2004年01月31日(土) |
いつの間にか、我が社の社員も公務員マインドに! |
使えない公務員の特徴に「言い訳」がある。兎に角、いかに出来なかったかを、手を変え、品を変え説明する。その努力たるや、尊敬にすら価する。そして、であるから、私(または、当庁)には、責任がない、という結論に至るのだ。逆説的に言えば、議会や議員、区民に対して、いかにうまく、出来ない理由を説明するか、だけに全精力を傾けているような奇特な方もいる。
まさか、自分の経営する会社の社員が、この公務員病に罹るとは思わなかった。
今日、経営しているレストランの店長から「打ち合わせをしたい」との連絡があり、専務と共に、参加した。この店は、諸般の事情から経営権を引き継いだものだが、今ひとつ従業員の「必死さ」が見えてこない。そこで、私が厨房に入ったり、昨年11月には「解雇」を通告し、同日に「新たな気持ち」で再雇用する、という荒療治も行った。
そのかいあってか、1月は、当初は大赤字の予定が、小赤字で終わった。が、目標数字にはいかなかった。昨年暮れ、ここの従業員たちは「1月に目標がいかなければ、給与はいらない」とまで宣言してくれ、えらく感動した。
しかし、今日のミイ-テイングは、失望だった。正に、使えない公務員の「いい訳」の羅列を始めるのだ。彼らの主張は以下のとおり。
① 売り上げが目標に至らなかったのは、社長たち経営陣が、客を連れてこなかったからだ。 ② 今日、来月以降のビジョンや、数字を提示できなかったのは、時間がなかったからだ。 ③ 会社を信じられないから、やる気がおきない。
流石に、「人の良い」私も切れた。店長に「わかった、明日から来なくていい」と通告した。公務員社会であれば「言い訳」として通用するかもしれないが、厳しい民間の、それもサービス業では、話にならない。
このような「いい訳」をするようでは、決して店は良くならない。あらためて、月曜日に再度、彼らの意見を聞くことにしたが、「いい訳」で発展した会社は聞いたことがない。我武者羅に頑張る姿勢が、来週のミイ-テイングで聞けるといいのだが‥
2004年01月30日(金) |
東京ウイメンズプラザは、左翼の拠点か? |
昨日の、区民大学で「女と男の共生塾」を受託している団体が発行している雑誌「くらしと教育をつなぐWe」が、東京ウイメンズプラザにある、というので、探しにでかけた。
ウイメンズプラザは、男女平等社会の実現のため、都民と行政が協力する拠点(基本理念)だそうだが、平成7年から7年間続いた、財団法人東京女性財団への管理委託をやめ、平成13年から東京都直営施設となった。
表参道からすぐの、施設の一階に、目指す図書室があった。係員に「We」の書架を教えてもらい、4年分くらいを読破した。確かに、左翼系団体(会社)のようだ。以下、「We」誌の抜粋である。
「日の丸・君が代」「盗聴法」など、「きな臭い」法律の強行‥(2000年5月) 千葉県の県議会は、治療のしかたも見つからないひどさ(中略)千葉県自 民党県連(FAX043-XXX)に抗議を(2003年1月号) ○○君子さんが、指導力不足教員として都研送りになろうとしています、 都教育長、多摩市○○教育長代理、多摩市立中学の○○校長へ抗議を (2002年2/3月号) 英語で女性問題を語るワンポイント⇒知っておくと便利な表現(自衛隊を イラクに派遣するのは反対だ 英語)それにしてもブッシュ政権にはうん ざりだ。(2004年1月号)
まだまだ、政治的な表記は続くが、このような思想信条を持った団体の講師を、公費で、ましてや大田区教育委員会が主催していることは、驚きであった。
さらには、この東京ウイメンズプラザの雑誌架にある雑誌の表紙の多くはは、「イラク派兵」など、男女平等とは関係のないような文字が躍っていた。いくつかの雑誌を読んで、これまた、たまげた。
被占領者の抵抗は国際法的に許されている~あれは「テロ」ではない(阿部浩己神奈川大学教員)と、わが国外交官殺害事件を「国際法上正しい」と言い切っている文章を発見!(インパッション2004年1月号)戦争法規たるハーグ陸戦条約付属規約に交戦者の資格として、被占領国の住民が特例として、制服(特殊徽章)を着用しなくてもよい、とは書いてあるが、武装していない非戦闘員を殺す権利など認めてはいない。無茶苦茶な解釈だな。どこの国際法だい。先生!同じ本に「反天皇制運動連絡会」なる団体が発行する本の広告も載っていた。
卑劣で陰惨な意図をはらんだ教育改革という文章では、こどもの早期選別のための教育改革は、差別社会と戦争の常態化をうむ、と述べている。(女も男も 2004年冬号)
当然のように、あの異常な性教育でお馴染み性教協の機関誌SEXUALITYも、書架を有している。
こう見ていると、男女平等、ジェンダーフリーを標榜する団体や雑誌の多くが、そのウラに現体制批判、革命万歳の思想を隠し持っていることが良く分かる。何が、ウイメンズプラザだよ。2時間いたら、気持ち悪くなっちまった。
石原さん、病巣は深いな‥
2004年01月29日(木) |
区民大学が危ない?女と男の共生塾 |
大田区では、教育委員会社会教育課主催で「区民大学」という講座を開催している。そのひとつ「女と男の共生塾」なる講座を受託している会社が、怪しい、という通報が区民からあった。この会社が発行している「WE」という雑誌に、反君が代、反国旗、反天皇制の記載がある、というのだ。
