きみはボクらの宝物
小悪魔研究所



 サプライズ!

本日の担当:SHY

 「悪いんだけど、一緒にお出かけしてくれる?」
 いいよ、とSizは答えた。
 その言葉に「仕方ないなぁ」というニュアンスが含まれているのを私は見逃さない。
 車に乗って、走り出す。
 そんな始まりの外出だから、Sizは最初から外様を決め込んでおとなしいものだ。
 どこへ向かうのか、何の用事なのか、確かめようともしなかった。



 Sizが反応したのは葛西臨海公園の観覧車だった。
 夏休みの想い出からそれを引っ張り出し、急に元気になる。
 だが、情報の連鎖はまだまだ甘い。
 「また乗ろうね〜」という展開はあったものの、そこまで。
 観覧車が後ろへ消え去ってからは、また無関係なお喋りに戻ってしまった。



 ナビ上に表示されたディズニーランドのマークに気づいたのは、もう到着する直前だった。
 駐車場の入口で「でぃずに〜らんど〜〜〜?」とめろめろに溶けた風に笑う。
 今日は君のことをびっくりさせてあげたかったんだ、と言葉にはせず私はかわりに彼女に向かって親指を立てて見せた。



 天気は悪かったし、パレードも中止だった。
 だが、Sizはスター・ツアーズを楽しみ(かなり引きつっていたけれど)、スペース・マウンテンを体験し(こっちはもう2度と乗らないと言わんばかりだが)、一番楽しみにしていたミッキーとの握手も実現して(今回は蒸気船ウィリー)、とても満足そうだった。
 自分のためのお土産は毎回風船で、今回もしっかり紐の端を握りしめてパークを後にした。



 翌日。



 Sizが楽しそうにお絵かきをしていた。
 最近は絵を描いて、それに字を書き加えるのが流行りのようだ。
 「楽しかったねー」彼女は鉛筆を走らせながら言う。
 私は完成間近の作品に目を剥いた。

↑投票ボタンです

2004年11月25日(木)



 お笑い一直線

本日の担当:ユキリン

Rinはお笑い番組が大好きだ。
いま第何次かのお笑いブームらしく、
お笑い番組がやたらと多い。
私も銀吟もけっこう好きなもんだから
見てたりしたら、
Rinはすっかり色々覚えてしまった。

流行りのギター侍。
「冬のソナタ〜♪……残念!!」とかって
ネタまで覚えて披露してくれるRin。

子供番組に出てくる「いつもここから」。
この人たちも大好き。
彼らのネタ、バイクに乗るジェスチャーをして
「ばかやろー、こんにゃろーめ」も
もちろんRinの持ちネタになった。

その他、ヒロシさんとか、青木さやかさんとか。
テレビに出てるとすっ飛んでくるのだ。




↑投票ボタンです

ドラマ見たことないんだけどね。

2004年11月22日(月)



 返品です

本日の担当:SHY

 「あんっ!」
 トイレの中から色っぽい声がした。
 何事かと駆けつけると、Sizが困ったような顔。
 どうやら用を足している最中にウォシュレットのボタンに触れてしまったらしい。

↑投票ボタンです

 ...ばっちいな。
 面白すぎるぞ、Siz。

2004年11月18日(木)



 パパはおいしい?


本日の担当:銀吟

昨日のユキリンの日記にも書かれていたが、
このところGakuのおしゃべりが少しずつ
上達している感じだ。何と言うか、自分の
感情を徐々に表に出せるようになってきた
とでも言ったら良いのだろうか。

そしてやはり嬉しいのは何と言ってもボクに
向かって『パーパ』というところ。まあ、
その言葉を正しく認識しているかどうかは
正直言って、ちょっと怪しい。が、例えば
ボクが外から帰ってきたのを見るなり、
『パーパ』といってニコッと微笑むGakuを
見ると、どうしても顔がほころんでしまう。

パパはママと違って、四六時中べったり、と
いうことが無い。Rinの時も思ったことだが
言わば“おいしいとこ取り”なのである。
だからわが妻、ユキリンよ。
そんなにひがまないでくれ。




↑投票ボタンです

それが苦痛とわが妻は言うが、実を言うと
パパはちょっと寂しいのである。







2004年11月16日(火)



 我が家の王子様

本日の担当:ユキリン

このところのGakuは歩くし食べるし、
少々だけどおしゃべりみたいに
何か言葉を発している。
赤ちゃんから子供に変身したようだ。

我が家の面々(Rin含む)は
すっかり彼に夢中なのであった。
Rinは手をつないで歩けるのが嬉しいらしい。
ジジは飛び込んできて抱き付かれるのがたまらないらしい。




