いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年12月31日(水) 一年間ありがとうございました。

 早いもので、また1年が過ぎてゆく。大晦日には殊更思い出が深い。一昨年の年末は、それこそ生きた心地がしなかった。同時多発テロの影響で、20年間経営した会社を廃業し、一軒家から賃貸マンションへ引越し。いつ債権者が家までくるか、はやく破産して「楽」になりたい、とビクビクのどん底生活を開始したころだった。

 今でも、まだまだ、借金は残っているが、元気一杯の大晦日を迎えることが出来たのは、多くの友人、知人、家族のお陰である。かっこつけて言っているのではない。人間、どん底を見てくると、人の優しさが本当に身にしみる。

 借金まみれの私に金を出して、一緒に事業をやろう、と励ましてくれた友人。貸した金は、いらない、と、お土産まで持たせてくれた先輩。出世払いでいいから、と店の内装工事をやってくれた同級生。

 「こいつは貧乏だから‥」と、すべて手弁当で、選挙を手伝ってくれた地域の人々。

 その他、この日記の読者を含め、この一年間、ここに書ききれないぐらいの多くの好意と善意に支えられてきた。

 バブルの頃、私は、家は一坪でも広いほうが、車は1mでもデカイほうが、お金は一円でも多いほうが「幸せ」だ、と思っていた。そして、それを目指していた。

 が、今はそれの、どれひとつ満たしてはいないが「幸せ」だ。この恩返しに、来年、申年。年男!(犬でサル年?)は、益々がんまりまっせ!
では、また来年!

 SPECIAL THANKS FOR EVERYBODY!


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2003年12月30日(火) 最後の最後まで他国の顔色うかがい、日本国外務省

 外務省は、本当に我が国の官庁なのだろうか、と自問していた時に、あの外交官殉職事件があり、「ああ、まともに国益のため働いている外交官もいるんだ」と、一時安堵したが、やはり、それは極一部の「良識派」だけだった。

 今日、外務省は、我が国の台湾における窓口(実質的な大使館)である交流協会を通じ、来年の台湾総統選挙と同時に行われる住民投票に「懸念」を表明した。これは、現在、中国が台湾向けに配置しているミサイルの撤去を求める住民投票を総統選挙と同時に実施するもので、米国は住民投票は中台の現状を崩して台湾独立につながりかねないと懸念を強めているのに対し、台湾の陳総統は「住民投票は台湾海峡の平和を守るのが目的で、両岸(中台)の統一・独立とは無関係」と反論しているものだ。

 統一するにしても、独立するにしても、人の家に「鉄砲」を向けている相手に「やめて」と物申すための住民投票に、なぜ我が国が、口を出さねばならないのか。自国の内政干渉には、とても寛大な外務省は今まで、何があっても(日本人が殺されようとも)他国の内政に口出しすることはなかった。
それが、どうした?

 理由は、簡単だ。中国が「懸念」しているからだ。そして、それに追随して米国も「懸念」しているから。こいつは、なんとしても、我が国も「懸念」せねば、中国さまに怒られてしまう。外務省の出世コースの一つに「チャイナスクール」という派閥がある。これは、中国語を学び、親中国の外務官僚のグループだ。この連中が、中国政府の無言(?)の要請に応えた結果だろう。

 さらに言えば、もはや、台湾は、中国とはまったく別の政治経済体制を構築しており、充分に実態も独立国家である。そのことを(台湾独立)、台湾の人々が住民投票で決定しようとする動きは、民主主義の基本として評価すらされ、他国からとやかく言われる問題ではない。昔、学校で習った「民族自決」の原則でしょうに。あっ、違った。我が国の外交は、「自決」できないことを基本としていた。すべて、中国さま、韓国さま、北朝鮮さま、米国さま、の思し召しのとおりだったね。

 来年は、マトモな国になれるかな〜川口さん!

P.S.
と書いていたら、韓国文化観光部が「来年から、日本のテレビ番組の韓国内での放映を一部許可する。アニメは、2006年から。バラエテイはダメ」との声明を出した、と報道されている。なに!まだ、そうだったの。言論の自由は、北朝鮮だけでなく「南」でも制限されているんだ。もう、そういう国(中国、韓国)へのODAは止めようよ。もったいないから。



2003年12月29日(月) 街”に”暮らす人、街”と”暮らす人

 今日は、知人が30年近く経営していた喫茶店を閉店するので、いるものがあったらあげるよ、というので出かけた。兎に角、卑しいものだから「タダ」とか「激安」という言葉を聞くと、いらないものでも持ってきてしまうのだ。結果、過去には随分と「有料粗大ゴミ券」を自費で購入したものだ。

 しかし、今回は違う。さすが、バブル期に作った喫茶店だけあって、家具など、相当なものが沢山ある。自分の店で使えるものは、すぐさまGET!
オッツ!LDカラオケがある。年初来、近隣の老人いこいの家で「絵の出るカラオケが欲しい」と要望されていた。担当課長にお願いしていたが、区長の「それは寄付でお願いしたい」の言葉で望み薄に。こいつを頂いていこう。ちょっと古いが、公約実現!?

 そうだ、いす、机は、町会会館を新築している地元の町会に貰ってもらおう、と町会役員さんに電話すると、すぐさま「運送部隊」を編成して現場に来てくれた。イス、カウンター、ガスレンジ、コップなどを頂いて、町会会館建築現場へ搬入した。現場には、町会会館の完成を待ちわびる人々が、入れ替わり出入りしていて、さながらサロンのようだ。そこへ、喫茶店の机とイスである。早速、コーヒータイムが始まった。

 お祭りでも、町会行事でも積極的に手伝う人々と、見て楽しむ人々と、街には二種類の「人種」が住んでいる。当初は、前者が「土着」の自営の商工業者、後者は「新住民」でサラリーマン層、だと思っていた。が、どうやらそうでもないらしい事が最近判ってきた。

 この町会の総務担当は、上場企業を定年になった几帳面なおじさん(失礼)だし、役員には元丸暴の刑事さんもいる。よくよく観察すると、比率は少ないが、サラリーマン層の方々も街の運営に関わっているのだ。どうも、上述の原則はあてはまらない。ようするに、その人の生き方の問題のようだ。

 勿論、現役世代バリバリの時期は、昼夜土日の別なく働いているから、なかなか地域や、PTAなどには参加できないだろうが、将来のためにも是非、自分の住む地域に積極的に参加して欲しいものだ。

 街”に”暮らすことは誰でも出来る。選挙にも行かないけれど、お祭りや、盆踊りを”見”にはいく、という生活だ。でも、せっかく、その街で暮らしているなら、街”と”暮らしたほうが絶対に楽しいと思う。

 街と暮らそう!

 



2003年12月28日(日) 自衛官の皆さん、雪祭り支援は止めよう!

 6月の札幌市長再選挙で当選した上田市長が、市議会において「自衛隊イラク派遣反対」を表明した。自衛隊の駐屯地を擁する市長として、とのことだが、であれば、消防署のある町会の町会長が「火事になっても、消防署の現場派遣はんた〜い」と言ってもいいことになる。

 どんな御仁かと、色々調べたら、中央大学卒、札幌弁護士会副会長、同会子供の権利委員会委員長などを歴任。市長選挙には、民主党、社民党、市民ネットの推薦で当選している。経歴からも、決して推薦団体へのリップサービスではなく、「本音」を議会でお話になったのだろう。

 議会の答弁での、お役人の意味不明だが、絶対責任を追及されない答弁は大嫌いだが、行政経験のない「市民派」を自認する首長の無責任発言は、もっと耳障りだ。首長の発言の重さというものを、新人市長さんは理解されていないようだ。それが証拠に、その後、陸上自衛隊北部方面総監部に異例の訪問をし、「雪祭りへの協力を要請」する、という厚顔無礼をはたらいているのだから。

 札幌雪祭りは、雪像の設計、建設、さらには雪の搬入まで、陸上自衛官延べ3万人が従事して作成していることは、あまり知られていない。そのうえ、各雪像には、スポンサー企業がついており、そのスポンサー料(広告収入)は、すべて札幌市の懐へ入る。自衛官には、弁当が支給されるだけである。

 それでも、自衛官は、極寒の中、すこしでも素晴らしい雪像を作ろう、と懸命の努力をしているのだ。そこの市長が、日本国の国際的な立場と、国民の名誉のため、復興支援に出発する自衛官に対し「反対」と叫び、でも、雪祭りは手伝って、はないだろう。

 左翼や、エセ民主団体が得意の、「自己肯定」、ご都合主義の典型ではないか。

 北部方面隊幹部は「自衛隊は、道民の、国民のための自衛隊」と、市長発言など気にしない、との態度だが、どうも釈然としない。


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2003年12月27日(土) まったく左翼ってのは、手におえんな〜

 かの国の、国営放送ではないかと疑う、テレビ朝日。そして、「ちょうにち新聞」と読むべき、朝日新聞の偏向報道は恐ろしいものがあるが、本日のテレ朝の番組には、仰天してしまった。

 なかにし礼とかいう、作曲家(?)が、今年を総括して以下のように述べていた。(放送より記憶に基づいて記述。細部は違うかもしれないが要旨は、このとおり)

 「日朝には長い歴史がある。それを、今おきていることだけで語ってはいけない。一国の元首たる、金正日さんを、ちゃかした一年だった。温かい国、日本だということを、来年こそは明らかにしなければいけない。」

 何言ってんの!このおっさんは。「赤旗」にも何か書いていたような気がするな。長い歴史があるから、日本人を拉致してもいい、といいたげだ。そう言えば、一昨年、20年100億円の取引をしていたJTBが、わが旅行会社に「契約破棄」を通告した時、東大出の支店長さんは、こう言い放った。「過去は、この際関係ないんですよ。ビジネスは、今、ですから」

 そうよ!なかにしさん。今なんですよ。今、この瞬間に、拉致された日本人、わが同胞が、かの国に暮らしていること、それが問題なんでしょう。
わかんねえかな〜

 同じ日に、異常な性教育を行っていた都立七生養護学校の教職員79人を処分した、との記事が新聞にのっていた。この学校の前校長も「左」の方だったらしい。自らの権利のために「子供たちのために」「区民のために」が、かの人々の枕詞だ。お〜お、くわばらクワバラ!


