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引越し準備



ギリギリになって
あわてればいいと思っていたが
本当にあわてなきゃまずい状況に
なってきた



2006年11月24日(金)

荷造り



線路がすぐ近くにある部屋だったが
この部屋に初めて入り、南向きの窓
畳にお陽様が照らされている
まだ何にも無い部屋


陽のあたる畳に座り
お陽様にあたりながら
缶コーヒーと一緒に
タバコを吸った


電車の音
そんなに気にならねぇな

キッチン4畳半
6畳2部屋の
2DK


襖をはずせば
12畳になるな


家賃7万か


缶コーヒーに吸い殻を入れ
畳に寝転んだ


見上げれば
青空がずっと広がっていた


ここにしよう



あれから
4年


住み慣れたこの部屋とも
明日でお別れだ



6年間住んだ
東小金井の街とも
お別れだ




今、部屋中
段ボールの状態だ




いよいよ
さよならが実感として
湧いて来ている




そしてこれからの
新たな地が
第2章となる
気がしてる




2006年11月23日(木)

.



今の部屋での生活も

あと2日と思うと

ちょっと淋しくなってきた




2006年11月22日(水)

結局捨てられずに持って行く



ヘルメットが捨てられない






あ〜捨てられない






何はともあれ

引越の準備が大変だ

25日に引越だ





ギリギリになって

あわてればいいよ








息子が

段ボールに詰め込んだばかりのものを

出す事は手伝ってくれている・・・









2006年11月21日(火)

2days



おととい 18日 高円寺ALONE LIVE
きのう 19日 渋谷アピア LIVE

2daysが終わったら
もうヘトヘトになるんじゃないかなと思っていた

だけど

きょう
気持ちが
いつもより元気だったような気がする



2006年11月20日(月)

吹けなかった口笛


この1週間

仕事に向かう電車の中
忙しさのまっただ中の午前
午後の嵐に立ち向かう為にも
自分の為に取る昼休みの
薄汚い公園のベンチの上

あっという間に陽が暮れている事に
気付くユウガッタの瞬間
ヘトヘトで帰る電車の中

ずっと鳴り響いていたメロディーがあった

口ずさんでいたメロディーがあった


2006年11月4日
テッペルとトモッカが結婚した


その日朝から俺は泣いていた
ギター持って唄うと泣いてしまうんだ

言葉が詰まってしまう

俺の青春が
走馬灯のように
目の前に映し出され

また泣けてくる

テッペルと
トモッカの結婚

腹の底から祝ってやりたい

ギター持って電車に乗った


朝8時半
麻布十番の駅に着いた


コンクリートの
寝ぼけた麻布十番

大通りには
すいている休日の道路
少し早いスピードでさっそうと
車が通り過ぎている

俺には
何の関係もなかった

ヒトッケのない
小道に入り
テッペルとトモッカの居る教会に
向かって歩いた


また泣けて来た


なぜだかわかっていた


だけどなぜだかわからなかった


ゆみちゃんに電話した


「俺、なんで泣けてくるんだ すごく嬉しいんだ。でもなんで泣く」

そしたら、ゆみちゃんが言った

「テッペイ君だからでしょう〜」

「そうだよな。俺、今日、精一杯唄うよ。堂々とやってくるよ。アイツの為に。」

「がんばってね」
ポツリと優しく応援された俺
やるよ俺!



麻布十番のヒトッケのない静かな休日の住宅街の
長い長いのぼり坂を歩いていた時間がとても自分らしく歩けているのに
気付いた


嬉しそうに
楽しそうに
ワクワクしながら
待ってろよう

テッペイ

今から行くからな!



教会に着いた


リハーサルをしに
少し早めに着いた


高木が居た
ミマチが居た!
久しぶり!

