麻綴り
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2002年05月31日(金) 明日は運動会。

明日は娘の幼稚園の運動会。
例年、5月の最終土曜に行われていたようだが、今年は6月1日。
天気がちょっと心配だったけれど、今見た予報では、OKらしい。一時、雨の予報も出ていたので、気が気じゃなかったが……。

娘の行っている幼稚園は、ちょっと変わった園で、モンテッソーリ教育に則った自由保育をしている。
定員は20名だが、この春9名の卒園生を送り出して、現在は13名しか在籍していない。年長さんが、娘を入れて3名、年中さんが4名、年少さんが3名、さらにその下が3名。一番小さい子は、まだ2歳4カ月だ。
全年齢層一緒の縦割り保育なので、年長さんは小さい子の面倒をみてやったりして、先生のお手伝いなど、いろいろ頑張っている。

モンテッソーリ教育というのは、子供の自主性というのを特に重んじるらしくて、子供が自分で選び取った活動を自力でこなしていくのを、大人は援助するという立場をとる。
もともとマイペースのわが娘は、この園で、のびのびと様々な活動にいそしんでいる。工作やお絵かき、ねんど、絵本作り。ままごと、屋外での遊び、教具を使ったお勉強まで。
ちょっと、運動が苦手気味だったが(これは母親のせい)、弱々しかった年少のときの運動会から較べると、今や格段にたくましくなっている。なにせ、もう年長さんだもの……。年長児は3人とも女の子で、しかもそのうちの1人は病気のため、運動会には出られないことになってしまった。娘は自分が年長さんとして、リーダーとして頑張るんだ、と張り切っているようだ。

明日は、同居している夫の両親のほかに、私の両親まで応援に来ることになった。どちらにとってもまだ唯一の孫なので(夫の弟妹も、私の弟もまだ結婚していない)、娘は関心の的だ。私と夫も入れて、6人もの応援団。娘も大変かも……。
まあ、本人はいたってマイペースで、運動会をひたすら楽しみにしているようだが。

娘は、今日はスイミングの日だったため、帰りの車で寝たまま、7時半頃まで熟睡していた。そのせいで、まだ起きていたりするのだが(もうすぐ10時)、群馬のおじいちゃんおばあちゃん(私の両親)への手紙を書き終えたようなので、急いで寝かせることにしよう……。
私は私で、明日の用意があるので(一応部屋を片づけたりとか)、今夜は忙しい。
ではとりあえず、おやすみなさい。

あ、世間ではもしかして、ワールドカップとかが開幕したんでしょうか。さっき帰宅した夫がちょっとテレビつけてましたが。私は忘れてました……。


2002年05月30日(木) 爆睡。

昨夜、日記を読みに来てくださった方、すみません。(現在31日午前11時過ぎ)
昨夜は、日記を書く前に娘を寝かせに行ったら、そのまま一緒に寝てしまいました。夜中にいっぺん起きたにもかかわらず、自分の布団に移動して、朝まで爆睡……。
眠かったというより、仕事からの逃避でしょうか。
朝も、何度か目が覚めたのに、寝直してしまい結局起きたのは6時半頃。
おかげで、ちょっぴり入稿時間に遅れました(ごめんなさい)。

  ***

そもそも、あまり日記に書くべきことがなかったのも敗因なんだよなぁ……。

午前中はハープの練習とネット。
昼に洗濯。
午後は、娘のお迎えと買い物。
夕方はちょっと部屋を片づけて、夕食の支度。
娘にシャワーを浴びせて、寝かせる。

それだけだもん……。
さあ、今日の日記には書くことがあるのだろうか……。


2002年05月29日(水) 久々のレッスン日。

今日は、久々のハープのレッスン日。
3週間あいだがあいたので、本当に久しぶりという感じ。
仕事が珍しく昨夜のうちに仕上がっていたので(寝たのは夜中の3時半だったけど)、今日は朝からたっぷり練習ができた。
腕が痛くなり、指先がひりひりするまで弾いた。

レッスンは夕方。
娘をおじいちゃんとおばあちゃんに託して、都内に出る。
時間がギリギリになったので、駅まで走ったりして、余分な体力を使ってしまった……。

今日の課題曲は、イングランドの曲で“Drink to Me only with Thine Eyes”。前回のレッスンでは、前の曲に手間取ったため、この曲の簡単なアレンジだけを教わって帰った。
簡単なので、すぐに弾けるようになってしまい、この3週間、関係ない曲ばかり練習していたような……。昨日と今日は、さすがにちゃんと練習したけれど。

先生の前で弾くのは、やはり緊張する。あれほど簡単と思っていても、一ヶ所ちょっぴりつかえてしまった。
とはいえクレームは付かず、これに、さらに音数を増やしたアレンジを教わった。
教わりながらその場で憶えて弾いていくのだが――かなり難しい。
メロディラインに和音で装飾を加えながら弾くので、指使いがこれまでと変わってしまうのだ。
四苦八苦しながら、40分のレッスン時間内で、とりあえずなんとか弾けるところまで到達した。

「じゃあ、これは自分で練習しておいて」と言われ、次の曲を指示される。
待望のカロランの曲だ。(“Planxty George Brabazon――Second Melody”)
このトゥアロウ・オ・カロランという人は、アイルランドの音楽を語る上で避けて通れないハーパー(ハープ弾き)なのだ。このところ、私が自分で勝手に練習しているのも、もっぱらカロランの曲ばかり。
これで、やっと先生に教わって弾けるんだ〜と思うと、ワクワクする。
次回までに右手を練習してくるように、と言われたが、実はもう別の楽譜で両手で弾いてしまっているんだ……。
ああ、早く次のレッスンにならないかなぁ。


2002年05月28日(火) まったりした一日。

まだ体力が回復してません。

昨日は、義母が「しんどいでしょ。早く寝たら?」といって、夕食の時間を早めてくれたのに、娘の遊びにつきあったり、日記を書いたり、帰宅した夫の食事につきあったり……ダラダラと過ごすうちに、結局、寝たのは1時過ぎになってしまった。

それでまた、今朝も娘が6時過ぎに起き出してきたので、一緒に起きざるを得ず。
どうも疲れが抜けない。

今日は、夫が研究所の方に出張なので、娘のお送りは私の担当だった。
娘も寝不足で(寝たのは10時半頃だったもの……)車の中で熟睡していた。

娘を送り届けてきて、あとは洗濯をして、掃除は省略。
久しぶりにゆっくりハープを練習した。
明日はレッスン日。前回から3週間あいたので、途中かなり練習をサボってしまった……。でも、課題曲は簡単なので、たぶん楽勝(のはず)。

娘のお迎えは、おじいちゃんが行ってくれたので、ひたすらハープを弾いていた。

……という、まったりとした一日。
今、娘はおじいちゃんとお風呂。今夜こそ、早く寝かせよう。
運動会が近づいていることもあって、毎朝、おじいちゃんとランニングをするつもりらしい。
本当は、こっちも早く寝ないと身がもたないんだけど……。
今夜はお仕事。朝やることにしようかな……。

  ***

ところで、昨夜のすぽるとを見ていたとき、夫が「なんでトヨタの結果は言って、ホンダには触れないんだ?」と文句を言っていた。
「フィジケラがポイント獲ったのに……」
うーん、確かに。オールホンダじゃないからいけないのだろうか。それにしても、ホンダの扱いがあまりにも冷淡という気はする……。
“日本勢”と言って、琢磨とトヨタのことだけを指すというのは……なんか違うような。

