キッシンジャーの日々
キッシンジャー



 一日寝ては、一日起きて…

そんな生活をしていると、体は正直なもので


疼き始めやがったぜ。


起きてる最中、プルプル体が震えるんですよ。


そりゃ、かまとおばあちゃんは楽やわ


と、羨ましく思います。


だって、自分の生活の全てを家族に任せて


自分はベッドの上で寝てりゃいいんですもの。


健全な若者があのバアチャンみたいにやってみい。


腐っていくんですよ。


体が。


ええ、そりゃひどいもんですよ。


そうやって腐ってく自分を


まるで他人事のように眺めちゃったりしてしまうんですよ。


まともな思考回路じゃやってけませんね。


異常です。


だから、かまとおばあちゃんもきっと異常です。


異常な精神の人間が


ギネスに認定されて


テレビに映されて


歯の無い皺くちゃの顔を大衆に見せびらかしてるんですよ。


それを真面目な顔で報道するニュースキャスターも異常です。


異常ってのは伝染するんだ


と、このとき思い知りましたね。




もっと昼間に行動したいです。


だって夜は寒いんですもの。


だって一人は寂しいんですもの。


ああ、僕はまだギリギリのところで


正常かもしれない。

2003年01月30日(木)



 被害甚大

この10日余り、日記の更新もせず何をやっていたかと言えば・・・

学校へ行く



バイトする



レポートを書く



飯食って寝る

かしか、していないような気がする。


だって今日も昼の3時まで寝てて、腹が減ったのでお手軽コースで外で飯食ったら、家に帰ってビデオ観て、そろそろ朝やなあって思う頃にこの日記を書いてる。




今日は学校のテストが3つもある。


・・・と思ったところで、


全然勉強してねえ・・・


最近1日中起きてそん次の日は寝て過ごすってサイクルが続いている。


日常生活がまともでないし、精神的に鬱な状態が続くわけで、


僕に対しての被害は甚大である。


もうめちゃくちゃだ。




ええかげんカンベンしてくれや〜!!!!!!!


・・・と誰に言うわけでもなく、心の中で叫ぶ。


さーて、そろそろ燃えるゴミでも出しに行きますか。




そういや今日はすんごく寒いって天気予報のオネエさんが言ってやがったな・・・



・・・(ゴミ出し中)・・・









ふざけんな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!








寒すぎにも程度ってもんがあるじゃろうがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!







こんなん、原付乗ったら凍死してまうわ・・・ぜったいヤバイって、この寒さ。



2003年01月28日(火)



 カオス

猿の研究室横で猫が二匹、

青カン

しているのを見た。


三毛の牝の上に覆い被さるように灰ぼちの牡が乗っかり、

いわゆる

ドギ―スタイル(この場合はキャッティースタイルとでも言おうか)

で性交していた。


牝が草叢の上にじっとして恍惚とした表情なのに対して、

牡はその行為にまさに無我夢中で、牝に食いつかんばかりの勢いだった。


その様子をまじまじと凝視した。

牝の表情と牡の真剣じみた行為の違いが面白かったのもあるが、

僕が行っているその行為もまた、

視姦よりも生々しく、狂気じみていた。


そのときだ。

牡と目が合った。

バッタリと。

こっちは煙草をくわえたまま、あっちはその触角を挿入したまま

おそらく5秒がたった。

突如、牡はその触角を牝から引き抜き、僕に混乱と戸惑いの視線を投げ掛けながら牝と距離を置いた。


牝はさっきまで感じていたのだろう。

呆けた顔をして、牡が自分の割れ目からその触角を引き抜いたことに一瞬気付かぬほど我を失っていた。

そしておもむろに僕を一瞥した次の瞬間、

それは横の建物の壁際に驚くほど素早くさっと飛び退いた。


それから何をするかと思いきや、

なんと

人間の女性が着たまま行為した後に体裁を整えために衣服の乱れを直すように、

右前肢で顔の毛並みを揃えているではないか。

しかも僕の存在とそれまでの凝視をまるで素知らぬ顔つきで!