ジェンダーフリーや男女共同参画という、誰もが「納得」する大義を掲げている団体の中には、わが国の伝統文化を否定し、性差をも否定し、結果として、国家転覆という大きな目標に向かっているものが少なくないようだ。
この会社がそのような一派なのかどうか、選考過程を含め、担当課長に確認し、また、議会事務局を通じ調査したが、今ひとつ釈然としない。わからない時は、現場に行くのが一番。さっそく、今日、区民大学に参加してきた。
課長から、講座担当者には、私が傍聴することは伝えてあったが、「講師」には言わないように依頼した。左翼勢力の特徴として、体制側には「情報公開」を要求するくせに、自分たちは「超秘密主義」だから、講師に事前に知らせると、傍聴を妨害される恐れがあったからだ。
さあ、「敵地」だ。区民センターの教室へ行くと、担当者は、あわてて、教室の外へ私を連れ出し「講師から、傍聴は困る、と言われた」と伝える。予想されていたので「いや、傍聴でなくて結構。一区民として参加する」と言い、グループ討論など、2時間ぎっちり参加した。
講座自体は、参加者が講師の助言を受けながら、メデイアにおける、ジェンダーについて考える、という筋書きだが、極端な男性誌であるポストと、ちょうにち(朝日)新聞系のAERAを比較して、AERAを「ジェンダーに配慮した雑誌」と評価するなど、どうも納得できない進め方もあった。
ただ、参加者のうち「らしい人」は、ごく一部のようで、まあ大きな問題ではない。が、だ。上述したような政治的意図明白な団体の講師を「区民大学」に起用し、税金10万円を支出することは適当だろうか。
区民大学に、まさか小沢一郎民主党代表代行を招聘しないだろう。同じことだ。それとも、担当者か、上司に「かの政党」の関係者がいたのか‥
2004年01月28日(水) |
英霊の御霊の乾杯!戦没者遺族会バス旅行 |
今日は、朝から戦没者遺族会の日帰り旅行だ。父の兄、つまり叔父が、海軍主計少佐として、昭和19年1月31日靖国丸という船で戦死した。兄弟は、80を越える叔母(父の姉)しか生きておらず、私が遺族会に入った。遺族会から、「戦没者の詳細をを教えて欲しい」との連絡があり、一昨年1月31日に、叔母に電話した。叔父さんは、階級は何、なんていう船?と質問していくと叔母が、「なぜ、今日が命日だ、ってわかったの」と言う。
命日も聞こうと、電話したら、その日が命日だった。不思議だった。叔父が、何か語りたがっているような気がした。その次のお盆には、やはり遺族会から「戒名を教えて」ときた。叔母も、これは知らなかった。これも、叔父のメッセ-ジだと、勝手に理解した。つまり、戒名知りたければ墓参りにこい。ということではないのか。
父の墓を、7年月賦で購入してから、「犬伏家ご本家」の墓には、まったく行っていなかった。わかりましたよ、おじさん。と、市川にある墓に出かけた。いやはや、これだから、おじさんは来い、とメッセージをくれたのか、と思った。草ぼうぼうなのだ。一時間以上、真夏の太陽のもと草刈をして、戒名を写してきた。
偶然だと言えば、偶然。でもきっと、おじさんが呼んでいるんだ、と思う。そう思ったほうが楽しい。
途中立ち寄った、安房神社の境内には、館山海軍砲術学校の慰霊碑があった。それによると、昭和20年の、日本国男子の平均寿命は20歳9ケ月だったという。その英霊の方々おかげで、すでに私も、倍以上の年齢を生かされている。
国、愛する人、郷土のため若くして散っていった英霊の志に比べて、私はどうだろうか‥バスのサロンルームで、酔っ払いながら考えた。
2004年01月26日(月) |
久々の、朝の駅頭ビラ配布 |
年明け後、新年会続きで、まったくやっていなかった朝の駅頭でのビラ配布を開始した。統一地方選挙などの期間中は、ご勘弁いただくとしても、朝っぱらから、でかいスピーカーでがなられたのでは、失礼だろうと、私流は、もっぱら肉声で話しながらのビラ配布。
最初は、随分と駅のゴミ箱に捨てられたので、ビラの表紙に「捨てる前に読んでください」と書いたところ、格段にゴミ箱に入らなくなった。さらには、最新号を心待ちにしてくださる「読者」まで出始めた。
今日は、平成6年に、恐る恐る初めて駅前演説をした駅、京浜急行糀谷駅で行った。この駅は、相当配ったので、名前を叫びながらビラを差し出すと、かなりの確立で受け取っていただける。
こちらの話し方や勢いがのってくると、受け取る率も高くなる。信じられないかもしれないが、受け取ろうとする手の数に、ビラが追いつかない状況にもなるのだ。「政治無関心」なんて、ウソだ、とビラ配布をしていると思う。
たった、10秒位の瞬間に、その人の人間性まで出るから、ビラ配布は面白い。「ご苦労様」と言って、丁寧に持っていてくださる方、「がんばれよ!」「応援してるよ」と声をかけてくださる方。また、受け取らないが、すまないね、というように会釈をしてくださる方。こちらの「おはようございます」に、ちゃんと応えてくれる方。そんな、多くの、見知らぬ善意に出会えるから、やめられない。
残念なのは、会社でも相当な立場だろう、と思われる方が、「無視」をしていく姿だ。「俺は偉いんだから、区議なんか‥」とでも思っているんだろうか。でも、区政って、「偉い」あなたでも、生活そのものなんですよ!そういう目をして訴えるが、多いな~
ほぼ毎日、どこかの駅前にいます。声かけてくださいな!