「ジョーダンやBARは日本のチームじゃないからかなぁ」と私が言うと、夫は「トヨタだってドイツのチームじゃないか」といたくご立腹。
うーん……どうなんでしょう。


2002年05月27日(月) 徹夜はつらい……

いいレースだったよね。
初めから終わりまで、力と力のぶつかり合い。
F1ってかっこいいなぁ〜と、また改めて思い知らされる。
全力で戦って、勝った人も、及ばなかった人も、みんな晴れ晴れした表情で。
……よかった。
ミヒャが2位でもね。
嬉しかった。

  ***

はぁ……しかし。
今回から、レース後のドライバーコメントの要約の仕事を始めたので、レースの余韻に浸ってる暇はなかった。
レースの中継が終わったのが11時20分頃だったか……。中継終了後、入浴を済ませ、コメントの原稿が入るのを待つ。

夜中の12時半頃から訳しはじめたのだけれど、朝までかかってしまった。
要約すればいい、とは言っても、下手に悩んで短くするより、全訳した方が速いような気もして、結構全訳に近いものになってしまった。22人分のコメントを一気に訳すというのは、ものすごくハードだった。
この年になると、徹夜はつらい……!
あと数人分、というところで(もう空は白みかけていた)、なんだか目が見えなくなってきた。……というか、見ても意味がまったく頭に入ってこなくなった。そのうちに床にダウンして、しばらくウトウトしてしまったようだ。
朝6時前に、へろへろになって、やっと入稿できた。

「あ〜、ちょっとでも寝ておこう」と思ったら、こんな日に限って、なぜか娘が早起き。6時すぎに起きてくるではないか……。
娘はおじいちゃんと一緒に、朝のジョギングに行った。
その帰りを待って、「じゃ、ちょっとだけ寝るから」と言い残し、布団に倒れ込む。
その後、夫が娘に朝御飯を食べさせ、弁当を作り、幼稚園の支度をさせてくれた(ありがたや……)。
とはいえ、私も、「連絡帳書いてない」とか、「お弁当にデザート入れた?」とか、何か思い出すたびに布団から起きあがって、出ていって手伝い、終わるとまた布団に戻る、というくり返し。
頭はガンガンするし、朦朧とした状態で、「あ〜もうダメ」。
夫と娘が出かけた後、お迎え時間まで、朝食も昼食も抜きで爆睡してしまった……。

これだけ消耗すると、なんだかレースの感動も、疲労の彼方にかすんでしまって。
いけませんね。

やりがいのある仕事だけど、こんなに大変だとは予想していなかったからなぁ。
今後、GPの週末、金曜と日曜にこれをやることになるんだけど……引き受けちゃってよかったんだろうか。
慣れれば、もっと速くなるのかもしれないけれど。
とにかく、今回はしんどかった……。


2002年05月26日(日) 決勝直前。

昨日の日記は、時間ばかりかかって、そのくせ、書こうと思ってたことをすっかり書き忘れてた……。

  ***

昨日は、月に2回の「ハープクラブ」の日だった。
メンバーが増えてきたうえに、見学の方が大勢(7名)いらして、大盛況。
発表会の練習は、緊張しまくりだった。普通弾けている曲でも、他の人と合わせていて、いっぺんつっかえると、復帰するということができない。
本番で、間違えずに弾ければいいんだけど……。

自分の楽器を持っていない方も多いので、片づけの時は、ひとつの楽器に何人もが群がるかたちになった。
そのとき、メンバーのひとりがふと、「F1みたいですね〜。大勢がササッと寄ってきて……」と発言。
F1などという単語を聞くと思っていなかった場所だったので、ものすごくビックリした!
思わず、「今週末はモナコGPですね」と言いそうになったけど、とりあえずその言葉は飲み込んでおいた。
彼女がF1を見るような人だとは思っていなかったけど、私も、F1のディープなファンには見えていないだろうな……。

  ***

モナコの予選について。

フリー走行のときは、眠くて眠くてへろへろだったのだけど、予選はしっかり目を覚まして見ていた。
まあ、なんというか……やっぱり、タイヤなんでしょうかね。
ミヒャは、いまいち走りが決まらないようだった。
トラフィックの問題とか、いろいろ勝負のあやもあったけど。

予選3番手は「なんだかな〜」という感じだけど、チームメイトより前だったことで、ホッと胸をなで下ろしてる私(臆病者なんです……)。

そういえば、今朝のウォームアップでは、ミヒャが2位、バリが6位だったっけ。
トップはハインツ!
20位のもんちは、何があったの、って感じだけど……。

レース前はやっぱりドキドキする。
放映開始時間になるので、今日はこの辺で。
レース後は、ドライバー全員のコメントを要約する仕事があるんだ……。
願わくば、よいレースになりますように。


2002年05月25日(土) 今更、フィギュアスケートを見たりして……

モナコの予選を見終わったところです。結果については、また明日にでも書きます。

予選中継が終わってザッピングしていたら、Jスカイスポーツ2で、2002年世界フィギュアスケート選手権(in長野)というのをやってたので、ボーッと見ています。男子シングルです。
男子フィギュアの話題が、冬にあれほど盛り上がっていたのに、私は全然テレビを見なかったため、今更見ても誰が誰やらさっぱりわかりません。
あらら。これってもしかして羅さんが見に行ったやつですか?
……そのようですね。

「遙かなりシューマッハ」のバックナンバーからレポートを見つけだして、読み返しつつ、じっくりテレビを見てしまいました。
今更……なんてズレたやつなんでしょう、私。

表彰式を映して、放送が終わりました。
これって、最初から見てたら、羅さんの黄色いチューリップの花束とかも映ったんでしょうか。いや、どのみち予選と重なってて見られませんでしたけどね。
再放送、ないのかしら。

  ***

昨夜、見に行った、「ロード・オブ・ザ・リング」の話を少々。

私は子供の頃から原作の熱烈なファンなので、あの映画に関しては、いわゆる普通の感想は書けないのです。
先日、一度目に見に行ったときには、初っぱなからもう、涙がドバーッと出てきて、どうしようもありませんでした。なんだか――「私は『中つ国』にいるんだ」と思ったら、それだけで泣けてしまって。
永遠にたどり着くことのないと思っていた世界が、目の前に広がっているのを見て、その映像にただただ圧倒されてました。

二度目の今回は、スクリプトを載せているサイトで予習をしていきました。
前回は、けっこう字幕を見てしまったので、今度こそちゃんと台詞を聞こうと力を入れてました。
前回は映像の方ばかりに意識が集中していたのですが、今回、台詞をちゃんと聞いてみると、それぞれのキャラクターに、ちゃんと映画なりの肉付けがしてあることがわかりました。やっぱり、字幕に頼ってちゃいけませんね。

前回ほどは泣きませんでしたけど、やっぱり感動しました。
今回は、第2部の予告編がついていたので、それもよかった。ちゃんと、次を見たくなるような作りになっていて、予想以上にドキドキさせられました。
今後の話の展開は知っているので「待ちきれない〜!」という感じではないですが、それでも、来年の公開がいっそう待ち遠しくなったのは確かです。

  ***

なんだか、日記にえらく時間がかかってしまいました。
フィギュアを見たり、「指輪物語」についてつらつら考えたりしていたせいですね。
娘は予選の途中に、おとうさんにだっこされて寝てしまいました。
赤いパジャマに、赤いデクラキャップをかぶって、応援してたんですが……。

では、また明日。


2002年05月24日(金) “I was struggling”

今朝入稿したお仕事は、F1関連記事の3本立て。
・2輪のヴァレンティーノ・ロッシのチームオーダーに関する発言。
(「自分だったら、オーダーを無視して無線の故障のせいにする」って……。大きなお世話。――というか、それって、前にラルフが使った手じゃなかったっけ……? フェラーリで通じるとは思えないけど。)
・ミナルディもリストラ敢行
(危ないと言われてて、まだ首切りをやってないのは、あとアロウズだけだそうな……。)
・ミヒャのインタビュー

