にっき日和
おしながき前よむ次よむ


2006年03月27日(月) レクイエム


さきほど、両親が叔母のお通夜から帰ってきました。

お通夜の様子を聞いていると、話のあちらこちらに、

懐かしい名前が出てまいります。



とりわけ懐かしかったのは、従妹のJちゃん。

亡くなった叔母の長女にあたりますが、

齢が近いせいもあって、

子供のころは、よく一緒に遊んだものでした。

夏休みの恒例は川遊びに盆踊り、

お正月休みには、我が家に泊まっていったこともありましたっけ。



明るくて賑やかな、うちの母と比べ、

叔母はいつも物静かな女性でした。

「J子は、ぴょんちゃんに会えるのをすごく楽しみにしていたんだよ」

そんなふうに笑っていた叔母の顔が、

ついこのあいだのように目に浮かびます。



そのJちゃんも東京の大学に進学したのち、

そのまま向こうで結婚し、かれこれ20年以上もご無沙汰しております。

そして叔母と最後に会ったのも、やはり20年以上も前になります。



Jちゃんと過ごした子供時代の思い出・・・・・・

わたしたちを見守ってくれた叔母は、もういないのです。

昨日は突然の訃報に、ただただ驚いておりましたが。

どうやら・・・・・・・

今になって、寂しさがひたひたと押し寄せてきたようです。



明日は叔母の葬儀です。

あっけなく逝ってしまった彼女の人生は、

はたして幸せだったのでしょうか。

どうか幸せな一生であったようにと、願わずにいられません。













2006年03月26日(日) せわしない一日


きょうは日曜日、ゆっくり朝寝を決め込んでいたのに、

いきなり母の大声で目が覚めてしまいました。

大声というより、悲鳴に近かったのです。

何事かと階下に降りると、母が呆然と立っておりました。

「Tさんが亡くなったって」




Tさんというのは、父の弟の嫁・・・・・つまり叔母になります。

「昨日の夕方トラックに撥ねられて、ほぼ即死だそうだよ」

きのう電話で話したばかりなのにと、

母はあきらかに動揺しております。

叔母とは随分ご無沙汰していて、何年ぶりかの会話だったとのこと。

そして電話を切った、ほんの二時間後に他界したのです。

「虫が知らせたのかもしれないね」




そのあとは、てんてこまい。

喪服はどこへやっただの、お通夜の手伝いはどうするだの。

ぼうっと突っ立ってる父を急き立てて、母がせわしく動きます。

普段、親戚付き合いがほとんどない我が家ですから、

うちは両親共に、こういう事態に慣れていないのです。

しかも、父の長兄の嫁(つまり伯母)は、

明日、難しい心臓の手術を控えているとのことで、

ただでさえ緊迫している様子。

「悪いことって重なるものだねぇ・・・・」

母がため息をつきます。



そこへ、近所の人から電話が入りました。

「そうだ!今日は隣近所でもお通夜があるんだっけ」

そうです、なんと隣近所で二軒も不幸が続いていたのです。

テーブルの上に、三つも並んだ不祝儀袋。

悪いことって重なるものなのかしら・・・・

母でなくても、そう思わずにいられません。

不吉だね、嫌だね・・・・・

母とわたしは、おたがい顔を見合わせて眉をひそめました。



せわしない一日になってしまいました。

もうきっと、誰もが忘れてしまっているでしょう。

ま、しかたないんですけどね。

かく言う、わたしでさえ、すっかり忘れておりましたもの。

実は今日が、わたしの誕生日だったってことを。



ま、長い人生こんなこともあるさ・・・・・・・・





2006年03月17日(金) ちょろい人種


あまり考えないことにしていたんですけど。

でも、この頃どうしても気になっていることがあるのです。




お人好し・・・・っていうと聞こえがよいのですが、

つまり馬鹿。。。

ええ、だれのことであろう、わたし自身がです。

なんだかいつも、人が嫌がる仕事を押し付けられている気がして。