すでにリハをしていた。

いいね〜


二人のリハが終り

俺もリハをした


もうギター弾いても泣かない
自分が居た

泣いてたまるか
そもそもなんで泣く

唄うのに泣いたら
だいなしだ

だいなしになんか
誰がするか

こんなに嬉しい気持ちを
真っすぐ唄うぞ

そう思った



そうこうしているうちに
アキちゃんとモモちゃんとゴリが現れた
みんな今日、披露宴で演奏するんだ


リハが終わり
ひとまず会場を出た


いよいよか〜
伸びをした


テッペルと俺は中学からの同級生だ
中学の時、一緒に野球部に入って野球をした
高校の時も、一緒に野球部で野球をした
高校の途中からバンドも一緒に組んだ
高校卒業してから更に一緒にバンドを組んだ
音楽聞きながら音楽で語りながら
「この曲、最高だよ」とか言いながら
毎日一緒に遊んでいた

そんな時にトモッカとも知り合った

そんな時に羽田とも知り合った
ノリアキとも知り合った
チンとも知り合った
高木、ももちゃん、アキちゃん、ゴリ、そしてペー
ショウゴ、和泉、そしてアボルくんとも知り合った

みんなみんな結婚式にかけつけて来た


そんな俺の大切な友達の二人が
10年以上恋人同士だったそんな二人が
結婚するのは
ある意味
俺の青春にもやっとケリがつくようで
祝う他に何にもない程
おめでとう


野球部の
細川、小林、嶋田、鴻巣も
かけつけて
懐かしいはずの顔、顔、顔、顔が
リアルにここにあった



教会での結婚式
ただでさえ教会はステンドグラスがあるのに
涙が出てしまい
目の前メチャクチャキラキラ光っているじゃね〜か
コノヤロ〜


神聖なる時


メチャクチャキラキラ光っているじゃね〜か



かっこいいぞテッペル
奇麗だぞトモッカ


赤いジュウタン
花びらが舞い


教会の横のレストランでの披露宴が始まった


音楽があふれていた披露宴
愛情があふれていた披露宴
仲間たちであふれていた披露宴


俺はほとんど何にも食べれなかった
だが
心は満腹だった


緊張してた


仲間達が演奏した後
追い打ちをかけるように
俺は最後に唄う事になっていた


2曲唄う事になっていた

それは自分の為でもあった

テッペルも自分自身を見たガッタ
トモッカも自分自身を見たガッタ
みんな自分自身を見たガッタ

みんな自分自身を持っていた
みんな自分自身を捜してた
みんな自分自身を無くしていた
みんな自分自身を保っていた
みんな自分自身を壊してた
みんな自分自身をけなしてた
それでもみんな自分自身を愛していた