ミヒャのインタビューは、ちょっと苦労した。
観衆やプレスのバッシングに対して、"I was struggling a little bit"とか、"I struggled to deal with it"と発言しているのだが、struggleという言葉のニュアンスをどう伝えたらいいのか……。それこそ、私もstruggleしてしまった。
「対処に苦労した」では、ちょっと違う。別に、場を取り繕おうとして苦労したわけではないのだから。もっと、内心の葛藤や苦痛が表れる訳にしなくては、と思って、あれこれ試行錯誤してみたが……。うーん、力不足。

(とりあえず、その辺の発言部分だけ、引用しておきます。)

 シューマッハーは、フェラーリのチームオーダーについてはよく知られているのだから、ファンやメディアのリアクションには驚いた、と語った。
「驚かずにはいられないよ」とシューマッハー。「本当のところ、僕らがどういう戦術を取るかということは、じつに明白だったんだから。あんなリアクションがあるなんて、ちょっと驚いてしまう」
 彼はまた、ファンからブーイングを浴び、レース後の記者会見でメディアから敵意に満ちた反応を受けて、どうしたらいいかわからなかったとも語った。
「いやだったよ。初めは、あの状況にどう対処したらいいのか、まったくわからなかった。苦しかった。あんなことがあって、マシンから降りたらファンからあんな感情をぶつけられ、プレスルームに行ったらあんな雰囲気で。本当に驚きだった」
「あんなことは初めてだったから、対処に苦しんだよ」

  ***

今日は、市内の映画館で、「ロード・オブ・ザ・リング」の最終日なので、夫とレイトショーを見に行く予定。
夫は前から見たがっていたが(原作は読んでいるので)、忙しくてチャンスがなく、今回が初めて。私はだいぶ前に一度見ているけれど、思い残すところがないように、もう一度見ておこうと思って。
問題は、娘が許してくれるかだ……。
おばあちゃんは、寝かしつけてくれると言ってくれてるけれど。


2002年05月23日(木) モナコGP初日

娘が昨日見た夢は、友だちみんなと家族みんなでパーティをする夢だったそうだ。
それはそうと、一昨日の夢の「王子様」というのが気になったので、さっき、娘を布団に入れてから訊いてみた。
「どんな王子様だった?」
「あのね、かわいい冠をかぶってね、かわいいズボンはいてた」
「それで? どんなお顔?」
「やさしいお顔」
あれこれ問いだだすと、髪の毛も目も黒くて、日本人の王子様だったとのこと。
なーんだ。金髪で、ドイツ語を話す王子様だったらどうしよう……と思ってたんだけど。
ミック王子とかじゃないのね。
あたりまえといえば、あたりまえか……。

  ***

モナコGPも開幕してるというのに、なんでまた、こんな話をしてるんだろう。
べつに、ミヒャ初日11番手だったことにショックを受けてる、ってわけじゃないんだけど。

でもさぁ……正直言えば、安心させてほしかったんだ。
もうチームオーダーなんか必要ない!っていう走りを見せて、チームメイトも他の誰も彼も、ブッちぎり続けてほしい――。
まあ、初日には初日の仕事があるのだろうし、実力を反映した順位にはなっていないようだけれど。
それでも、バリより下は嫌だ。いろいろ、余計な心配が頭をもたげてくるから。

ネットライブでフォローしていたのだけれど――
ミヒャが最初にコースに出たところで、「観客席から“thumb down”が……」というレポートを読んで、やや落ち込む。
やるせない気持ち。

とはいえ、この件で、一番やるせない思いをしたのはミヒャ本人なのだろうし。
オーストリアでのゴール後の心境を語ったインタビューを、これから仕事で訳すことになっているのだけど、私が落ち込んだって仕方ないよなぁ……。

ともかく、すべてのゴタゴタを吹き飛ばすような走りを、ミヒャが決勝で見せてくれることを祈りたいと思う。

  ***

話は変わって、ミカのこと。

あ〜、逢いたかったよお、ミカ。
写真で見ると、やっぱりちょっと太ったみたいだった。
それにしても、一緒に写ってたヒューゴくんの大きくなったこと! ビックリしたわ……。子供の成長ってすごい。

復帰するか否かはまだ決めてないって……うーん。あんたねぇ。そんなことで、本当に戻ってこられるの? 戻ってきてくれなきゃ困るのに。

なんだか、彼が過去の人みたいになっちゃうのはつらい。
これ以上、遠ざからないうちに、「復帰する」って言ってよ、ミカ……。


2002年05月22日(水) お城で王子様と……

昨夜は結局、娘の様子を見に行ったきり、娘の隣でグーグー寝てしまった。
夜中、布団から何度も押し出され、かなり寝苦しい思いをして、何度も目を覚ましたにもかかわらず、起き出して仕事をする気力がまったく湧かなかった。
ようやく起き出したのは、朝6時前。

その後、ネットを巡回して眠気を覚ましてから、仕事をした。
ジャガーのモナコ・プレビュー。そして、ミヒャのインタビュー。
ミヒャの記事は、オーストリアの件にはいっさい触れず、サッカーのこと、モナコの展望などが淡々と書かれていて、なんだかホッとする。
私も、面倒なことはおいといて、ただ、純粋にレースを楽しみたいよ……。

  ***

午後、外出先でまとまった時間があったので、人様から借りているキアラン・カーソン著『アイルランド音楽への招待』という本を読破した。
なかなか刺激的な本で、トラディショナル音楽の立場から、音楽の概論、使用される楽器、もろもろの音楽現象などについて語られている。伝統音楽の世界に、クラシック的な価値観がいかに介入し、悪しき影響を及ぼしているか、という点が強調されていたりして、興味深く読んだ。

  ***

娘は外出先では、絵本の続きを描いたり、日記を書いたり、お菓子のパッケージと画用紙で飛行機を作ったりしていた。
帰りの車の中で眠ったので、帰宅後、そのまま布団に入れた。
今頃はもう、とっくに夢の中だろう。

毎晩、「いい夢見てね」と暗示をかけてやるのだけれど、そのせいなのかどうなのか、娘はいつも、楽しい夢ばかり見ているようだ。
「どんな夢見たの?」と訊いてやると、遊園地へ行ったとか、動物園へ行ったとか、あれこれ楽しそうに話してくれる。
一昨日は、3日間のお泊まり会をして、プールに入ったり、遠足へ行ったりしたそうだ。
そして昨日は、お城で王子様と結婚式をしたんだって!
さあ、今日はどんな夢だろう……。


2002年05月21日(火) 出歩いてばかりの一日。

今日は、朝からいい天気だった。
多少暑くても、晴れてる方がいい。
私は寒いのは苦手、夏が好きだ(冬の生まれなんだけど)。
梅雨をすっとばして、夏になってくれればいいのに……。

  ***

夫と娘を送り出し、洗濯を済ませてから、おばあちゃん(義母)と一緒に、ユザワヤに浴衣地を見に行った。
浴衣を持っていない私に、おばあちゃんが「縫ってあげるわよ」と言ってくれていて、その生地を選びに行ったのだ。
小学生の頃に着ていた化繊の浴衣以来、自分の浴衣というものは持ったことがない。
若い頃は、花火大会のときなど、ちょっと浴衣姿に憧れを抱いたりもしたものだが、年に何度も着ない衣類に金を出そうという気にはなれず、今に至っている。

