それは大人になりかけていた頃。 自分には 分からないことや、 分からなかったことが 周りには多かった。
宇宙はどうしてできたのか、 生命の存在意義は、 僕は次に何をするのか、 彼女は何を考えていたのか。
それは、 今は分からないだけだと言い聞かせるようにしていた。 きっと、 自分が死んだ瞬間に超越した何かが起きて、 それは全て分かるのだろう、 とも思っていた。
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極最近になって少し悟ったようだ。 どうにもならないことはある。かなりある。 分からないことはもっと多い。 知ろうとすることはいいことだけれども、 全てを知るには人生は短すぎる。
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宋文洲という、まあベンチャーの社長がメルマガを書いているのだが、 ともすれば、忘れがちなことを書いていた。
『「努力は報われる時もあれば報われない時もある」。 この現実を前向きに受け入れる人こそ、信念の人であり、 リスクを取り、変化に柔軟になり、他人と社会に寛容になるのです。』
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努力が足りない、努力が足りない、 そう思いながら生きていくのは辛い。 それでも、そうやって生きている。 人より良く見せようとして、 人より楽に暮らそうとして、 結局あぁだこぅだ言いながら、 そこそこ楽しく暮らしている。
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そうそう、2年に渡る転職活動は、 結局どこにも引っかからずに終えることにした。 自分の能力と年齢を考えると致し方ないのかもしれないが、 やはり悔しい。 だが、また次を考えて、頑張るしかない。
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