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2003年12月26日(金) 御用納めの朝、トイレに3時間。反省〜

 昨晩は、蒲田駅をお掃除する議員の会(名前がある訳ではない)と、一緒に手伝ってくれた事務局職員との「反省会」が開かれた。(会費制ですよ。勿論)呼びかけ人である、元議長の「まあ、まあ、ぐっと!」という言葉に誘われて、ワインとビールのチャンポンをやってしまった。酒が飲めるようになってから、20数年の経験則から、チャンポンは絶対にやってはいけない、と心に命じていたのだが‥

 次は、私の経営する居酒屋で、「高齢社会」を考える異業種の会に参加するため、北風の環状8号線を、区議会議員必携のチャリで走る、走る。走ると、血のめぐりがよくなり、さらに酔う。

 「高齢者社会」でも、よせばいいのにビールを飲む、飲む。いいご機嫌で帰宅したまではいいのだが、朝5時。ウッ〜駄目だ。トイレに駆け込む。出すもの出して、うがいをして寝床へ。ウッ!まただ。昨晩の会費2件分4000円が、すべて「水の泡」。そして、繰り返すこと3時間。朝8時をまわると、意外や、復活。シャワーを浴びて、会合へ。今日は、絶対飲まないぞ!

 会合は、おおた区立幼稚園友の会の主催で、「大田区の区立幼稚園を考える」というテーマで、東大の佐藤学先生の講演であった。今、大田区では区立幼稚園を廃止する方向で論議がされているが、このことを保護者の立場で考えよう、との趣旨だろう。昔からどうも「東大」は嫌いだ。親父が生前「兄弟で、東大いけなかったのは俺だけだ」と自嘲気味に語っていたからか、それとも自らのコンプレックスか。まあ、そんな訳で、「東大教授」の講演にはあまり期待もせず、主催者にも中座する旨伝えておいた。が、だ。期待?に反し、中々説得力のある講演だった。ついつい最後まで拝聴した。

 現在の我が国の教育の問題点を「信頼の崩壊」にある、と佐藤先生は指摘された。それは以下のように、左側が矢印の右側を信頼していない、ことによる、と述べられた。同意見である。(親⇒教師⇒他の教師⇒校長⇒教育委員会) さらに、学級崩壊の前に、職員室が崩壊しているとも。
 
 また、これからの幼児教育については、以下のようにまとめられた。

1.行政がビジョンを持つこと
2.公立と私立の共存をはかること
3.幼稚園と保育園の共存をはかること

 特に、2と3については、公私共同化、公私幼保相互乗り入れ、により高い水準を維持すべき、と語られた。そして最後に、子供を育てることは、「サービス」ではなく、責任である。子供を育てられる地域でなければ、コミニュテイとは呼ばない。それは廃墟である、と結ばれた。名言である。

 全区議会議員(50名)に呼びかけた、とのことだが、出席率は以下のとおりである。(出席議員数/所属議員数)最大与党の自民党は、やはり忙しいのだろうか。

 自民5%(1) 公明25%(3) 共産25%(2) 民主20%(1)
 ネット33%(1) 自由100%(1)

 そして、午前中の決意も朝令暮改!またまた、御用納めの「反省会」に参加してしまった。まったく反省の多い一年だった。


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2003年12月25日(木) 今日はクリスマス!世界中にありがとう

 昨日はクリスマスイブ。聡明な友人のお嬢さん(←お嬢さんが聡明なのだ)の弁によれば、キリスト生誕当時は、日が暮れると「日付」が変わったとのこと。したがって、本来、24日の夜がクリスマス本チャンなのだ。「イブ」というのは、前夜祭かと、47年間ずっと思っていたが、そうではなかった。24日と25日両方をクリスマスと信じ込まされたのは、ひょっとしたらケーキ業界の陰謀かもしれない。

 まあ、どうあれ、クリスマスソングを聴くと、なぜか心が清らかになり、聖人君主になるのは、私だけではないだろう。にわかクリスチャンであっても、人に「ありがとう」と言いたくなるものだ。

 とくに、昨年から今年にかけては、多くの人々とのふれあい、友情、支援のなかで生きてきたことを実感した年だったので、なおさらである。とりあえず、経営しているお店の従業員さんに、イトーヨーカドーのバーゲンで恐縮だったが、クリスマスプレゼントを贈った。普段「売り上げが低いぞ!」と、文句ばかりいっている私が、赤い包み紙のプレゼントを出して「ありがとう」などと言うものだから、皆、調子が狂ったらしい。でも、いいもんだな。「ありがとう」という言葉は。

 3時からは、蒲田駅をお掃除する会(元議長の呼びかけで議員と、事務局職員で毎週実施)の最後のご奉仕で、東口歓楽街を掃除。「清潔で美しい大田区を」などというタスキを掛けて、師走の駅前を一人で掃除するなんぞは、数年前では恥ずかしくて想像もつかなかったが、いつの間にか「心臓に毛」になってしまった。掃除でしていると、初老の女性が「ありがとう。ご苦労さん」と。さりげない一言。それも「ありがとう」付だ。本当に、いい言葉だ。

 明日、わが航空自衛隊のイラク復興支援輸送航空隊先遣隊約50名が出発する。日本国1億2千万人に代わり、我が国の国際貢献のため出かける。どうか「派兵反対」などと、訳のわからない感情論ではなく、ガンバレそして、「ありがとう」と、送り出して欲しい。きっと、イラクの人々からも「ありがとう」の声が、戻ってくるだろう。


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2003年12月24日(水) 極道の妻、中卒の大平光代弁護士、大阪市助役に

 大阪市の助役に、極道の妻、ホステスなどから、奮起して弁護士になった、大平光代氏が就任することになった。大平弁護士は、その著書「だからあなたも生きぬいて(講談社、ISBN4-06-210058-4)」のなかで、その壮絶なまでの人生を語り、力強く訴えている。本については、ここ
 
 「今からでも遅くはない。もう一度人生をやり直してほしい。この先も、いくたの苦難があるかもしれないが、あなたはそれに耐えられるだけの力を備えているはず。あなたは、これまで随分と辛い目にあってきたのだから。一つ一つ困難を乗り越えて、そしてその手に幸せをつかんでほしい。あきらめたら、あかん!」(だからあなたも生きぬいて 250頁)

 大平さんは、今年の3月9日に大田区民センターにおいて、講演をしてくださり、その熱い言葉は、昨日のことのように思いおこされる。
講演要旨(自由の森大学のサイトから拝借)
3月9日の日記 

 このような、壮絶な体験を持つ方が、行政の中枢に入ることは、歓迎すべきことで、大阪市長の英断に敬意を表したい。ただ、大阪市のお役人は大変だと思う。いまどき、政令都市の公務員になる、ということは、相当「学業」が優秀なはずだ。「学業」が優秀、ということは、難しい問題を先送りにして「いい点」を取る技術に優れている、という極めて危険な側面をあわせ持っていることにもなる。難問は「先送り」これが、「お役所仕事」の、根本である、と言ったら、言いすぎだろうか。

 その役人社会に、世の中の甘いも辛いも知り尽くし、そして、法理論にも長けた民間人である。市役所中、蟻の巣をつついたような騒ぎになるような気がしてならない。どうか、市長とともに、大阪市の教育改革、さらには、市政改革に、いかなる抵抗があろうとも取り組まれるよう切望する。

 きっと「あんたら、公務員は何考えてんのや!」と、お役人社会に切れることがあるだろう。

 でも、「あきらめたら、あかん!」


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2003年12月23日(火) しょうがねえな〜民主党幹事長!靖国参拝を批判@北京

 新生党、新進党、自由党と、小沢一郎前党首が政党名を変える度に、私の名刺、事務所の看板も同じ道をたどった。が、今回の民主党との合併は、なんとしてもついていけなかった。民主党には、絶対に政権を任せられないし、安保・外交政策という、国家の根幹について、何等展望を持たない政党に入る訳にはいかない。

 ましてや、自治労・日教組の支持を受けている政党が、公務員改革や、学校正常化を本気で出来るか?大いに疑問である。自由党出身のマトモな国会議員の皆さんは、よくぞ、あの政党で我慢しているな、と思う。5名の地方議員で、総務省に「自由党」の設立届を出したのも、マトモな国会議員さんが、いたたまれなくなった時に「お待ちしてました」と、お迎えするため、でもある。

 さて、その民主党の岡田幹事長が、北京で、とんでもない発言をしてくれた。それは、小泉首相の靖国参拝で、日中首脳の相互訪問が中断されていることに言及し「このような異常な状態を続けるという判断は、明らかに間違っている」と。冗談じゃないぞ!間違っているのは、お前じゃ!さらには、森元総理が台湾訪問を計画していることを「私なら行かない」と、中国に最高のリップサービス。同党所属の岡崎トミ子議員は、こともあろうに在韓国日本大使館前で「反日デモ」に参加。次は、北朝鮮にでも行くのかい?

