susquatch@さいたま新都心VJ-3
2007年07月19日(木)
wooderd chiarieというバンドのレコ発らしい。
出演は出順で以下。
・BEA BEA LIMITED
・susquatch
・LITE
・sleepy.ab
・wooderd chiarie
と、見て分かるとおりかなりの豪華メンツ。

開場18:00で18:10ごろに到着。
んー?思ったより人が少ないな・・・
お金を払ってフロアへ入ると10人に満たない感じ。
まあsusquatchはそんな動員あるわけじゃないしな、と思いつつもう少しいてもいいんじゃ?という感じ。
恐らく蓮沼のせいもあるんだろうな

さすがに始まるまでには2〜30人ほどにはなっていた。

一番手、BEA BEA LIMITED。BB-LTDと略すらしい。
上手ジャズベ+マルチ、上手ストラト+エフェクト沢山、ドラム、マニュピレーター、下手ギター、という感じ。
なんか最近こういう感じのバンド増えてるんじゃないだろうか、と思ったり。
なかなかトータルプロデュースが上手い、という感じ。
音作りや楽曲は結構マニアックでいろいろな事してるんだけど、基本は四つ打ちやらダンスビートで聞く分にはすっきりした印象。
全部自分たちでやってるんだとしたら中々センスはあるなあ、と。

大体40分ほどのステージ。
飽きさせない、音楽してるなぁと思わせてくれるバンドでした。


そしてお目当てsusquatch。
サブのギターが置いてあった。さすがにこの前のアクシデントから気にしてるのでしょうか。
今回で5回目くらいだけど、演奏は結構波があるなあという印象は以前からあって、今回はそんな感じ。
まあワンマンとは気合の入り方が違うのはしょうがないんだろうけど。
でも青森の歌やらなんやら、満足は出来た。スロースターターなのかもしれないな。

今度こそ音源を買おうかな、なんて思ったけれど・・・

お次はLITE。
上手G&Lテレキャス、シェクターストラト、下手ジャズベな感じ。
4回目になるのかな、多分。
今までの印象で言うと、綺麗なアンサンブルと不協和音なプログレユニゾン。
乖離を誘う音楽性で、悪い言い方をすると少し眠くなるところがあったんだけど、一発目の音からしてその印象を消し飛ばされた。

まさに眠気を吹き飛ばす勢い。
音像からして記憶とは全く違う。使ってる機材は変わっていないようにおもったけれど、繊細さと激しさを併せ持ったギターに、可能性を感じるベースから確信に変化していたベーシスト。
確かに同じバンドなんだけれど、全く違うバンドを見ているような感覚に陥る。

正直susquatchは吹っ飛んだ。
久しぶりの突き抜け感。時雨を始めてみたときのような衝撃を久々に覚えた。

あれー、かっこいいとは知っていたけどこれほどだったっけ、と思いながらライブに釘付け。
あっという間の40分弱。

持ってかれた。


次はsleepy.ab。
音源は持っていて、気にはなっていた。
上手テレキャス、センターハコモノ。かなりのエフェクト。DL4×2、MM4、KORGのXVPが3つにワウやらなんやら・・・
透明で浮遊感のある声。
不思議な音色を奏でるギター。
グルーヴを支えるベース。

これまた持っていかれる。やさしくて力強い音楽。
もうすでにかなりの満足感に包まれながらラスト。


ラストはwooderd chiarie。
上手ジャズマス、ストラトボーカル、ジャズベ。
syrup16gとPeridotsを足して二で割ったような声。
楽曲的にはどちらかと言うとPeridots寄りかな・・・
悪くは無いけど、対バンのメンツに比べると少し弱いかな。

さすがに終わる頃にはそこそこの人。
ラストの音楽性もあってかPeaceな感じでライブも終わる。

客層も総じて良く、イラつくような事も一回も無かった。
こんな良い雰囲気のままライブを終えて変えれるなんていつ以来だろう?なんて思いつつ帰宅。

良い日だった。
凛として時雨@リキッドルーム恵比寿
2007年07月08日(日)
リキッド久々だなぁ、と思ったらいつぞやのテナー以来、一年以上振りだった。
ロッカー位置が変わってたり、フロア入口に黒幕のカーテンがかかっていたりと様変わりしていたり。

とりあえず開場時間に着けばいいかー、と途中のフレッシュネスで食事をとりつつ渋谷から恵比寿まで歩く。
到着するとすでに結構な人。というかもう呼び込みの人が叫ぶ整理番号が結構進んでいた。

まあ別にいいや、とロッカーに荷物を預けて、彼女と共にお互いのチケットを差し上げる人を待つ。
そういえば新しいステッカーとピアノマンタオルを購入。


考えて見たら時雨のライブも久々だなー、なんて実感は始まるまでついぞ来なくて。
フロアに降りて適当に上手側の前に行くと最上手側はスペースありまくり。なのでそこで待機。

まあそんなに長くは感じなかったかな。ほぼ定刻でメンバーが出てきてライブが始まる。

想像のSecurity、TK in the 夕景。
ライブがはじまってやっと思い出す。ああ、時雨のライブ久々だなぁ、と。
そして他では味わえないこの感覚。やっぱ良いな。