牡はといえば、僕に対しては相変わらず戸惑いの表情を見せ、

そこにはさらに怒りめいた感情も込められ始めたのか険しさが増していたが、

牝に対してはまるでおやつをお預けされた子供のように

その性欲に対する継続欲求を露わにしていた。


それでも牝は我関せずといったように

壁際のワラの上で丸くなっている。

すでに僕の存在さえも無視し始めていた。


僕はその一連の流れをずっと見ていた。

ついに堪らず、失笑とも嘲笑ともわからぬ声無き笑みを顔に浮かべた。

その二匹の動きがほんとうに、

性交の最中を見られた人間の男女が取る動きにそっくりだったからだ。

さらに言うならば、言葉がないぶん、感情面が丸出しで表現が直接的だったのだ。


そのとき聴いていたのが

鬼束ちひろの

『月光』

だった。


イヤホンから流れ出る哀しいその曲を意識した瞬間、

その場所は荒廃した

カオス

がで満たされた。


『21世紀も始まったばかりというのにほんとうに

世も末

だ。』


僕はそう声にならない声で呟き、その場を去った。

瞼を閉じれば、今にも涙が溢れそうだった。

僕はそれをじっと堪えて、夕暮れの空の下、

ゆっくりと坂を登っていった…。

2003年01月27日(月)



 そうか

今日は金曜日だったんだな

今更ながら気付く。

こんな時間になって気付くなんて相当哀れだ。

明日はバイトが早朝からなので、今宵は寝ないで読書と音楽にしけこむとしよう。



今日の朝まで僕は友達と飲み明かしていた。

学校のこと。

将来のこと。

恋愛のこと。

隣家から「ドンドン」とされて、それで静かにするのかしないのかということ。


下らない話でその場の時間が進んでいった。


価値観が違う。

それだけのことをわざわざ理屈を捏ねて言われた。

人それぞれに、違う価値観が存在するのは当たり前ではないか。

何故か?

決まっている。

人は精子と卵子が結合し生まれた瞬間から、独自の「意思」を得てそれを自らの行動を決定付ける指針としているからだ。

その「意思」というものは強固であり、また脆くもあるのだ。

具体的に言えば、「主張」が強固な部分であり、「納得」が脆弱な部分である。

価値観とは、行動することによってそこから経験的に得られる観念の一つである。

その価値観という観念そのものは、強固にして脆弱な「意思」によって保護されているものに過ぎない。

しかし、自己の中に存在する価値観というものがその「意思」というオブラードによって内部にゆっくりと浸透し、いずれは独自のものとして変化・位置付けがなされるのである。

これによってその価値観は、その人にとって独自の観念として成立するのである。

だから、全く同じ価値観を持たれていちいち同意されては、こちらの身がもたない。

そんなことを声を大にして述べる必要など全くないのだ。

だって違うんだもん。

そんなことをされるのは逆に不愉快である。


次第に飽和していく頭でそんなことを考えながら僕は友達と語った。

全くもって失礼な奴だな、俺はと自嘲する。



最後には、一人が帰り、残った者の内二人が寝て、僕とその酒会の行われた場の家主が起きていた。

彼は僕にこう言った。


「あの(彼は以前、三角関係で悩んでいた)時、お前が相談に乗ってくれて本当に助かったと思ってる。お前もすごい辛い時期やったのにな(僕はその頃付き合ってた彼女と最悪な別れ方をして半ば病的だった)。ほんまありがとう」


僕は引き攣った笑顔を返すしかできなかった。


そんなことはないんだよ。

お前も知ってるだろう?

