雫井脩介 著
「望み」
行方不明になった息子。
息子は殺人犯か、被害者か。
世間は勝手な噂、SNSの書き込みから攻撃対象を作り
うっぷん晴らしを始めてくる
警察が探りを入れてくる
マスコミが家の前をうろちょろしている
無神経な質問をしてくる中
家族の葛藤、揺れ動く感情、、、
ちょうど同じ年代の子供達を持つ親としては
他人事とは思えないお話だった。読んでいて苦しくなった。
続きが気になり一気に読んだ。
最後は読者に結論を委ねるののではなく結論が出た。
深いため息なのか何なのか、いたたまれなくなった。
天井を見上げ、ふ=!と思わず息を吐いた。
最近ハマっている、警察小説というよりはミステリーだったけど
なんだか、読んでいると
現実にもう一つ現実があるようだ。