実際に浴衣地を選ぶ段になると、「うーん、10歳若かったらこれでもいいんだけど……」という柄ばかりで、なかなか決められなかった。
お年寄りの着るような地味なのも困るけれど、若い娘さんの着るような華やかな柄を着られるはずもなく。
結局、そこそこ無難な、紺地に紫陽花の柄を選んだ。
でも、やっぱり派手かなぁ……。

  ***

午後は、幼稚園のお迎えの前に、図書館に寄った。
といっても、ちゃんとした本は借りていない。ほとんどが洋裁の本だ。
ユザワヤでいろいろな生地を見ていたら、娘に服を作ってやろうか、などと思い立ったもので。
いや、これまでに、何度も思い立ってはいるが、実際にはほとんど実行に移されていない。
とりあえず、この手の本を見るのは好きなので、いろいろ選んで借りてきた。

  ***

お迎えの後は、魚屋と八百屋に寄り、明日幼稚園に持たせるパンを買いに行き(娘はアトピーなので、駅の近くの自然食品店まで行く)、帰宅後、娘にせがまれてもう一度図書館に行った。
なんだか、出歩いてばかりの一日だった。

  ***

娘はさっきまで、公約どおり、昨日の絵本の続きを描いていたのだけれど、途中で眠くなって文章がぐちゃぐちゃになり、グズグズいいだしたところで、時間切れ。
私が「ブー! 時間切れ〜!」と言ったら、大泣きになって、えらい騒ぎだった。
やっと泣きやんで、「ごめんなさい」をして、布団に入ったところ。
やれやれ。ちょっと見に行ってきます。


2002年05月20日(月) 5歳児のコスモロジー

幼稚園からの帰りの車の中で、娘が突然、「空って丸いんだ!」と言い出した。自分で考えついたのだという。
「へぇ。そうなの。それで?」と訊いてやると、5歳児なりの宇宙観がいろいろ飛び出してきた。
「空は丸くて、地球も丸いんだよ」
「3歳の頃はね、たいらだと思ってたんだ。でも、5歳でね、わかったの」
「お日さまが西に沈むとね、待っていた月が出てきてね、それから星が上ってきて、星が一番上までのぼると、真夜中になるの」
「空って、ふわふわしてるみたいだね。わたしが乗ると、重すぎて落っこちちゃうかなぁ。ハルくんの妹の赤ちゃんだったら、大丈夫かなぁ」
面白かったので、「それ、絵本にしたら?」とけしかけてみた。
「うん! いいね!」と、乗り気になる娘。
帰宅後、早速、色鉛筆で描き始めたが、表紙と前置きのところまでしかいかなかった。書きかけで未完に終わる作品が多いので、明日はなんとか本題に入るようにけしかけてみよう。

  「ちきゅうのえ本 ★★★さく
  わたしが ママと おさんぽしているとき かんがえた。そこで……(お散歩している絵)
  『そーだ!』(ビックリしている顔のアップ)
  しゅわ しゅわ……(ソーダ水の入ったコップの絵)」

――今日書いたのは、ここまで。「そうだ」と「ソーダ」のシャレがツボにはまったらしく、ケラケラ笑って、それ以上先に進まずじまい。
何を思いついたことにするのか、その先が読みたいんだけど……。

  ***

昨夜、娘は「ミヒャにお手紙書くの〜!」と大騒ぎで、なかなか寝ようとしなかった。まずは日本語で下書きをしなさい、と言ったら、一生懸命何やら書いていた。
今、それを思い出したらしく、また騒いでいる。
もう10時になりそうなので、早く布団にやりたいのだけれど。
毎晩夜更かしで、困ったもんだわ……。
 


2002年05月19日(日) 久々に……

久々に呑んだくれてます。
……といっても、グラス半分のワインを2回おかわりしただけなんだけど。
すぐ酔っぱらう私は、一杯目からすでに真っ赤。

今夜もトマトスパゲッティに赤ワイン。グランプリがない方が、安心して呑める。
お酒、弱いんだ……。

  ***

日曜は毎週、家族で教会に行っている。これでも一応、クリスチャンなので。

午後、昼食の片づけが一段落したところで、友人たちとお喋り。
ミカファンのHちゃんが、F1の話題を振ってきた。
「ねぇ、なんであんなに文句いわれなきゃならないの!?」
(オーストリアGPのお話……)
私も勢いづいて、ここぞとばかりに不満をぶちまける。
「そうだよ! チームオーダーなんだからさぁ。なんでドライバーがあんなに責められなきゃならないの!」
ひとしきり喋りまくって、ちょっとストレス解消……。

  ***

夕方帰宅後は、ちょっとだけハープを練習して、また布団に撤退。
寝ても寝ても眠いのはなぜ……。


2002年05月18日(土) 内容のない一日。

ああ〜疲れた。
今日は、ここ数日引きずってきた懸案事項を3件ほど片づけて、少しホッとした一日だった。
これでやっと、逃避モードから復帰できるかも。

しかし、振り返ればあまり内容のない一日で、日記に書くことがない……。
人にメールを打ったり、電話をかけたりしただけだもの。
お昼に食べた味噌煮込みうどん(夫の名古屋みやげ)が美味しかったとか、夕食に食べた、おじいちゃんが育てた春菊(ゴマあえ)とカブ(浅漬け)と大根(ブリ大根)が美味しかったとか……それくらいなら書けるけど。

(あ、とりあえず、羅さんの和訳へのコメントは、やっと完成しました。ちょっと難しかったけど……逃避してなければ、とっくにできてたはず。申し訳ないです。)

  ***

書くことがないので娘の話でも。

昨日、語学関連のダイレクトメールの封筒を見ていた娘が、そこに書かれていた字を読んでいた。
「にほんご……えいご……」
「へー、漢字読めるんだ」
「うん。あのね、あたしがやりたいのはねぇ、ドイツ語」
「どうして?」
「だって、ミヒャとお話できるから!」
――だそうな。
英語とフランス語のCDは時々聴かせてるんだけど。やっぱりドイツ語のも買うべきかしら……。

  ***

もう10時過ぎなのに、やっぱり寝る気配もない娘。
今夜は、一生懸命、お友達に手紙を書いている。
そろそろ寝かせないと……。

――今見たら、なんかものすごい手紙だ。

「**ちゃんへの みまいの てがみ
 **ちゃん、わたしが すきですか。わたしも **ちゃんが すきです。あなたのかおが むしにさされていて かおが はれあがっていると でんわで ききました。おいのりして おります。おとうさんと おかあさんに よろしく おつたえください。小がっこうは どうですか。
 わたしも●●●(幼稚園の名)の ねんちょうさんが なれてきました。
 6月1日は うんどうかいです。ぜひ よかったら きてください。そのほか、わたしの いえにも きてください。水きんは だめですけど そのほかの日は ぜひ きてください。おまちして おります。
 はやく はれてるのが なおると いいですね。また きょうかいがっこうで、ごいっしょしましょう。おだいじに。
 では さようなら。★★より**ちゃんへ」

いや、ちょっと……あまりにも大人っぽい手紙なので、親の私もビックリしてしまった。 


2002年05月17日(金) 逃避モード。

ダメです。
今日も逃避モード。

昨夜、またまた仕事をせずに寝てしまったので、6時おきで仕事。
娘と夫を送り出して、やっとの思いで仕事を終えるや、そのまま布団に撤退。
こんこんと眠って、午後に起き出し、遅い昼食を取って幼稚園にお迎え。
今日は娘のスイミングの検定日。「見に来て〜」と言われていたので、早めに園に着き、「けのび」だの「背浮き」だのをやっている娘を見守る。この間まで、けっこう怖がっていたのに、今日は余裕の風情。

