2004年08月19日(木)
うOO パイ - トウショウ



タイトルちょっと怪しいですね。

さて、日本から出張者の方がたまにインドに来るのですが、その際に現地社員の皆さんへどうぞ、とかいってお土産をもってきてくれます。現地の社員にまで気を遣って下さって非常にありがたいことです。

お土産にはいろんなのがありました。せんべいとか、チョコとか、クッキーとか・・・・。

しかし、何故か一番多いのが、

輝ける うなぎパイ 

別に輝かなくてもいいですけど
知ってのとおり浜松名産の夜のお菓子です。

浜松では、うなぎパイのキーホルダーまで売っているようで、
かなりの人気というか販売に力が入っているようです。

これまでうなぎパイを3度もらいましたが、そのうち2度は、

トウショウ: 「これってうなぎの粉が入っているからノンベジですよね。ここにいるスタッフのほとんどは食べれませんよ。」

上司:「あ、そうかぁ、じゃあ二人で食べちゃおうか」

と二人で山分けにしました。

しかし私も毎回

「これってうなぎの粉が入っているからノンベジですよね。ここにいるスタッフのほとんどは食べれませんよ。」

などといちいち上司にいってられないので、

一度すっかりいうのを忘れていたところ

お茶タイムに皆にうなぎパイを配ってまわる”お茶くみその1”を発見しました。

(トウショウの会社で、常にお茶作り担当の人と朝の10時半と昼の3時のみにお茶をもってくる人がいます。前者をその1、後者をその2としておきます。ちなみにその2はローテーション制です。どうでもいいことですね。すみません。)

しかしみんなうなぎパイの異常な長さをみてびびってしまい、手をつける前に、

「トウショウ これってノンベジなのか?」

と同僚が聞いてきました。

「あの、魚の粉とか入ってるんでノンベジだと思いますけど・・・」

と答えて事なきを得ました。

その後、“うなぎとは何ぞや”と話が展開して

へびのような絵を描いて、これが”うなぎだー”というイメージを彼らの脳裏に焼き付けておきました。 
絵を見て、ゲーって感じでかなりグロテスクなものに映ったようです。

2度とうなぎパイを食べようなどと思うなよ・・・・。

あまったうなぎパイは私が食べました。ははは。

そんなある日、たまたま出張者がもってきたうなぎパイが上司の手に渡り、私も忙しくてすっかり上司に例の忠告するのを忘れてました。

3時のお茶タイム・・・・
通常この時間は“お茶くみその2”の担当ですが、何故か”お茶くみその1”がおもむろに傍にやってきて・・・

”お茶くみその1”:「トウショウ・サーハブ どうぞ」
(サーハブ=目上の人や地位が高そうな人につける尊称、私は全然偉くありませんが)

なんだ、また仕入先のくだらないニュースレターか、 
と・・ふと彼の方を向くと手には”うなぎパイ”が・・・。

トウショウ: 「お、うなぎパイか、ちょうどお腹がすいてて・・・」

て、そうじゃないだろ。ふと周りをみるとみんなすでに食べてるじゃないですか・・・・。

しかも私のすぐ真後ろの席は・・・バリバリなヒンドゥー教徒だし・・・・。

トウショウ:「やば、もうみんな食べちゃってるよ。食い意地貼りすぎなんだよ」(他人のこといえないけど)

プルルルルル

突然 内線のベルが 

トウショウ:「ハロー」

シャルマージー:「トウショウ、これノンベジ?」

もう後ろの人は食べ始めちゃってるよ・・・まずいよ・・・ここでノンべジとはいえん・・

トウショウ:「はっ?ああ、これね。これベジだよ。ベジに決まってるじゃん!」

ガチャ。

たかが“うなぎパイ”ごときで電話するな・・・・。


すると

「トウショウサーハブ! トウショウサーハブ!」

「ちょっとこっちへきてください。」

遠くから呼ぶ声が・・・・

格上の同僚その1:「これ・・・どういう意味?」


どれどれ・・・

"A Snack for night"

・・・・・・

英語で書くなよ・・・うなぎパイ・・・



格上の同僚その2:「つまり・・その・・元気のでる何かが入っていると!そういうことでしょ!」

おまえ、むっちゃ嬉しそうじゃん・・・

トウショウ:「あ、あのですね。ガーリックがたっぷり入っているみたいで非常に元気が出るとそういうことですよ。はっはっはっ」

って、これじゃバレバレだな・・・・。

格上の同僚その2:「なっ、いっただろ。ガーリックが入っていて元気になるんだよ」


単純な攻撃でよかった・・・。



しばらくして、現場の人が上がって来て

アキル:「なんだよ、事務所の人だけでビスケット食べたのか。ずるい。」

トウショウ「は? ああ、それね。」

どうでもいいけど、他人のゴミ箱からわざわざ袋を拾うなよ。

アキル:「これ、ノンベジ?」

トウショウ:「いやいや、ベジです。ベジです。」

アキル:「これまだあるじゃん。後でみんなで食べようよ」

人がもらったお土産袋を勝手にあけるな・・・・・。

もうどうでもいいけど。

ていうか、電話番号とかは完璧に覚えてるくせに、絵まで書いて丁寧に説明したうなぎのグロさを忘れるな。

でも、もういえないですね。ノンべじだってことは・・・口が裂けても。 

うなぎパイ、恐るべし。って恐ろしいのはトウショウかも。


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