↑投票ボタンです

Rinもそうだった。
なぜか最初は「ママ」ではないのです。
ママ、悲し…。




2004年11月15日(月)



 時限スウィート・タイム

本日の担当:SHY

 「パパ、だ〜いすき」
 どこで覚えたのか知らないが、突然Sizがやってきて頬にキスをしてくれる。
 絵になる親子の瞬間かどうかは別として、まあ悪い気はしない。



 「おおきくなってもちゅーしてくれる?」
 「うん」
 私が訊ねると、Sizは力強く頷くのだった。

 「誰かとラブラブになってもちゅーしてくれる?」
 更に私は訊ねる。

↑投票ボタンです

 ...ああ、そうかい。
 父親なんて、そんなもんさ。

2004年11月11日(木)



 お母様とお電話。

本日の担当:kina

 昨日はお友達と遊んでいて負傷。
 今日はテラスですっころんで負傷。
 その前は花壇前で転んで擦り傷。
 この前は午前中に一輪車の子にぶつかって、午後はドアに激突。
 
 どれもこれもSizの不注意だったり、子供同士なのだしそういうこともあるさという程度の傷なのに、毎回毎回先生に言われてしまう。
「すみませんでした」

 他に言いようもないのかもしれないけれど、先生のせいってわけじゃないんだし、なんだかこっちのほうが申し訳なくなってしまうのです。
 
 でも、相手のお母様から「すいません」と電話をいただくのもとてもとても心苦しいのでした。
 どうかどうかSizがよその子に怪我させたりすることがないように。



↑エンピツ投票ボタン
 
 
 あああ、もう何度もそんな電話をかけているのでありました。
 
 

2004年11月10日(水)



 かわいいからつい・・・

本日の担当:ユキリン

Rinは素直というか、
なんでもかんでも真に受ける。
なので冗談が通じない。

例えば「ママ疲れた、死ぬ」とか言いながら
ぱたっと倒れる真似したりすると
「ぎゃ〜、いやだーーー、ママー、死んじゃいやだー」
泣き出さんばかり。

反応がかわいいので
ついつい私もからかってしまう。
あ、これってちょっといじめかも。

お友達も同じようで
「がおー。怪獣だぞうー!」
なんて言いながらRinを追っかけまわしてる。
「きゃ〜助けて〜」って本気で逃げるから
相手も喜ばしいわけだ。

そのお友達のお母さん達に
「Rinちゃん、そんなの無視してればいいの。
 そしたら追っかけられないよ」とアドバイスされても
意味なし。相変わらず涙目で逃げ回るRin。


さてさて先日
ずっと心待ちにしていた遠足があって
Rinは動物園に行ってきた。
どうもオオカミさんがお気に入りになったよう。

そこでついつい…
「Rinがオオカミさん大好きならさ、
 来年はひよこさんとうさぎさんだけじゃなくって




↑投票ボタンです

どうしてこんなブラックな母から
こんな娘が生まれてきたのか不思議…。

2004年11月09日(火)



 憧れの結婚式

本日の担当:SHY

 義弟(kinaの弟)が結婚した。
 Sizにとっては初めての結婚式参列だ。
 綺麗なチャペルや披露宴会場に圧倒されつつも、そこはさすがの外ヅラ女王...お行儀よく、おしとやかに振る舞っていた。
 そして、Sizが大好きなりえちゃん(17歳)が今回はエスコートしてくれている。
 ※りえちゃん=kinaの父の姉の孫...だからSizにとっては三従妹

 それはもう、ご機嫌なのだ。
 ヘアメイクはしてもらえるし、普段憧れてやまない化粧もしてもらえるし。
 お嬢様ライクな服を着られるし、ネイルアートもしてもらえるし。
 ご馳走は次から次へ出てくるし、飲み物は飲み放題だし。
 普段は女王様(らしい)のりえちゃんが、Sizのことを立ててくれているし。



 さて、そんなSizだが実は緊張していたのだった。
 何故って新郎新婦にプレゼントをする役を仰せつかっていたから。
 ことあるごとに私のことを呼び寄せて「自分の出番はいつなのか?」と繰り返し聞いていたことからも、常に気になっていたのだと思う。
 だが、全員の注目の中、無事に2人の前まで行って「おめでとうございます」の挨拶もできて、プレゼントもきちんと渡せて。
 お役目を終えてからSizがどう思ったかはともかく、親は大喜びだ。



 これから先、Sizは何度結婚式に参列できるだろう。
 何度目の結婚式がSiz自身のものなのだろう。

↑投票ボタンです

2004年11月04日(木)
初日 最新 目次


My追加