2004年01月25日(日) |
諸悪より巨悪を改善して欲しい、との要望が区職員から |
一昨日から、本日まで、たまたま3件の新年会で、それぞれ一人づつ、大田区の職員さんと話す機会があった。いずれの方も、その新年会の主催団体の長だったり、役員さんだったりしており、区職員とは知らなかった方もいる。(いずれも管理職ではない)
お三方いずれからも言われた事は「同僚から、犬伏は評判が悪い」という点だ。なんと、ありがたいことではないか。行政をチェックすべき区議会議員が、その自治体の職員から「あの議員は、いい人だ」などと言われたとすれば、それは「仕事をしない議員だ」と、同義語ではないか。よしよし。
ある職員さんからは、「HPを見ていると、細かい重箱のスミをつつくようなことばかりだ。そんな小さな諸悪を見つけていないで、巨悪をつけ。それとも、追求できない弱みでもあるのか」と。嗚呼、やっぱりわからないね。その諸悪の合計が、天文学的数字になって、わが国の財政赤字を毎日増やしているのですよ!
この4年間で、私が見つけて削減した「諸悪」の合計は、概ね3億2千万円にものぼる。これは単年度の数字なので、これを見過ごしていたら、4年間だけでも12億8千万円。はたして、「諸」悪だろうか?勿論、「巨」悪にも立ち向かっている。場合によっては、司直への告発(まだ、成果が出ていない)を含め「知った悪は、大小に関わらず、糾弾する」つもりだ。
建築を筆頭に、入札の談合については、再三指摘しているが、警察も「毒饅頭」が動いた事実がないと、動いてくれない。しかし、どんな妨害や、抵抗があろうとも、この姿勢は堅持するつもりだ。
職員の皆さんも、どうか、諸悪であっても、区民に納得のいかない事は、廃止に協力いただきたい。また、もし「巨悪」について、ご存知の情報があれば、メール、郵便、FAXなどでお知らせ願いたい。ニュースソースを詮索するなどという愚行は、断じて行わないので、ご安心!
共に、諸悪、巨悪の根絶に努力しよう!
2004年01月24日(土) |
新年会では、あたりさわりのない挨拶を!出来ないんだよな~ |
今日も、土曜日にも関わらず、朝から忙しかった。朝一番は、地元の小学校の餅つき大会。PTAの主催で、地元の町会やら、OB、用務主事さんなどの応援で開催している。ところが、毎度のことながら、教員の参加は、校長、教頭と数名。
何が地域と一体となった学校運営だよな。この学校は、毎年、日教組の専従(一時休職して組合活動専門になる)が複数でている「伝統的」な学校だったが、最近では組合幹部の老齢化がすすみ、活動家が定年になったので、「少し良い学校」になった。
しかし、それでも伝統は残っており、今年度末には「働かない(サボリぐせ)」教員、「働けない(能力のない)」教員が、なんと、全教員の半分以上も入れ替わるというウワサだ。ババ抜きをした結果、ジジがまわってこないよう期待したい。来年の餅つきには、意欲あふれる教員全員が出席されるよう‥
さてさて、本日の最後は、大変親しくさせて頂いている団体の新年会。ほとんどの参加者が、その団体の構成員ではなく、友好団体の方々である。毎年参加させていただいているが、今年は、初めて「無所属」になった名刺を、テーブルをまわって配った。まあ、皆さん、お世辞で「ガンバレ」くらいは言ってくれる。
ところがだ、半分くらい終わったテーブルで、「お前、さっき能書き言ってたな。区議ごときが何が出来る。イラクでも行ってみろ」と、つっかかってくるオヤジがいた。私が、挨拶で「皇紀2664年」とか「小泉さんは、靖国に初詣に行ったが、初詣は氏神様で、靖国は8月15日」などと言ったことが、この御仁には腹だたしかったようだ。
ついでに、隣にいたお兄ちゃんは「あ、お前、うちの30周年に来なかった。名刺なんかいらない」と、目前で名刺を折り曲げる。なんと、無礼な連中だ。以前だったら、机をひっくり返していたが、なんと、私はニッコリ笑って、次のテーブルへ。丸くなったな、と自分でも不思議だ。
会費を払って、参加している来賓に対する態度ではないが、政治家を愚弄することで自らの満足を得ている可哀想な方々だ。明日あたりは、「いぬぶしとか言う、区議にヤキをいれておいた」とでも、地元で自慢するのだろう。だいたい、30周年ってなんじゃい。招待もせずに、来ないと文句を言う。
こんな御仁がいるから、政治家は挨拶で、あたりさわりのない、つまらんことを言い、秘書を駆使して招待もされない会合や、新年会を渡り歩く。結果、我が国の政治は、政治活動より選挙活動が重視されてしまう。それでいいんかい?おっさん!
