天下のハリポタだろうが人が少なくなった頃を見計らって、水曜日に千円で観てやるんだ!と公開直後から心に決めていたけれど、我慢し切れず観に行ったら今日はまだ指定席扱いだった。でもちゃんと手ごろ席に座れた。
アズカバンでなにが楽しみといって、ルーピン先生のチョコレートほど楽しみなものが他にあろうか。 でかい板チョコ丸々一枚を、「残さず全部食べるんだぞ」っていうのが「ええ〜ハリーってばいいな〜」という所なのに、残さず食べろのセリフがないのは致命的。大事。ここ大事。妙に視線絡めたりしなくていいから。つか、ルーピン先生はもっと常に疲れたような人が良かった。 そしてもっとも重要な入れ忘れシーンは、スネイプのお薬エピソード! スネイプが!ルーピンの!お薬を!ぶつくさ言いつつも作ってたんだよ!?あのスネイプが!ルーピンの薬を! もう、原作読んだとき、これとルーピン代理での狼人間に関する授業のうんぬんでなんだかんだいいつつスネイプも同級生にはそれなりに思うところもあるのだな、と。スネイプ先生良い人じゃん、と。思い込んじゃってましたよ、ええ。 まあ、狼人間の講義のくだりは、映画化にあたって「あれは、ルーピンの正体暴露しちゃえ☆っていうスネイプの嫌がらせでしょ?」と妹に指摘されるまで「ルーピンのこと、気づいてやれよ!お前ら!あいつのツライ体調がなんで分からないんだよ!」という意味に取り違えてたんですが。どうりでスネイプがそれまでのキャラにそぐわない良い人でどうしたんだろうと思ってたよ。私の妄想がどうかしてただけらしい。 でも、アレは、お薬エピソードは、3巻において最大のといっていいほど重要なシーンじゃないですか。ヒッポグリフの見せ場とかどうでもいいから。ルーピンVSヒッポグリフとかなくていいから。 まあ、他にもシリウスとルーピンの再開シーンはもっとこう…とかいろいろあるんですが、生徒を後ろ手にかばうスネイプ先生を見られただけでもうすべて良しとします。映像化の醍醐味ってこういうところにあるよね!ハリーに裏切られ吹っ飛ばされてもなお助けてくれるスネイプ先生。立場的にそうしなくてはならないのが哀れだわ〜。 ハーマイオニーが母親なのは言うまでもないこととして、今回もロンが駄目っ子強調されてて素敵。でも、早く大きくなってくれ。せめて仲間より頭ひとつ分くらいは大きく。ひょろりと手足の長いロンを見せてくれ。 あ、でももう配役変るんだっけ?せっかくようやっとみんなの背丈に追いついた所なのにな。
想像していたよりもずいぶん面白かった。 作中の小ネタも笑えるし、なんかいろんな意味で可笑しかった。 雨上がりの宮迫が、ずっとなんて気持ち悪いヤツなんだと思いつづけてたけど、普通にしてたら案外普通のおっさんだということに気づいた。 きききりんのばあ様がえらいかっこよかった。 なにより、主人公二人が可愛い。 ふかきょん、ダイコンだけど可愛いから許す。つか、今回キャラが独特だからセリフがわざとらしくても目立たなくて良かった。ちと最後の啖呵きりが迫力なくて惜しかったけれど。 エンディングロールで流れる映像が、写真撮影の現場を撮りました風の、ひたらすら二人でにこにこしてるとこだったのだけど、それがすごく良かった。前向いたり下向いたりちょっと髪整えたり服取り替えてみたりずーっといちゃいちゃいちゃいちゃ。たまにふたりでちらっと視線合わせたりするのがたまらん可愛い。
見終わった後、ジャスコに対する見方がちょっと変ってしまった作品でした。
2004年06月19日(土) |
ひさびさに倫敦精霊探偵団 |
友達が遊びに来たので、PSゲーム「倫敦精霊探偵団」を一緒にプレイした。 つか、無理やり見せた。 倫敦を舞台に少年探偵が不思議な謎を解いたり解かなかったりする話。
どうしてもヴァージルだけは見て欲しかったので大急ぎで進めたけれども、ヤツめ仲間になるのわりと先なんだよな…。 まあ、道に迷わなければさくっと攻略できるゲームなんで、無事見せることが出来て良かった。 どうよ!このへたれ具合!素敵でしょう!?特に戦闘シーン。すぐにピヨる、子分よりもカヨワイ姿が最高です。
久しぶりに見たけどやっぱいいな、倫敦。そしてヴァージル。 一話一話が短くて簡単なのが物足りないと見るか軽くていいと見るか。 そういや初プレイ時につけた主人公名「ボブス」はなんかしっくりきて結構気に入ってたな…。 とりあえず、30分くらいやってたら土地勘が戻ってきて割と迷わず移動できたことにちとびっくり。こういうのって覚えているもんですなー。 町の中を手がかり求めて走り回らないと次に進めないゲームなので、友達は「探偵教会ってどこだっけ?え、逆?」とたいへん苦労しておりました。
余談ですが、仲間の一人「子分」に名前が付けられると思ってたら最後まで「子分」のまんまだったんで軽くがっかりしましたね。 せっかく「つぶれトマト」ってつけようと思ってわくわくしてたのに…。
