。また、宗教団体が作った政党であることを隠さない潔さは是としたい。どうも、我が国は、新興宗教を「胡散臭い」と決め付ける傾向がある。確かに胡散臭いものもあるだろうが、「信教の自由」は尊重すべきであろう。

 いずれにしても、これだけ多くの新党が出現することは、二大政党では民意を吸い上げられないことの表れであろう。が、新党の乱立は、結局、小沢独裁民主党を利することの他ならないのだ。

 各新党の党首、代表には「非自民・非民主」と「日本再建」の大儀のもと、再結集されるよう望んでやまない。

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2010年04月18日(日) 民主主義を愚弄する大田区産業経済部

 先日来、大田区産業経済部の「羽田空港国際化記念事業」に対する議会対策について書いてきた。「如何わしくない」のなら、正々堂々と議事録の残る委員会の席上で話せばいいものを、聞き分けのより「与党会派」にのみ、副区長まで動員して「言い訳」行脚(?)は、情けなさを通り越して哀れである。

 先週、常任委員会が終わって議会事務局の前を歩いていると、産業経済部長、観光課長、国際化担当副参事の行脚行列に出会った。「よかったね!週刊誌は記事にしないって!」と、部長と課長に激励の言葉をかけたのだが、嫌そうに去っていってしまった。

 その後、ある与党会派の部屋にコーヒーを恵んでもらいに行くと、いました!行脚軍団が、一生懸命に説明している。そこで、一言「後ほど説明にうかがいます」とでも言えばいいのに、彼らは、私や日本共産党の部屋には来ない。

 自民、民主、公明の区政与党三党に「ご理解」いただければ、議会なんぞ怖くないからである。確かに、議会制民主主義の基本は「多数決」である。

 が、だ。それは、議会で議論を尽くして、喧々諤々の結果、どうしても合意に至らなかった場合は、止む無く「多数決」で決する、という意味であって、最初から「多数派工作」をして、議会を形骸化することは、民主主義に対する冒涜とも言える。

 長い間、地方自治でも国政でも「政官業」の「仲良し配分システム」が機能するためには、議会外でも「事前調整」が慣例だったのだろうが、もはや、そのような時代は終わったことを、大田区のお役人も議員も認識する必要がある。

 東京都議会における民主党議員の活動や発言は、「まだまだ」であると思っているが、それでも、石原都知事与党だった民主党が、数に頼って知事提案に「対案」を出し、なんでも「賛成」から転換したことは、世界最大の地方議会の存在を示したこととして評価されよう。

 いよいよ、統一地方選挙まで1年を切った。来年の4月に有権者は、「事前調整」のお役人型を選ぶか否か‥

 良い政治は、よい有権者、国民から

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2010年04月17日(土) 外国人参政権に反対する1万人集会@武道館

 今日は、外国人参政権に反対する1万人集会が武道館で開催された。関係する様々な団体から招待状やら、入場券が届いたが、ここは「地方議員」の立場で出席すべきだろうと考え、「地方議員」入り口へ向かった。

 武道館入り口では、様々な保守系団体の方々がチラシを配布し、外国人参政権反対を訴えていた。際立って目だっていたのは「幸福実現党」の宣伝カーと運動員だ。「幸福実現党は外国人参政権に絶対反対です」と。保守政党を標榜する自民党も国民新党も宣伝カーはなかった。(国民新党は帰りにキャンペーンを行っていた)

 さて、はたして武道館に土曜日の午後、1万人もの人が「外国人参政権反対」と言う、極めて重要ながら堅いテーマに集まるだろうか‥開会時間が迫るとアリーナ席は勿論のこと、2階席、3階席まで人、人、ほぼ満席となった。



主催者代表挨拶は、初代内閣安全保障室長の佐々淳行氏。

鳩山(総理)さんは政治に命を懸けたことはあるのか。平沼さんは命を賭けている。松原仁さん(民主党代議士)よく来てくれた。亀井さん(静香)は平和な時はトラブルメーカーだが、今は乱世なので存在感がある。破壊活動防止法の監視団体には、日本共産党や菅直人などがいた過激派等に加え、在日朝鮮人総連合(朝鮮総連)も含まれている。国民はそうのような団体に所属する人々に参政権を与えることを望んでいるのか。小沢幹事長の独断で政府案となってしまった。

亀井静香国民新党代表

今の日本どうなっているんだ。殺人事件の半分以上が、親子、兄弟、夫婦の間だし、郵便局の職員のうち、非正規職員を安定した正規職員にすることに80%の国民が反対している。そんな国でいいのか。
(ここで会場から、帰れ〜のヤジ)

今ヤジをしたお前、ちょっと後で外で待ってろから出ろ。

(ここで私「ふざけるな!論点が違うだろう。お前こそ外に出ろ!」と怒鳴る。)
今、ヤジられたが、わが国民新党が防波堤になっているおかげで、政府は外国人参政権付与法案を上程できないことを忘れないでほしい。



 公党の代表者に失礼だとは思ったが「外に出ろ!」との発言と、郵政問題をこの場に持ち出す見識には、大声でやじってしまった。主催者さん、ごめんなさい!

