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2005年06月28日(火)
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むしむし |
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蒸し暑いですな。 昼間、窓を開けて仕事してたらTシャツがシースルー気味になるほど汗を大量にかき。 シャワー浴びて出てきたら滝のように汗をかき。 根負けして夕方16時からエアコンをつけましたとさ。
昨夜のこと。 寝る前のトイレに行く為に1階に降りた。 最近、寝る前にDVDを観たりして3時から4時就寝という夜更かし生活。 昨日(っていうか今朝だけど)も同じく午前3時過ぎだった。 余談だけど、夜中に動く習性がある為に私は音の出ないスリッパを愛用している。 階段の登り降りって結構音がするもんだから、隣の住人に気を使うのだ。 底が布製のヤツって、なかなか売ってないのだが、先日母上に買ってもらったばかりのおニューを今は履いている。 その母上から最近、夏の黒い憎いヤツ目撃情報を聞いていたせいか、階段を降りながら 「昼間は気付かないだけで、うちにも居たりして」 などと夜行性の奴等の事を考えていた。
ラスト2段ということろで、普段は見ないような場所に目がいった。 流しの上の吊り戸棚の側面だ。 普通、降りてきたからには下を見ている。 なのに、やっぱりこれは虫の知らせってやつなんだろうな。 左斜め上を何故か立ち止まって見てしまった。 白い吊り戸棚の側面に何故か黒い物体。 心の中で「マジすか」と呟いて、取り合えずトイレで用を済ませた。 出て来てすぐ、先日購入しておいた○○○○ワイパーを取り出した。 取り出したは良いが、設置するには頭上の黒い物体の下を通らなければならぬ。 ここでも活躍したのが音の出ないスリッパだ。 黒い物体に気配を悟られぬように、物体を睨みつつ流しに近づいた。
近づいた時に何かが違うと思った。 流しの上の電気を点けているだけなので、ちょうど黒い物体の場所は影になってるんだけど、そのシルエットが黒い憎いヤツにしては長細い気が・・・ 取り合えずワイパーを設置して、黒いヤツの死角(だと勝手に想像)から、そっとヤツの様子を伺った。
なんか・・・しましま?羽が長い?
よく見えないので一瞬、メガネを取りに2階に戻ろうかと思ったけど、たかが虫如きにそこまで手間をかけるのはどうよ?と思って止めた。 仕方なく階段方面に戻ってジっと目を凝らす。
あら。よく見たら黒い憎いヤツじゃないじゃん。 良かった良かった。
いや、良くなかった。 黒い憎いヤツなら泡スプレーとか、さっき置いたワイパーが何とかしてくれるだろうが。 黒いヤツならカサコソ動いて気味悪いだけで済むだろうが。 いざとなったら叩き・・・いや、出来ないけど。そういう方法もある。 だけど、そうはいかないのが蜂ってやつだ。
そう。蜂だったのだ。 2cmぐらいある黄色と黒の縞々が綺麗なうぶ毛が無い若干足長系の蜂。 刺されたら痛いだろうなと容易に想像できる蜂。 我が家のどこに、そんなデカイものが入ってこれる隙間があるのやら不思議な蜂。 蜂の世界って白黒なんだっけ?違った? まぁ、ともかく蜂だ。 蜂だけど、どうにも出来ないので寝ることにした。
今朝、恐る恐る一階に降りると同じ場所には、やっぱり蜂。 蜂に遠慮して音を立てないように動く私。音を立てないように窓を開けて父上にお線香を上げて水をかえる私。 取り合えず2階には上がって来ないで欲しいので、階段の登り3段目に蚊取り線香を設置して急ぎの仕事を開始。 蜂に遠慮して、お腹が空いてるのに1階に降りられない私。 けど、そうそう遠慮もしてられない。空腹で手に力が入らなくなってきた。
仕方ないので蚊取り線香を更に持って階段を下りて行くと・・・ ブンブンブン 蜂が飛ぶ♪ 飛んでました。盛大な羽音響かせて電気に止まったり壁に止まったり。 運良く、流しと反対側の壁に止まってくれたので蚊取り線香を傍らに置いて野菜ジュースの準備。 レンジのピピピピピピっていう出来上がり音で参ってくれないかとか。 そんな事を考えたけど、超音波じゃあるまいし有り得ないわな。
仕方ないので逃げ道を作ってやることに。 玄関を少し開けて、暖簾を開けて誘導・・・したつもりだけど無反応。 仕方ないので蜂の真下まで行って蚊取り線香を設置。 少しすると、ブンブン言わせて蜂が玄関に移動。玄関の天井付近に移動。 くそっ さっさと出てけっと様子を伺うけど一向に動かない。