2004年01月23日(金) |
大学入試センター「朝鮮人強制連行」出題に関する声明 |
さる17日に行われた、大学入試センター試験「世界史」に、「朝鮮人強制連行」という、まったく根拠のない左翼マスコミや、北朝鮮が大好きなフレーズを載せた。いわいる「文化人・学識経験者」たちが、いかに左傾しているかの好例であろう。大学入試には、あの悪名高き「朝日(ちょうにち)新聞」の天声人語が多く出題されていることも、関係するかもしれない。 そういえば、国立大学である東大、京都大学など旧帝大のほとんどが、大学院に防衛大学校の卒業生たる自衛官を受け入れない。(京大は相当以前は受け入れていた。東工大は現在もOK) ところが、なんと、それらの国立大学院では、朝鮮大学校卒をうけいれているのだ。それも、化学専攻や、情報システム専攻だという。一体、この国は、安全保障を何と考えているのか。国民の血税で、わが国を「敵国視」する犯罪国家のスパイを養成しているのだから。
売国公務員は、皆、北朝鮮に亡命しろ!きっと、いい国だから。 以下、北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会が出した声明文を転載する。
■ 大学入試センター「朝鮮人強制連行」出題に関する声明
1月17日大学入試センターが実施した試験の世界史で、「朝鮮人強制連行」を正解とする問題が出されていたことが判明し、専門家や言論などから、「設問に欠陥があり、採点から外すべき」という意見が多数出ている。 よく知られているように北朝鮮は拉致事件追求をかわす狙いで、国連などの場でくりかえし「日本が朝鮮半島占領時代に八百四十万人を強制連行した」と主張している。昨年末の北京での非公式接触でもそれを持ちだした。 昨年九月三十日の国会「国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会」で川口外相は、山谷えり子議員(当時)の質問に対して、昭和三十四年に外務省が調査したが、そうした事実はない、戦時中に朝鮮半島から渡航してきた労働者の大半は自由意思だったという答弁をした。同じ昭和三十四年に法務省入国管理局が閣議にかけた上で公刊した入管白書も、外務省調査とほぼ同じ内容を書いている。 昨年11月12日に国連人権委員会作業部会で齋木・外務省審議官が北朝鮮側の強制連行数百万人主張について「これは全く根拠のない主張」と明確に反論している。 拉致被害者と家族の全員奪還が国家的課題となっているいま、なぜ、入試センターはわざわざ北朝鮮の「根拠のない主張」に通じる出題をしたのか、強い疑問を禁じ得ない。早急に、同問題を採点からはずすことを求めたい。 また、教育界は、日本人の人権と日本国の主権に関わる重大問題である日本人拉致について、積極的に取り上げていただきたいと強く求める。
平成16年1月25日 北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長 佐藤勝巳
2004年01月22日(木) |
死直前の善意 小型機墜落 |
甲府市で、山梨大学付属幼稚園の人文字撮影を行っていた小型セスナが墜落した。女性機長、ベテラン操縦士、カメラマンの3名が死亡された。報道は、いかに危険な場所に墜落したのか、周辺の病院、学校、住宅地などの映像を流す。
勿論そうだろう。しかし、私は、あの密集した住宅地において、「奇跡的(報道による)」にも、巻き添えが出なかったのは、パイロットの最期の善意だった、と思いたいのだ。
随分前に、航空自衛隊入間基地所属の小型ジェット機が、河川敷に墜落し、送電線を切断して周辺が停電したことがあった。乗員2名は死亡した。フライトレコーダーなどの分析から、乗員が、必死に住宅地を避け、河川敷に墜落させたことが判明した。空自のジェット機には、緊急時に座席ごと飛び出す脱出装置があるにもかかわらずだ。自らの死を賭けて住民を守った自衛官に対し、当時の防衛庁長官、空自幹部は、ただひたすら住民に停電など迷惑をかけ申し訳ない、との謝罪に終始したのは残念だった。
今回の報道でも、「危険だった」という趣旨ばかり目立った。が、ただ一人、人文字を撮影した幼稚園長はインタビユに「パイロットの方は、幼稚園への墜落を避けて必死に操縦してくれたと思う」と。そう思いたいし、人は、最期の時には、きっとそう行動するものだと信じている。
イラクへ、航空自衛隊本隊110名が出発した。命を賭けて、我が国の名誉と、イラクの人々の復興支援ために出発する隊員に、ヘルメットに顔をタオルで隠した「人のために働くことなど考えたことのもない」であろう学生たちが、はんた~い、を叫んでいた。
死亡したセスナ機の3名のご冥福をお祈りすると共に、イラクへ派遣された自衛官、さらには、ゴラン高原や、インド洋でPKO活動に従事中の自衛官の無事をお祈りする。
民主党の古賀潤一郎代議士が、学歴詐称で大騒ぎになっている。ご本人は「卒業したものと認識している」と。そんなバカな!この、御仁、自由党の研修会で何回かお会いしたけど「甘いマスク」の、いい男だった!