平沼赳夫たちあがれ日本代表

過日8名の議員で対馬に視察に行った。陸海空の自衛官700名が駐屯している。ところが、海上自衛隊の基地の隣接地は韓国籍の方に買収されている。海栗島という島に航空自衛隊のレーダーサイトがあった。航空自衛隊自前の船がないので民間の船で渡る。辺境の島でありながら、特殊部隊に対抗する部隊もヘリも航空機もない。

対馬では年1回「港まつり」が繰り広げられていた。ところが、今では名称が変わり「アリラン祭り」となってしまった。そこに来た、韓国の国会議員団は全員そろいのTシャツを着ていた。そこにはハングルで「対馬は韓国の領土だ」と書かれていた。なぜ、日本のマスコミは報道しないのだ。外国人参政権が付与されたら、対馬は韓国の思い通りになってしまう。

 いい事言うのだがな〜与謝野さんでは保守本流はついていかないだろう。

渡辺善美みんなの党代表

野党5党で代表が来たのは平沼さんと私だけだ。我が国は、日本に帰化すれば総理大臣にもなれる自由な国だ。それなのに何故こんな法案が出るのか、そこに民主党のゆがみがある。

「生活第一」と言うが、実は「選挙第一」ではないか。外国人参政権付与法案も、うまくすれば公明党を引っ張りこめると考えてだろう。これこそ選挙第一の体質をあらわしている。

脱官僚、地域主権と言いながらやっていない。いまや官僚の手の中でまったりしているじゃないか。こども手当のあれだけの金があるのなら、地方へ返せ。地方主権と言うが、相変わらず「金太郎飴」のような中央集権をしているじゃないか。

みんなの党は「第三極」と言われていたが、「第一極」にして欲しい。

 あれ〜外国人参政権から選挙演説になっちまった。面白いオヤジではある。

 他に、国会議員は大島自民党幹事長、松原仁民主党衆議院議員が登壇された。松原さんの登壇では、「帰れ〜」のヤジが会場から出たが、言論弾圧の小沢民主党において、この場に来てくれた勇気には感謝と敬意を払うべきで、「帰れ」は無礼だろう。

 また各界からの提言で注目すべきは、連合傘下で108万人の組合員を擁するUIゼンセン同盟石田副会長のコメントである。

われわれは、連合の組織であるが、外国人参政権付与には組織として次に述べる理由で反対する。

参政権付与と基本的人権は別であること。
納税と参政権は直接結びつかないこと。
韓国、朝鮮人の永住には歴史的理由があるが、それによって他国の外国人と差別は問題であること。

 UIゼンセンは文部科学大臣をはじめ、組織内候補を民主党に送り込んでおり、この機関決定としての「反対表明」で、この法案の上程は困難になるだろう。まともな労組である。

 いやはや、弁士と会場の人々の想い熱くあっと言う間の1時間半だった。

ちなみに、反対の声は以下のとおりである。

35県議会 反対決議 234市町村議会 反対決議
551自治体首長 反対署名 3411地方議員 反対署名


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2010年04月16日(金) 何も聞いていません@教育委員会

 昨日のこども文教委員会において、以下2点について質問をした。区議会の常任委員会は、午前10時から12時というの慣例となっており、12時近くに新たな質問をすると、与党会派からは嫌な顔をされる。が、聞くべきは正す必要があるので、12時をまわっていたが質問をした。

1.区立小学校で昨年の春、独身男性教員が、女子児童を膝の上に乗せるなど、不適切な行動をした結果、退職をしているらしいが、事実か。当該校の校長は否定しているが、周辺の学校関係者は肯定をしている。本件については、報告があったのか?また、発表は、又報道されたらあわててするのか?

