にっき日和
おしながき|前よむ|次よむ
ここのところ、色の好みが変わった気がします。
十代の頃は、だんぜん赤が好きでした。
それも、ビビットな原色の赤!
赤い色って、元気がみなぎる気がしませんか?
洋服も赤、部屋のカーテンも赤、
小物類も自然と赤が多かったような気がします。
そういえば、
不二家のペコちゃんグッズを集めていた時期がありましたが、
トレードマークのあの赤い色に、
ついつい目が留まってしまったからなのです。
ピカソにも赤や青の時代がありましたから、
あの頃のわたしは、赤の時代だったのでしょう。
次にやってきたのは、ピンクの時代でした。
時期は二十代半ばから、つい最近まで。
ふわふわ女の子らしい優しげなピンク。
ちなみに、わたしが特に好んだのは、
うすいサーモンピンクだったりします。
花模様のスカートに、モヘヤのセーター・・・・
「性格は男っぽいのに、なんで洋服は可愛い系なの??」
・・・・そのような質問を浴びせる友人もおりましたっけ。
なんて失敬な!・・・などと、内心ムッといたしましたが、
今思うと、なかなか鋭い発言だと思います。
( ̄~ ̄;) ウーン
わたしは無意識に、この色に自分の憧れを投影させていたのでしょう。
似合うかどうかは、これまた別の問題であります。
そして・・・・・
この頃、ふと気がついたのですが、
わたしの身の回りに、ある色が増えてきているのです。
今までは振り向きもしなかった”その色”が、
じわじわとピンクを侵食しつつあります。
そうです。
”青の時代”がやってきたのです。
なぜ、この色に惹かれるのか、自分でもわかりませんが、
色彩は心情を表すと聞きますから、
きっと今の私は、青の気分なのでしょう。
スカイブルー、マリンブルー、ロイヤルブルー・・・・
想い寄せる青い世界。
けど、濃いめの青は、あまり似合わないので、
洋服だったら水色あたりに留めておきましょう。
しかし・・・・・・・・青。。。
なぜに、青??
赤やピンクと異なり、
さわやかだけど男っぽいイメージが強い色ですよね。
もしや近頃のわたしは、
無意識のうちに、オンナを捨てつつあるのでしょうか???
[;*_*;]
ああ、けれど・・・・
早春の青空は、ただ、きりりと冷たく、
何を語ろうともしないのでした。
今日は会社が半ドンでしたので、
お昼もそこそこに、行きつけの鍼灸整骨院へ行ってまいりました。
去年の秋に、腰痛を患って以来通っているのです。
腰痛に苦しんでいた最初の頃は、ほぼ毎日のように通っておりましたが、
ここのところ、だいぶ調子が良くなり、
週一回のペースにしております。
飽きっぽいわたしが、毎回いそいそと通っているには、
ちゃんとそれなりの理由があるのです。
保険が使えるので、
低料金で治療できるという理由が、まずひとつ。
もちろん効果がなければ、意味はありませんけど、
治療内容を考えても、超良心的だと思えるのです。
それから・・・・・・
ええ、これが最大の理由なんですが。。。
実はわたし、人に紹介された当初、
あんまり気が進まなかったんです。
鍼だのマッサージだのって、なんか陰気臭いイメージがあるでしょう?
ただでさえ、腰痛で気が落ち込んでいるのに、
お年寄りに混じって治療しないといけないのかなぁなんて・・・・ね。
けど、初めての通院でちょっとびっくり。
とにかく雰囲気が、すっごく明るいのです。
スポーツマッサージって呼ぶのだそうですが、
お年寄よりはもちろん、若い人たちがたくさん訪れています。
なかには、部活帰りの小、中学生まで混じっているのです。
スタッフも、ほとんどが20代とおぼしき若い男の子ばかり。
彼らは皆、そろいのTシャツ姿で、
いかにもスポーツマンらしく明るくて元気がよく、
しかも丁寧な接客態度に好感が持てます。
こんな若い人たちばかりで大丈夫かな?なんて不安もありましたが、
マッサージの腕前もなかなかのものです。
なんだか彼らの元気を分けてもらっているような気がして、
たいして痛みがあるわけじゃなくても、
ついつい定期的に通ってしまうのです。
ストレス解消とでもいいましょうか、
わたしにとって、癒しの空間になっているのです。
最近では、うちの母も、この整骨院のお世話になっております。
足しげく通っているわたしを見て、自分も通い出したのです。
彼女は長年、慢性的な肩こりに苦しんでいましたが、
今まで通っていたマッサージ院より数分の一の料金で、
しかも効き目も、それ以上だと喜んでいます。
「若い男の子が、いろいろおしゃべりしてくれて楽しいねぇ」
・・・・ぴょん母もすっかり、ここのファンになってしまったようです。
