針の裏
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2006年03月22日(水) ドライな人の相手をする時の、ある種の定め

今日に日づけが変わってから、大学時代の男友達とメッセした。
安定した関係でつながっていて、なんでも話せる人と、話をしたくて。
昨日の日記に書いた話を聞いて欲しくて。


で。

彼:すごく実体のないものに心配しているわけですね。
私:そう!そうです・・・。それが嫌なんです。
彼:そういうのって大体実体はないことが多いけど、今回の場合、実体もないし、まだ感触もない。
私:感触、ないねー。ゼロ。まさにいうなれば自爆の予兆。しないけど。
彼:何かの予感があって心配するならいいけど、何もないうちから懸念材料になっている。
私:そうなんだ。。。うん、たしかにそう。なんでそうなっちゃうのっ!って自分がいやよ。
彼:相手に気を使っちゃったりとかしてる?
私:してる・・・ときどき。私らしくもなく。こんなのはじめて。

云々。


このやりとりをしただけで、心が軽くなった。
原因が漠然としかわからなかったのは、当たり前のことだったんだ。


彼とやりとりをして、心の中のいやな薄モヤがさーっと晴れて、クリアにぴかぴかになった気分。元気ももらった。
それを伝えたら彼が、
“私は君のお陰でもう充分元気になったよ。”。
一方的に話を聞いてもらっていたばかりなのになぜ?とわからなくて問うてみたら、
ここのところ長く、人と話すことがうまくできなくて自信を失ってしまう状況に身を置いていたから、人と話をして楽しかったのは久しぶりだったという。

もったいない。
彼の言葉を私は本当にかなり好きで、彼とやりとりをすると、ものごとを無理なく別の方向から見ることができたり、あったかいものをもらえたりする。
そんな彼なのに。
彼が自信をもって、言葉を伝えたいと感じる、言葉のやりとりができるように、早くなるといいと思う。
たくさんの人の心に、素敵なものをいっぱい届けられる言葉をもつ人だからさ。


彼とは、1年近く会っていないし、電話もしていないし、携帯でメールのやりとりをすることもなかった。
なのにすごく近い。
大切だ。こういうのは。相手は。


あとは、元気かどうか気にかかっていた後輩の話や、私の開けた道の話、ちょっぴりmixiの打ち明け話など。




2006年03月21日(火) うだうだとつらつらと

この淋しくて心許なくなる気持ちはいったいなんなんだろう
こんな気持ちでつきあうなんて、きっとはじめてだ。

彼氏は白黒はっきりつけるようだけど
なんだかんだいって優しい人で
でも興味のあるなしが彼の中でばっさり分かれている。


そもそも今までの恋愛ではそんな不安や淋しさをほとんど感じたことがなくて
自分が優位に立っていて
相手にふられると心配したことも感じたこともなく
事実つきあった相手にふられたことはないのに
何故こんなによわよわになっているかというと、

彼が過去につきあった人数は5−6人で
まぁそのうちつきあってみたらやっぱり違ったと3日で別れた相手もいたらしいんだけど
長続きしないんだって言うからどのくらいって訊いてみたら
最短3日、平均3ヶ月くらい、長くて半年と返ってきた。

私が今までつきあったのは3人で
7ヶ月、3年弱、4年弱だから
長続きしないっていっても1年くらいかと思ってた。

彼はいままで全部告白されてつきあって
自分から告白したのは私が初めてなんだって
で、いままで全部自分からふってきたらしく
そこは私と同じなんだけど
さばさばドライ加減が並じゃなくて
そこが好きなところのひとつなんだけど
不安も生まれたりする。

この気持ちはどこから生じているのか
なにが原因なのか
わかるようでわからない。
こういう時は文字にしたら整理できると思って書き始めたのに
文章にしてもまとまらなくて見極められないなんて珍しい。




つづく







2006年03月16日(木) なんてことだ

お布団がカビることって、本当にあるんだね…。
たしかにたたむのとか、最近さぼってたけどさ…うちはお布団を干せないから。
しかし…これってかなり精神的ダメージが大きい。