2.区立学校の夜間警備は、民間警備会社2社とシルバー人材センターに委託をしてる。以前、この委託で「警備業法」上問題があると警視庁から指摘を受けたことがる。ところが、今回は、そのうち一社が、警備業法で定められた新任教育を行っていない、採用後の現任教育を行っていない、警備員名簿への虚偽記載の違反事実により、東京都公安委員会より21日間営業停止命令を受けた。このことにより、学校警備に支障はないのか?事実を把握しているのか?

 いずれの質問にも、教育委員会は「まったく初耳である」「報告は受けていない」との回答だった。知っていても「報道されるまで」「いぬぶしがバラすまで」は「知らない」との、いつもの常套手段だろうか。相変わらずです。

 2.の警備業法違反でも業務停止は、業界新聞にも会社名入りで公表されたいるから、知らないのは随分とのんびりした対応であると思う。だいたい、このようなケースでは、別会社(子会社)などを使い、同じ人間が業務に従事して「営業停止」期間をやり過ごすのが通例である。はたして、大田区でもそのような処理をするのだろうか。この会社は、区政に関係のあった方が創業しただけに法令違反は残念である。

 いずれも、事実の確認と「速やかな発表」「速やかな対処」が求められるが、多分、外圧がかからないと無理だろう。ご苦労さん!

(後日追記)

2.について教育委員会から回答があった。

現在、区立学校夜間管理委託については、一昨年の警視庁の指摘もあり「夜間警備委託」から「夜間管理委託」に名称を変更している。したがって、警備業法上の営業停止があっても、「警備業務」ではないので問題はない。ただし、学童擁護については、警備員の配置の契約であったので、入札をやり直し、まったく資本関係のない会社が落札をし契約をした。

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2010年04月15日(木) 毎度おなじみ、お笑い話@こども文教委員会

 今日は、こども文教委員会である。新年度になって初めての委員会なので、新たな管理職と組織が紹介された。組織についてのお役人の発想は、到底我々、民間のフツーの感覚では理解できないものがある。以下の組織図を見ていただきたい。


 教育委員会の組織図である。それによれば、2人の部長、11人の課長がいることになっている。が、11人の課長は兼職があり、実際には8名なのだ。

 赤字の方が教育委員会内での兼職。◎と☆印の二人で5つのポストを兼職。さらに、青線の校外施設整備担当課長は、な、なんと矢口特別出張所長と兼務という、行政部局と教育委員会と兼務するウルトラである。教育委員会は、行政と独立性を担保するために、GHQ主導で我が国に導入されたはずだが‥(自治法令の再読を執行部におすすめする!)

 兼務も指導課長が、教育センターと幼児教育センター所長を兼務。学務課長が私学行政担当課長を兼務という具合に、わざわざ兼務発令をしなくても、その課長職の分掌業務にいれておけばいい話である。

 こども家庭部の子育て支援課長の兼務職名にも笑った。兼務職名は「子育て施策調整担当課長」とある。ええええ????「子育て支援課長」の業務の範疇には「子育て施策の調整」は入っていないのだ!!

 この質問に対する答弁は「それぞれの職、立場を明確にするため」たあった。エンドユーザー(区民、顧客)に対する発想の欠落した、身内、お役所の論理には、いつもながら笑わせてもらった。

 昨年度の待機児解消について数値の報告があったが、これも身内擁護。
昨年は417名分の保育サービスの定員増があったと報告された。そのうち認可、認証保育園では407名の定員増が出来た、と説明があったのだが‥その内容を見ると、区立保育園の定員増は、わずかに4園9名にすぎないのだ。

 残り398名は、民間園の努力によるものだ。区立保育園の床面積をすれば、国基準では200名を超える定員増をすることが出来るのだが、なぜかしない。きっと、強い組合の「子供たちのために」との反対で出来ないのだろう。
嗚呼、労働組合主導の国政。
自治体執行部と馴れ合いの自治労!!!!

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2010年04月10日(土) 超多忙な土曜日、超多忙な肝臓?