アメリカの大学と高校(高校併設の成人学級)に在籍した経験から言えば、アメリカの卒業は、日本の比ではない。卒業生は、皆、レンタルの学士帽に黒マントを羽織り「Diploma(卒業証書)」をうやうやしく頂く。あの自由な国アメリカでも、卒業式は厳粛で、我が国の成人式とは雲泥の差である。「自由」とは、「勝手放題」とは違うことを、民主主義、自由主義の先輩国では、ちゃんと教育している。
証書をもらったら、今度はアメリカ人らしく、私が米国にいたころは、学校内のカフェテリアを貸しきっての大ダンスパーテイが開催された。私立大学などは、高級レストランで、タキシードとドレスでパーテイ、という学校もあった。
兎に角、校内行事では、アメフトの応援についで盛り上がる。それを、「卒業した、と認識している」とは、どういうことだろうか?
まあ、当選したいがために、少しでもいい格好したいのは、ご同業として理解できる。また、有権者も政治家を卑下しながらも、どこかに「スター性」を求めているような部分がある。この傾向は、選挙が大きくなるほど顕著だ。つまり、区市町村議員では、中卒、高卒、各種学校卒でも、有権者はさほど違和感を覚えない。いや、かえって「東大卒」の区議などには(実際にいらっしゃる)、変なジェラシーが発生したりする。
ところが、都議会や、首長にもなると、「えっつ、高卒なの?」とあからさまに言う有権者もいる。その学校が、あまりレベルの高くない学校で当選でもしようものなら「○○高でも、市長ぐらいなれるんだ‥」などとのたまう。決して「よく努力したね」などとはならない。(労組など組織候補以外)
国会議員などは、この傾向は、より一層だ。いきおい、候補者は「言いカッコウしい」になる。以前、国会に出馬して落選した候補は、松下政経塾出身などと書いていたが、関係者によると「東京松下政経セミナー」という、セミナー受講者だった。しかし、街の人は「彼は、政経塾出身らしい」と言っていた。そういえば、埼玉買春疑惑県議のお一人も、同様の記載をHPにされていた。
私も、随分前に「議員やるなら、大学ぐらい出ろ」という、書き込みをHPに頂いたことがあり、そんなもんかな、とビックリした経験がある。
学び続ける姿勢は、生涯持ち続けるべきで、その意味で中学、高校と「学びの習慣」を持っていたか、を計るのには「高学歴、一流大学卒」は、候補者選びの尺度になる。反面、「難しい問題を先送りして、簡単な問題から解決する」特技の持ち主かもしれない、という危険もある。
社長を22年やり、その間、1000人近い採用希望者を面接したが、一流大学卒は「比較的、他に比べてマトモ」な率が高い、ことは確かだが、決定的ではない、と断言できる。
有権者が、候補者を「本当の人間性や能力」で選択することは至難の業に近いから、学歴や、職歴、はては、「テニスの優勝歴」で判断することも仕方ないのかもしれない。
おっ!そういえば、私も、サンノゼ市立大学中退、テニス立川市民大会連続優勝、と書いたな。なんか似てるぞ。(あの甘いマスク以外は!) ご不審の向きはお問い合わせを。
2004年01月20日(火) |
おおっ!議員になって初めて、徒歩の視察 |
今日は、交通問題調査特別委員会が開催された。自席につくと、いつものように、本日の委員会のメモが配布されている。それによると、今日は委員会審査終了後、徒歩により、京浜急行連続立体交差事業の視察を行う、という。いいね!お金もかからないし、健康にもいい。(普段の区内視察は、区のバスを使用)
しまった。まさか、視察とは思っていなかったので、議会終了後、自宅に一度戻るつもりだったので、コートを忘れた。外は、快晴だが、風が吹いていて寒そうだ。議会事務局に懇願して、大田区職員用の防寒具を拝借して、いざ出動。
視察場所までは、区役所から徒歩10分程度。途中、民間主導の街区整備事業の現場を通ったり、普段は車で通過してしまう街には、徒歩による新しい発見もある。そういえば、この街区整備事業も、お役人のジャマ(解釈の相違?)で、当初計画より、随分小さなものになってしまったな~
さて、立体交差事業の現場到着である。京浜急行の職員さんと、大田区職員、それに、なんと、大田区唯一のTV局、大田ケーブルテレビのお出迎え。用意されていたヘルメットが頭に入るか心配しながら、構内へ入る。(自衛隊在隊中、帽子のサイズは「特号」だった)
地下35mの岩盤まで、無振動、無騒音で直径2.5mの穴を掘り進む掘削機には、えらく感動した。なぜ、音が出ないか。2.5mの筒の中を水圧で堀り、ドロにして吸い上げていくのだ。まったく、頭のいい人がいるものだ。
すでに完成している、仮高架橋の上からは、線路の行く手を阻む民家が目前にあった。借地人は明け渡しに同意しているのだそうが、一帯を持っている大地主さんが、「あまりに安い買収価格」に難色を示しているのだそうだ。同行した職員も「法律で決められているから仕方ないのですが、私でもビックリするくらい安い」と。
成田空港でも、着工時に時価の倍で買収していれば、こんなに長びかなかったろうし、過激派まで動員した反対運動もおこらなかったろう。結果、警備費やら、諸経費を考えれば、どちらが税金の適正な支出だろう。
公共事業で、万止む無く、住み慣れた、または、常連さんのいる土地を手放すからには、「時価」ではなく、それ相当の「賠償」があるべきだろう。 それを、「周辺時価」を参考に‥などと言っているから、進捗が遅くなる。
それにしても、多くの事業者、人々が現場で働いている。総額3000億円とも言われる事業で、少しでも大田区の産業界が活性化し、一人でも多くの雇用が創出されるよう期待したい。
事業終了は、平成27年度!はたして、今日視察に参加した議員の何人が見届けられるだろう。(失礼!)