いつものパールピックガードのテレに、ナチュラルのジャズマス。ドラムセットも新しくなったみたい。
サウンドは少しトレブル寄りになってて、個人的には良い感じ。一時期妙にミッドが強かったけれどやはり切り裂くようないびつな高音がマッチしてる。
ベースは少し歪むぐらいが基本になっていて、SBV時代を思わせる音作り。

だれかがPAについて微妙だ、と語っていたけどあまりそうは思わず。
確かに始まってしばらくは妙にドラムがでかくてバランスは悪かったけど、以前の方がローが暴れるほど出すぎていて少し気持ち悪かった。

その後のサディスティック夏ではTK氏が珍しくミストーン。ホントにあそこまでのミストーンは珍しい。
というか今回のライブは結構ミスが多かったような・・・UFOかどこかではピエ氏がしてたし。

最前はモッシュ。
前方にいたわりに最上手だったせいか割とマイペースで見れた。
やっぱ時雨で暴れるってのは自分の性には合わない。けどそこで文句をたれるほどライブ慣れしてないわけじゃない。
時雨やらで客層が・・・とか言うのなんてすでにナンセンスだよ。
それをいうならエルレだって前はあんなんじゃなかったんだから。

O.F.Tから赤い誘惑。
ホントにこの曲はカッコイイ。
新音源に収録されるのが残念なような嬉しいような。

その後、TK氏の紹介から新曲。
この曲は前からライブで披露していてなんどか聞いた事あった。
そしてTK氏がパールピックガードのテレキャスから黒ピックガードへ持ち変える。
どうやら弦が切れたらしい。

そして曲前の雰囲気から来るとおもったAcoustic。
ここまで本当にあっという間。
周囲の少し冷めたような空気も心地いい。
表面パリっと中はふんわりみたいに、パッと見さめていてその実興奮さめやらぬ、みたいなのが時雨には合ってる。
まあメンバーからしたら物足りないだろうが・・・

ドラムのソロ。結構激し目で、噂のナカノキルユーかと思ったけれど、良く聞いてるとあの曲だって事がわかった。
TK氏が再びギターを持ち変える間結構ピエ氏が遊ぶ。
ソロの流れで激しくドラムが流れる中、TK氏がピックスクラッチをゆっくりと進めて4小節。
ドラムとギターの音が止み、RATなベースが踏み込んで始まる。
そしてベースラインに絡み着くギターとドラム。
感覚UFO。

そして新曲。
ぱっと聞き、時雨の中でもかなり普通な印象の曲。だからこそ妙に違和感が・・・
サビはまるで早口言葉みたいな感じで、そこはやっぱり時雨らしい。
そしてナカノキルユー。
噂どおりの鬼ドラム。メタルと言えば確かにメタル・・・鬼のツーバスです。

そして、TK氏がアコギにセッティング。
その間お決まりのピエールタイムの始まり。

今回もあいかわらずの「バイブス」コールから始まった・・・
どーでもいい話をしたい、との事でパフューム話。
確か前日記に書いてた話だったなー。
メンバーの男の趣味の話で、一番お気に入りの"かしゆか"さんの趣味に全く合って無くて思わず全然違うと口走ったと言う・・・

まあそんなこんなでアコースティックバージョンでのターボチャージャーON。
そういえば昔一回だけ(?)TK氏がソロで弾き語りライブやった事があったなぁ・・・行って無いけど。
彼の声が苦手、って人が良くいるけど、こうやって弾き語りで聞いてもなんら違和感の無い綺麗な声なんだよなあ・・・
ただ耳障りなだけの高音じゃないって事は確か。

そして怒涛の三連発。
鮮やかな殺人、テレキャスターの真実、ラストダンスレボリューション。
テレキャスで一瞬ベース音が途切れたのと、変なVoエフェクトが余計だったな、くらいでもう文句の言いようも無い。
最前はモッシュもダイブもって感じ。

345氏MCもいつものごとく行われ、新譜とそれに伴うツアーが発表。
ファイナルはAX。一気に行くね。正直エルレの時よりも速度が速い・・・チケットの取りづらさはまだまだだけど。

ラストは傍観。セルジオで無く傍観。
正直、時雨はもうAXでやってもどこでやっても変わらないモノを見せる事が出来はすると思う。
けどこの時は気が抜けてたのかなんなのかそこまでこなかったな・・・


やっぱ、もうちょい小さい所でやってて欲しい。
ツアーの本数も多くして欲しい。
物足りないな。

この勢いがアルバムもう一個ずれる位が個人的には良かったような。
まあそういう勢いって、どのバンドにも来るものではないし選べないよなー。

もう二皮くらい剥けてからAXワンマンでもよかったんじゃないか、と思いつつ。
今回のツアーで剥けるのかも知れないと思いつつ。


セットリスト
01. 想像のSecurity
02. TK in the 夕景
03. Sadistic summer
04. O.F.T
05. 赤い誘惑
06. 新曲(Disco Flight)
07. Acoustic
08. 感覚UFO
09. 新曲(am3:45?)
10. nakano kill you
(ピエールMC)
11. ターボチャージャーON (Acoustic Ver.)
12. 鮮やかな殺人
13. テレキャスターの真実
14. ラストダンスレボリューション
(345MC)
15. 傍観


約1時間半。
思ったより長かった。