かなしくおもうのは
手を伸ばしても 誰にも届かず
声のかぎりに叫んでも ひとりとして振り向かず
そう感じてしまうから
でも そう感じたりおもうのは ただのひとりよがりな気持ちであって
ホントは届いていて 振り返ってて でも同時に 関心はおもうより稀薄で
ただもっと気楽にすればいいところを そうできずにいるボクだから
求めてしまうのです
あの頃には戻れないけど たしかにおなじ手触りを覚えたんだ
忘れかけていたあの頃のこと ふとしたことで おもい耽っていた
ジグソーパズルのピースが足りなくて 完成しないような感覚
記憶の断片でしかないから あの頃には戻れないけど
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