 民主党は、菅代表が「アメリカ盲従はんた〜い!」を叫び、イラク派兵反対のデモの主催団体にも名を連ねていた。政権を奪取する、という崇高な目標があるのなら(絶対に出来ない!)、責任を持てる代案を示すべきである。
米軍の駐留がなければ、我が国の防衛が語れないのは、防衛庁に関係していなくても、政治家なら常識として知っているはずだ。では、「盲従」を止めて、我が国の防衛をどうするのか?何も語らない。イラクへは「派兵」なのか?違うでしょう。

 今のままでは、ただ人数が多いだけで、崩れ逝く社民党、共産党と何等変わらない。
 
 たのんますよ、西村真悟先生!民主党左派を駆逐して、マトモな野党を!


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2003年12月22日(月) よく行った!公明党、神崎代表イラクへ

 今日は、所用があって、区議会公明党の控え室で談笑していたら、民主党の議員が入ってきて会話に加わった。そこで私「新進党があったら、皆この部屋で一緒だったんだ」と。公明党12名、民主党5名、私1名。合計18名の会派になり、自民19名に対峙する正に二大政党になったはずだ。なんで、小沢さん、ぶっ壊しちゃったのよ!

 街中では、「あの家は、これだから」と、手を合わせるポーズをして、創価学会員であることを煙たがる人が多い。確かに、昔の学会は、会員以外と見ると、強引なまでの入信勧誘を行っていたが、今や、ごく普通の宗教団体になった。宗教が政治に関与してはいけない、というのなら、自民党も同じだ。

 自民党支持の宗教団体としては、立正佼成会を筆頭に、仏所譲念会、霊友会、統一教会、天理教、神社本庁など相当な数にのぼる。支持母体が、政策実現のために、政治に関与する、または出身母体から議員を出すことは、民主主義の基本で、なんらおかしいことではない。宗教ではないが、連合や自治労が民主党を、民主商工会や、新日本婦人の会が共産党を支援、と同じ図式だろう。

 公明党員は勿論、創価学会員は、日本国民であるから、法に基づいて議員を選出する、何が問題なのだろう。そして、地方議会でも、国会でも、正にキャステイングボードを合法的に確保した。大したもんだ。二大政党の相方は、民主ではなく、公明かもしれない。

 大田区議会では、自民党議員19名、これでは50名の過半数に足りない。公明の12名が、可否を左右する。国政は言わずもがなである。公明党、学会の影響力は、来年度予算を見れば、明らかだ。かの政党の公約は、ほとんど実現されている。

 そして、そのことを評論家の如く批判する、保守系の有権者は選挙には行かない。現在の投票率50%だとすると、投票総数に対する公明党票の影響は16%となり、相当の力となっている。ところが、100%の投票率になると、8%にしかならず、さほどの力にはなり得ない。いずれも、有権者の選択である。悔しかったら選挙に行こう!

 ところで、その大きな力を持った、公明党の神崎代表が、陸上自衛隊の派遣候補地である、イラク南部のサマワから帰国された。連立与党の代表が、テロの危険のある地域に視察に出かけたことは、派遣予定の自衛官、家族にとっては大きな安心になるだろうし、公明党内に根強い「派遣慎重論」も、見直されるだろう。さすが、と敬意を表する。自民党も同行するぐらいのセンセイはいなかったのかい?

 あっ、今は海外はまずいな。自民のセンセイは。埼玉の件があるから‥
埼玉事件はこちら


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2003年12月21日(日) ありがとう!SOMETHING GREATさん

 今日は、年末の日曜日。一昨年の今日あたりは、旅行会社経営者として、JTBからの常識を逸する要求に、人としての尊厳すら失いかけていた。そして、平成13年12月28日、ついに22年間経営していた会社を廃業した。その後知ったのだが、この時期に2名のJTB特約店社長が、経営苦で自殺をしたそうだ。そう、今思い出しても、地獄のような毎日だった。

 そして、あっという間の2年間。まさか、こんなに笑顔で暮らせる日々が来るとは、2年前の今頃は想像もつかなかった。その間、会社がなくなっても、個人保証していた、金融機関からの借り入れ金、リース会社などから、引っ越した自宅には、毎日のように内容証明郵便が届く。なかには、裁判所からのものもあり、妻は玄関のチャイムに出るのが苦痛だった、と言う。そして、昨年5月には、リース会社から議員報酬の差し押さえ。
詳しくはココ

自己破産を決意⇒破産をやめ特定調停に変更⇒調停不調⇒個別に整理、と、長い長い借金整理の2年間であった。いまでも、信用保証協会、RCC(整理回収機構)、金融機関、JTBと所得の大部分を返済にあてている。

 世の中には「借りた金は返すな」などという、とんでもない本がベストセラーになっているようだ。ときたま「ああ、破産しておけば、もっと楽だったのに」という、悪魔の声が、心の奥でささやくことがある。

 いや、でもきっと、返すぞ!という「思い」が、今の幸福を導いてくれたんだろう、と思う。金はない。しかし、笑顔一杯の生活は、何物にも代えがたいものだ。(自己破産による、人生再生を否定するものではありません!念のため)

 そして、その「思い」は、必ず「天」に通ずる、と信じている。私は、特別の宗教を信じている訳ではない。クリスマスには、にわかクリスチャン。大晦日や法事は、敬虔なる仏教徒。さらには、正月、お祭りは神道、と、平均的日本人である。しかし、世の中には、我々の叡知を超えた、偉大な力が存在する、そう信じているし、そうでなければ説明できないことが身の上に多すぎる。

 アメリカだかの著名な物理学者が、「物理学の世界でも、何か偉大な力の存在(SOMETHING GREAT)を認めざるを得ない」と書いていた。
存在と言うと、偶像崇拝のようになるから、あえて「働き」と変えたら分かり易い。辛い!辛い!と嘆いていると、本当にもっと辛くなる。お役所のように「出来ない理由を連呼」していると、出来ることも出来なくなる。

 この2年間の、借金返済人生を通じて得たもの、それは「自ら解決できない苦難は、ない!」と。

 そして、このような結論に、手を変え品を変え導いてくれた、SOMETHING GREAT(サムスイング グレート)さん、ありがとう!

 全国の悩みを抱える読者の皆さん!必ず解決しまっせ。解決しないとしたら、その根本の原因は、ご自身の決断にある。先送りだけは絶対に駄目。
ガンバレ!


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2003年12月20日(土) 遅ればせながら、大田区も路上喫煙防止へ

 千代田区が、23区に先駆けて「路上喫煙罰則条例」を制定し、全国に罰則制定の動きが広まった。近隣では、港区、品川区が制定し、大田区だけが京浜東北線沿線では唯一実施していない区となった。

 その間、区議会には罰則をもって禁止せよ、との区内清掃ボランテイア団体からの陳情が出され、私の所属する都市整備委員会で審議されたことは、随分前に書いた。この陳情の審査にあたって、区側は「出来ない理由」のオンパレードに終始した。主な出来ない理由は以下のとおりである。


 役人:罰金(正確には過料)を徴収しても効果が出るかどうか?
 私 :千代田区では、相当の効果が出ている。
 役人:パトロールする人件費だけで相当な額だと聞いている。
 私 :ヒマそうな職員が一杯いるじゃないか。
 役人:路上喫煙だけが仕事じゃない。
 私 :とにかく、効果の程も試さなければわからない。
 役人:過料を払った人と、払わない人の不公平をどうするか。研究すべき    課題は多い。
    以下、延々と出来ない理由。

 結果、この陳情は、本年3月に採択された。そこからが、また大変な「お役所仕事」が待っている。大田区環境美化審議会という、有識者による審議会に調査・審議を依頼するのであるが、この依頼日が、陳情採択から半年後の9月。そして、ついに、「路上喫煙禁止等」について(答申)が、12月11日に出された。実に議会採択から9ケ月を要した結論(要旨)は次の通り。

 今、ただちに罰則を科するという発想は好ましいものではない。大田区はキャンペーンなどによりポイ捨て禁止をPRしてきたが今後も、従前に増して効果的なPR手段を工夫・実施すべき。
答申の全文はこちら

 と、大田区が今まで、いかに一生懸命取り組んできたか、また、ポイ捨て
に至る社会的背景を述べ、最後には「過料の規定を設けることも時代の要請といえる。」と、採択された陳情の趣旨につき、渋々いや、もとえ!理解を示していただいている。半年かかって、半年前の議会常任委員会の議論を追認しただけの審議会であった。まあ、素人の議員の審査では危なっかしい。有識者のお墨付きを貰わねば、と思ったかどうか‥
 当然のごとく、この答申書は、審議会事務局を兼務する、区役所環境保全課が書いたものだろうから、お役人の意志がどうしても随所に反映される。

 過程はどうあれ、やっと、蒲田、大森駅前の路上喫煙に罰則をもって取り締まる条例が出来そうだ。万一、効果がなくても、議会のせいにも出来るし、審議会のエライ先生方のお墨付きもあるのだから、所管部課の責任ではない。どうか安心して条例の案文を作成されたい。なるべく急いでネ!