最後の手段。 暖簾に隠れてキンチョールをプシューっ 敵もなかなかのもんで、壁伝い歩いて私の方に向かってきたっ 来たから怖くなって階段に隠れた。 したら、ブインブイン音がしてパタリと止んだ。 止んだので、そっと覗くと蜂がいない。玄関から出て行ってくれた模様。 いないよね?いないよね?と素早く確認しつつ玄関を戸を閉めた。
ということで、多分、蜂は居なくなり。 平和が戻って来た。
うーん・・・年々、入ってくる虫が手強いヤツになってる気がする。 窓開けておくなって事かしらね。
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2005年06月20日(月)
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父の日 |
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土曜日は、母上と見積書等作成用のソフトを買いに近所のショッピングモールへ。 ショッピングモールへ行く前にファミレスで腹ごしらえ。 たいして混んでもいないのに店員が少ないらしく、30分待たされた。 よって、布団干し魔の母上が布団を混まないとっつーことになり。 一旦、実家に立ち寄った。
実家には時々行くが、母上が居ない事が多い為に中には入らない事が多い。 そして我が家には無い体重計に久々に乗ってみた。 ・・・・・・・。 5キロ増加から一歩も引かず維持されている模様。 ガジュツだのゴーヤ茶だの飲んでるのに、なかなか頑固な肉具合。 その5キロは確実に腰から下にしか付いていないという事実をどうしてくれよう。 どうせなら胸とか胸とか胸に付けば許してやるものを。
と、体重にショックを受けつつも父上の仏壇の前に座っていると、布団を込み終えた母上がやってきた。
母: 「このジャケットどう?」
私: 「どうしたの?」
母: 「父の日だからって○○さんに貰ったんだけどさ」
私: 「貰ったって父上着れねーじゃん(笑」
母: 「違うわよ。コーちゃんによ」
私: 「へー」
全くもって度肝を抜かれた。 父の日って娘に言うからには、普通は父上以外に無いだろうが。 大体、そのコーちゃんとやらは他人の父親じゃねーか。私の知ったこっちゃねー。 と、後からブツブツ心の中で唱えた。 言われた時は、全く何を言ってるんだろう?この母親は?と唖然としちまったもんで。
夜、店に行くと入れ替わりに母上が仏壇用の花を買いに行った。 母上は父の日の日曜日は姪っ子が来るとかで八景島に行くという。 私は墓参りに行くさ。と言っておいたら、私の分の花も買って来てくれた。 菊の花束。 「菊が一番花持ち良いのよ」と母上は言っておった。 そんな事は知っている。知っているけど、父上は菊が嫌いだった。 だから私は毎回わざと菊以外の花を持って行くんだが。 母上が買ってくれたので文句は言えない。
店が終って、それぞれの車に行く時に母上が言った。
「お父さんに宜しくね」
普通に聞き流せる会話というか、墓参りに行く娘に対して別に普通の言葉なのだろう。 なのだろうが、ふと私は思った。 父上は墓にいるらしい。と。 仏壇にというか実家にはいないらしい。
日曜日、墓参りに行った。 紫陽花が満開で、お寺の人が花の無いお墓全部に紫陽花を挿しておいてくれてた。 ちと枯れている気がしなくもないが、せっかくの御好意なので捨てずにおいた。 お隣のお墓を見たら、前日に母上に持たされた花束とお揃いの花が供えてあった。 どうやら、ご近所の墓参りご用達の花屋らしい。 1時間ほどかけて墓を掃除して帰宅。
帰宅したと同時ぐらいにYからメールが。 欠席なので忘れていたが、Sの結婚式だった。 「飲むしか無いって感じ」とのことで。行かなくてゴメンよ。 そのYは、結婚式後に実家に父の日に行くと言っていた。 火曜日にお父様が2回目の手術だとのこと。 父上と同じ病気だから人の親ながら心配になる。 Yには親孝行してきてくれと返事をした。
ワイドショーで話題の某兄弟を見ていると父上を思い出す。 眠りつづけてた父上が喧嘩の声に目を覚まし怒ったのを思い出す。 どこでも似たような事があるもんだ。 父上は母上だけが心配だと申しておったが、何処の誰よりも母上が一番逞しいっつーことに気付いてなかったんだな。 今頃、母上の様子を見てビックラしてるに違いない。 父上も、まだまだだったんだな。
