文字姫 | old day days list new day |
通過点。→→→2006年02月05日(日) この間、彼が仕事に大遅刻した。 ラブラブしていちゃいちゃしてる日が数日間続いて、会えばまぁラブラブしてたんだけど、あたしが、そのことで急激に冷めてしまった。 遅刻はほぼ毎日くらいしてるんだけど、それを反省しない彼が、毎日遅刻しても働けるようないい加減な職業についてる彼が、嫌だと思った。 気持ち悪いと思った。 嫌気がさした。 その日は夜行く約束をしちゃってたけど、会いたくなくて仕方なかった。 でも約束しちゃったから、迷ったけど行った。 行って説教しちゃった。 ちょっとは反省してるように見えた。 でも、次の日も彼は遅刻した。 夜中まで一緒に起きてたんだから、遅刻の責任はあたしにもあると思う。 だけど。 夜遅くまで帰って来れない。 帰ってきても疲れてるからすぐ寝ちゃう。 お金もない。 計画性がない。 だらしない。 いい加減。 頼りない。 学習しない。 甘い。 先が見えない。 未来がない。 そんな彼に、嫌気がさした。 いつものことなのに、“いつものこと”だと思う自分にも、嫌気がさした。 きっとこれから先、付き合っていっても、今の生活は、何も変わらないか、もっと悪くなっていくだけだと思う。 現に最近、家から近かった職場が遠くに変わった。 だから帰りはもっと遅くなるんだろうし、疲れももっと溜まるんだろうし、遅刻も、もっと増えるんだろう。 あたしは、こんな生活を、ずっとしたいとは思えない。 これを持続させることが幸せで、これを“未来”にしたいと、思えない。 だから、彼には“未来”を見出せない。 それはもうずっと前から知ってた。 ずっと前じゃない。初めから知ってた。 軽い気持ちで付き合って、好きになってしまった。 “未来”のない彼を。 確かにあたしは幸せだったし、彼を好きだったし、彼も、あたしを好きで、幸せだった。 だけどそれは、“通過点”だった。 “通過点”として、“経験”として、彼を愛して、利用しようと、初めから、当たり前に考えてた。 初めから先を見る気はなかった。 未来に、一緒にいる気はなかった。 学校行って、テストや検定受けたりして、家族とも仲良しで、普通の生活をしながら、ホステスして、感情殺して、お金稼いで、並よりは華やかな思いをして、彼と会って、生活してきた。 誰かといたり、なにかをしたり、なるべく暇を作らないように、忙しくしてた。 忙しくしなきゃ両立できなかったし、それが主な理由だけど、あまり立ち止まったり、考えたりしたくなかった。 その方がラクだった。 学校行って、普通の生活をしながら、ホステスして、彼と会って、そんなことをしていたら、生きていることを忘れるようになった。 息をしてることに、違和感を感じて、ほんのたまに、思い出して、怖くなる、あの感覚。 2年前の夏に、死にそうになりながら、必死で葛藤していた、あたしの葛藤の意味は、どこに生じてるんだろう。 確かにホステスにはなりたかった。 大学にも行きたかった。 普通の恋愛もしたかった。 だけどこんな風になりたいわけじゃなかった。 なにが違うんだろう。 もっと華やかなものでも思い描いてたのかな。 もっと充実したものでも思い描いてたのかな。 もっと、なんでも分かり合える関係でも、思い描いてたのかな。 あたしは、望まれて生まれて、愛されて、恵まれて、育ってきた。 大した不自由もせずに、そこそこに甘やかされて、生きてきた。 今もその環境の中で、都合の悪いことだけ、嘘で固めて、能々と生きてる。 何がいけなかったんだろう。 パパの堅さかな。 ママの被害妄想かな。 初めてヤった相手かな。 生まれ持ったものかな。 わからない。 あたしの葛藤していたときの、あの、なにに葛藤していたのかも、どうしたいのかも、なにも、未だに、見えていないんだ。 ホステスになったのに。 大学生になったのに。 彼もいるのに。 いくつものことを実現したのに。 2年もあったのに。 ホステスではホステス一本の子より指名も取れてるし。 大学でも最近は落ちてきてるけど検定や地位的なものはまだ上だし。 彼にも愛されてるし。 なにもかもがうまくいってそうなのに、なにもかもが幸せに思えない。 ホステスも苦しい。 大学もほんとはもっと勉強しなきゃ今の環境にはついていけない。 彼も、“この人だ”とは到底思えない。 あたしが今しなきゃいけないことは、ホステスを辞めて勉学に励むか、ホステスをやりながら勉学に励むかのどっちかだと思う。 それと、彼の清算。 あたしのいるべき“未来”は、彼がいたら作れない。 いなくなって滅茶苦茶に乱れるかもしれないけど、いてももう乱れてる。 さっき彼から電話があった。 明日家に行くから、その時話せればいいけど、まだ整理できてないからそれは無理だな。 これから何ヶ月か時間掛けて自分の気持ち整理して、別れられればいいと思う。 それくらいしなきゃ確実に後悔する。 しっかりして、ちゃんと自分の気持ちと、伝えたいこと整理しよう。 後悔しないこと確認できたら、彼に言おう。 これから先一緒にいて、幸せだと思うことはたくさんあると思う。 別れなくてよかったって思うこともあると思う。 今までもそうだった。 だけどそれだけで、それの繰り返しで、何かがよくなってるわけでも、何かが変わるわけでもない。 ずっとこのまま。 ずっとこの、だらだらした彼との、達し切れない、信じ合えない、なあなあな恋愛。 それにすら飽きちゃったら淋しすぎるから、その前に終わりにしたい。 できればお互い幸せだったことと、別れなきゃいけないことを理解して、いい別れ方をしたい。 その方法を考えよう。 もう、そろそろ通り過ぎなきゃいけない時期なんだ。 |
お金。→→→2006年02月04日(土) 店はとりあえず姉妹店に移った。 ススキノでいちばん大きい店。 ずっと見てみたかったニュークラ嬢と同じ職場になっちゃったよ。 ちっちゃくて可愛くてやばい。 本物見てこんなに可愛いと思ったのは初めて。 クラ嬢にハマっちゃう客の気持ちがわかる感じ。 やばい可愛い。 ノルマ厳しいのに就活始まるしやる気のない学生のいる場所じゃないから今月でまた店替えるつもりだけどね。 ノルマ厳しくないけど給料よくて広い店があればいいな(笑) 夜始めてそろそろ1年くらいが経つ。 キャバ嬢だったのに、ニュークラなんて絶対無関係の世界だと思ってたのに、気付いたらいちばん憧れてた店にいるよ。 あたしも色々学んだからね。 接客の仕方や、仕組みや、客への対応、客の淋しさ。 いい面で言えば、「ありがとう」の使い方や、甘え方。 彼氏の大切さ。 親のお金をポンポン使うということ。 ていうか金がないの。 いや、あるんだけど、もっと貯金したいから、ない。 黒いカラコンが欲しい。 財布が欲しい。 服も欲しい。 店用のドレスも買いたい。 遊びたい。 交通費も掛かる。 彼の家に行けば帰りのタクシー代も掛かる。 メンズエステ始めよっかなぁなんてことまで少し考えた。 1日3,4万だとしたら10日出れば3,40万になる。 しかもニュークラより早い時間に終わってその日中に帰れる。 スカウトに紹介してもらえば危険性もない。 しないけどね。 お金はいくらあっても足りなく思えるから、キリがない。 |
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