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2003年12月19日(金) 区民より上司の命、ある区関係団体の場合

 お役所の中にいると、日記ネタには本当にことかかない。「えっ、うそ〜」というよな非常識に、毎日出会うのだから、おもしろいし、あきれる。お役人は「また、インターネットに書かれるぞ」と怪訝そうな顔をするが、ここに書いていることは、公開して差しさわりのないことだけ、である。つまり、もっと、もっと、書けないネタがあるのだ。まあ、指摘した段階で、改善していただければ、「胸のうち」にしまっているつもりだ。

 さて、今日は久しぶりに、お役人(正確には、区関係団体職員)に怒鳴りつけてしまった。以下、事件の概要である。

 区内のA社は、区関係団体(以下Cと書く)に仕事を依頼し、その費用60万円が支払えず、滞納していた。社長Bさんは、いつか払うといい、1万円、5000円と、払って、やっと40万を切ったが、払ったり、払わなかったりで、連絡も途絶えがち。そこで、Cは少額訴訟で決着をつけようとA社に通告をした。困ったBさんは、私に相談に来られた。

 私の解決策は、1.必ず払う旨の、法人と社長個人連名の念書 2.銀行口座から、毎月1万円の自動送金(自動振り替えではない)の手続をして、その控えを提出、というものだ。いくら不況とはいえ、Bさんの対応は不誠実であろう。そこで、この2点を実行するのなら、Cに話してあげます、ということにした。Cとて、裁判が本旨ではないはず。回収にメドがつけば、との思いがあった。

 その旨、今週の月曜日に、Cの次長に話すと「では、金曜日までに、処理していただければ訴訟なしません」との回答を得た。Bさんには、必ず上記を実行するよう指示した。そして、今日、金曜日、心配なので、Cの次長に電話で確認を取ると、念書はあるが、銀行の書類が怪しい、というのだ。早速、Bさんに聞くと「銀行の郵送用申込書で、郵送したので、今日は着いていないだろう」という。これも、いささかウソ臭いが、絶対大丈夫、との、Bさんの言葉を信じ、次長に来週まで待ってくれるよう頼み、彼も承諾してくれた。これが、午前11時の話。

 ところがだ、午後5時近くに、この次長から携帯に電話で「郵送だと、確認に時間が、かかるので、やはり、裁判所に行きます」とのこと。これには怒った!「なめんなよ!さっき、いいと言っただろう。であれば、銀行が開いている時間に、電話くれれば処理できるものを、こんな時間にダメだとはなんだ。上司を出せ。」突如ヤクザに豹変したチンピラ区議にたまげて上司が電話に出る。曰く「ああ、それは私の指示です。月曜日に当団体の会長が来るので、説明がつきません。裁判所に出しても、後で取り下げが出来ますから」と。

 嗚呼!区の管理職を定年になり、この団体Cの責任者になった彼にとって「正しい判断」なのだ。この大田区関係団体Cの未収金を回収するという本来の仕事より、会長さんへの説明と、裁判で判決が出て「回収不能金」となれば、事務手続上、処理が早い、そう判断されたのだろう。その金も、「税金」。でも、人の金。

 そして、次長も、午前中に、私に「いいですよ」と言ってしまったことなど、上司には報告せず、この上司の命令を、私に伝達する、という、「正しい仕事」を実行したまでなのだ。役所とは、かようなものである。

 誤解しないで頂きたいのは、払うべき金を払わないBさんを正当化するつもりは毛頭ない。ましてや、郵送センターなどと言わず、支店窓口で手続をすればよかったのだ。経営者に求められるのは「即行、即止」である。このように現実から逃避していては、会社の再建はおぼつかないだろう。

 そのことはそれとして、今日の問題は、一度「待ちます」と答えたことに対して、まったく釈明もせず、上司の言葉に従ってしまう次長さん、そして、回収より手続を重んじる、お役所体質である。

 結果は、上司さんが、渋々待つことを了承してくれた。いやいや、快諾してくれた。ありがとう!


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2003年12月18日(木) 日本郵政公社にみる、お役人気質

 今年の4月より、郵便局が「日本郵政公社」になった。確かに、窓口に対応は「郵政事務官」だった当時より格段に良くなった。これは、電電公社をNTTに民営化した時に、辛い過去が影響しているのだろう。NTTは民営化されても、その基本にある「親方日の丸」体質は堅持しつづけ、純粋な民間電話会社との競争に、固定電話では大幅に遅れを取ってしまった。私も、反NTT派で、固定電話の番号付与権が、第二電電各社にあったら、絶対にNTTだけとは取引したくないと思っている。

 電話局の対応の前近代的なこと、116センターの間違いの多さ、OCNのいい加減さ、例示したらきりがない。NTTグループで、ただひとつまともなのは、「公社時代」に存在しなかった、携帯電話のドコモだけ、といっても過言ではない。

 さて、そこで郵政公社だ。役人のなかでは、比較的、民間に近かったこtもあって、まだ「まし」な役所ではあった。しかし、まだまだ、ヤマト運輸でも完全に信書に進出してきたら、ひとたまりもないだろう。

 今日は、娘のオーストラリアのペンフレンドへの、クリスマスカードを頼まれて、時間外窓口に出しに出かけた。世の中のサービス業が、ほとんど24時間対応になっているのに、郵便局は平日7時を過ぎると、「時間外」である。そういえば、NTTにいたっては、土日、祝日休み、平日は4時閉店と、これまた、一層の「お役所仕事」を、いまだに固守されているのは、ある意味見上げたものである。

 さて、クリスマスカードを速達(EXPRESS)にして、料金を払う。あ、そうそう、記念切手にしてね、と頼むが、遅し!一人しかいない局員は、370円分の郵便計量器の用紙を貼っちまった。「仕事」としては、彼は何一つ落ち度はない。正しい。しかし、だ。民間企業になる郵政公社の職員としては、もう一工夫欲しかった。あっクリスマスカードだな、「記念切手を、貼っておきましょうね」と。

 郵便局のフランチャイズチェーンたる、特定郵便局(配達をしない小さな局)は、FCの経営者たる「局長さん」の人柄が、局員にも反映されており、どこの局もあったかい。もちろん、「記念切手を貼る」ことぐらい、当たり前にやってくれる。

 郵政公社民営化の成功の鍵は、特定郵便局にあるのでは。本局も、FC化して、局長同士で競え合わせれば変わるのではないだろうか。名刺から、郵政事務官の肩書きを消しただけでは、「心」までは変わらない。



2003年12月17日(水) 区長への手紙、お返事は広報広聴課の茶封筒で。しょぼ〜

 「区長への手紙」という制度がある。大田区の行政についての、注文、お叱り、励ましなど様々な文書がメール、FAX、郵便などで区役所に届く。制度としては、そういうものだ、とは知っていたが、その返事が、どういう形でくるのか、今日まで知らなかった。

 たまたま、地域行政センターの対応についてのお叱りに対する、返事を見る機会があった。そして、たまげた。たまげた理由は以下の点である。

1. 封筒は、大田区役所広報広聴課と緑の字で印刷された、茶色の再生紙
2. 文章は、そのクレームのあった部署に書かせた、と誰にもわかる内容
3. レターヘッド(便箋の頭)も、大田区広報広聴課と印刷されている
4. ワープロで印字された、最後に、インクがかすれて「大田区長西野善雄」
  と、スタンプが押してある

 以上を読んで、「なぜ、おかしくないじゃん」と思った読者は、相当長く公務員をやっているか、社会的にリーダーになったことのない方、または、余程、心の広い方だ。

 返事の文章の起案にも問題がある。文句を言われた部署が、文章の草稿を作り、広報広聴課が「てにをは」をチェックして、郵送する。結局、返事を書く、という仕事は正しく執行されるが、「文句を言われた事実の解決」には、何か役にたつのだろうか。 

 私は、組織を維持するには、権威が必要である、と常々述べている。大田区という地域政府にとって、区長は権威である。その権威は、個人が持っているものではなく、その公職が持っているものである。だから、黒塗りの公用車を使用することは、個人の満足ではなく、大田区民のプライドなのだ。

 その意味から、区長名で出す、区民への返事は、誰が書こうが、「品格と、権威」を持つべきである。では、どうすればよいのか。

1. 封筒は、白い封筒で、裏面に区長名が印刷されているものを使用
2. 文章は、定型分ではなく、誰が書こうが、区長の心になって、書く
3. レターヘッドも、広報広聴課などと印刷しないで、「区長」に相応しい
  品格のあるものとする
4. 署名は、とってつけたようなスタンプにはせず、区長の直筆の署名を
  スキャナーに取り込んで、文章の印字の後に、印字する

 これぐらいは、お詫びに対する常識であり、「区長」という、公職の権威として当然である。「財政が逼迫しているので‥」などと、出来ない理由を述べる管理職がいたとしたら、これは、もうどうしようもない。早く、名誉昇給の退職金もらって、辞めちまえ!