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2005年06月15日(水)
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人嫌い |
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昨日、あまりにもダルい為に店を休んだ。 母上には昼過ぎにメールで「今日は行かないよ」って連絡しておいた。 ゆっくり横になりつつ返却予定のDVD消化を・・・と思ってたら、何やら見積だとかで時間が過ぎていき。 結局、DVD観始めたのは19時。
本当は月曜日の夜に母上が持って来てくれた求人広告を見て、昨日はバイトの電話をかけようかと思っていた。 だけど、あまりのダルさに断念。「今日これから来て下さい」って言われても行く気が起きないだろうと思って。 で、今日は復活したのに朝から雨がジャカジャカ降ってて、やっぱり電話せず。 実は先週も求人見つけて迷いに迷って一件電話したんだけど。 かけたのが土曜日。当然の如く受付終了。 そりゃそうさ。1週間も誰も決まらない所なんか、逆に嫌だもんね。
っていうか。 食うには困らない。困らないけど、本当に食うだけで余分が無いので働こうと。 その程度の勢いが、そもそもの敗因。 プラス、人が本気で探し出すと何故か見積が来る。 取らぬ狸の皮算用で「これが来たら働かなくても」状態に・・・の繰返し。 一応、手に職の部類に入るんだから、それ系の派遣でも行けば良いのに近所で時給850円とかのバイトを探すのには理由がある。
まず、家での作業になるべく支障をきたさない方が良い。 だから、丸々平日昼間8時間労働長期は却下。 ならば短期で派遣に・・・ってのは分かってる。 分かっているが通勤時間が惜しい。 っつーのは、電車に乗っての通勤となると近場でもナンダカンダと45分くらいかかる田舎にいるせいで、つい時給換算しちまう癖がついてるからだ。 ついでに、家にいたせいでOL服がタンスに山程あるのに、どれも古くて着る服が無い。 ジーンズOKの職場かどうかなんて、行ってみなけりゃ分からない。 もっとついでに、外に出れば外食代もかかるし化粧代もかかる。
だから近場のパートのおばちゃんが一番良い気がする訳だ。 夜からのバイトは幾つかあった。でも、ここで更にもう一つ躊躇するのは夕飯だ。 母上の店での夕食が食べれなくなる。 昨日、行かないメールをしたというのに今朝になって母上から返事が来た。 すっかりメールを見てなくて、店には母上が弁当箱に詰めてきてくれた夕飯が冷蔵庫に残っていた。 こういう日に限って私の好物が入ってたりして。 やっぱりメールじゃなくて電話すりゃ良かったなと激しく後悔。 「来ないの?」という電話一本かけてこなかった母上。 遅いなと思いながら、仕事忙しいんだろうと思って待ってんだべな。
待たれるのは何よりも苦手だ。 苦手だから習慣にすまいと思ってたのだけど、楽さ加減で毎日の恒例にしちまった自分が悪い。 母上の一ヶ月の食費が10万とかってーのは大袈裟でも何でもなくて。 私が一因であることは間違い無いべ。
先週だか先々週。 例の常連グループの中の男性二人が店に来た。 一人は奥さんと一緒に来る男性A。一人は独身男性B。 その独身男性は恋人募集中らしい。 厨房に篭ってる私を余所に、どうやら男性Aと「娘さんはどうですか」話になっていたらしい。 どうですかも何も、男性Bは6歳ぐらい下らしい。ってか本人の好みはどうなんだって話だ。 母上曰く、「あんたは独身で通ってるから」とのこと。 通ってるも何も独身ですが。 更に母上曰く、「そういう話がある内に縁を見つけないとね」だそうで。 確かに私は独身ですが、相手を探してるとも言っておりませんが。
男性Aが私の仕事は何だと聞いて来たので、適当にパソコンで作ってるとかって答えた。 「家で出来る仕事なんですか?」と聞くので 「誰にも会わなくても出来るんですよ」と答えた。 すると、母上が
「この子、人嫌いなのよ」
などと言い出した。
母上は、本気で私が人嫌いだと思ってる。 否定はしない。大勢の中にいると疲れちまうっつーのは本当の事だし。 一人で出来る今の仕事が大好きだっつーのも事実だし。
でも、それと「人嫌い」は違う気がするけど、どうだろう?