だから互いに会うのが照れくさく
だけど会うだけで言葉は必要なくなり
笑顔が産まれる


そんな友達の前で


バンド解散してから
一緒に演じていなかったテッペルと
10年ぶりに一緒にやった

テッペルがエレキギター弾いて
俺はマイクを持って
俺たちにとって大好きな曲をやった


演奏の前に

祝辞を述べた

「久しぶりに二人で一緒にやりたいと思います。」
と言った

俺たちを狂わせる拍手が起きた

「テッペルくん準備は良いかい?
 トモッカちゃん少しテッペルくんを借りるよ」

テッペルのギターが語りはじめた
俺は目をつぶって息を吸った



唄いだす以外
何にもない


この瞬間が
いとも簡単にやってきやがるこの瞬間に
感謝する瞬間もない程、勝手に口が動いていた


テッペルのギターが
その情景を映し出していたんだ



「夜の散歩道をしないかね」詩・曲:忌野清志郎


窓に君の影が揺れるのが見えたから
僕は口笛にいつもの唄を吹く

奇麗な月だよ
出ておいでよ

今夜も二人で歩かないか


窓を開けて君の
ためらうような声が
僕の名前呼んで何かささやいてる

奇麗な月だよ
出ておいでよ

今夜も二人で歩かないか

今夜も二人で













二人でやり終えた後
またも、俺たちを狂わせる拍手を
聞いているのかいないのか
おかまいなしに俺たちは握手した



そしてテッペイとの時間がおわり
俺は一人になってしまった



テッペイとは
全然昔の友達という感覚がない事
今もこれからも刺激し合える
俺を見てて欲しくて互いに見守ってあげられる
友達であることをしゃべった



ギターを指で弾きながら
改めてテッペイが自分の中で大きな存在だった事に
気付いた事を伝えながら、そっと唄に入った



「乾杯」詩:曲 長渕剛


固い絆に思いをよせて
語り尽くせぬ青春の日々

時には傷つき
時には喜び
肩を叩き合った
あの日

あれからどれくらい
たったのだろう
沈む夕日をいくつ数えたろう

故郷の友は今でも君の
心の中に居ますか

乾杯

君は人生の大きな大きな舞台に立ち
遥か長い道のりを歩きはじめた

君に幸せあれ


明日の光を体に浴びて
振り返らずに
そのまま行けばよい

風に吹かれても
雨に打たれても
信じた愛に背を向けるな

乾杯

君は人生の大きな大きな舞台に立ち
遥か長い道のりを歩きはじめた

君に幸せあれ


乾杯

君は人生の大きな大きな舞台に立ち
遥か長い道のりを歩きはじめた

君に幸せあれ


君に
幸せ


あれ






「固い絆に」って唄いはじめた時
ドッと湧き起きた声で
あっ、これで良かったって思った

だれもが二人を祝いたい
ただそれだけの中で

心を込め
気持ちを放ち
オマエに届くよう
オマエに届くよう
唄うだけだった



もう
涙は全く出なかった



初めて人前で乾杯を唄った


良い唄じゃね〜かコノヤロウ〜って思った


野球部の仲間から
「田村の長渕を久しぶりに聴いたよ」って言われた


俺も久しぶりだった


この唄の良さを教えてくれたのは
この日に近づく日々だった


テッペル
トモッカ







おめでとう











2次会が始まるまでの2、3時間
野球部の仲間と過ごした


その時
随分とたくましくなった富田も来た


まだ午後2時を過ぎた頃だった



空きっ腹だった



そして
2次会が始まるまでの2時間ばかしの間に
どうやら
タンタカタンを沢山飲んでしまったようだ



2次会になれば更に野球部の連中が来る事に
なっていた


ヒッさしぶりに野球部の連中と2次会で
会いたかったが















すでに記憶がなくなっていた









2次会の事は殆ど覚えていない




3次会の事も殆ど覚えていない



4次会の事も殆ど覚えていない




どうやって家に帰って来たのかも
全然覚えていない





もっと野球部の仲間と
ひっさしぶりにしゃべりたかった


あのデカチンともしゃべりたかった



あのデカチンもいろいろあるらしい




だが
どうしようもなく記憶が飛んでいる











それでも
口ずさむのさ








今夜も二人で





あ る か な い か










って






そうすると





あの日の
結婚式の
幸せな時間や
友達の顔や
いろんな事が
蘇ってきて



すぐそばに
仲間がいるような気がしてしまうんだ






2006年11月11日(土)

N



11月ともなれば



11月ともなれば オマエを連れて見渡す限りの
芝生の上に寝転んで 抱きしめたくなる

ごめんね ごめんね 少し笑っちゃうけど


寒い冬が来る前の 素直な青色か白か
ニコニコ いい顔してる それで良いんだよ

寒い冬も良いけど 暖かくなるからね


11月ともなれば オマエを連れて見渡す限りの
芝生の上に寝転んで 抱きしめたくなる

ちっちゃな学園祭 でっかい声 張り上げて唄ってた
その時からずっと 勘違いばかりだが それがまた
値打ちだね 前しか見てないね


お〜い 手をつなごうか お〜い 手をつなごうか


寒い冬が来る前の 素直な青色か白か
ニコニコ いい顔してる それで良いんだよ

寒い冬も良いけど 暖かくなるからね

お〜い

11月ともなれば オマエを連れて見渡す限りの
芝生の上に寝転んで 抱きしめたくなる






NNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNN




あっという間に10月が終わった


来年の1月が終わる頃
いろいろ無事に終わっていると
いい


複雑な思いは
自分の内に溜め込んで
いつか粉々に砕いてしまえばいい



仕事で
ドタバタしながら
アクセクしながら
だけど
毎日
楽しいよ
悔しいよ




10月、11月、12月の3ヶ月は
目まぐるしく忙しくなるけど



それに加えて今年は仕事で普段は暇な時期も
いろいろスッタモンダがあって
一時はどうなる事かと思ったけど




来年の1月が終わる頃には
きっと
良くなっている



































明日

てっぺいとトモカちゃんが結婚する





















泣いちゃうかも









二人を


祝いたい



その一心で













2006年11月03日(金)

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