 さてさて、出来るかな?


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2003年12月16日(火) コンビニで風邪薬は売れません。やっぱりな〜@厚労省

 厚生労働省は、本日、薬剤師のいないコンビニなどで売れる薬350種類を発表した。風邪薬は、塗るものだけ、解熱鎮痛剤はダメというもので、一番欲しいものが除外された感じだ。そりゃそうだろうな。一番売れるものは、薬局のために確保しておかねば。国民のニーズより、業界団体のためにだから。薬剤師会や、薬局、薬店にとってみれば、自分たちの職場、売り上げが減る行為だから、必死に族議員に働きかけたであろうことは容易に想像がつく。

 しかし、今や、インターネットを通じ、世界中から薬が買える世の中である。ちまちましたこと言ってないで、日本の薬をインターネットを使って世界に販売するような展開を考えたほうがいい。

 時流にのれない商売は淘汰される、これはアダムスミスも述べている、自由経済の必然であり、避けて通ることは出来ない。酒店が、それだけではなりったたなくなった。いつまで立っても注文した本がこない中小書店が、翌日届けられるネット書店の乱立により、成り立たなくなった。薬もしかりである。

 そもそも、47年間生きているが、風邪薬を買ったときに、薬剤師から説明を受けたことは記憶にない。会社にある配置薬はどうなのさ。たまに集金にくるオヤジが薬の説明なんぞしたことはないし、ましてや薬剤師だという話は聞いたことがない。それとも、配置薬のメッカ、富山県選出の国会議員の圧力かい?多分、1億2千万人の国民にアンケートを取っても、説明を受けたことのある比率は、恐ろしく低いはずだ。要するに、お役人の権益、自己満足の世界だ。

 薬局業界の応援団たる「専門家」のコメントは、一様にコンビニで置く必要があるのか、医薬品は薬剤師の適切な服用指導のもとに‥と、むなしい理由を述べている。本気でそう思っているのなら、明日から全国の薬局、薬店を覆面調査してごらん!たまげるから。まあ、判ってて言ってるんだろうけど。

 このようなお役人が、この国を司っている。そりゃ、改革はすすまんな。

P.S
今日も相変わらず、埼玉県庁、そして県内市役所のサーバーからの、執務時間中のアクセスが、12月13日の日記に集中している。お役人は、一般的に「単眼」だから、12月13日と言ったら、その日しか見ない。12月15日に「埼玉県庁職員さん、執務中のアクセス107件ありがとう」、などという日記は読んでいない。読んでいれば、彼らのDNAから、二度と県庁や市役所のサーバーからはアクセスしないはずだ。そういう人種だ、お役人とは‥



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2003年12月15日(月) 埼玉県庁の皆さんありがとう!執務中のアクセス107件

 昨日から、日記やHPのカウンターが異常にあがっている。以前、日教組のセンセイ方と戦った時のようだ。何だ!普段はめったにしない、アクセス解析をしてみた。はっは〜。どうやら、一昨日の日記が、ネット最大の掲示板2チャンネルにリンクされていて、ご丁寧に、私の日記の内容まで転載されていたのだ。

 さて、それでは、いったいどこのサーバーからアクセスしているのか。やはり、思った通りである。500件のアクセスのうち、107件は、pref.saitama.jpというサーバーからだ。言わずとわかる、埼玉県庁のサーバーからである。すべて、勤務時間中である。多分「県政に重要な影響のある案件につき情報収集した」というのが、理由であろう。同様に、川越市、川口市、飯能市、熊谷市など県内各市役所、県議会事務局のサーバーからも、アクセスされていた。

 まあ、公務員の皆さんご苦労さんですが、こんなくだらない案件に関わっていないで、年末ですから、通常の業務に戻ってくださいな!

 なお、一般の方々のアクセス解析は行っていないし、やったところで、OCNとか、DIONといったサーバーがわかるだけなので、ご安心!

 そんなことより、今日は「過激 人権侵害 性教育を許さない都民集会」というのに出席してきた。今、公立学校で行われている様々な異常な性教育の実情が発表される。とくに、パワーポイントを使った、性具ともいえる教材には、目を疑ってしまう。

 ついこの間も書いたが、左翼の人々は、自らの権利や主張は、法令違反だろうが、とにかく押し通す、という特性がある。この異常な性教育を推進している団体「性教協」も、その思想背景は共産主義であり、おもしろいように、自己肯定が共産党そのものである。

 保護者が自らの子どもに、正常な性教育を行い、まともな教育を受けさせる権利は、ないがしろにし、教員が、自ら信ずる異常な性教育を行うことは、正しい、と言い張る。子どもたちに対する、「性教育」という名をかりた性犯罪であることにも気づかない。

 恐ろしいのは、ジェンダーフリーも、異常な性教育も、「我が国の伝統文化を崩壊させること。家族を崩壊させること。そして、結果として、国家を崩壊すること。」が、ゴールにあることだ。ひょっとしたら、かの国の工作員の仕業か‥‥

 


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2003年12月13日(土) ありゃ、まずいな埼玉県議のセンセイ海外視察で買春?

 今日の、日テレ、報道特捜プロジェクト「これが議員の海外視察の実態」で、埼玉県議会議員の東南アジア視察の実態が全国に放映された。タイにおいて6名の議員が、あやしいお店で女性と個室へ。(この手の店は、個室で売春をしているのは旅行業界では常識!)一部のセンセイは、ホテルまで女性をお持ち帰り。プライベートな時間だ、とおっしゃっているようだが、そのお店まで行ったバスは、税金でチャーターしたもの。なんと、6名で800万を超える視察費用(正確には、500万余が視察費用、残りは多分、議員に支給される日当、準備金などだろう)だというのだから、どうなっているんだ。東南アジアだよね!

 ビジネスクラスを使った理由につき副議長が「我々は選ばれた存在だから、いつ襲われるかもしれないので、ホテルは五つ星、飛行機はビジネス‥」そりゃ理由が違うでしょう。ビジネスでも襲われて、落ちる時は落ちる。視察中に長旅の疲れが出ないようにとか、なんとか言えばいいのに。

 ちなみに、現在ヨーロッパ視察中の大田区議会視察団11名は、エコノミークラス、アメリカへ親善訪問中の区議もビジネスクラスで行っているが、ビジネスの差額は個人負担だったと思う。

 そういえば、随分前に、東京都議会でタイに視察に出かけ、そのうちの一人が帰国後、スーツケースからコンドームが出てきたのを奥方に見つかり、離婚寸前になった話を都議本人から聞いたことがある。

 まあ、年がら年中、聖人君子でいろとは言わないが、せめて税金で視察している時ぐらい禁欲でいて頂きたいものだ。ましてやタイでしょ。命がけですぞ各々方!