「人が好きなら外で働いてるでしょ」
と更に母上は勝手な説明をしてたけど。 外で働かなくなったのは、独立するのが私の夢であり。 それを出来るだけの資金とツテが手に入ったから実現できたってだけだし。 満員電車に揺れて都内まで往復2時間以上っつー時間は物凄く無駄だという考えだったし。 確かに救急病院駆け込みやらの胃痛が無くなったのは家に引篭もってから。 だから外で働くっつーのがストレスだったのは認めるさ。 認めるけれど、本気で人嫌いならOL12年もしてらんなかったと思うが、どうだろう。
母上は私に接客業も無理だと申すが(っていうか家族の誰もが思ってそうだけど)、現に高校時代のバイトはウェイトレスとレジで立派に接客業であり。 更には転職した中にはインストラクターもあったりして、人嫌いは選択しない職業じゃないかと思ったり何かして。 っつーか、その前に。 母上の店の開店当初、私は色んな友達を連れて店に行っており。 大勢の集まりに行ってたのも、しょっちゅう出かけていたのも知っていたハズで。 決して人嫌いには有り得ない行動をしていたと思う。
母上の人嫌いの定義がイマイチ掴めていないが。 親の前で無愛想なのは、あくまでも家族だからなんだと気付けよと。 家族の前で愛想良くすんのは気恥ずかしいんだと気付けよと。 店にスッピンで行ってるから客前にあまり出たく無いんだっつー事にも気付けよと。 もっと言えば、5年前から行動的になって交際範囲が広がった母上と正反対の行動に出た私に気付けよと。
まぁ、いいさ。 何も見てない、気付かないのが母上らしいっちゃぁ、らしいから。 その鈍感さも含めて母上だから面倒でもあり楽でもある訳だから。
でもさ。 娘を人に売り込もうとするのに 「人嫌いなのよ」 って言ったらマイナスにしかならないと思うんだけど。どうだろう?
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2005年06月04日(土)
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ミステリアス |
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今週はお客さんがメッキリ少なく。 母上と「夕飯食べに来たようなもんだな」と言う日々。 っていうか。 ハナから私は「ただ飯喰らい」目的であって店の手伝いは勘定に入れてませんが。 なんて言ったら怒られるべな。
さて、そんな週末に常連さんがやってきた。 近所の某所にお勤めの同僚グループ8名ほど。年齢は20代なんだろうと思われる。 母上のことを慕ってるらしく「おかーさん」と呼ぶ。 何を頼むにも側に私が通ってても「おかーさん」と呼ぶ。 「おかーさん!ビールおかわり!」と厨房の母上に向かって叫ぶ。 だから私は素通りする。おかーさんに何でも運ばせることにする。
このグループは奥さん連れも二組ほどいるっぽい。 その中の一組は子連れで来る。もうすぐ1歳だという赤ん坊。 基本的に夜の酒を飲む席の子連れはどうかと思う。 思うが他人事だから知ったこっちゃない。 が、その子供のお守りを母上が担当することが多々ある。 親はノンビリ飲める訳だ。 「おかーさん!ヘルプ!」などと母上を呼びつけて赤ん坊を渡す。 母上が赤ん坊を「お姉ちゃんいるかなー」と言って厨房に連れてくるので、仕方ないから一緒に遊ぶ。 そこで「おかーさん」とオーダーを頼まれると子守り交代。 我姉妹の子供4匹を高校生の時から抱っこしてきたので、赤ん坊の扱いは慣れているっちゃー慣れている。
しかしながら、店で母上が他人の赤ん坊をあやすのを見るまで母上が子供好きだとは知らなかった。 しかも、あやすのが上手い。 でも、ふと思い返せば母上がまだ母上になる前に遊んでもらった記憶が微かにある。 母上になった時からの印象で刷りかえられてしまったけれど、昔から子供好きではあったのかもしれない。 常連グループも母上の赤ん坊扱いには大絶賛していた。
「おかーさん、扱いが上手いよね」 「やっぱ、年季が違うよね」「赤ん坊育てたキャリアが違うもんね」
口々に褒め称える。 それを厨房で聞いてる私は、ちょびっとニヤける。
先日来たお客さんは、孫のいるおじいちゃんだった。 2-3回来てるんだけど、なにやら母上にモーションをかけている(笑 一緒に旅行に行こうとか本気で計画を立て始めてるっぽい。 それをノラリクラリとかわす母上。飲み屋のママじゃないんだから口説くなよ。 そのお客さんと母上の会話。
客:「孫は可愛いもんだよ。奥さんも娘さんに孫が出来たら可愛いと思うよー」 (娘の私と母上を幾つだと思ってるかは不明。) 母:「そうですねぇ」 客:「絶対そうだよ。楽しみだねぇ」
思わずニヤっと笑った私と母上のおじいちゃんが帰った後の会話。
私:「孫はもう大学生だと言ってやればいいのに」 母:「いいのよ。適当に言っておけば」
