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知り合いがサポートでギターを弾くというので行ってきた。
入るとthe kitty cat swinger's clubというバンド。新潟のバンドらしい。
基本線にはART-SCHOOL的な雰囲気を感じつつも、サウンドは激しく楽器隊も「何かしてやろう」というプレイをしていた。GtVoの人がああいう感じの人なんだけど、パワーがあるのはいいな、と。もうひとつ声にギフト的なものがあると突き抜ける気もするけど、そんなこと関係なく良いバンドだった。
で、tombo。
サウンドは同じく激しい。メロディーも作り込むというよりは叫ぶといった趣。GtVoさんがレゲエマスター使ってるのが好印象。
そこまでカッチりリズム作りこんでるわけじゃないけど外さない、という独特のグルーヴ感。はじける瞬間のインパクトは感じる。
こういうサウンドデザインのバンドをしばらく見ていなかったのでなんか懐かしいような感じすらした。
なんかもう一つ欲しいなー、という気もするんだけど、それは俺の趣味の問題なのかもしれん。
太平洋不知火楽団
昔なんか見た気がするのだけど、ログには残っておらず。うーん?
でも昔見たバンドとは印象が前々違ったなあ。とかいって、不意にソファに座ったらあまりに気持ちよくて全力で寝てしまい、気づいたら終わっていたという…
ラスト、テングインベーダーズ。
名前は知っていた彼ら。SEが終わってなにやら「自分達の企画ってことにします」「架空のアルバムをレコーディングしたので架空のレコ発ライブです」とか言い始めたと思ったらフロアに降りて客を(THREEは中央に間仕切りのような壁がある)手前側に押し込ませ、ライブがスタート。パワフル。
サウンド自体はラフ。いわゆる日本語パンクの流れな音で、リズムはよれたりもどったりサウンドもスカスカっとしていて、ギンギンな声が通りぬけるといった感じ。歌いながらマイクを押してしまうGtVoが右行ったり左いったりしながら歌う。下手のベースさんはなぜかストラップが2本ついている5弦ベース。ドラマーは女性なのだけど、後で調べたら元FLEEZER NOIZEだったらしい。
JCにつながれたストラト、不意に踏まれるビッグマフ。アナログディレイが歪みを生んで、曲のキメでは空を飛ぶ。人の声ともリングモジュレーターとも付かない歌。それを歌い上げる表情は悲しい曲では悲しく、激しい曲では激しく、イラつく曲ではイラついていた。音楽がどうとか、じゃない。これが人なんだと叫んでいた。
女になったつもりで書いたという恋の曲では胸を締め付けられ、何言ってるかわからん暴れまくる曲では口角が自然と上がる。
あっという間にライブは終わる。
アンコールで出てきた彼は宇宙に打ち上げられた猿アルバートに対するやるせなさを叫び歌い、初めてだというダブルアンコールでギターアンプとベースアンプをフルテンにして漫画と呼ばれた歌を歌って去っていった。
すごい熱量。久しぶりに感じた“人”という音楽。
これだから、ライブハウスは面白い。
そんな日。