祖母ショックからは復活してます。
写真見たりすると「ぐっ」と来ることあるけど。
ショートステイに行ってるだけのような気がしてるけど。
慣れたのか、目を逸らしてるだけかわかんないけど、
祖母のいない生活を、まあ、普通に過ごしてます。
花買ったり。

いや、まさか、亡くなると思わなかったし。月曜の夕方から「風邪引いたな」「食欲ないな」とは思ってたけど。心配もしてたけど。でも、金曜の夜も、いつもどおりにトイレに行ったし。朝には元気になって、デイサービスに行けると思ってたのに。土曜の朝、父は自室にいて、母は今にいて、祖母と私は和室にいて、私は祖母の手を握ってて、冷たいような気がしてたからずっと擦ってて、ずっと祖母の名を呼んでて、でも返事無くて、祖母は一度、私の手を握って、大きな息をいくつかして、それで息をしなくなって、私は祖母の脈を取りながら母を呼んで、母が父を呼んで、主治医の先生に電話して、親族一同に電話して、先生が来られて、近くに住む弟が来て、葬儀社に連絡して、妹が来て、伯父伯母が来て、それから先はあんまり覚えてない。けど、一晩泣いたら、目が、いつものパッチリ二重から土偶系糸目になるくらい腫れることは覚えてる。涙は美容の敵。それから、冷たいようだけど、祖母が骨になって、ホッとしたのも覚えてる。物凄い後悔があったから。さいご、もっと名前を呼んでいればよかった。ずっと傍にいたのに、死に水をあげられなかった。しんどかっただろうに、なにもできなかった。最期が近いと感じてたのに、私はどうすればよいかわからなかった。折角、医者や看護師に囲まれて仕事してるのに、祖母の痰切れの悪さや水分補給の仕方について、ギリギリまで訊ねなかった。そういう狡い罪が、一緒に煙になったような気がして。見えなくなったような気がして。推理小説風に言えば「死体が無ければ殺人罪で立件できない」って感じで、祖母が小さな箱に入ってしまえば、私が黙ってる限り、私の「不足」は発覚しないって感じで。それどころか、親戚一同は「ゆかが見取ってくれた」と感謝してくれる。完全犯罪、ああ、でも、やっぱり、後悔は消えない。ごめん、ばあちゃん。

えー。
気分変えて。
仕事の話でも。
祖母が亡くなったので、自宅から通う理由が無くなったけど、「とりあえず三ヶ月」精神で頑張ってます。でも、今週の月曜は、あまりの仕事の多さに暴れ出しそうになりました。トイレで吐きそうになり、書類繰りながら泣きそうになり、電話応対中に笑い出しそうになり、昼休みが取れずお弁当も食べられなかったので、思わず、引き出しの中に入れてある辞表に判子押してしまいました。まだ出してないけど。だって「とりあえず三ヶ月」だから。だけど、さすがにその夜は、祖母が亡くなってから初めて布団で泣きました。退職者二人分を引継いだから通常業務だけでアップアップなのに、入社２ヶ月弱なのに何故か私にしかできないらしい突発的な仕事が毎日数件づつ発生して、仕事止めて迷惑かけないように一生懸命自転車漕いで翌日に食い込みながらも全部目星をつけるのにどんなけ努力して頑張ってるか、誰もわかってくれないって。給料分以上働いてるのに、誰もわかってくれないって。甘えだけど。
そんだら、火曜の夜、同僚嬢から、上司たちがこんな話してたと聞きました。
　上司Ａ「事務職の採用面接、いっぱい来たけどどうする？」
　上司Ｂ「この人は比較的良さそうですが、彼女はちょっと･･･ですかね」
　上司Ｃ「あのね、私はゆかレベルが欲しいんだけど！」
　上司Ａ「そうだよなー」
　上司Ｂ「欲しいっすねー、ゆかさんをもう一人」
マジですか。ホンマにこんな話してたんですか。そうですか。「すんごい仕事量こなしてる」ってのは、私の思い込みじゃなかったんだ。そうか、はは･･･。ははははは！辞表を叩きつける時が楽しみだなあ！！その言葉を糧に「とりあえず三ヶ月」ベスト尽くします。つか、私クラスが欲しいなら、前職十年選手を採んなさい。この程度ならゴロゴロしてるから。
そうそう、新人君が入りました。年齢は知らないけど、多分まだピチピチです。電話の出方とか、すごくなってないもん。思い切り注意したい！でも、最近の若いもんはすぐ「辞める」言うし、下手なこと言えない･･･私の直接の後輩ってわけじゃないし、まぁ放っておいたら男の先輩が何ぞ言うやろ。でも、前の会社の新人君はソレで失敗したしなぁ。どうしたもんかなぁ。

そうそう。
梅沢武生劇団　梅沢富美男　前川清　特別公演（弁当付き）に行きました。私が多分、客の中で最年少･･･。見事はまりました。面白かった！また行く！絶対行く！
とんちゃんの女形、すっっっごく綺麗やった！この世のものとは思えん美しさやった、元はおっさんなのに！惚れました。もう、見た目だけで嫁にしたい。
前川先生と握手しました。「また来てね」って言われました。行く！絶対行く！