帰宅後、お茶を飲んで、娘が園から持ち帰ったものと水着を洗濯。
夕食。
食後、娘の入浴はおじいちゃんに任せて、私はなぜか布団へ。寝るつもりもなかったのに寝てしまう。
その間に、娘は自分で日記を書き、プリントをやって、片づけまでしていたらしい。
娘に起こされ、娘の部屋に行って、おやすみ前の読み聞かせをする(昨日から、『ナルニア国物語』を読み始めた)。
娘を寝かせて、さっき下に降りてきたところ。

逃避モードなのです。
決断しなくてはならないこと、やらなくてはならないこと、書かなくてはならないメール。
いろいろ溜まりすぎると、突如、逃避モードに突入する私。
なにもかも捨て置いて、暇さえあれば、吸い込まれるように寝てしまうのです。
いい大人のやることじゃないですね。
うーん……。


2002年05月16日(木) 「お手紙書こうかな」

5歳の娘は、字がだんだん上手に書けるようになってきて、最近「お手紙」にハマっている。
お友達や先生や家族に、しょっちゅう手紙を書いている。
そんな娘が今朝いきなり「ミヒャにお手紙書こうかな〜」と言い出した。

「英語じゃなきゃダメ?」
「そりゃそうだね」
「お元気ですか、って何ていうの?」
「How are you じゃないの」
「どれくらいでドイツまで着くかなぁ」
「ミヒャのおうちはスイスだよ。フェラーリチームに送ればいいんじゃない?」

なんだか真剣に検討している様子。
「“いつまでも、おうえんしています”って書くんだ〜」
本当に書くのかわからないけれど、日本の子供からそんなファンレターが来たら、ミヒャも喜ぶかしら。

その後、「バリケロにも書こうかな〜」と言っていた。
理由を訊くと、「だって応援してるもん」だそうだ。
「バリケロは応援してるよ。でもモンチは応援してないけど」
「なんで?」
「だってぶつかってくるもん」
それを横で聞いていた夫が、苦笑していた。「よく教育が行き届いてるなぁ!」
別に教育してるつもりはないんですけど……。

娘はホンダファンのおとうさんに笑われたので、「そうだ、ホンダにも書こうかな」と言いだした。
「ほら、この旗にもホンダって書いてあるんだよ」と、しばらく前に自分で作った応援旗を見せる。

まぁ、要するに、教育するつもりがなくても、親の影響はここまで絶大だということかな……。

  ***

今日は久々に予定のない一日だったので、どっと疲れが出て、お迎え以外はほとんど寝て過ごしてしまった。本当に、なんにもしていない。
いろいろやらなきゃいけないことはあるのだけれど……。
とりあえず、今夜はまた仕事だ。

もう9時過ぎだけれど、娘はまだ起きていて、あくびをしながら絵日記を書いたりしている。まずは娘を寝かせないと……。


2002年05月15日(水) 無事でよかった。

昨夜のすぽるとで、佐藤琢磨のインタビューをやっていた。
私は仕事中だったが、ヘッドフォンをかけてテレビを見ていた夫が、急にヘッドフォンのピンジャックを引き抜いて、「佐藤琢磨のインタビュー……」と教えてくれた。
見ると、琢磨がラフな服装で、こちらを向いて喋っている。
内容は、詳しくは覚えていないが――
事故のとき脚が痛かったので手を振って合図したこと。脚が挟まってマシンから抜け出せなかったこと。脚に感覚があったのでよかったと思ったこと。モナコの出場は大丈夫といわれていること。等々……。
話している内容は報道で知っていたけれど、いつもの爽やかな笑顔で語っている彼を見たら、なんだか涙が出そうになった。
――ひどい週末だったけど、あんたが無事でよかったよ……。
ありがとう。生きててくれて……。

  ***

今朝、娘が階段から落ちた。
寝起きで寝惚けていたのか、3階(というか、小屋裏というか)の自分の部屋から降りてくる途中で足を踏み外したのだ。
もちろん大泣き。
背中とすねを打って、右手中指を突き指した。
私も去年の鈴鹿で、逆バンクの急斜面の階段を踏み外して左手中指を突き指したんだけど……かなり長いこと(冬くらいまで)痛んだっけ。
「痛かったらあんまり動かさないで、そっとしときなよ」と言ったら、何かにつけて大げさな娘は、朝食をとるにも「お箸が持てない」とメソメソしている。不自然な持ち方でスプーンを持ってようやく食べていた。
でも、幼稚園に行ったら、いつしか大丈夫になったようで、元気に走り回っていた。夕食も普通に食べていた。とりあえず一安心。(無事でよかった……。)

  ***

昨夜は仕事の途中で「も〜ダメ!」と布団に入ってしまったため、早起きした。
仕事をほうって寝てしまうと、安眠できなくて、しぜんと朝早く目が覚める。
急いで仕事をしたが、結局かなりかかってしまい、幼稚園の交流会には30分遅刻した。やれやれ。

  ***

幼稚園の運動会が6月1日に迫っている。
園児たちはいろいろ練習を重ねているようだが、今日新たに、「何か曲をかけて、子どもたちに自由に踊らせたらどうか」というアイデアが出された。
まあ、それはいいんだけど……
曲を「『おさかな天国』にしたら?」と先生がおっしゃったそうな。
うわぁ……そ、それだけは勘弁してくれぇ。
魚売場を通りかかっただけで、頭にこびりついてはなれなくなるのに……。

娘は踊りが大好きで、今日はフォークダンスの曲の入ったCDを幼稚園から借りてきて、部屋で練習していたんだけど。
娘よ……たとえ幼稚園で「おさかな天国」をかけて踊ることになっても、それだけは家で練習しないでおくれ……!


2002年05月14日(火) ただの日記。

疲れてます。
心身両面において弱り切っているので、今日はまともな文章が書けそうもありません。ごめんなさい。
仕方がないので、事実を羅列してみます。

  ***

昨夜は、娘を寝かせに行って、そのまま娘の隣で朝まで寝てしまった。
朝起きて、朝食を用意して、弁当を作って、娘と夫を送り出して、それから家事。
今日は、娘の幼稚園の先生が家にいらっしゃることになっていたので、真面目に掃除をする。
ふだんちゃんとやってないせいで、ひどく時間がかかる。

ギリギリで掃除を終え、娘を幼稚園に迎えに行き、先生をお連れして帰宅。
娘は大はしゃぎで先生に部屋を見せ、いっしょに遊んでもらう。
夕方、先生を駅まで送る。
夕食の支度を少しして、一泊旅行から帰ってきたおじいちゃんおばあちゃんを駅まで迎えに行く。
夕食を作って皆で食べる。
切れていたfax用インクリボンを買いに車で出かける。
風呂から上がってきた娘が、日記を書きながら机で寝てしまったので、布団に入れる。
そして今に至る、という次第。

  ***

つまらないただの日記でごめんなさい。
今夜は、F1のことを書く体力が残ってないんです。

明日は、幼稚園の交流会があるので、朝までに仕事を終えて、娘と一緒に登園しなくちゃなりません。そのまま一日外出の予定なので、何かと大変。
ふう……。

では、また明日。
読んでくださって、ありがとうございました。


2002年05月13日(月) やっぱりミヒャが好き。

長い一日だった。
あまり寝てないせいもあって、とても長く感じた。

日付が今日になってから今まで、本当にいろんなことを思い、考えたけれど。
まだちょっと整理がつかない。

ただ、今の私に言えることは、何があっても、やっぱりミヒャが好きだということ。
ううん、こんなことがあったからこそ、よけいに愛を感じるんだ。
つらそうなミヒャの様子を思い出すだけで、胸が苦しくなる。