 今日は朝から忙しかった。7時から蒲田駅前のファミレスで、所属している団体の役員会兼朝食会。朝食を食べて、アリバイのように10分ほど議事に加わり、中座。区内にある老人施設へ移動。

 そこも用事を10分程度で済ませ、今度は電車に乗り、幕張へ。4月から入学した放送大学大学院社会経営プログラムの新入生オリエンテーションに参加するためだ。


 午前中は、約100名の学生に対し、論文の書き方、研究計画のすすめかた、遠隔授業のためのシステムの使い方、学術論文検索の仕方など、各教員から説明があった。しまった!とんでもないことに挑戦してしまった‥と感じた瞬間でもあった。

 午後からは、各研究デーマに沿った指導教授毎に別れてのゼミである。私の研究テーマ「基礎的自治体の団体意思決定過程における議会の現状についての研究」に相応しい指導教授として天川晃先生を指定された。

 学部や大学院の科目履修生で天川先生の授業を受けていたので、親しみのある方でホッとした。今年入学した社会経営科学プログラムの大学院生は105名。天川ゼミは9名で、すべて男性である。

 さっそく始まった自己紹介で私は2番目。トップの方は民間企業勤務と紹介された。私は「お役人と民間の価値観、文化の違いには驚きである」と、お役所文化がいかに可笑しいかを披露しつつ、議員であることを自白した。

 ところがだ、その後に続いた方々の自己紹介にはビックリした。なんと、9名の学生のうち、5名が地方公務員や村役場の元助役さんだったからだ。
県庁の議会事務局勤務の方もいた。また、2年生の幹事役をお勤めの方は、なんと現職の自衛官でもあり、防衛大学校の准教授だそうだ。

 放送大学の面白いところは、この学生層の多彩さであろう。普段であれば、敵味方(?)に別れる行政職員と議員、または特別職が同じ同期生になる。さらには、准教授として若い学生を教えている教官が「学生」をしている。こんな大学は数少ないだろう。

 午後4時にゼミが終わり、さあ、急いで蒲田に戻らなければんばらない。自衛隊関係3団体の総会と懇親会が催されているからだ。と、幹事役の2年生から声が。「この後、懇親会を行います」

 あちゃ〜そいつは何としても出なければなるまい。一杯だけ飲んで帰ろうと固く決心して居酒屋へ。

 あっスミマセン!生お替り!!いつのまにか3杯。時間はすぎる。

 後ろ髪を引かれる思いで総武線に乗る。蒲田では総会も終わり、懇親会が盛り上がっていた。すでにこちらも「いい感じ」に出来上がっていたので、挨拶も何をしゃべったやら。

 結局、自宅のドアを開けた頃には、すでに日にちが変わっていた。反省!

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2010年04月08日(木) 楽しい時間with孫&息子夫婦

 二月からハイチにPKO部隊として派遣されていた長男(陸上自衛官)が先月終わりに無事帰国し、我が家を嫁さんと孫を連れて訪れた。以下、息子から聞いたハイチの状況である。

ハイチの街は崩壊していたが、南米の情熱的な人々はとても明るく人懐っこかった。

当初、ブラジル軍のシャワーを借用していたが、そのうちダメになって水風呂だった。

食事は三食パック飯だったが、最近のものは品質が向上していて、さほど苦にはならなかった。

瓦礫の排除作業中は、陸上自衛隊の警備もいたが、ブラジル軍と、ネパール軍が国連から派遣され自衛隊の「警護」を行っていた。

近隣には、地震以前からハイチ復興支援を行っていたブラジル軍、ネパール軍が駐屯していたので、よく話しをした。英語など片言で十分通じることを痛感した。

他国の軍隊ではビールが販売されていたが、自衛隊は駐留中、アルコールは厳禁で、他国軍との交流会でも自衛隊はソフトドリンクだった。

ハイチは昼間38度と高温だが、夜になると25度で助かった。

 夕食は「肉が食べたい」との息子のリクエストで、近所でも有名な旨い焼肉屋に出かけた。和気藹々の夕食会では、途中から娘の友達(男!)も合流して、大騒ぎの饗宴となった。(一番騒いでいたのは私!)

 ハイチで食べれなかった肉、そしてビールをオヤジの驕りでたらふく食べ飲んだ息子家族は、とても幸せそうだった。そして、日本という恵まれた国に生まれた幸せを実感した時間でもあった。

 息子よ!これからも、この幸せな国を守るという崇高な職務に誇りを持って欲しい。お疲れ様。

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2010年04月07日(水) 頑張れ男子!@区立中学校入学式

 今日は区立中学校の入学式である。町会長や民生委員などには学校から招待状が届くが区議会議員には来ない。が、どこの学校に行っても急遽「来賓扱い」となる。不思議な制度である。

 さて、私はと言えば、例年通り地元の中学校に出かけた。この中学校の特徴は、バカ日教組とフェミニストが推進していた「男女混合名簿」を使っていないことだ。男女同権を推進するとかで、男女別の名簿をやめ50音準に並べるという、実に効率の悪いものだが、この学校は男女別である。正しい!