2004年01月19日(月) |
ついにダウン!新年会続きで、肝臓と、お財布が‥ |
例年、1月後半になるとダウンする。忘年会から新年会と、毎日渡り歩く「お座敷」に、サイフも、肝臓もSOSを出す。ついに、昨晩から、めまいと異常な肩こり、発熱がおこり、午前中はダウン。午後から気を取り直して、完成まじかの町会会館の段取りに、出かけたが、途中で調子が悪く中座。
夜には、一件新年会があったので、根性で出かけた。ここは、会員および招待した来賓(議員は招待しない)以外は入れない、という新年会。新年会費と共に、未納の会費10ケ月分も徴収された。勿論、議員としての紹介も挨拶もない。それは、それで、会の見識だ、と例年一応感心していたのだが、おやおや、どこぞから聞きつけてきた都議さんが「乱入」。当然、役員も阻止するのかと思いきや、上座へ。ありゃ、そんなもんなんだ。
先週参加した、ある新年会は、会員向け会費は一人3000円、自宅あてに「区議会議員」として届いた案内状に記載されている会費は、1万円。この会は、会員なので、3000円で参加しようとすると、役員さんから「だめ、3000円なら挨拶させない」といわれた。7000円は、広告宣伝費かい?
また、私は参加しなかったが、ある新年会では、会員が10数名で、区議会議員が10名、というのがあった。はたして、何のために議員を招待するのだろう。
一年生議員のころは、来るもの拒まずで、招待がくるものは何でも出席し、招待されないものまで、上述の都議さんのように「乱入」していた。 一昨年に会社を廃業してから、経済的理由もあり、大幅に削減をした。
12月と1月の手帳が、忘新年会で真っ黒になることを自慢にしているような議員には、絶対になりたくない。
ああ、でも明日も「お座敷」が‥
2004年01月18日(日) |
いぬぶし秀一、厨房に立つ |
随分前の日記に書いたと思うが、一昨年、20年以上経営していた旅行会社を、ある大手旅行会社の理不尽な要求により廃業して以来、議員専業で数ヶ月過ごした。ところが、リース会社から、個人保証していたリース料のため、議員報酬を全額差し押さえをくってしまった。さてさて、困った、ということで、ファーストフ-ド風居酒屋のおやじを始めた。
これは、以前、明治サンテオレという、ハンバーガー店のFCを2店舗経営していたことがあり、その業態と、居酒屋をミックスしたもので、ほとんどのメニューは280円以内という格安。
メニュー開発には、妻が協力してくれ、メニューのプリントは娘が、皿洗いは長男が、そして、なんと、料理は、この私が作っていたのだ。それでも、人間必死になれば、なんとかなるもので、それなりの売り上げを確保し、再建への一歩となった。現在では、このお店は、リストラになった方を店長にして、私が厨房にたつことは、ほとんどないが、あの冬空のもと、一杯140円のチュウハイを作った経験は、得がたいものだった。
現場第一主義、すべては能書きではなく、現場から。さらには、どんな苦境になっても、笑顔は無料。そんなことを、居酒屋の経営から学んだ。
その後、昨年2月には、苦境に陥った洋食レストランの代替経営者を探して欲しい、との要望に、結局、探しきれずに、友人の出資と協力を仰いで、この店も引き継ぐことになった。
流石に、洋食のシェフは出来ないので、いきおい「能書き」だけになる。すると、職人であるショフからすれば「何言ってんだ、素人のくせに」という気持ちが、必ず出てくる。その奢りが怖いことは、なかなか職人気質には理解されない。本当は、この「素人」の意見が、最もお客様の意見に近いのだが‥
我が、引き継いだ店も、その悪循環を開始しようとしていた。コンサルを入れたものの、人の気持ちは、そう簡単に変わるものではない。そこで、日曜日に私が厨房に入ることにした。
居酒屋が出来たのだから、洋食だってなんとかなるだろう。と、先週からコックの格好をして厨房にたつ。いやはや、見えないことが現場に入ると見えてくる、見えてくる。従業員の、外面ではない一面がよく見える。
何をやったか?ハンバーグの仕込み(うまいもんですよ!)、ニンニクのスライス、イカ墨ピザの仕込み、お掃除、チラシ配り等等。現場に入れば、普段は社長でも、一キッチンヘルパーに徹するべきだと思うから、言いたいことは我慢してシェフの指示に従う。
慣れない仕事は、結構きついけれど、「お客様第一主義」の原点を、今一度思い起こしてくれる。小さなニンニクをスライスしながら、「このニンニクを美味しく食べていただけますように」と、念じながら作業するのだ。
お役人でも、経営者でも、議員でも経験を積むに従って、段々と現場から乖離してしまうことが往々にしてある。結果、現場の人間は、管理職と相反する行動を取り、組織がおかしくなる。
実るほど首を垂れる稲穂かな。すべからく、人間こうなりたいものだ。その意味でも、厨房は、修練の場でもある。
あ、痛い!しまった、オニオンスライスしていて、フィンガースライスしちまった!