事件の詳細は、ここ
 
 産業防災アジア行政視察団
 参加議員(性別、年齢、当選回数、所属会派、選挙区)

 男 60歳 4 自民党 吉川市     警察委員 
 男 63歳 8 無所属 春日部市    総務委員
 男 54歳 3 自民党 入間市      労働商工委員
 男 64歳 3 自民党 鴻巣市、吹上町 交通網、地域整備対策副委員長
 男 54歳 3 自民党 戸田市     中小企業雇用景気対策委員長 
 男 56歳 4 自民党 児玉郡     労働商工委員 

埼玉県議会はこちら


 
 


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2003年12月12日(金) 住民エゴと行政・議会

 議会には、それは様々な陳情が出されてくる。「大田区の環境を守るため‥」なんていう枕詞がついてくるのは要注意である。よくよく読んでいくと、自分たちの住んでいるマンションの前に、新たなマンションがたつ、こいつが計画通りに建つと、自分たちのマンションの景観が損なわれる、そこで「大田区の環境を守るため‥」陳情が出てくる。

 自分たちのマンションが建ったときのことは忘れてしまう。いや、わかっちゃいるが、この際忘れたふり。でかいマンションが建つ計画があるや、地域に働きかけて「○○の環境を守る会」なるものを立ち上げ、デベロッパーと交渉役を買って出る古参議員さんもいるようだ。

 そのようなマンションでも、建築基準法や条例に基づいて建築確認を申請しているのだが、「大田区は、地元無視のこのような建築確認を許可するな」と、無茶苦茶な論理で攻めてくる。それじゃ、法律って、なんなのさ。

 最近問題になっているのは、区内に建設予定の「老人保健施設」の反対運動だ。建蔽率60%、容積率200%の住宅地に、地上4階建て(4階は、半分以下)の施設(100ベット)を、国、都、区の補助金を得て、地元の医療法人が建設を計画しているものだ。

 当初、公園にしろ、との運動を起こした方がいたが、現在では、この老人施設計画への「条件闘争」になった。北側の住民は「日照被害」を、南側の住民は「プライバシー侵害」などを訴えて、要望書を都、区、医療法人に提出した。要望は大体、次のようなものらしい。

 住宅地に、こんな大きな施設はおかしい。70ベットにしろ。(すべての法律をクリアしてるが‥)

 駐車場が少ないとの要望に、縦列駐車場を設けたら、今度は「駐車台数が多すぎる」ときたらしい。

 老人保健施設が必要なのはわかるが、自分の家の隣は嫌、ということだろう。都も、区も、「民意」に敏感なので、頓挫中。さてさて、住民エゴと、公共の福祉。どう調整したらいいのやら‥



2003年12月11日(木) 議員にもボーナスが出ました!

 昨日、全国500万人の公務員に期末手当・勤勉手当が支給された。教員として「不適格」との烙印を押され東京都教育研修所に入所を命じられた、教員にもこの「勤勉手当」が支給されるのは、悪い冗談としか思えないが、休まず、遅れずが基本だからいたしかたない。

 さてさて、我々議員には「勤勉手当」はさすがにない。決して勤勉ではない、とは思っていないが、兎に角ない。期末手当は頂いた。この期末手当にはカラクリがあるのだ。区報などでは、議員の期末手当は、1.6ケ月分と公表されている。ところがだ、1.6ケ月を掛ける前だか後に、1.45倍の支給係数なるものを掛けるのだ。従って、実際の報酬額から計算する支給月数は、2.32ケ月になる。

 何、公務員は皆、こんなことをやっているのか!と、議員になりたてのころ、職員課に殴りこみにいったら「議員さんだけです」と言われ、かっこ悪い思いをしたことがある。(管理職も、1.3倍くらい掛けるらしいが‥)

再三ここでも書いているように、議員の月報酬だけでは、国民健康保険も払えないぐらい厳しい。ボーナスで赤字を補填しているのが実情だ。しかし、だからといって、実際に2.32ケ月分、頂いている賞与を、1.6ケ月と公表するのはどうだろうか。議員には、手当がないから、それ見合いだ、と弁護してくれる役人がいる。公務員は、それでもいいだろう。しかし、議員は、正しい情報を公開すべきだと思う。区審議会、関係団体などへ出席した場合の日当、議会に招集された時に出る、費用弁償(大田区は6000円)など、報酬として、区民に公開し所得として課税すべきである、と考えるが、先輩議員の皆さんはどうだろうか。

 第3回定例会の際、幹事長会で議題になったのだが、流れてしまった。再度、議論をお願いしたい。(私は、一人会派なので、幹事長会のメンバーではない)


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2003年12月10日(水) 左翼の皆さんは、おもしろい

 イラクへの自衛隊派遣が閣議決定され、報道なども「イラク」一色だ。概ね、TBS、テレビ朝日は反対派、日テレ、フジは派遣前提、という色分けがされていて、いささか恐ろしい気がした。

 お父さんが、日教組で(いや自治労でもいいが)、新聞は朝日、テレビは、テレ朝。高校は都立。こんな子どもばかりになったら、日本は北朝鮮の属国になってしまう。くだらない事件が一つ。来春、大田区東六郷に開校される、都立六郷工科高校。学校長に「まさか、国旗はたてるだろうな?」と質問したら「お約束できない」だと。地元町会役員から、そんな高校くるな!と文句が出た。左翼ってなんで、こんなに前近代的なんだろう。

 さて、報道番組で、社民党の残党議員や、左翼系のアメリカ人(有名らしい)が、さかんに、「人道支援をせよ。派兵はだめ」と叫んでいた。そして、今日は、蒲田駅で、大田区職員労働組合の皆さんが雨のなか「テロに武力で報復することは、解決になりません」と絶叫していた。ご苦労さん。

 ちょっとまってよ。誰が、武力を行使しようっていった。人道支援にいくんでしょう。ただ、バカなテロリストがいるから、襲ってきた場合に備えて武装していくんでしょう。どうも、すりかえてるナ。そういえば、以前、通信の傍受が出来る法律(左翼や、民主党左派は盗聴法と呼んでいた)を作った時も、同じロジックで攻めてた。曰く、一般の市民のプライバシーが盗聴で侵害される、と。そうかい?あんたらはわからんけど、私ら「一般の市民」は、暴力団や、オカルト集団と電話なんかしないから、盗聴される危険はないもん。

 問題のすり替えは、左翼、組合の行動特性だ。本当に面白い。大田区の土木、公園職員が別の職に配置換えになることにつき、大田区職員労組が、清掃職場を侮辱して詫びを機関紙に書いたことは、以前ここにも書いたが、今度は、大田区執行部に対し、詫びをいれた。
 
 機関紙「大田区職労」1391号12月8日号によると「大田区執行部が、10月29日、組合側窓口の取った対応・態度・言動は交渉ルール逸脱だと考え、退席した。このことは、労使間の信義を重んじる立場から猛省し教訓化する。」

 詫びの入れ方が、いかにもだが、エライじゃん。結局、当局の提案を受け入れます、ということだ。ついでに、今まで、組合員の口座から毎月天引きしていた中央労働金庫一斉積立金を廃止し返金する、とのお知らせもあった。大田区当局の毅然とした態度に軍配!

 以前、嘉手納基地の上空を2回も領空侵犯したロシア偵察機に、わが航空自衛隊の戦闘機が実弾を撃ったことがある。(我が国初!)翌日には、ロシア外務省は「計器の故障で申し訳ない」(そんなわけないだろ)と、異例の詫びをいれてきた。この例からも、北朝鮮・左翼・非合法集団など、自らの権利ばかり主張する連中には、強権を発動して、絶対に譲らない態度が必要だ。必ず詫びてくるから。おもしろいように!

 ところで、この日記は毎日80人近い方が読んでくださるのだが、「投票ボタン」を押してくださる方は、5〜6人程度。すんませんが、面白かったら、ボタン押してくださいませ。公職選挙法には触れませんから‥


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2003年12月09日(火) お役人も色々いるな〜

 今日は、午前中、都議会談話室で、来週開催される「過激性教育を許さない!都民集会」の打ち合わせに出かけた。(詳細は掲示板にて)ついでに、都庁39階の選挙管理委員会に、政治団体「自由党」の設立届を提出にいった。これは、自由党が解党されたため、民主党には行かない地方議員の活動拠点として設立したもので、政党ではないが政治団体である。以前から、この設立の手続につき相談していた感じのいい職員さんは、総務省に確認をしている間も「申し訳ありませんね」と侘びを言う。そして、晴れて「受理印」を押してくれると「いつか、本当の政党になるといいですね。おっと、私がこんなこといっちゃいけないんだ‥」と、祝ってくれた。

 時間は、11時50分。エレベータは都のIDをぶら下げた職員であふれている。ははぁ!こいつら32階で降りるな、と、ふんでいたら、やはりそうだった。32階は、眺望のステキな職員レストラン。喫茶室もある。勤務終了10分前だ。文春が「公務員おいしい生活」と特集を組み、さぼってる写真を掲載しようが関係なし。さすが、東京都職員!10分分、税金返せ!

 さて、次は、臨海斎場の内覧会だ。これは、大田区、世田谷区、品川区、目黒区、渋谷区の5区で、斎場組合を設立して火葬場を作ったのだ。唯一、
2年間、斎場委員会の委員をやったので、思いは深い。

 委員会で、旅館業法に抵触する、との役人の「出来ない理由」により、遺族宿泊室にはシャワーしかつけられなかった、はずだった。ありゃ?バスタブもついてるじゃん。どうしたの?あれだけ頑なに、出来ないって委員会で言い張ってたのにネ。議会の意見なんか、どうでもよかったんだ。なんだ。
そう言ってくれれば良かったのに。

 兎に角、これだけの工事になると、疑惑が多かった。火葬炉のメーカーは、入札の2年以上前から、最大手のM工業所に「決定」した、とウワサが流れていて、そのとおりになった。焼却処理時間1時間30分。品川区内の民間斎場の火葬炉は40分で処理が終わる。ところが、このメーカーは、この斎場への提案参加を辞退したのだ。

 建設工事も、早くから、具体名を挙げた談合情報が流れていた。結果、情報どおりの関係区の区議会議長の息子が経営する会社のJVが落札した。この件では、5区の議長で構成する、斎場議会でも問題になったが、結局、そのまま契約となった。

 今日の内覧会で、公明党の女性議員から「住宅事情から、お棺に入れないで来場されたご遺体は、ここで納棺できるよう対応せよ」との要望が出た。
素人が考えても、簡単に出来そうな提案である。他の議員からも「1月15日開場までに、出来るようにしろ」と、追求されたが、斎場組合の事務局長さん(大田区から出向)は「時間的に間に合わない」と、自己の判断で決定できないことを示唆した。なんのための「長」だ。いや、自己判断しない、りっぱな、お役人だ。

 結局、斎場組合という「地方公共団体」を作っておきながら(議会もあるのに)、自己完結組織になっていない。5区の、お役人に聞いて、どうでもいい議論をして、「では、そうしよう」と、あきれる数のハンコを押し、誰が責任を取るのだか、わからなくしてから実施する。ご苦労さん!