俺は楽しいことが、人間臭くてどうしようもないドラマが、大好きなんだよ。

友達のSのように

「ああいうタイプの女はほっとけ」

なんて言えないんだよ。

俺は面白がってたんだ。

自分じゃ起こらないことを他人がしてると、面白がって火に油を注ぐような言動に出るんだ。

一層苦しめたのは俺でもあるんだよ。

俺がやってたことは偽善だよ。

悩み相談なんて全部偽善のようなもんさ。

それが人に対するサポートとなるかどうかは、そこに愛があるかに懸かってるってだけのことさ。

俺には愛が足りなかった。

面白がって、三人を陰で煽ってただけなんだ。

ここまで言ってなんだけど、俺はお前に謝る気はない。

謝ったら、あのときドラマを感じたくてしたことに意味がなくなるから。

他人への配慮が足らないんだ、俺は。

それでいろんな人に迷惑をかけてきた。

それは謝る。

こんな大迷惑な俺でごめん。


僕はこう思う。

人間関係、こと男と女ってのは、体力、気力、精力全てを費やし自分を少しずつ削りながらドラマを生み出すべきなんだ、と。

相手が好きでたまらないという不安は好きになった時点で背負うべきものなんだ。

むしろその不安があるからこそ、男女関係は面白いのだ。

だからドラマティックなんだ。

恐れや不安から逃げてはダメなんだ。



そんなことを思いながら、僕は今日も日記を書く。

・・・今宵は満月。青白い光がきっとどこかの誰かを照らしていることだろう。


月満ちて
蒼色深き
夜なれば
昂ぶる身にて
君と踊らん

2003年01月17日(金)



 後日談

僕は夢を見ていた…

その夢の中で、僕は今とは違う仲間と写真展をやろうとしていた。

その夢の中で、ある女のコと僕は手を握り合った。

他の者には気付かれぬよう、しかし熱く…

いつしか僕は彼女の腰に手を回し、そして彼女の耳元でひっそりとこう言った。


「大好きだよ」


・・・・・・・・
その音に気付いたとき、虫でも鳴いてるのかと思った。

耳元にまで響く、劈くような音。


『もう!何よ!しつこいわね!!』


僕はしつこくつきまとう男を振り払おうとする女のように腕を空中でブンブン振った。


…寝ぼけていた。


薄々と目が開かれる。

はっと気付く。机の上に手を伸ばす。

叩く。


「!!ヂリリリリリリリッ!!!!!!…ッチン…」


再び静寂が訪れた。

僕は身を起こした。

針を見る。

九時だった。


「……はああぁぁ……」


僕は溜め息をついた。


なんかすっげえイイ感じだったのになあ・・・


そういう溜め息だった・・・



そんな物思いに耽ってる場合じゃない。

講座の仲間との勉強会まであと一時間しかないのだ。

それなのに僕ときたら、まだレジュメを書いていないのだ。


昨晩の酒がまだ抜けてない体を少しずつ動かして、のそのそと準備を始めた。

九時にしては、すぐそばにある保育園からいつものように声が聞こえない。

なんでだ?


そこに突如一件のメールがケイタイに入ってきた。

「勉強会はいつもの教室でやってます」


そうか。いつものとこか。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん?


やってます、だ?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何時だよ?


僕はテレビの上にある時計に目をやった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんで、11時なんだよ!!!


僕の目覚まし時計は二時間遅れていたのだった・・・



授業をサボって何をしてたのか。

控え室で『三国志』読んでたんだよ!

いいじゃん、別に。

昼の1時回ったのに、まだ抜けてねぇんだよ、酒が!!


ああ、そう言えばこないだこんな時のためにサクロンS錠買ったんだっけ、俺。


・・・・・・・・・・・・・・飲まなきゃ意味ないじゃん!!!


まあいいや。

バイト行こ。



バイト終了。

友達に電話する。


僕:「よう、あの後どうなったん?」

友達:「結局途中で切り上げた。それより今から飲みに来いや」

僕:「おう、行く行く」


・・・・・・・・・・・・昨日飲んだばっかで二日酔いだったくせに

即答すんなっての!!!!

俺のバカ!!!



そんなわけで、僕は今(現在1月17日午前1時回ったとこ)から友達のとこへ飲みに行くのです・・・



あ、そういやこないだ

「生きることは死ぬまでの暇つぶしである/と誰かが言っていた」

と書いたが、誰かが判明。


斎藤和義だった。

『自由になりたい』とかって唄ってる曲のなかで

「生きることなんて死ぬまでの暇つぶしさ!」

って叫んでた。

何気に気分が良い。

う〜ン、良いぞぅ(^o^)

2003年01月16日(木)



 カウンターゲロ

僕にとっては大事件である。

というより大失態である。


店のカウンターでゲロってしまった。

胃液独特の酸っぱい腐臭を口いっぱいに感じながら、僕は虚ろな意識の中思った。

『嗚呼、僕が、僕の一部が僕を拒絶している』


・・・んなわけねえだろ!!

酔ってんだぞ!?