2004年01月17日(土) |
噂にオヒレは、議員の宿命? |
区議会議員で、生意気、共産党や組合批判の尖兵となれば、相当の嫌がらせや、誹謗中傷が街を飛び回る。保守系の人々も、その応援する政治家から、私について断片的に「いやなヤツ」という情報を得ていると、これまた、オヒレをつけて街に回してくださる。
最初の頃は、いちいち応戦していたが、くだらないので、今はのんびり「ああ、そうですか~」てなもんで、ウワサを流した陣営のほうが、だんだんあきてくるようだ。最近では、共産党や共産系の教員団体の問題をこの日記に書いたところ、さっそく、掲示板にわけのわからない書き込みが。いくつかは削除したのだが、いかにくだらない書き込みがあるか、を見ていただくために削除しないことにした。どうぞ、ご鑑賞あれ。
以前にも書いたが、私に関するウワサの代表的なものを
〇事務所の上に、女をかこっているらしい⇒二階、三階は賃貸のワンルームマンションなので、女性が暮らしているかもしれませんが、無関係です。
○どうやら、会社をつぶして夜逃げをしたらしい(このウワサを流したのは、議会関係者です!)⇒夜逃げした人間が、毎日HP書いて、区役所に毎日登庁するだろうか‥
○犬伏のオヤジは、大変な金持ちなので、会社をつぶしてもどうってことない⇒父、康秀は昭和42年8月1日他界。母は再婚しており音信不通
○ああ、犬伏?あの、センセイと呼ばないと機嫌の悪い風俗王だろ(インターネット上の、大田区職員の掲示板)⇒センセイと呼ばれるのは大嫌い!サイフに媚を売るお姉ちゃんは大嫌い。
また、議会の関係者も、どこぞから聞いてきた話を鵜呑みにされているようだ。よく新年会で会う、某党の代議士さん。会うたびに「犬伏さんは、私のことを危険だ、と言っているようだが‥」と。言ってませんよ。安心して!それより代議士が、区議の言動なんか気にしない、気にしない。器が小さくなちゃうよ。
今日は、ある都議さんが「犬伏さんは、区政を宗教団体が牛耳っている、と言っているそうですね」と、きた。そんなことは天地天命に誓って言ってません、と訂正したが、多分、そう組織内では伝わっているのだろう。以前の日記にも書いたが、国政でも、区政でも、間違いなく公明党が、キャステイングボ-ドを握っている、そのことを色々言う人もいるが、合法的に選挙された議員であり、その影響力が問題だと言うのなら、投票率をあげるため、保守系の支持者は投票にいけ、とは言った。
と、まあ、こんな具合で、本人が思ってもいないことが、オヒレ、セビレまでついて流れている。本人だけが知らない、というネタもたくさんあるようだ。まあ、人並みはずれたずうずうしさを備えているので、どうぞ、ご自由に、お使いください。
ただ、やつけよう、とか、意地悪しよう、という趣旨だとしたら時間の無駄で、効果はないから、おやめなさい!