 それでもいいから、1月15日には、間に合わせてね!お・ね・が・い!


も一つ、お役人に文句を追加:
防衛庁の官僚(シビリアン)だか、外務省か知らないが、イラク派遣の陸自に無反動砲を所持させるらしい。よくぞ考えた。でもね、もう少し考えてよ。正当防衛で無反動砲使えって?警察官職務執行法を準用して、無反動砲だ?戦場にいくんだぞ。よく考えろ!



2003年12月08日(月) ふう〜第4回定例会が終わった

 平成15年大田区議会第4回定例会が本日終了した。特段、たまげるような議案はなかったが、補正予算で、平成13年からかかわってきた町内会館への23区初の「宝くじ助成金」2000万円が計上されていたのは嬉しかった。

 これは、地元町会から「金も土地もないが、なんとか会館を建てたい」との要望に、調べに調べた結果、財団法人自治総合センターというところが、宝くじの収益から、「コミュテイセンター助成金」というものを、2000万円出していることを知った。そこで、23区の窓口である、都生活文化局に問い合わせて申請。23区の町会会館では初めての助成となった。(むこう5年間は、23区には、もう出ない!)

 区の補助金2000万円と合わせて、3500万円。りっぱな会館が、来年1月にも完成する。よかった!よかった!

 もう一件は、区議会議員の海外視察と、海外親善訪問についての賛否だ。これは、金曜日の日記に書いたような理由で、前者は退席、後者は賛成した。イラクに命を賭けて出かける自衛官。そして、必死で経営にあたっている中小企業経営者、リストラの影響で失業している区民を思うと、安易に賛成はできない。

 どうか、視察、親善訪問に行かれる議員各位には、相当な成果を持ち帰られんことを望むものである。

 概要は以下のとおり。

 海外視察
 期日:12月10日〜20日
 行き先: イタリア、ドイツ、イギリス
 調査項目:高齢者対策、都市計画、中小企業対策、経済事情
 派遣議員:自民党8名、民主党2名、無所属1名 合計11名

 親善訪問
 期日:12月10日〜17日
 行き先:米国セーラム市及び西海岸
 派遣議員:自民党4名、公明党3名、民主党1名、ネット1名 合計9名



2003年12月06日(土) 嗚呼、始まっちまったな〜忘年会シーズン。

 先週くらいから、忘年会の連ちゃんが始まった。そもそも、騒いだり、飲んだりすることが大好きだから、嫌じゃないんだけれど、一日5件も6件も招待されると、流石に「肝臓」と「サイフ」が疲れる。

 これから年末にかけて、少なくても3件は、毎日、何かしらの飲み会がある。会費と明示されているものは、その金額で良いのだが、書いていないものが多い。たかだか、15分の滞在で、ビール2杯、焼き鳥1本も食べれば上等だろう。公職選挙法では、いかなる理由をもってしても寄付を禁じている。

 自ら飲み食いした「費用弁償」ならいいだろう、と、15分の「費用」を計算すると、ビール2杯、せいぜい1000円、焼き鳥1本、せいぜい200円。合計1200円というところだろうか。そこで、1200円を「会費」と書いて出したら、二度と招待されないだろう。いや、されたとしても「犬伏はケチ」と、相当評判になる。

 結果、切のいいところで、5000円か、となる。ご丁寧に「会費」と書いてあれば違反じゃないから‥と、ご教授くださる団体まである。しかし、通常の費用(一般の参加者の会費)より著しく多いものは、会費と書いてあろうが、実態が寄付であり違反行為である。

 私の倍額払うのを常としていた議員がいた。倍払っても、票が増えないことがわかったのか、今期から「値下げ」されたようだ。議員が、地元の意見を聞くため、各種会合に出ることは、重要である。しかし、会費は、正直きつい。一軒5000円、1日3軒、30日で45万円、2ケ月で90万円。地元が誇ったタレント代議士さんは、昨年の年末年始に980万円の会費がかかったそうだ。

 そんな時、地元の町会長から電話が。曰く「先日送った、新年会の招待状に会費が抜けていた。議員さんは、1500円だから」と。ありがたい。
1400円で飲むの止めますから。



2003年12月05日(金) 区議会議員の海外視察・親善訪問

 来週月曜日に行われる、平成15年第四回定例会最終日の議案について、賛否、質疑、討論の問い合わせが、議会事務局から頻繁に留守電に入っていた。規則上は、その当日、賛否を決め、質疑や討論も「議長!」と手を上げれば出来ないこともないのだが、議事運営をスムーズに進めるため、あらかじめ、各会派の意見を聞き、議事順序などを決め、当日朝の幹事長会、議会運営委員会に諮る。制度としては、すべて国会に習っている。

 さて、月曜日は特段、騒ぐような議案はなかったのだが、一つだけ困った案件がある。それは、区議会議員の海外視察と親善訪問について、議長から派遣命令を出すことについての「同意」(多分)の件だ。

 大田区は23区でも珍しく(確か、3区くらいだと思う)、議員の海外視察を行っている。議員は、当選回数に関係なく、4年のうち1度、海外視察に、同様に、北京市朝陽区または、米国セーラム市の親善訪問に1度、公費で行くことができる。その金額は、概ね一人80万円(視察の場合)である。そして、今年度は、ヨーロッパ(確か、去年も)に行くらしい。

 私は、前期(平成11年〜15年4月)は、セーラム市に親善訪問に出かけたが、海外視察は「海外視察の必要性は認識しているが、一人会派のため、長期出張は区政調査に影響を及ぼすので、ご遠慮申し上げる」との意見をつけて参加していない。まあ、ホンネは、元旅行会社社長として、激安ツアー花盛りのなか、バカ高い高利益を業者に抜かれる(業界の常識)視察は疑問だし、区民の危機的状況を考えると中止すべきだと思う。ただ、とは言え、一応与党(他はそう思っていないだろうが‥)の一員として、正面から喧嘩を売ることもない、との判断から、控えめな言葉で参加しなかった。

 しかし、今回はいささか事情が違う。区職員の福利厚生や、勤務時間、インチキ残業など、徹底した綱紀粛正にマスコミをも巻き込んで尽力してきた以上、自らの疑問についてウヤムヤにする訳にはいかない。事務局に「海外視察反対」を伝えた。どうやら反対は、共産党、緑の党、私の合計10名のようだ。

 と、ある同期の議員が「えっ!反対するの?だって、6月の海外視察の資料に、”賛成”と書いたでしょう。おかしいよ。」と指摘してきた。ん、なに〜。そんなはずはない、と事務局で当時の資料を見せてもらうと、私の直筆で上記の「海外視察の必要性は認識している‥」との文章が書かれていた。事務局職員曰く「これは、確かに賛成と取れますね。」

 あらあら、困ったな。やむをえない。「退席」させてもらおう。退席とは、その採決には加わらない、との意思表示である。会派の議員が所管委員会で「賛成」した案件が、実は、その会派全体では「反対」である場合など、委員会での行動と整合性が取れないので「退席」とすることが、ままある。今回も、海外視察の意見聴取と現状の意見との整合性が取れない、との理由で退席させて頂くことに。情けねえ野郎だな〜

 すんませんね!来年度からは明確に反対します。



2003年12月04日(木) 腐れ外務省解体!川口順子外相辞めろ!