こんな感じで、母上は適当な受け答えが案外スラっと出来てしまう人間だということも最近知った。
常連グループとの会話は、「キャリアが違う」で一旦終ってた。 これ以上の追求はすべきじゃない。 だのに、数十分後に唐突に一人が質問した。
客:「おかーさんは何人子供生んだの?」
母:「私?私は子供産んでないのよ」
しばし、微妙な沈黙。 厨房でニヤける私。 何の悪意もなく、当然のこととして聞いたお客さんの気持ち的には 「こりゃマズいこと聞いちゃったかな」 というのが正直なところかもしれない。
この空気をどうするのか、ちとワクワクして待つ事数秒。
客A:「ミステリアス!おかーさんはミステリアスな女性だ!」
お客さんAが叫んだ。それに反応して口々にミステリアス、ミステリアスと、まさに意味不明。 ここで終れば厨房でニヤけてた私も「なるほど。上手い誤魔化し方だな」と感心したものの続きがあった。
客B:「じゃぁなんで、おかーさんは赤ん坊あやすのが上手いの?」
Bよ。お前、空気読め。頭悪っ! それに対して母上の答えは「色々育てるにもあるのよ」みたいな感じだったかと。
そこでまたお客Aが「ミステリアス!」と叫び。 一同「ミステリアス!」の連呼開始。
「いやぁ、いいねぇ。ミステリアスなおかーさん」
という締めくくりで終了。
このグループ。文章の端々から滲み出てると思うけど好きじゃない。 他のお客さんがいても、お構いなしに大声で騒ぐし。 別のテーブルに荷物置いてお客さん来てもどかそうともしない。 当り前のように聞きもせずに店の物を動かすし。 言い出したらキリが無い、そういう無神経さが私をピキピキさせる。
でもね。「ミステリアス」と咄嗟に叫んだキミ。 顔は見てないので誰か分からないけど、キミだけは何となく好きになれそうだよ。
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2005年06月02日(木)
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バナナ |
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先日、某所でも呟いたけど。 高山バナナが良いらしい。 高山っつーのは山の名前じゃなくて、高い山のバナナね。
私の目は、午後になると赤目になる。 物凄いドライアイが原因なのだろう。 目医者で言われたのに目薬を続けないから、仕事が暇でも治らない。 が、先日とある番組で白目に問題があると血がドロドロっぽいっつーような情報を見てしまった。 ちと記憶が曖昧だけど、血走ってる感じとか黄色いのとかは良くないそうだ。
でだ。ドライアイだドライアイだと思ってはいたけど、もしや・・・という気になった訳。 ということで、血液が綺麗になる効果が高いというバナナを母上に所望。 「高い山で採れたバナナを買って来てくれ」と。 すると、「そんなの見たこと無い」と却下された。 却下されたが、目につくとバナナを買ってきてくれるようにはなった。 その度に、「これはどこのバナナだ」と尋ねる私に「普通のバナナだ」と答える母上。 やはり、欲しいバナナは自力で探すしかないようだ。
と、ここ数日バナナが途切れてた。 一昨日になって母上が得意げにバナナあるわよ。と言う。 見ると、1本だけのバナナ。母上にしては房ごとじゃないのは珍しい。 聞くと「フィリピン産バナナ」だと仰る。 更に、それをバナーナバナーナと言いつつ食べ終わった私に「味が違うでしょ?」と得意げに聞いてきた。
正直、味は違わない。 それに私の望むバナナはフィリピン産では決してない。
さて。 本日、母上が祖母の見舞いに行ってきたそうだ。 「お婆ちゃんどうだった?」と聞くと、更に小さくなっていたそうだ。 話し掛けてもボーっとして宙を見てる感じが多いそうだ。 そんな中で、祖母が発した言葉は
「バナナ一本食べたい」
だったと。 ボケてても意識はある。喋りもする。だけど、ご飯は食べさせてもらえない。 なんで食べさせちゃいけないんだろうね。 喉に詰まるから?もう消化できないから? 祖母は、既に個室にいるという。 個室にいるってことが何を意味するか知ってたりするのが無性に嫌だ。
母上が何だかんだと10分程度病室にいて帰る時に 「じゃぁね、お婆ちゃん、また来るね。バイバイ」と声をかけると 「気をつけてな」と祖母が言ったという。 親戚の叔母ちゃんに話すと「まさか」と言ったらしいけど、母上の聞き間違いってことはないだろう。 偶然かね?としきりに母上は私に聞いて来たけど、「何の点滴?」「ご飯」というのとは違って、これは分かってて答えたのだと思うのだよ。
きっと祖母は時々ちゃんと分かっているんだと思う。
お婆ちゃん。本当にバナナが食べたいんだろうなぁ。
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