つぶやきダイアリー
だってこの一日はやっぱり一度しかないのですから。。
明日があるさとは言っても書けるときに書こう!
それでは、私の日常大暴露大会。

2005年02月22日(火) 十三夜

わたしは十三夜の月

十三夜がくるたびに
ちいさな屋根を照らし出す

この世に十三夜がくるたびに
ちいさな胸にあかりをともす



2005年02月20日(日) 春の雪


この雪に
春の雨がふるとき
心の雪とけてゆくでしょうか

この雪に
強い風がふくとき
心の雪まいちるでしょうか

すみきった
山と山
屋根と屋根
間から何かが
のぞいている気がする

遠い日を想い
一日の不思議を想う

この雪が
すべて消し去って
新しい私 うまれたらいい



2005年02月18日(金) しごと


歩道橋の横の木が
風にゆれている
枝も葉も大きくゆれる‥

私は何の仕事をしているの?

風の仕事‥
木の仕事‥

風は風のしごとをしている
空気をはこび、あたたかさを伝える
木は木のしごとをしている
光をあびてしんせんな酸素を出して
緑のやさしい空気をつくる

私も‥風の仕事をしている
   木の仕事をしている
   わたしの仕事をしている

光をあびて
空気をだして
あたたかな街から街へと
ただ、それだけを
している‥



2005年02月14日(月) 背中に羽根が


街から街へ
電車にゆられて―
笑いながら歩く人
やおやさんや服屋の看板
すぎてゆくのをみていると
背中に羽根が生えたみたい
空をとんでるみたい

誰が何といったって
旅に出ることとめられない
背中に羽根が生えたから
風がふいたらとんでゆく



2005年02月13日(日) たった一人の私

こわいもの?
人に否定されること?
きらわれること?
ひとりぼっちになること?

そんなことはない

一番大切な事実は
私が今、ここに居て
生きているということ
人間という生命に生まれたということ

どんな国の王様も
どんな億万長者も
私の心をぬすんだりはできない
私、という人はこの世にたった一人。



2005年02月10日(木) わたげ雲


ぽっかりふわふわ
わたげのようにゆれてる

あの雲を
おみやげに
もってかえりたい



2005年02月03日(木) 半月

今日の月は
夕張メロン
みたいだった



2005年02月02日(水) 初めての月明かり

キーンとしずまる山の上
半月があんなに明るくて
庭のテーブルには
月明かり
私の影がはっきり見えて
はじめての月明かり
星を数えてたちつくす
 ―私、自分に本当に
  正直に生きてたかなあ―

あの星の数と同じくらいの人がいる
そして私が生きている間のそれよりも
何十億年も前からあの星は、光ってる
私がここにいるのは
ほんのけしつぶほどの一瞬と
わかってる―

どうして?
人の一生はこんなに短いのに
何を憂えているの?

本当のことを知りたい、ただ
今はそれだけ―
それだけが願いです



2005年02月01日(火) 氷河の中の種

心 氷に厚くおおわれた
氷河の心のとき。
山に雪がかぶさり
つめたい風の吹くとき。

心の種に目をむけて
いきてる、どきどき、いきしてる‥
ほんの少しの根をのばそうと
息づいてること、忘れないで

私の心の種は
凍てつく氷の中でも
生きてる‥ 生きてる
けして、つみとらないで
いつか小さな
めをだして ちいさな花を
さかすまで

背が高くなくても
バラの花じゃなくてもいい
ただ、私の花
その種の心。


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