窓のそと(Diary by 久野那美)

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2011年08月11日(木) 「私は、唄うことしかできません。

だから、唄います。」

と言って、傷ついたひとのために唄おうとするひとが私は苦手だ。
だから・・・・ってなんだ?

もし、その唄がその場に必要なのなら、そういえばいいと思う。
「あなたには唄が必要です。だから、唄います。」
と言えばいい。
必要じゃないかもしれないけど唄いたいから唄うのなら、別の場所へ移動すればいい。それどころじゃないひとの前で唄うな、と思う。

この台詞をいえば、どんな場所でも当事者になれる。

だけど、
歌うことしかできません、というひとが必要ない場所があるのだ。
唄うか唄わないかが問題にならない場所もあるのだ。

そこには優先的に立つべきひとが最初からいるのだ。
唄うことも話すことも顔を上げることもできなくても、たしかにその場所に優先的に立つべきひとはいつも必ずいるのだ。・・・・いたのだ。

当事者から当事者であることを横取りしないでほしい。

歌うことしかできないのならば、そのひとが静かに自分の物語をみつめている間、何も歌わずに黙ってればいいのにと思う。


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