何よりもまず、遠い。新木場より遠い。めんどい。
で、人の多さに辟易。
ホントに今日ライブなんてすんのか?という感じ。
ブロックもX6と一番後ろのブロックの入場順最後で、まったり見る気全開。
エルレのライブをまったり見る事なんて初めてだし、クローク袋を買う前から来なけりゃ良かったな、なんて思ってた。
入るとバカ広い場内。
ミッシェルの時は9・10番をフロアに11番はスペースだったし、バンプの時なんて9番のみがフロアだったのに今回は余計なものはほとんど無くて全てがフロアになっていた。

もちろんステージは豆粒。
一応ディスプレイはあるけど、LEDじゃなくスクリーンタイプで、ステージの照明が当たると後ろの柱の影で見づらくなると言う素敵なモノ。
そんな感じで、特にすることもなく待ち時間をグダグダとすごしていたのだった。
いよいよスタート。
今回はOAがアリスター。
あんなバカでかいステージでやることもあんまり無いだろうけど、そんなのを感じさせないライブだった。
ドラえもん歌ったり、島歌やチェリー歌ったりとアピールも忘れずに。
まーそんなこんなでいよいよ開演。
正直、来なければ良かったと思いながら、それでもどんな演奏をするのか不安と楽しみが混在した微妙な気持ちでその瞬間を待ってた。
一曲目はやっぱりFire Clacker。
初めの音を聞いた瞬間に、さっきまでのもやもやは綺麗さっぱり吹っ飛ばされた。
幕張のもうホント後ろの方で、スクリーンで見る姿すらいつもライブハウスで見る姿よりも全然小さいような状態で。
なのにライブハウスで聞くのと変わらない熱量でエルレガーデンの音が伝わってくる。
その瞬間、なぜか分からないけどすごい安心したのを覚えてる。
曲は進み、覚えのあるアルペジオから始まったのは「Can You Feel Like I Do」
驚いた。まさかここでこの曲をやるなんて思ってなくて。
音源とは少し構成を変えていたようにも思ったけど、新しいアルバムの曲たちと並んでもなんら違和感の無い演奏。
なんていうか、神がかったようなウブさんのソロや細美の歌に、今までの集大成を感じさせられた。
だけど、さらに曲が進むにしたがって、普段通りの・・むしろ普段以上に伝わってくるライブにだんだんと不安感が芽生えてきた。
序盤の山場、始まった曲に耳を疑った。
lonesome。
細美があまり好きじゃないという話もあり、ライブで聴くことは無いだろうと思ってた。
ギターの爽やかな高揚感を感じさせるカッティングと、それに絡みつきながら段々と寂しさをこみ上げさせるメロディーライン。
曲中も終わってからも、伝わってくる何かをかみ締めてた。
けど、それと同時に、こんなにも大きい会場でこれだけ響かせられるエルレガーデンに、芽生えた不安感が大きくなって行くのを感じた。
確実に会場に伝わっているのをメンバーも感じているはずで、その証拠にあんなに楽しさだけを見せる細美もあまり覚えが無い。
How We Used To Be〜や、Middle Of Nowhere、sliding doorと初期の曲も要所要所に組み込んだセットリスト。
Eleven Fire Clackersを経てのDon't Trust Anyone But Us。そのメッセージは伝わってくる。
だけど、どうしてもつまらない邪推が込みあがってきて、楽しさの奥の不安感が拭えなかった。
そのままライブは進んで、とうとう最後の曲。
始まる前に細美が言った。
「ライブハウスに帰ろうぜ」
その言葉で全部ふっきれた。
その後のアンコールは楽しさだけで満たされて。
ダブルアンコールの、本当に最後の曲は金星。
終わって引っ込む前に、いつも細美はオフ(マイク)で「ありがとうございました」って言うんだけど、今回はちょっと遠すぎて聞こえなかった。
それが最後に悲しかった事かな。
次はライブハウスで会いたいです。
そんな感じ。
セットリスト
01.opening
02.Fire Cracker
03.Acropolis
04.Can You Feel Like I Do
05.The Autumn Song
06.虹
07.PizzaMan
08.Lonesome
09.Gunpowder Valentine
10.(Can't Remember) How We Used To Be
11.Supernova
12.Space Sonic
13.風の日
14.Missing
15.Salamander
16.Middle of Nowhere
17.Sliding door
18.Surfrider Association
19.Marie
20.No.13
21.高架線
22.ジターバグ
23.RED HOT
En1
01.Winter
02.Make A Wish
En2
01.スターフィッシュ
02.金星