8/14のこと。
ロッキンで衝撃を受けて、もう聞きたくないけどこれからもMCで話すんだろうし、今後そういう活動を積極的にしてしまうんだろうな、とちょっと重い心で臨んだライブ。

「『アベノミクスの真実』っていう本を読んだんだよ。うまく伝えられないけど、アベノミクスやべえよ。」

「よくわかんないかもしれないけど（客席「わかんない！」）じゃあわかんなくていいから、細美が反原発って言ってたから自分もって言え！」
これはこの日いちばんのがっかり発言。
本当にがっかり。人として尊敬できない。無理。

私の理想を押しつけるのもどうかと思うけれど、
「お前ら、俺が反原発とかアベノミクスやべぇとか言ってるからって、じゃあ俺も！とか言うなよ！ちゃんと自分で調べろ。それで「細美ちげーよ」ってなるかもしんねぇし。それでも、自分でなんにも考えないで「細美が言ってるから俺も」とかいうより何百倍も何万倍もいいから。自分で本読んだりして、自分で判断しろ」
くらいのことを言ってくれたら、安心して好きでいられるのに。
これを聞いたら、「俺はどう思われてもいいんだ」「嫌われてもいい」とか言うかな。現にそれに近い発言はしてるし。

でも、わかんなくていいからそういう奴は俺の言うこと無条件に支持しとけっていうのはどうなのよ。そんなんでいいの？
自分で考えを持っていて、それが細美さんと一致したから支持、というならいいと思う。
でも、よくわかんないけど大好きな細美さんが左って言ってるから左！っていうのを推奨して、そういう芯のない支持者をぞろぞろ引き連れて、って、なんだかお山の大将みたい。でもきっとその数はばかにならない。

人は変わるものだから仕方ないけれど、細美さんのことをこんな風に言う日が来ようとは。
今までは同じ高さに立っていて謙虚だった。「俺が間違ってたら教えて」くらいに。
この日はもうひとつ、
「ハイエイタスばっか聴いてたら、他のバンドのドラムなんか聴いてられなくなるぞ！」
にも反感を覚えてしまった。
それは他のバンドを貶める言葉じゃないかな。
特に、高橋さんを。と、一緒に行った友達が言っていて、はっとした。

この日の細美さんは幸せそうだった。楽しいって連呼してたし、幸せオーラがばんばん出ていた。
いま、満たされていて、忌憚なくいろいろ言葉を交わせる仲間がいて、自分と一緒に歩いてくれる人やたくさんの刺激を与えてくれる人が周りにいて、自分をセーブせずに全力でフルスイングできる。それは幸せで楽しくて仕方ないと思う。細美さんが満たされて良かったと思う。
ドラム発言も、悪気なく、いちばんなんだぜ！と心から思って出た言葉なんだと思う。
俺がこう言ってるからこうって思え！というのも、人を信じられるから言えた言葉なんじゃないかと思ったりもする。
でも、違うんじゃないそれは、と感じてしまったんだよなぁ。

だけど、歌声や他愛ないMCや曲は好き。
だから気持ちがマーブル状で苦しくて困る。

まだ好きだけれど、これからずっと安定した気持ちで好きでいられるかはわからない。
いや、安定した気持ちではもういられないんだろうな。
このマーブルを抱えてどこまでいけるかな。

それにしても『アベノミクスの真実』は、アベノミクスは危険だぞ！という内容じゃなかった気がするんだけどな。
でも記憶違いかもしれないから、読んでみよう。

今回のセットリストは、割と好きだった。
ネットで拾ったものをコピペ。

1.The Flare
2.Monkeys
3.The Ivy
4.Storm Racers
5.Deerhounds
6.Bittersweet / Hatching Mayflies
7.Superblock
8.Horse Riding
9.Shimmer
10.The Tower and The Snake
11.Don't Follow The Crow
12.Insomnia
13.ベテルギウスの灯
14.紺碧の夜に
15.Lone Train Running
16.Souls
17.Silver Birch
18.Waiting For The Sun
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19.Twisted Maple Trees
20.On Your Way Home
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21.Ghost In The Rain



追記。
細美さんが言ってた本は、本田さん著の『アベノミクスの真実』じゃなくて『アベノミクスの真相』だったかもしれない。
浜女史の本じゃあ、アベノミクスやべぇ！ってなるよね。
でも彼女、1ドル50円になるなんて言った人だよ？朝の情報番組で、私でも論破できるコメントをしていたりする人だよ？
書店にはいろんな本がピンキリでずらりと並んでいるから、どの本を最初に読むかで意見が変わってしまうのかもしれない。
だから、いろんな考えに触れて欲しい。

高耶 ｜MAIL