 今日、イラクで殉職されたお二人の外交官のご遺体が無言の帰国をされた。成田空港に到着した棺には日の丸がかけられ、制服の儀仗隊に担がれていた。あれ、どこの儀仗だろう。あまり揃っていない。制帽をみると警官のようだ。な、なんと千葉県警だというではないか。

 何を考えているんだ。この国は。国家の為に殉職した人を迎えるのに、県警とはなんだ。所詮、外務省の事なかれ官僚は、「この時期に自衛隊は、いかにもマズイ」とでも考えたのだろう。そして、成田の「所轄警察」である千葉県警に、儀仗隊を急遽編成してもらった、そんな姑息な官庁だし、そういう国だ。(素人さんにはわからんだろうが、脚絆も、モールも着けない儀仗は、間違いなく急遽の編成だ。あのカッコウは単なる「礼装」)


 本来であれば、陸上自衛隊の国賓級を迎える302保安中隊が、”と列”を行い、中央音楽隊が葬送行進曲と国歌を演奏する、それが国家としての迎え方だ。まったく、わかっていない。そういえば、お二人の葬儀は、「慣例」により、外務省葬になるそうだ。国葬なり「国民葬」それがだめなら「内閣葬」くらいにすべきだ。

 さらに、驚きは、警視庁がお二人のご遺体を、「殺人」の国外犯特定のため司法解剖をするという。ばかじゃん!この平和ボケ感覚。お役所感覚。そういえば、北朝鮮の不審船の時も、鹿児島県警が「漁業法違反」容疑で、船を捜索していたな。そんなことしてるから、イラクにおいて自衛隊は「正当防衛」でしか武器を使えない、なんていう冗談のような法律で行かせることができるんだろう。

 同じ日に、中央官庁の出張旅費の月別支出が、NPOの手により公開された。ボケ外務省、やはり一番「お役所的」だ。一年の支出を100%とすると、年度末の3月に、25.43%、つまり1/4が、年度末に支出されているのだ。これは、国土交通省(28,85%)、経済産業省(26,12%)についで、堂々の三位入賞である。

 「お〜い、年度末で予算余った。どっか、行きたいとこあったら、JTBに急げ」てなもんだろう。以前、都庁担当の旅行会社社員が、年度末になると、都職員が「○○円でいける、一番遠いところを予約してくれ」というオーダーが入る、と嘆いていた。さすが、省益優先官庁!

 川口順子外相、早く辞めろ!小泉首相は、早く弔問に行け!



2003年12月03日(水) わかんねえよな〜エセ民主教育「教員」さん!

 日野市の市立小学校の音楽教員が入学式で君が代の演奏を拒否し、都教育委員会から戒告処分を受けたのは、思想・良心の自由に反する、として東京地裁に提訴し、本日棄却の判決が出された。

 判決理由では「全体の奉仕者である地方公務員は、思想・良心の自由についても、職務の公共性において制約を受ける。学校教育法などで国歌の斉唱が求められている」と、国歌斉唱を教員にさせる職務命令は適法として、教員の訴えを棄却した。

 左翼系法曹の多い中、極めてまっとうな決定である。私も再三、議会で発言をしている。教員にも、勿論、思想・信条・良心の自由はある。ただ、それは、公務を離れて、個人として活動している時に限定されるもので、公務員として、税金から給与をもらっている時間は、当然、法を守り、国旗・国歌を尊重すべき義務を負う。

 ところが、これら我がまま教員は、子どもたちには「規則を守りなさい」と教えているくせに、自分のこととなると、すべてご都合主義になる。自分たちが嫌なもの、気に入らないことは、法律が何と言おうと、無視。都合のいいことは、法律に基づいて権利を主張する。

 そして、教育委員会や学校長も、余程でない限り「無用なトラブルを避ける」ため懲戒処分はしない。いや、ひょっとしたら、懲戒処分をせずに、穏便に済ますことが管理者の能力、と勘違いしているのかもしれない。以前、東京都の新任人事担当課長が上司から「組合とトラブルは起こすな。そこそこの要求ならのめ。金は用意する」と耳うちされた、と聞いた。誰の金じゃい!

 大田区でも、教職員組合の委員長が、法で禁止されている、上部団体の国政選挙選対幹部に就任した文書がバレたことがあった。本来であれば、懲役にもなりうる被疑者を、教育委員会は厳重注意とし、ご本人は「病気」を理由に長期療養に。(もちろん、給与は税金から出ている)
 
 子どもたちに規則を教える教員にも「規則」を厳しく教える必要がある。大田区でも、脱法行為、触法行為をする公務員は、即刻司直に通報、法治国家としてのあるべき姿を見せるべきである。今の公務員社会は、法治ではなく「放置」である。



2003年12月02日(火) 議会って? 陳情審査の委員会で怒る!

 今日は、私の誕生日。いつの間にか、紅顔の美少年(?)も、47歳のオヤジになってしまった。私の父が病死したのが42歳だから、すでに父親より5年も多く生きたことになる。なんとも、不思議な感じがする。心は、相変わらず、ずうずうしくも10代なのだが‥

 さて、今日は都市整備委員会である。本会議中の委員会では議案審査が追加される。今回の議案は、沼部駅の公衆便所を廃止する、というものと、都営住宅を区営住宅として譲り受ける、という2件である。いずれも反対する理由がないので、いくつか要望して賛成した。公衆便所については、解体費用など500万円が、私の指摘で440万円になったそうだが、まだまだ高い。数坪の便所をぶっ壊すのに、なんでそんなに?と思えない感覚に何故?と問いたい。やれ、道路補修費用だの、下水撤去だのと理由をおっしゃるが、その「高値」に麻痺した感覚が、我が国の財政破綻を招いた、と言ったら言い過ぎだろうか。いえいえ、大田区財政は健全だからいいけど‥

 次は、陳情である。9件の陳情が新規に付託された。一件ごとに理事者(役人)が、説明をする。1件目は、山王三丁目地域に地区計画設定を推進して、とのものだ。地区計画は、そこに住む住民の合意を持って、建築基準法より厳しい制限をつけ、より良い住環境を作ろう、というものだ。文面からも反対する理由はない。私、共産、緑などが賛意を示すが継続審査に。

 4件目は、南馬込の見通しの悪いカーブに、ミラーか、信号か、キララ舗装(道路面がキラキラ光る舗装)をして欲しい、というもので、理事者側もキララ舗装をする準備がある、と述べた。それでは採択しようじゃないか、と私、共産、緑、公明の一人が賛成意見を述べたが、なぜか自民党の重鎮が「カーブミラー、信号、キララ舗装、横断歩道の4つを要望しているので継続」と発言。公明党所属の委員長も「意見がわかれているようなので継続にします」と。エッツ?なぜよ。陳情の趣旨は「安全対策」じゃん!

 次は、西馬込所在の区営施設駐輪場のエスカレーターの稼働時間を延長せよ、とのもので、担当課長は「延長するつもりです。採択してください」ときた。これには、即刻「採択するかどうかは議会の判断。余計なお世話で、越権。無礼だ。」と、私がかみついた。この課長は、実はいい人なんだが、議会は理事者の思った方向に向く、との永年の刷り込みを感じる。別に反対する理由もなかったが、前述の悔しさもあったので「継続」と叫んだが、委員長の「それでは、採択とします」の一言で決着。

 陳情も件数が多いから、理事者側と委員長(公明党)、副委員長(自民党)が事前に打ち合わせすることも必要であろう。しかし、そのことが原因で、役人の恣意通りに陳情の採否が議員にインプットされるとしたら、問題であろう。ちなみに、都市整備委員会は、自民3名、公明3名、民主1名、共産1名、緑の党1名、私(自由)1名の合計10名。他はどうであれ、自民、公明さえ賛成すれば、または、反対すれば、すべてその方向になる人数だ。
嗚呼、パワーポリテイック!



2003年12月01日(月) 外務省の奥参事官、井ノ上書記官を称える

 日曜日のテレビ、そして今日の朝刊は、どれも我が国外交官が、イラクにおいて殺害されたことを報道している。世の中は、自衛隊派遣の賛否で喧々諤々であったが、その影で、このように日本の名誉のために、連合軍暫定当局(CPA)で勤務していた日本人がいたとは、知らなかった。

 さらには、彼らはCPAから、国外退避勧告を受けながら、それを拒否して、イラク復興支援と、我が国の名誉のため現地に留まったという。ありがたい。日本中の国民が、感謝の念と、弔意を表すべきであろう。また、ご家族、親族の悲しみを思うと、本当に胸が熱くなる。心よりご冥福をお祈りする。

 この事件を契機に、エセ平和主義者たちは、「それ見たことか」と、自衛隊派遣反対を叫び始めるだろう。イタリア警察軍が攻撃を受けた後の、イタリア人の反応、韓国民間人が死亡した韓国、情報員が死亡したスペインの人々は、一様に「もっと派遣せよ」と叫んでいたではないか。

 平和を維持する武力、愛する人を守るための戦闘が存在することを、ここまでなっても、理解できないのだろうか。エセ平和主義者の家族が、テロにあっても、彼らは本当に「話し合いで解決を」と言えるのだろうか。日本滞在中のテロリストの皆さん、どうか一度、社民党や共産党本部を攻撃してみて下さい!きっと、「話し合い解決の場」を作ってくれるだろうから‥

 戦争賛美をするつもりはない。しかし、国際情勢は絵空事ではない。自衛官に戦死者は、必ず出る。そのことを覚悟して小泉さんは決断せねばなるまい。そして、いかせるからには死亡弔慰金の額を云々するのではなく、「まともな軍隊」として、武器を使えるようにせめてしてやって欲しい。

 陸上自衛隊に勤務する長男。彼の職種と階級では、イラクに行くことはないだろうが、もし命令が出たら「行けよ」といったら、「勿論」と笑顔で答えた。全国24万人の自衛官は、皆、その覚悟は出来ている。何をやっているんだ、政治家は!


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