フェラーリの下した判断について批判が集まるのは、私でも理解できる。確かに、あのレースではルーベンスが勝ちに値する走りをしていたと思うから。
でも、だからといって、ミヒャがその批判の矢面に立たされるのは、あまりにも酷だった。ミヒャ本人も、あのオーダーに従うのは本意ではなかったのだから。
「利益を得たのはシューマッハー本人じゃないか」と言われるだろうけれど、自分でも望んでいなかったものを与えられて、あんなにショックを受けているのに……なぜ、みんなその気持ちをくんでやらないのだろう。
よってたかって個人攻撃をして、何になるというのだろう。

記者会見の質疑応答を読んで、無神経な質問を重ねるプレス連中に対して、私はこみ上げる怒りを抑えられなかった。
「全員まとめてぶった斬ってやる!」とまで思ったけれど。
じきにその怒りも、空しさと苦々しさに変わっていった。
今はただ悲しい。

でも、確かなことは、何があっても、私はミヒャの味方だということ。
全世界が彼に敵対しても。私は彼の味方。
この想いは、1994年、私が彼のファンになった年に感じていたのと、同じものだ。
あれから今まで、いろいろなことがあったけれど、それでもまったく変わらない。
私は彼の味方。

今回は、同じように感じているミヒャファンたちの存在に救われた。
今はネットを通して、たくさんの人たちと想いを分かち合えるから。
想いの通じる人たち、通じない人たち。それはもちろん様々だけれど……。

私はやっぱりミヒャが好き。
結論はそこに尽きるかな……。

  ***

今日したこと。

夜明け前、羅さんの和訳のチェック(予選分)、翻訳の仕事の原稿(途中まで)。
仮眠後、仕事の仕上げ。
ネット。
ハープを少しだけ練習。
少し仮眠。
幼稚園のお迎え&買い物。
ネット&和訳のチェック(質疑応答編)
娘に夕食を食べさせる。

そこまでです。急いで娘を寝かせに行かなくちゃ。今夜もまだ起きてるんです。


2002年05月12日(日) オーストリアGP決勝(結果あり)

今日は、朝から夕方まで出かけてました。出がけに羅さんの日記をチェックしたら、しっかり和訳がアップされてたので、いそいでプリントアウトしてから出かけました。
外出先でチェックは終えましたけど、まとめがまだ済んでません。この日記を書き終えてから、やるつもりです。
でも、仕事の方も来てるので、それもやらなきゃならないんだよな……。
どっちを先にやろうかな。

  ***

「やった〜!」と娘は無邪気に喜んでますけど。
なんちゅーレースでしょうか。うーん、やっぱり後味よくないですね。
ミヒャも不満そうでしたし。
こういうレースはいやですね。
チームの判断、というのは解りますけど。
解りますけどねぇ……。

最終ラップ、だんだん1、2位の差が詰まってきたとき、「あ、これは抜かせるのかも……」とは感じました。でもやっぱり、実際に最終コーナーでルーベンスがスローダウンしたときには、「えーッ……本当にやるの」と、信じられない思いでした。
「……血も涙もないな」と、夫。

これじゃ、ミヒャが悪者じゃん……。
でも、パルクフェルメでのミヒャとルーベンスの様子を見ていたら、ミヒャも嬉しそうじゃなくて。
ルーベンスに表彰台の一番上を譲り、トロフィーを譲り、とどめにプレカンの真ん中の席を譲り。ミヒャとしても、今日の勝利は本意ではなかったのでしょう。
プレカンによると、チームオーダーが出ることは知らされてなかったらしいですね。

ルーベンスも気の毒でしたけど、ミヒャも気の毒でした。
なんだかんだ言っても、結局勝ったんだからいいじゃないか、と思われるかもしれませんが。それでもファンとしては、何があってもミヒャに感情移入してしまうわけで。
あんな不本意な勝ち方をしてしまった自分に腹を立ててる様子のミヒャを見て、心を揺さぶられちゃったりするわけです。
あーー。次はブッちぎりで勝ってね、ミヒャ。

  ***

たっくまんの事故には、あせりました。
心配しました。とりあえず生命に別状はないようで、ホッとしましたが。検査で何事もないことを祈ってます。

  ***

しかし、うちのお嬢さんは、またもや11時過ぎまで起きてました。
こんなことで、明日起きられるんでしょうか。


2002年05月11日(土) 眠いよぉ……

眠い眠い眠い。ひたすら眠い。
不覚にも、予選放送の途中で眠ってしまったほど眠い……。
はじめ、あまり車が走り出さないうちに眠ってしまい、はっと気づいたら、もう予選は半分終わってた。
それからは起きてたんだけど、かわりに横で夫がグーグー寝はじめた……。
我が家はみんな寝不足だわ。

  ***

午前中は、ハープクラブという集まりに出かけた。
ハープを持ち寄って、それぞれ練習したり、アンサンブルをしたりして楽しむ会だ。
6月にミニ発表会があるので、練習にも熱が入ってきた。
大きなフロアハープの人たちと合わせると、音に厚みが出て、とてもいい感じ。
まだ、人と合わせると、しょっちゅうつまずいたり、おいてかれたりしているけれど、以前よりは上達してきたかな……。

  ***

午後は、母の日のプレゼントを買いに行った。夫がずっと留守にしていたため、今日まで時間がなかったのだ。あれこれ悩んで、お互いの母親のために、それぞれパジャマを買った。
ついでに私の服も買った。まあ、私も母親だ、ということで。べつにいいよね。

そんな買い物をしていたので、フリー走行の中継は最後の方しか見られなかった。ビデオには録ってあるけれど。まだ見てない。
ふつうは、週末のスケジュールはF1中心に組み立てて、フリー走行から予選まで、生でじっくり見るんだけど。
今日はまあ、不可抗力かな。

  ***

予選の結果については触れませんが。
明日は、ひたすら面白いレースを期待してます。
娘は、絶対ミヒャが勝つと信じ込んでるけど、さてさて、どうなることやら。


2002年05月10日(金) オーストリアGP初日。

どうしてこう、毎日天気が悪いんだろう?
雨が降ってると、気分が沈むうえに、体調まで悪くなってくるみたい。
いや、天気のせいばかりじゃないのかもしれないけど。今日も不調だわ……。

昨日は結局、仕事をする気になれないまま、ネットをさまよっていたら夜中になり、そこで「あーもうダメ。ちょっとだけ休ませて……」と横になったら、朝まで爆睡してしまった。
朝、6時前にハッとして飛び起きて、慌ててお仕事。
夫が出張中のため、本当は私が娘を送って行かなくてはならなかったのだけど、仕事がギリギリまで終わらず。結局、おじいちゃんに代わりに送っていってもらってしまった。ああ、ありがたいことです……。

その後は、またつらつらとハープを弾いたりしていた。
午後は、雨の中、郵便局まで歩いて行って税金を払ったり、おばあちゃんとお茶を飲んでお喋りしたり。家事は放置したまま、ダラダラ過ごしてしまった。

  ***

はい。始まりましたね、F1オーストリアGP。
私は、午後6時からと、8時から、2回のフリー走行をネットライブでフォローしてました。
例によって、フェラーリ勢がトップ。さほど、特筆すべきこともない、いつも通りの金曜日だったみたい。1回目はミヒャが1位、2回目はバリが1位。だからどうということもないけどね……。
1回目のフリーでは、ミシュラン勢が下位に沈んでたけれど、2回目になったら順位を上げてきたので、まあいつも通りかな、と。