べらぼうに恥ずかしかったわ。

その後、ソファーに連れてかれて、爆睡ですわ。

起きたら顔中マジックで落書きだらけですわ。


おお、こんなことでは俺は土佐へ遠征なんて行けない。

こんなんじゃ婿の貰い手もございません。


てか、このままじゃあ次の日相当臭いだろうなあ


帰りの原付運転中にしんみりそう思った。

次の日って言ってももう朝の6時だったんじゃけどね。

2003年01月15日(水)



 暇潰し

みんな一体何をして生きているんだろう?

毎日、どんな意義を自己に抱いて暮しているんだろう?



『池袋ウェストゲートパーク』を観た。

なんか70年、80年代のチープなチンピラを観てるみたいで

「こんなヤツラが今いたら、笑っちまうわ」

と、思った。



でも、僕はチンピラに成り下がることも、

毎日真面目に生きることもできず、

中途半端にふらふらしてるだけに過ぎない。



生きることは、死ぬまでの暇つぶしである

と、どっかの誰かが言った。

こんな言葉、今では耳にたこができるくらい誰もが投げやりに放つ言葉で

ここまで有名な考えならば、

これはもう哲学の一つなんではないか?

そうならないのは、この言葉には我々に示すべき指針が無い。

事実に近いのかもしれない。

だからどうこうするわけでもない。

ただ、「そやな」と

軽く受け取られるか、受け流される。

そんな代物であるから、この言葉は哲学たり得ない。




今日は別にこんなことを書くもりはなかった。

ただ、暇だったんで書いてみた。

もっと、ロジカルに考え解きたいが、

まだまだ知識不足というところか。

というより、文章を書くのが苦手だし、億劫でもある。



こんなめんどくさがりが日記を書くものではないなあ

と、いつも思うが、

最近はなんでか書いてまうなあ。


書くことが無い日が一番大変だ。

あ、

そうか。


だから、みんな、

今日も忙しく

暇を潰してんだ。




・・・・・・・・・そんなわけ無い・・・よな?

2003年01月12日(日)



 妄信的な吐露

久々に引っ張り出してきた曲が今の自分にピッタリの内容だったのでちょっと驚いて、その勢いで歌詞を丸々写した。




僕の毎日は今、本当に崩壊している。

今日も寝坊して学校に遅れていく始末だ。

けだるい。

ふて腐れてそのまま中央環状線をすっ飛ばしてどっかに行きたい気分だ。



……
こないだ占いにハマッた知り合いに占ってもらった。

学業については今はうまくいっていないが、意志の弱さという弊害を乗り越えれば成就するそうだ。

恋愛については、去年に起こった一連のことは「裏切り」という言葉で表され、今年も按配はあまり良くないらしい。

来年が良い傾向にあるのでそれまで我慢せい、とのことだ。

変化をつけるには旅行が最適、とか。



…けっこう、ていうかかなり当たってる。



そう、僕が今変えていこうとしているのは「意志の弱さ」なのだ。

意志が強ければ、こんなに毎日だらしなく生活することもないだろう。

要するに「もっと気張れ」っちゅうことだ。


もう一つ、大問題がある。

今年の女運が無いって、

どういうこっちゃ!!!

という問題である。


これは僕にとって

死活問題

に等しい。


そりゃ、あんまモテる人間ではないが、

女好きに女運が無いのは

最悪

である。

俺のリビドーを一体どう処理しろというんだ!!!!!