イエス・ノーは、きちんと言えるようにしなきゃって、

いつも心がけているつもりなんですけど、

ふと気がつくと相手の意のままに動かされているのです。

世の中には、わたしのような人間を、

巧く嗅ぎ分けて利用する輩がいるんですよね。

なるべくそういう人物には、近寄らないようにしているけど、

仕事がらみとなるとそうもいかないし。




たとえば職場の先輩Yさん(42歳♀)が、そう。

普段は、わたしのことなど小馬鹿にしたような態度をとるのに、

利用したいときだけ猫なで声ですり寄ってくる。

負けてなるかと頑張っても、

結局は、相手の意のままに動いてしまっている弱いわたし。

彼女から見たわたしって、

きっと相当お馬鹿さんなんだろうなぁ・・・・・

( ̄_ ̄|||)どよ〜ん

そして、そういう人に限って上司の評価は不当に高かったりするんです。

で、まじめに頑張っているわたしは、Yさんの陰で日の目を見ず。




どうして学校では、子供に嘘を教えるのでしょう。

努力は必ず報われる・・・とかさ。

努力も確かに必要だけど、世の中やはり要領ですもん。

かといって、わたしがYさんのように世渡りするのは無理な話。

真面目といえば聞こえはいいけど、結局は駄目な人なんです。

踏みつける人間に、踏まれる人間。

わたしはまちがいなく後者ですね・・・・・・



疲れているせいかしら。

なんだか愚痴っぽい今日この頃です。












2006年03月10日(金) またもや美しき戦い 


金、逃してしまいましたね・・・・・

浅田真央ちゃん、世界Jrグランプリの結果です。

それも同じ15歳、韓国のキム・ユナに。

さぞかし悔しいことでしょう、無敵を誇っていた天才少女ですもん。

韓国でも、きっと大きなニュースになったことと思います。



ついこの間まで、静香だコーエンだスルツカヤだのと、

ハラハラわくわく、テレビにかじりついていたわたしたちですが、

世代交代は確実に進んでいるのだと感じました。

トリノが終わったその瞬間から、

すでに次のメダル争いは始まっていたのですね。

15歳っていえば、まだ中学生なのに・・・・・・

すごいなぁ。

世界を相手に戦っているんだなぁ、彼女たちは。

それぞれの国の威信を背負って。



花の命は短くて・・・・

静香ちゃんをはじめ、20代後半にさしかかれば、

現役を引退してゆくフィギュアの選手たち。

遊びたい盛りの10〜20代前半を、

銀盤に捧げてしまうのです。

勝てば栄光が待っているけど、負けてしまえばただの人。

それでもひたすら、夢を追い血のにじむ努力を続けているんでしょうね。

真央ちゃんは15歳だから、あと十年・・・・・・

その姿は美しいけれど、切ないような、痛々しいような。



鬱なニュースが続く昨今において、

真央ちゃんの活躍は、まさに胸をすく思いでした。

日本の未来も、まだ捨てたものじゃないな・・・・なんて。

きっと世のオジサン、オバサンたちは、わたしと同じ思いで、

彼女を見守っているのだと思います。



でもね。

わたしは彼女を見ていると、

なんだかハラハラしてしまうのです。

天才少女だ金メダル候補だと、散々騒がれているけれど、

いつかポッキリ折れ曲がってしまう気がして。

いえね、取り越し苦労ならよいのですけど。

わたしは今回、真央ちゃんが金を逃して、

かえってよかったんじゃないかと思っているのです。

ライバルが現れて、挫折を味わって・・・・・

若ければ若いほど良いのです、そうした経験は。

人間ってそうやって、真に強くなれるのだと思うから。

彼女には、まだまだ時間があるのだものね。




新たなる女の戦い、またもや幕が開いたようです。

o(*▼▼*)o ワクワク・・・

ああ、フィギュアスケートっておもしろい。。。。。

がんばれ、ニッポン!!












ぴょん

My追加