葬式です。昼からなので学校は休みたいところですが、バイトの子がここ2ヶ月ほどまったくといっていいほど来ないので一応出勤して早退する事にします。 ちょうど金曜日にハードディスクの入れ替えうんぬんでバタバタしたおかげでレポートの処理が済んでないし。 車使えたので久しぶりに車で行ったら、気づいたときには母校の裏手に出る道を走っていました。そういや学生時代はこっちから行ってたんだよな。でも勤務校はこっちからだと遠回りになるんだよな。習慣って恐ろしいよな。 ちょっと動揺して危うく母校に行きそうになった。
葬式は間に合いました。 というかおときにもバッチリ間に合いました。 皆でいっせいに食べるのかと思っていたらまかない弁当のように来た人来た人で食べたり食べなかったりしていたのでもう少しゆっくりできたかもしれない。
焼き場で、待ち時間が結構あるのを知っていたのでお菓子を用意していたんですが、何の気なしに買ったらチョコ菓子ばっかで結局あまった。 おかきがわりとよく売れるようで。つか、そう思って買ってた海苔巻せんべい出し損ねたし。 お徳用よりも小袋で種類買った方がいいみたいです。あまったときに自分が飽きないから。
従妹が携帯写真を見せてくれましたが、どうやらあの家はヤギも増えているようです。かの家の行く末を案じる。
とにもかくにも、激しく疲れた。
2004年06月12日(土) |
おやすみなさいばあちゃん |
本日早朝、祖母が亡くなりました。 昨日最後に様子を見に行ったときには呼吸器のおかげで呼吸も楽になったらしく安定していたのでそのままの状態でもう少し長引くかな、と思っていたので少しあっけにとられました。 父方の祖父の時には、意識のない状態が長く続いてようやく、という感じだったもので。
このまま夕方に通夜、明日お葬式というようにできれば良かったのですが、お寺の都合で無理でした。 後始末を土日で済ませようとは人に迷惑をかけたがらない印象のある祖母にぴったりのタイミングだと皆思っていたのですが。
そんで、久しぶりに従兄妹の家に行ったら猫が数えたくもないほどに増えていました。痒。
今日は和太鼓集団タオのコンサートがあるのでたとえばあちゃんが危篤であろうと行く気満々だったのです。妹も時間都合つけて行けるようになったし。 で、昼にちょっとタオのホームページのぞいてみたら、訃報が。 数日前に交通事故の記事を読んだ時には名前なんかぜんぜん見てなかったし、「ああ、足が折れても人間は死ぬのだなぁ」というので印象に残っていた事故だったので、まさかあれは知っている人のことだったのかと驚きました。
事故からまだ三日、追悼第一回目の舞台は盛り上げようとしつつも笑顔で観るのがはばかられる雰囲気でした。団長さんなんか高校時代から一緒だったというからふっきれるもんじゃない。笛の音が曲調のせいばかりではなく哀切でした。 高田さんのご冥福をお祈りいたします。
で、同時公演だった能が期待せずに見たけど結構面白かった。 笑いこらえるのが大変だったけど。 演目は「龍虎」。文字通り龍と虎の戦いの様子という話。 ちょうど少女漫画の「花よりも花のごとく」読んだ後で観てみたかったんだ、能。 なにやら親しみやすさを目指した新しい能だとかで、伝統的な能とは少し違うっぽい。でも動き方とかポーズが漫画でみたのと同じだー。とミーハーっぽく喜んでみた。 鼓を打つ人の掛け声だけが妙に気合が入ってないだとか、龍と虎が相手に気づいた時の動きが動物くさいだとか、ぴたっと戦い終わった後にやれやれとばかりに帰っていく姿がこれまた動物くさいだとか、そういう見所にばかり気を取られてしまう駄目観客。 最後のタオとの共演でもタオが挨拶している間中うしろでじっと待つ姿が妙に可愛くてどうしようかと思った。お面なもんで無表情なわけですよ。しかも出待ちとはいえ舞台の上だからぴくりともしない。その姿がまた動物くさくてなぁ。つけてるお面がまた、黒目がちなかわいめの美形だったし。太鼓に合わせて舞ってるけど、洋楽風味の曲なもんでいまいち浮いてるし。 能って、面白いですね!また機会があったら観に行きたい。
ところで、テレビをつけたら身内葬の特集をやっていたりもして、なんだか誰も彼もが死んでいくような気持ちになりました。外から見たなら何の関係もない事柄ではあるけども。
ティム・バートン監督の映画は画面きれいで好きだ。 ほら吹き父さんの臨終に息子がなんとか本音の話を聞きだそうとする話。
スペクターの町にいる犬の登場をすごく楽しみにしていたのに、映画では省かれててがっかりした。 けど、女の子が芝生を裸足で全速力で駆け抜けるところが全・速・力って感じで爽快だったのでよしとする。靴を引っ掛けるさまが手馴れているようなのが良いよね。
とりあえず、一番最後の葬式シーンは要らないと思った。 父さんが湖に行って「父さんはビッグ・フィッシュになった」というあのオチがだいなしじゃないか。 現実とでっち上げとの境界線なんか無いほうがいいに決まってる。 サーカス団のメンバーを目の当たりにしたんじゃ夢がないわけで。 ん?そう思わせるためにあのシーンはあったのか?
若かりし父さんが、「彼女は水仙の花が好きだ」という情報だけで幸せに一ヶ月すごせちゃうようなところがもっともおとぎ話だと思う。素敵。
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