変えよう。

劇的までとは言わない。

せめて、去年以上には今の生活を変えよう。

堕落は終わったのだ。


逃げ道はすでに無い。

誰がしたわけではない、

俺自身がしたのである。

表面的には望んでなかったことだが、きっと心底では切望していたことなのだ。


もう一度言おう。

もはや、俺に、逃げ道など、無い。

皆無だ。


前進あるのみ。

それが今の僕の全てを突き動かす、情熱に似たアクションである。









ありふれた毎日の日々の中

降りてくる全てのものに感謝


頭に微熱抱えたまま

もう一度前歩き出そうとする


焦るが故に迫り来る恐怖

吐き出せないままそれは流れて

背負いきれると軽視した結果

終わりのないスピードレース開始


目標はまだ夢のまた夢で

到達するにはかなり困難な道

着地成功は難しく

世代の規制は足踏み状態


それでも何か考え出す脳

行き止まりと知らずに前進

潰れかけたこめかみで感じながら

方向見つけてさらに前進


生きた証を立てようとした

それだけで少し誇らしげな態度


支離滅裂な行動

それを補う子ども染みた一面で


ありふれた毎日の日々の中

降りてくる全てのものに感謝


頭に微熱抱えたまま

もう一度前歩き出そうとする


逃げ道を無くす事によって

前に進むしか術を無くした


期待するのに疲れを感じて

少し悧巧に振舞ったりした


生きた証を立てようとした

それだけで少し誇らしげな態度


支離滅裂な行動

裏側にある自信はさらに膨張

           (ドラゴン・アッシュ『Fever』より歌詞抜粋)

2003年01月10日(金)



 猛省

今日も学校行ってねえ…


そんな毎日を、新年早々からやってる。


気付いたら、バイトの時間だ。


慌てて、身支度する。


原付のエンジンをかける。


「しまった!!」


こないだスピード違反でくらった罰金払ってねえよ。


…どうなるんやろ?


…まあえっか。


出頭でもなんでもしたるわ。


それよりバイトや、バイト。


中央環状線から望む夕焼けは綺麗だった。


でもそれを「綺麗だ」と味わうこともできないくらい


僕は自暴自棄になっていた。


「こんな生活はもう止めよう…」


原付に乗りながら、独りごちる。


これはもう、病気に近い。


精神病だ。


自分が勉強する前に、まずは自分を診てもらえっての。


あかん。


ここでも独白しとる。


最悪や。


こんな感じで僕はバイト先へ向かった。


客がだらだらと入ってくる。


『食器やらトレイやら、なんか少ねえなあ…』


裏に行ってみた。


ウォッシャーしているはずの店長が、背中を丸めてうたた寝していた。


『俺のオトンの歳と同じくらいの人がこんなになるまで働くなんて…』


思い知らされた。


僕がどれだけ、日常に埋もれ、周りに甘えているかということを…


意志が弱い。弱すぎる。


「また今度」


「今度こそは」


こう言い訳し続けて、どれだけ経ったろう。


いいかげん目を覚ましやがれ!!


こうやって自虐的になって、どれだけ自分をダメにしてきたろう。


もう、いいだろう?













……ここから、出発しよう。

2003年01月07日(火)



 広島帰省編

正月明けて、広島に帰省。
大阪でちょっとのんびりし過ぎて、同級生との新年会に遅刻してしまった。



福屋エールエール館のレストラン階へ直行。
そこには、

3年ぶりくらいに会う人達がいっぱい居た。


みんな変わってないなあ。

女のコは変わっとるじゃろ、
と思ったけど、

意外に変化が無い。

化粧はしとるがな…


むしろ俺が驚かれた。

でも、もう金髪じゃないんじゃし…

「パペってそんなんじゃったけえ?」

そんなん言われても…返す言葉は無いです、ハイ。


なんか切なくなってきて、表に出て煙草を噴かした。

トイレに行く友達に

「煙草吸うんじゃ?ヤニーズ?」

と言われた。

俺は、俺のことを知らない人間のいる輪に加わっていた…



店を出て、みんなで広島駅へ向かった。

帰りの駅前でだべっている間、俺が煙草に火を点けると、今度は女のコに

「煙草吸うんじゃ!?びっくり!!」

と言われた。

なんで?と聞き返すと、

「いや、あんたもオトナになったんじゃね、と思って」

と、彼女は答えた。


…煙草がオトナの証だなんて、そんな古臭くて寂しいこと言うなよ…


僕は、一人、心の中で、そう、叫んだ。

歯にこびりついたヤニは、すでに除去不可能だろう…



友達と別れて僕は一人、広島の街の中、徒歩で帰路に就いた。

雨の止んだ12時台の街中は、黴臭く、その辺に座り込んでいる不良青年たちもけだるそうに煙草を噴かしていた。

僕は歩きながら、レディオヘッドに酔いしれ、そしてこう想った。


『このけだるさが、僕の生きてきた世界を崩壊へと導いているのだ』

2003年01月03日(金)
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