 新任の学校長の式辞に続き、在校生の歓迎の言葉だ。凛とした女生徒が登壇し、実に素晴らしい内容、会場に響き渡る声、とても中学生とは思えない立派な挨拶をされた。特に、自らの米国派遣体験と通して「挨拶」の重要性を訴えた部分は素晴らしかった。

 これに応じた新入生の誓いの言葉。これも女生徒である。この学校の新入生は200名うち女子は85名。男子が圧倒的に多いが、2名とも女子だった。女性のほうが優秀なのだろう。防衛大学校でも、行進をする際、前列の指揮官は成績優秀者が勤めるのだが、最近は女子学生が圧倒的に多い。頑張れ、男子生徒諸君!草食なんて呼ばれるな。

 続く教職員紹介。学校長より、担任教諭、各学年の教員、事務、用務職員が紹介され、それぞれ登壇した。が、「挨拶」の大切さを教え子が訴えた後の壇上で、「よろしくお願いします」と「言えた」教員は1/3程度。残りはペコリと頭を下げるだけ。挨拶が出来た教員の多くが「蚊の鳴くような」声だった。暗い顔に覇気のない声ではダメだ。

 さらに、式典として如何かと思う「普段着」で登壇する教員(用務主事さんは仕事柄かまわないと思う)もチラホラ。

 挨拶と姿勢は「気力の第一歩」である。大きな声で挨拶をする、場に相応しい服装をする、教育者以前に社会人として当然のことが、公立学校の一部教員が実践できていない現実は、真に残念である。それとも、「あなたらしければいい」という、日教組主導の「ワガママ」教育の実践中なのだろうか。

 多くの「マトモ」な先生方の名誉のためにも、教員の社会性向上を図る施策が望まれる。

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2010年04月06日(火) 平沼新党の?????????

 私は、平成15年、信奉していた小沢一郎氏の「変身」に嫌気がさして、日教組、自治労の組織内候補が多数いる民主党には合流しなかった。結果「自由党」の名前の継承と「党代表」という肩書きだけが残り、実態は「保守系無所属」になってしまった。

 その後も多くの国会議員、秘書さんと連携をとりながら、国の官庁に関する問題にも取り組んでいるが、やはり、「自分の家(党)」が欲しい、と思ってもいる。ところが、なかなか「既存住宅(既存政党)」では居心地が悪い。新築物件(新党)を探すが、これもなかなか気に入った物件が出ない。

 何年も前から、自民党へ入れ、と支持者から言われ、一時は「あきらめて」そうしようと決意したこともあったが、「運良く」相手が断ってきたのでありがたかった。ところが、一部の自民党区議は「私が入りたがっている」と勘違いしているのには、あきれてしまう。

 さて、最も考え方が近い「新築物件」として期待してたのが平沼新党である。真正保守政党として、毅然とした国家観を示してくれるものと「いつか。いつか」と、その「上棟」を心待ちにしていた。

 が、最近の報道を見ると、いささか風向きが変わってしまったようだ。
国家観の重要な部分に「我が国の歴史文化を尊ぶ」ことと「国のために命を落とした英霊の顕彰」がある。ところが、平沼氏と合流する与謝野氏は、靖国問題では「A級戦犯合祀反対」と、当時の国会で名誉回復された、存在しない「A級戦犯」に言及しているのは、許せない。

 これでは、右から左まで在籍する民主党の「選挙互助会」となんら変わらなくなってしまう恐れがある。困ったものである。

 そろそろ新築物件も出揃う時期である。どこにしようかな‥

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2010年04月04日(日) 花見に見る世相

 今日は、私の住んでいる町会のお花見が開催された。私はと言えば、町会の一員として花見の準備に朝8時から公園で準備をしていた。

 毎年、この花見で見られる風景を、なんの脚色を付けずに中継する。

 80人ほどの参加者のうち、半分近くは近隣の都営住宅の住人の方々である。都営住宅の住人の町会費は他の町会員より低額で、一世帯月額50円年額600円だ。町会員である高齢者が亡くなると香典が町会から3000円出る。敬老の日には、長寿祝い金も支給される。そして、花見で肉を食べ、ビールを飲んだら‥

 私は都営住宅の住民に文句を言うつもりにはない。それが制度だから。が、だ。税金を投入して安価で入居している都営住宅の住民が、普段なんら関わっていない町会の「花見」になると、大挙して来る構図は、あまりに情けないだろう。

 普段見たこともない人々のために、町会役員は、酒を振舞い、焼きそばを焼き、肉を出す。これにありついた人々は、当たり前のように食べて帰っていく。

 これでいのだろうか?