……深く分析するには、今日はちょっと気力が足りないので、このへんにしときます。

そうそう、バリの契約更新の件について。
私としては「あー、やっぱりね」というのが感想。だって、フェラーリは現在「チーム・シューマッハー」だし、そのシューマッハーがバリに満足している以上、首をすげ替える理由がないんじゃないか……と。
私だって、個人的にはいろいろ思うところはあるけどね。

  ***

娘が呼んでます。「ママ〜。本読んで寝ようよ〜」……
今夜名古屋から帰って来る夫は、深夜0:15に駅に着くそうで。
車で迎えに行くことにしてます。
娘と一緒に寝ちゃいそうだけど、こらえなくちゃ。
はぁぁ……。不調だわ。


2002年05月09日(木) 惰性のままに……

頭、痛い……。

夫が今日からまた出張なので、駅まで車で送るために私も朝5時半に起床。
送ってきた後、本当は寝直したかったけれど――どうせすぐまた起きなきゃならないんだから、ということで、寝るのはやめて、ハープの練習をしてしまった。
(弾き方の加減で、小さい音でも弾けるので、早朝や深夜でも練習してます。)

その後、いつもながら寝起きの悪い娘を起こし、ご飯を食べさせ、弁当を作り、支度をさせて、幼稚園に送っていく。夫が出張だと、朝も私が送らなくちゃならないので、しんどい……。

帰宅して、しばらくネットを覗いたりしたあと、あまりにも頭が痛いので、「今度こそ寝るぞ〜」と思ったんだけど……。
なぜかそこでハープを手にとってしまったら、弾きやめられなくなった!
いつしか昼になり、昼御飯を食べて、また弾いて。
せめて1時間は寝ようと思って、目覚ましもかけたのに、そこでまた弾きはじめて……。
結局、まったく眠れなかった。
何やってるんだ、私。

お迎えから帰って、今度こそ寝るぞ!と思ったのに、なぜかまた、ハープを手にしてしまう。そしてやめられず、ついさっきまで弾いていた。
頭、痛いです……。
ついでに腕も痛くなった……。

まあ、レッスンの直後はだいたい、こんなふうに練習にハマリがちになるんだけど、これほど弾いた日は久しぶり。
娘は1階のおじいちゃんおばあちゃんのところで遊んでたし。
夕食はおばあちゃんが作ってくれたし。
家事は放りっぱなし……ははは。

惰性のままに過ごした一日になってしまったけれど、今夜は翻訳のお仕事なんだよね……。ちょっと、つらいかも。

  ***

いよいよ、明日からオーストリアGP。
ミヒャの未勝利の地、A1リンクだけど――どんな週末になるんだろう。
面白いレースは見たいけれど、でも、なんだかんだ言っても、ミヒャには勝ってもらいたいので。別にブッちぎりでも許します!


2002年05月08日(水) ハープのこと。

 今日はハープのレッスン日。
 私は、去年の12月からアイリッシュハープを習っている。膝にのせて弾く、22弦の小型のハープだ。
 子供の頃から、ハープは憧れの楽器だった。お菓子の空き箱に輪ゴムを張ってハープもどきを作ったり、ストーブの前面についている金網(というか、柵状のもの)をハープに見立てて掻き鳴らしたりしていた覚えがある。
 だんだん大きくなっても、その憧れが消えることはなかった。中学に上がる頃、ファンタジー文学にのめり込みだすと、そういったお話に登場する吟遊詩人への憧れともあいまって、ハープへの思いはいっそう深く私の中に根付いていった。
 といっても、自分が実際にハープを習うようになるとは、思ってもみなかった。だいたい、吟遊詩人が持ち歩くような小型のハープが、今でも手に入るなんて知らなかったし。私がやりたいのは、あくまでもそういう小さなハープで、間違ってもグランドハープのような楽器ではなかったから――それが日本でも手に入り、レッスンを受けることが可能だなんて、考えたこともなかった。
 いろいろと伏線はあるのだけれど、結果としては、インターネットのおかげで、楽器とレッスンのことを知り、こうして長年の夢がかなって、ハーパー(クラシックのハープ弾きはハーピスト、トラッドのハープ弾きはハーパーという)への道を歩みだすことができたというわけ。

  11月に注文したハープが入荷するまで、2カ月近く待つことになった。その間は、電気ストーブのカバーをはずして(ちょうど、金属の柵が22本だったので)運指の練習をしたりしていた。
 やっと自分の楽器が手に入ったときには、もう嬉しくて嬉しくて、しばらくの間、あいている時間はすべてハープに費やしたほど。
 いつも、F1のオフシーズンは、半ば燃え尽きたようになって「あ〜、つまんない。早くシーズンが始まらないかなぁ」などとぼやいているのだが、今年のオフはハープに捧げた感じ。おかげで退屈はしなかった。
 最近は、ようやく落ち着いてきて、練習も四六時中という感じではなくなったけれど、それでもフリー走行であんまりマシンが走っていないときなどは、ついハープを弾きながらテレビを見てしまったりする。ミヒャが走り出すと、さすがに弾きやめるけれど……。

 前置きが長くなったが、今日はそのレッスン日。月に2回、都内までレッスンに通っている。娘は同居のおじいちゃんとおばあちゃんにお願いして。

 ……うーん。自宅では完璧に弾けていたはずの曲が、先生の前で弾いたらボロボロ。何回か繰り返しているうちに、少しずつマトモになってきたけれど……。人前で弾くって、難しいなぁ。
 結局、その曲(All Through the Night)は、いちおう合格になった。あー、汗かいた……。


2002年05月07日(火) 雨は苦手。

 昨夜、夫が帰宅したのは、結局夜中の3時近かった。遅すぎる。
 もう2時頃には待ってられなくて、寝ちゃったけど……。

 ***

 今日は朝から雨。
 雨は苦手だ。気が滅入るし、出かけるのも嫌になるし。
 雨の中で車を運転するのもキライ。3年前に免許を取り、1年間のペーパードライバー生活を経て、去年から運転するようになった私は、ようやく運転に慣れてはきたものの、雨とか夜間の運転はまだちょっと好きになれない。神経を使うから疲れてしまう。
(そのくせ、F1では、「ウエットレースにならないかな〜」なんて考えてたりして。雨の中を走るミヒャ様は、本当にゾクゾクするほど綺麗でカッコイイから……!)

 娘は、車で30分近くかかる、遠くの幼稚園に通っている。我が家は去年の6月に隣の市から引っ越してきたのだが、引っ越し前から通っている園に、そのまま通いつつけているのだ。以前は園バスで通えたのだが、今は車で送り迎えをしなくてはならない。
 朝のお送りは、原則として、夫が出勤前に回り道をして乗せていってくれのだけど、帰りは私の担当。片道30分、往復で1時間。迎えに行っても、すぐ帰る気になってくれないこともあって、かなりの時間を使う。運転に慣れるまでは、ものすごく負担だった。
 それでも今年度は、お迎えが2時から3時に変更されたので、だいぶ心の余裕が出てきたのだけれど……。

 今日は、3時のお迎えに行き、そのまま幼稚園の個人面談があった。まあ、それほど大仰なものではなく、娘の園での様子を聞いたり、家庭での様子を話したり、というだけだが。
 娘は今年、年長さんになり、はりきって小さい子たちの面倒をみているようだ(2歳から6歳までの縦割り保育で、少人数の園なのだ)。ついこの間まで、面倒をみてもらう側だったのに、今やいっちょまえにあれこれ世話を焼いているらしく、話を聞きながら先生と一緒に笑ってしまった。