2004年01月15日(木) |
区議会常任委員会、特別委員会 |
大田区議会には、5つの常任委員会と、同じく5つの特別委員会、および議会運営委員会があり、各議員は、いずれかの常任委員会と、特別委員会に所属する。(議長、副議長、監査委員は、特別委員会には所属しない)
これは一年ごとに変わり、我々一人会派は、事前に希望こそ聞いてくるが、交渉会派(議員三人以上の会派)の所属が決まった「残りもの」を、割り振っている。
私は、平成11年初当選時に「建設委員会」に所属して以来、「まちづくり」畑の委員会一本になってしまい、現在も、昨年に引き続き「都市整備委員会」に所属している。
特別委員会は、初当選時に「じゃんけん」で負けて、広域斎場特別委員会という火葬場建設を担当する委員会に所属したが、一年間研究して極めて重要な案件だと痛感し、翌年は希望して広域斎場特別委員会を、ただ一人継続した。本日、この成果である「臨海斎場」が開場し、火葬を開始した。感無量である。
三年目は、防災対策特別委員会、そして、羽田空港対策特別委員会、今年は、交通問題調査特別委員会、と、常任、特別とも、どちらかというと、「ハード系」に偏ってしまった。
他には、生活産業、健康福祉、こども文教などの常任委員会があるが、健康福祉は、どうも苦手な分野だ。これは、今までに自分自身の生き様からも、人生は「自助努力」が基本だ、と思っていることもあるが、所属委員会にも関係しているのだと思う。もう少し、この方面の勉強をしていかなければ議員としては、片落ち(←片手‥という言葉は差別用語になるので、あえて)であろう。
委員会は、余程でない限り、午前10時開会午前11時半から12時終了。または、午後1時開始、午後3時終了のいずれかだ。昼休みをはさんで、午前午後にわたって開催した、と言う話は、大田区では聞かない。(他の区ではあるようだ)また、常任、特別ともに、定例会のない月は、各1回の開催である。
1月は、定例会がないので両方あわせて、約4時間の委員会出席で、議員報酬丸まるは、気が引ける。勿論、議員の仕事は議会に出席することだけではないが、徹底討論、ということであれば、議案や、陳情審査がなくても、継続調査すべき事項につき、委員会で研究や視察(区内や近隣)することは必要だ。さらには、委員会開催回数が、費用弁償(委員会出席1日につき6000円が議員に支給される「実費?」)の予算がないことを理由に制限されているとしたら、正に主客顛倒であり、費用弁償を廃止するか、半額以下に減額すべきだろう。
役所の改革だけでなく、議会自らも「改革」せねばならない。
2004年01月14日(水) |
区長サイドより、議員報酬0.9%減額の要請が |
区議会議員や、区長、助役、教育長といった特別職の報酬は、特別職報酬審議会という会合で審議され決定されるが、これとて、審議会側から審議をしよう、ということにはならない。事務方、つまり、お役人から発議されなければいけない。
昨年末から、区議会議員の報酬について、色々な動きがあるが、区長サイドから議会に対して、議員報酬を0.9%下げて欲しい、との要請があったそうだ。職員給与も人事委員会勧告で減額されるなか、組合対策上も、議会も協力している、というジエスチャーが求められているのだろう。
が、だ。0.9%って、いくらだろう。確か、私の報酬は月額623,000円だと思った。すると、0.9%は5,607円。50人では、月280,350円、年額3,364,200円となる。(正確には、議長、副議長、委員長などは月額が違うので、もう少し多くなる)賞与を含めても、500万程度が、議会全体で年間減額になる計算だろうが、もっと、本質的な部分を変えるべきではないだろうか。
例えば、再三述べているが、区議会議員が議会に招集されると、1時間でも、いや15分でも、6,000円の「費用弁償」が出る。これは、弁償だからという理由で、所得税、住民税が非課税である。しかし、少なくとも、私は、議会にいくのに、6、000円もの「費用」はかかっていない。これが、議員一人あたり年間約40万円。50人の議員で、なんと2000万円にもなる。
さらには、都市計画審議会など、区の付属機関の委員をやっている議員は、延べ31名。この職に対して払われた報酬は、日額15,000円で年間1,697,000円である。ほかに、外郭団体の評議員などとしても、その団体から払われているので、もっと金額は多くなる。議員が、区の付属機関に出席して、15,000円を貰うことは、はたして「フツーの感覚」でどうだろう。
また、昨年も海外視察団がヨーロッパへ、親善訪問団が、米国へ出かけたが、これにも、年間2000万円程度の税金が費やされている。さらには、常任委員会の、国内視察には、議員一人あたり10万円。年間500万円。
このような、目に見えない部分に手をつけずして、「報酬を、0.9%下げましたよ」と言うのは、どうだろうか。私は、このような、区民から見えない部分をざっくり削って、逆に、区民に正々堂々、見える部分である報酬を値上げし、実質「値下げ」とすべきである、と思っている。
また、議員定数にも触れない訳にはいかないだろう。50人から、次回の選挙までに、1割程度削減して45人。どうだろうか。共産党は「区民の意見を聞くには、代表は多いほうがいい」と言っているが、何人いても、賛否同一行動を取るのであれば、必ずしも区民の意見を代弁している、と言えるのか疑問である。
さてさて、幹事長さんたちは、報酬問題、どのような結論を出すのだろう。読者諸氏は、報酬0.9%削減、とだけ、議会だよりに掲載されたら、「あらあら」と、思って頂きたい。
交渉会派幹事長
自由民主党大田区民連合 田中一吉氏 公明党大田区議団 冨田俊一氏 日本共産党大田区議団 大竹辰治氏 大田区議会民主党 山崎勝弘氏 ネット無所属連合 内田秀子氏
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