ププッ ( ̄m ̄*)
先日、腰痛もちのお友達にも勧めてみたのですが、
彼女はあまり気が乗らない様子。
自宅からちょっと距離があるし、鍼にも抵抗があるらしいのです。
癒しの空間を共有できないのは、ちょっと残念に思いました。
一度行ってみれば、ぜったい気に入ってもらえるのになぁ。
けど・・・・・
考えてみれば、これ以上の混雑は困りものかもしれませんね。
独り占め・・・・なんてことは言いませんけど(笑)
紹介もほどほどに、
ひっそりこっそり通うことにいたしましょう。
まるかぶりという風習を知ったのは、つい最近のことです。
わたしの住む東海地方では、なじみがありませんでしたから。
まるかぶり・・・・
その年の恵方の方角に向かって、
無言で太巻きを一気食いするっていうアレです。
はじめて関西の友人から聞いたとき、
にわかには信じられませんでした。
ええ、冗談かと思ったくらいです。
関西の人って、おもしろいことするんだなぁなんて感心してしまいました。
だって、どう想像しても、かなりまぬけではありませんか(笑)
しかし、この妙ちくりんな風習が、
数年後に我が東海地方にも流行り出すとは、
まったく予想だにしませんでした。
うちの職場にも、コンビニで予約した人がいて、
お昼の話題の中心になっていましたっけ。
次から次へと、いろんな流行を広めていく、
商魂たくましい人たちがいるかと思えば、
乗り遅れまいと、先を競って流行りの波に乗る人たちがいる。
・・・・・呆れるやら感心するやら。
で、わたしはといえば、
実はひそかに、ちょっとやってみたいなって思っているんです。
ププッ ( ̄m ̄*)
まず、輸入物のとってつけたような風習じゃない点が気に入っています。
それにわたしは、もともと招福グッズが大好きなのです。
招き猫やら福助やらビリケンやら・・・・
みかけると、つい手にとってしまいたくなるくらい。
ほら今も、PCの上には招き猫が、
福福しい顔をこちらに向けて、ちんまり座っているのです。
恵方巻きは、そんなわたしのツボに、
ピッタリハマっていると言えましょう。
あ、もちろん太巻き自体が好物という理由も付け加えねばなりません。
「そんなのくだらない迷信さ」
・・・・そんなセリフを吐く輩もおりますが、ええ、迷信けっこう。
笑いたい者は、お笑いなさいな。 ( ̄个 ̄)
信じる門には福来る!
来年こそ、まるかぶりに挑戦しようと考えているわたしであります。
どうりで冷えるわけです。
今朝は、厚い雲の隙間から風花が舞っていました。
気のせいでしょうか・・・・
心なしか、職場での風当たりが緩んできたような気がします。
と言っても、わたしは特別何をしたわけでもないのです。
噂の真偽を説明して回るとか、
世間に対する言い訳は一切しておりません。
逆風が頭の上を通り過ぎてゆくのを、
ただじっと待ち続けていただけなのです。
悪意を伴う噂話に、
特効薬など存在しないことは知っておりましたから。
人の噂も七十五日とはよく言ったものですね。
そろそろ、この話も人々に飽られる時期がきたみたいです。
噂を言い立てる人たち、噂に踊らされる人たち・・・・
それまで楽しく雑談していた人たちまでが、
ぱったり口を利かなくなったり・・・・・
そうそう、いきなり訳のわからない批判を、
浴びせられたこともありましたっけ。
あの人たちは、いったいどんな気分で、
わたしを誹謗中傷していたのでしょう。
日々の鬱憤のはけ口を、わたしに求めていたのでしょうか?
それとも、評判の悪い社員を懲らしめる、
裁判官の気持ちにでもなっていたのでしょうか?
その彼女達が、
今では、何事もなかったかのようにわたしに接します。
わたしも、変わらぬ態度で彼女達に接しています。
そしていつものように淡々と仕事をこなしているのです。
けれど・・・・・・
悪いけど、わたしは忘れない。
たとえ人の話の端に上らなくなっても。
噂を流したのは、そこの、アナタ。
尾ひれをつけて触れ回ったのは、そこの、アナタ。
もちろん、以前と変わらず接してくれた、
アナタのことも忘れない。
びゅうびゅうと北風を切って、
車は家路を急ぎます。
「おかえり、今日は寒かったねぇ」
おうちに着けば、家族が笑顔で迎えてくれます。
もちろん、小学生じゃありませんから、
職場での出来事を、いちいち報告なんかいたしません。
けれど、いつどんなときでも、
わたしを信じ見守ってくれる、
わたしの、大切な大切な人たち。
そうして・・・・・
きょうも、一日が終わろうとしています。
ぴょん
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