鈴を振ります 風のよに
鈴を振ります 雪のよに
光のつぶが 舞い降ります
あなたの心に 舞い降ります
どんどん どんどん しみこんで
かんじてゆきます おくのおく
岩のとびらが ひらきます
やめたいこと 迎合 つくりわらい うそ がまん 妥協 ためて怒ること しっと うらみ ひがみ あまのじゃく ストーカー 憂うつ 悩みモード 無気力 孤独 うらぎり ちこく がっかり つらいうわき 愛情のなさにたえること 軽くみられること 無知 しっぱい ねぶそく 不健康
ひとや、ひとは、 この星の上で 何をしてるの?
どこへ行って、 何をしてるの? 走りまわって、 そのあとどうなるの?
この星の上で、何かが、 変わるの? お金が増えたり、へったりして、 そしてそのあとは、どうなるの? たべものを、つくってたべて、 そのあとは、どうなるの?
おしえてください・・。 おしえてください・・。
本当の心の声きいたことある? なんだかわからないけど 心の中でいっぱいしゃべってる。
どうしようもない。 どうしようもない。 うまれてきてしまったんだから どうしようもない。
わたしって誰? 本当は誰? あなたは誰? 本当は誰?
春、私、ひとり歩く。 ひとりだって楽しい。 風が行く先おしえてくれる。 そんなふうに生きてみるのも いいかもしれない。
だって、生きてるから 旅をする。 本当の心の声、 ききにゆく。
この波の上に リュウグウノツカイが ひょっこりと頭をあらわして くれるかしら?
白くて長くて竜のような まぼろしの魚なんだって。
私の心があなたを呼んだら この波の上に ひょっこりと頭をあらわして くれるかしら?
姿だけでもとおくから 見せてくれるかしら?
木の間から 顔を出してる 小さな小さな ふしぎな子
もうずっと前から そこにいるみたい 私をみてるの? まあるい目
さみしい時でも だいじょうぶ
ふっとあらわれ ふっと消える
ほらもう すぐそこに
名前もなくて 森の奥 だれも姿を見たことのない ふしぎな子
原始のうずまき みつめてる 海のうずしお みつめてる
波‥ すなはまに す足、痛い この肌色も 自然の恵み? こまかい砂が いっぱいついてる 魚になったみたいに
砂浜‥ごろーんと ねそべって 陽をあびてる 一日中 波の音聴いてる
とおくで うずしおが よんでる‥
空は 青
森は 緑
雪は 白
花は 桃色
夢は 虹色
人は 肌色
月は 金色
せかいの えのぐ
ふいに流れてくる、 旋律。 どこからきたの? どこへきえるの? 心を強く揺さぶる旋律。
やってきては、 また流れてく
―あのひとも同じなの―?
私の心をこがして、 涙をあふれさせて、 そして、思い出したいのに 思い出せない何かを 語りかけては、やめる。
ふいに、流れこんできて そして、いつのまにか 空気の粒に溶けていく 旋律。
2005年01月17日(月) |
白い猫がこなくなった |
白い猫がこなくなった
この街に引っ越してきた五年前 アパート探しの最後に この部屋の前にあなたがすわってた だから私は今もこの部屋に住んでる
白い猫 不意にやってきて 私より先にドアから入り ミルクを飲んで ひざに座って
目があうと 鳴いて一目散に走ってくる 並んで歩いてお部屋までいく 不思議な猫 さみしいときはいつも白い猫を探した あなたがいたからさみしくなかった
でも、あるとき恋がはじまって 私は白い猫のことも忘れた 毎日夢をみているような 街の風景も、もやの中のように 猫もいつのまにか来なくなっていた
季節がかわり、ふと、ひとりきりになって 私は白い猫のことを思い出した いつもねそべっていた塀の上を何度も探した 猫はいない 年老いていた白い猫はどうしたのだろう
そんなある日、見上げると 白い猫の住む家のベランダに彼がいて こっちを見ていた 「しろ!」私は呼んだ 白い猫は何か答えたようにみえた けれどベランダにはフェンスが張られていて 年老いた猫はもう外に出られなくなっていた
もうこの部屋に来ることもないのだろうか 私は白い猫をひとときみつめて そして愛について考えながら 夕暮れの中をひとり家路についた
飛び散った破片を まだ片付けられないのに 心はまだこのままでいるのに 時間だけが流れていく
まだ時を止めたいのに 言いたいことが言えていないのに 胸に残った思いを知らずに 無常にも人は流れていく
ふと顔をあげると そこは日曜の雑踏 傘をさして人が笑いながら歩く ふいに孤独になる あなたが急に遠く感じる 都会がやけに広々と感じる
・・・みんな何をしてるんだろう ここにいる人たちは、幸せなのだろうか
飛び散った破片を 胸にかかえたまま 無常にも時は流れ 列車は動き出す
2005年01月03日(月) |
車にのって思ったこと |
どうして 建物はみんな 四角いの?
まるいのとか、 とりの形とか、 ねこの形には、 できないの?
ぱっくりと口をあけた 夜の闇 深く深くおちてゆく 枕にうずもれたまま
うずまいた心 言えなかった言葉 今日はぜんぶが 口をあけてる 闇のあちこちで 地上のそこ、ここで
―これが、ココロの琴線っていうモノ?―
みんなねしずまってる 叫び出したこの心 誰にも聞こえない
ああ、私 こわれてしまいそう‥
心からきらきらと 輝いていたい そんな私に なれるのなら この歌で なれるのなら
変わりたい 果てしない 夢をあげたい
|