 面談の後、先生と娘の友だち2人を遠くの駅まで乗せていったり、買い物をしたりで、帰宅は6時近くになった。……疲れた。

  ***

 今日はもう夫が帰ってきた。9時半だ。
 ずいぶん早く帰ってきたと思ったら、すぐにテレビをつけた。そうか、今日のプロジェクトXは、ホンダのマン島レース挑戦だったっけ。すっかり忘れてた……。
 夫はホンダファン。F1でのホンダの不甲斐なさには、かなり腹を立てている。「早くカナダになれ……!」。カナダから、エンジンが新しくなるとかで、それに期待をかけているようだ。

 夫婦そろってF1ファンというのは、なかなか快適だ。今日は、わざわざ職場から電話をかけてきて、用件は「F速もう買った?」だって。
 いつも雑誌を買ってくるのは夫だ。以前は、私が本屋で立ち読みをして、買うべきと判断したものだけを選んで買っていたが、子供が生まれてからはそれもできなくなり、夫が手当たり次第に買ってくるようになった。
 昔からF1ファンだった夫としては、私が後からファンになったことで、雑誌を買うのにも口実ができたといった感じで、際限なく買ってくる。
「ちょっと買い過ぎじゃない?」と私。
「そうか? 君に貢いでるつもりなんだけど」と夫。
 まあ、今や、F1ファンとしての熱烈度では、私の方が夫を上回ってしまっているので、“貢ぎ物”という位置づけも、あながち間違ってはいないけれど……。

  ***

 ああ、また10時になってしまった。娘を寝かせないと。
 おとうさんの膝にだっこされて、プロジェクトXを見ていた娘。毎晩、夜更かしだなぁ。


2002年05月06日(月) 「大学の先生って、やーねぇ」

 昨夜は結局、娘を寝かせに行ったら、一緒に自分も寝てしまったので、今朝は早起きして仕事をした。
 訳したのは、キルヒグループがらみのニュースと、オーストリアGPのプレビュー(アロウズ)。アロウズのプレビューは、久々という気がする。スペインでのハインツの健闘があったので、注目が集まっているのだろう。

  ***

 さて、今日はGWの最終日。
 駄洒落好きの娘が昨日言い出したところによると、5月6日だから「“こむ”の日」だそうだ。
 5(=こ)6(=む)の日。
それに、連休最終日で「混む」し……。なかなか言い得て妙かも。

 この連休は、夫が先週いっぱい(月曜から土曜まで)海外出張で不在だったため、たいしたところへは出かけられなかった。娘を市内の公園に連れていったくらいで……。
 しかも夫は、土曜の夜に帰宅したと思ったら、いきなり「月曜も仕事が入った」と言い出した! 日曜の昼間はもともと用があったので、月曜こそ娘を遊びに連れて行ってもらおうと思っていたのに……。娘も、『遊び場ガイドブック』を見ながら、あそこへ行きたい、ここへ行きたいと、あれこれ楽しみにしていたのに……。
 日曜の朝、おとうさんは月曜も仕事になったと聞かされた娘が一言。
「大学の先生って、やーねぇ」
 その口調が母親の私にそっくりなので、思わず笑ってしまったが……。
(ちなみに、夫は某大学で宇宙物理学を教えてる先生だ。)

 というわけで、今日は、どこへも出かけず、家でダラダラする一日となった。
 私はとりあえず洗濯をして、ネットをして、ハープの練習をして。
 娘は1階のおじいちゃん、おばあちゃんのところへ降りていって、何やら楽しそうに遊んでいた。
 ま、こういうのもいいか、という気はする。
 また明日から、忙しい日常が始まるんだから……。


2002年05月05日(日) 家族でコンサート。

今日は、夫と娘と一緒に、ハープのコンサートに行って来た。
コンサートらしいコンサートに、娘を連れて行くのは初めてのこと。だいたい、普通のコンサートはいちいち「未就学児のご入場はご遠慮ください」と書いてある。
最近、私が娘を家族にあずけてひとりで音楽を聴きに行くと、娘が「いいなぁ〜」と羨ましがるようになってきたので、チャンスがあったら、コンサートを体験させてやるのもいいかなと思っていた。
そこに、今回のコンサート。チラシには「未就学児」に関する注意書きもないし……ということで、3人で出かけることになった。

私はハープを習っているので、できれば指の見える席で聴きたいと思い、気合いを入れて早めに出かけた。夜のコンサートなので、娘が眠くならないように、事前に昼寝もさせて、万全の構え。
開場前に到着し、最前列の席を確保できた。

しかしまあ、演奏はちょっと……イマイチだったかな……。
娘は、ハープよりも、ゲストのアイリッシュダンサーのお姉さんに感心したようだ。

帰りにうどん屋に寄って、夕食を食べながらの会話。
娘「あのさ、日本人以外のひとは、なんか金髪だねぇ」(ダンサーのお姉さんが金髪だったので)
私「金髪の人もいるけど、そうじゃない人もいるよ。アーヤは金髪が好き?」
娘「あのね……一番好きなのはね、チャパツ(自分の髪が茶色いせいか……)」
私「じゃあさ、ミヒャの髪の毛は何色だっけ」
娘「……何色だっけ」
私「茶髪じゃないの?」
娘「チャパツ〜!!(喜んでいる)」

***********

これから娘を寝かせて、さっさと翻訳の仕事にかからなくちゃ……。
(私は、某モータースポーツ関連サイトで、翻訳スタッフをしています。)
もう、オーストリアGPのプレビューが入ってたりして。なんか、2週間って、あっという間だなあ……。

※註・文中の娘の名は仮名です。


2002年05月04日(土) 日記を書いてみる。

今年は、年頭から日記をつける決心をしていました。
2月の途中まで書いていたと思うんだけど、挫折して久しい……。

このところ、巡回サイトの管理人さんたちの間で、エンピツユーザーが激増しているので、私もちょっくら書いてみようかな……などと思い立ったのですが。
さて、いつまで続くことやら。

まあ、書くほどのことはあんまりない、平凡な日常ですが。
また挫折するまで、しばらく書いてみようかと思います。

*********

夫がアメリカ出張から帰ってきた。
娘には絵本のお土産があったが、私には何もなし。
「いーないーな、絵本。私も欲しかったなぁ!」と言うと、「え、こういうのでよかったの? ミヒャの絵がついてるのじゃなきゃダメかと思った」だって。
そりゃ、そういうのがあれば一番だけど。何もないってのはちょっと……。
まあ、海外出張といっても、ほとんど用務先と空港くらいしか行けない旅なので、仕方がないことはわかるんだけど。

昨日は12回目の結婚記念日だった(夫は留守だったが)。
そのお祝いと夫の帰国祝いを兼ねて、今夜の夕食は、ちょっとお祝いめいた食卓になった。メインの料理はパエリア。
スペインGPの後、たまたまスーパーのチラシにパエリアが紹介されていたのを見て、無性に食べたくなったため、そのときから今夜のメニューは決定していた。
食卓でその話をしていると、娘が、「じゃあイタリアグランプリがいいな。スパゲッティが食べられるもん」と言う。娘は麺類に目がなくて、スパゲッティは大好物なのだ。
「イタリアはこないだあったでしょ。イモラ、サンマリノグランプリはイタリアだったんだよ」と私。
しかし、イタリアのレースでなくても、我が家は日曜の夕食はたいがいスパゲッティになる。しかも必ずトマト味。
「ゲンかついでるの?」と夫。
「まあね。ロッソ(赤)じゃないとね」と私。

これを書いている現在、夜10時過ぎ。
ふと見ると5歳の娘は、絵日記を書きかけて、イスに座ったまま、うたた寝を始めている。
父親が帰ってきてはしゃぎすぎて、どっと疲れが出たらしい。いつもはこの時間でも平気で起きていたりするのだが……。
では、娘を寝かせに行くとしよう。


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