 東京23区の財政は、足立区と練馬区を除いて健全である。そして、その2区の特徴は都営住宅が多いことである。大田区でケタ違いに五段階評価の低い中学校がある。区立I中学校だ。昨年度、一昨年度の5段階評価では区内でケタ違いの低レベルで、昨年は、ついに「5」の評価がゼロ%、という科目が複数あった。これでは内申点で、上位校に進むことは不可能だ。

 周辺には、都営住宅群がある。区教育委員会は、この学校間や地域間の学力格差を認めていない、が厳然として格差はある。そして、その地元には都営住宅が多くある現実。

 都営住宅に居住する人々の「価値観」が低い、とは言わない。しかし、厳然と地域と成績がリンクしている実態がある。そのことに、教育委員会も都営住宅の住民も渡りあわなければいけない。所得が低いことが学力の低下の原因なのか、それとも、「行政に頼る親の生活態度」が学力低下の原因なのか、真剣に向かいあうことが求めらる。

 所得と学力。地域とが学力。大田区が目をつぶっている問題を、真正面から考えるポイントが花見にあった。 参考までに、あえて批判を恐れず書くが、私は昭和37年頃から3年ほど父親と、国立のお風呂のない都営住宅で暮らしていた。

 都議や区議の多くも、このこと「所得と成績」「所得と生き様」等を語ると票が減るから、触らない。インチキ生活保護とともに、真面目に検討しないと、日本は社会主義国家になってしまう。 嫌なことでも議論し情報発信するのが政治家。奇麗事ばかりならべて「皆さんのために‥」などと挨拶するのを政治屋という。

 なんと言われようと、私は、後者にだけはなりたくない。たとえ落選しようともだ。

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2010年04月02日(金) いぬぶしを外して「ご理解を!」by産業経済部

 開発・観光特別委員会において、羽田空港国際化記念事業の予算執行について、再三、苦言を呈し、さまざまな資料の公開を請求してきた。その杜撰さには、日ごろは「お役人の味方」である自民、公明からも疑問が続出した。

 ところがである、なんと、所管の伊藤産業経済部長から「いぬぶしを抜いて、与党会派で集まって欲しい」と、自民、公明、民主の各会派幹事長と観光・開発特別委員に「召集」がかかった。

 ところが、一部会派から「議事録に残らないような非公式な会合はどうか?」と、与党全員で集まることことへの異論が出たので、各会派ごとに「懇談会」という名の「いい訳の会」が実施された。

 行政側からは豪華メンバーが出席した。以下、メンバーである。公式の委員会よりすごい。行政の慌てぶりが見える。

野田副区長、遠藤久経営管理部長(当時、現代表監査委員)、伊藤産業経済部長、石井産業経済課長、青木観光課長、井上副参事(国際化担当)以上6名。

*議会には、予算の細かい執行内容まで説明する必要はない。
*我々が執行機関なのだから、こちらで行えばいいい。
*区民は、それほど関心はない。
*どうか理解をして欲しい。

 だいたい、この繰り返しの「いい訳」を豪華メンバーが繰り返した。しかいし、その発言内容には大きな誤りがいくつもある。はたして彼らは、管理職試験で地方自治法や公職選挙法を学ばなかったのだろうか。

 メンバーの中には、遠い昔の学生時代、日本の未来を憂いて「権力」と対峙した者もいる。また、ヒラ職員時代に「組合幹部」として「執行部」と戦った者もいる。どうしたの?なぜ、変わっちゃたの?

 地方自治体は、首長(区長)が政策や予算を定め、議会が区民の意思決定機関として議決をし、それに基づき「お役人」が執行する、というのが正しい仕組みだ。

 それを、「議会」には知らせない、区民は無関心だからいい、細かいことまでいいじゃないか、理解してくれ‥とは、まったくどうしようもない。

 このような「議会軽視」の行政執行は、つまり「区民軽視」と同義語であり、「愚民政治」にも連なる危険な考え方でもある。どうか、心ある自民、公明、民主の「与党会派」の皆さん、「ご理解を」と言われて彼らにバカにされていることに気づいていただきたい。

 早く、大田区がもともな議論をする議会、情報を公開する自治体へ変わることを願うものである。

 なお、もう一人お役人が名指しで「呼ばない議員」がいたが、ご本人の了解を取っていないのでお名前は書かない。

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