明日、彼氏を家に迎えようとしての一場面だから、尚更か。

片付けテンションがた落ちだ。
どうしよう…まだしなきゃいけないことがたくさんあるのに。

唖然。

無気力。


…回復できるかな。
思考停止。


2006年03月06日(月) ここから見える道

何も予定のない月曜日は、いつもうっかりあいのりを見逃す。


最近周りを取り巻く状況は、すべて中途半端。

安定した職を失って、収入がほとんどない。
オーディションは養成所合格だらけ。
通っているボイストレーニングの教室で、超初級の人向けの講師のお誘いを受けたけど、微妙かも。
部屋の片づけが進まない。

重なって起こらなければ、心がしぼむ事々じゃないんだ別に。
むしろ、発展・展開できる前の助走期間ってかんじ。
でも、今はちょっと気持ちが落ちてるかな。


職がないなんて言ってるけど、自分が行動すればバイトできるところはたくさんある。
オーディションは、上を見ても下をみてもきりがないけれど、養成所に複数受かっているだけでも、受からないよりはいい。
ボイストレーニングの講師については、木曜に面接があるから、その時に詳しい説明があるはず。まだよくわからない。
部屋の片づけは、なんでこんなに苦手なんだろう。
早くきれいにして、彼氏と一緒に過ごしたいのに。


助走ばっかりで、周囲の応援を受けたり、途中でドリンクをとれるポイントがあったり
そもそもいつ休んでもいいんだけど、でも休んでも休んだ気がしなかったりして、
後ろ向きっていうのとまた違うけど、心が元気とは言えないかな。





私はもともと涙もろいんだけど、最近いっそうすごいことになっている。
涙腺ゆるゆる。コントロール不可。
なんでここで涙が出るのっ!!って。よくある。


昨日は、サイゼリヤで友達とごはんを食べていた時。
その子は学校友達で、事務所に合格して、進路が決まっている。
学校でいちばん仲のいい、話せる友達。

「高耶ちんにはさ、絶対受かって欲しいんだよっ」から始まった彼女の言葉にとても気持ちが感じられて、もうだめ。
断片的にしか覚えてないんだけど、
「高耶ちんのその声を欲しいっていう事務所が必ずあるよ!」
「高耶ちんが学校に残ったら、学校からいっぱい仕事をもらえて芸歴を増やせると思う」
「けど、学校を出て別のところに行くのなら、同じ視点でものが見れるから嬉しいな」
など。

今のところ、春からの進路は、養成所3ヶ所・今の学校の半年のクラス・今の学校の1年のクラスのどれかを選ぶつもりでいる。
学校にいれば、仕事をもらえるかもしれないし、1年後にはまたこうやってたくさんのオーディションを受けられる。
けれど、結局はプロダクションと直結していない、専門学校のような所だから、一度抜け出してみたい気がして。
良くも悪くも、このまま続けるならば、ぬるま湯の中に浸かっているみたいな気持ちをどこかに感じながら過ごすことになると思うから。


この学校を離れて別の養成期間に行った友達は、ほぼ例外なく、「(今私が通っている)学校の方が良かった」と言う。
それならそれを、自分で感じたい。
一度、別の空間の空気を吸ってみたい。

私は、環境が変わると力が湧くタイプ。
変えるまではむやみに億劫がって腰が重いけれど、新しい環境に飛び込んでから「なんでもっと早くこうしなかったんだろう!」と思うことが少なくない。


もうそろそろ、心は定まってきた。





進路に関しては、気持ちをこぼそうともあまり思わなかったし、こぼす相手を見定めるのも難しい。

受からない同士で傷を舐めあうのはイヤ。
受からないながらも、気持ちの上向き(もしくは下向き)加減と方向が同じだったらいいけれど、大抵一致はしないから。
舐めあってどうする、と思う。癒えるものでもあるまいし。むしろそれを傷としてわざわざ言葉にして形にして語り合うということを、私はあまり好まない。

同じ今期にオーディションを受けて、すでに受かった友達にこぼすのも、難しい。
プライドが邪魔をして、というのも、少しはあるんだろうか。
自分が相手の立場だったら困るかな、というのもある。
困るというのは、聞きたくないということではなくて、むしろ聞きたいんだけど聞くことしかできなくて、相手に言っている言葉が、届かずつるんつるん上滑りしてしまいそうな、恐れにも似た気持ち。

まだオーディションを受けられる判定をもらっていない学校友達に話すのも、相手の気持ちを考えると好ましいことではないと思う。
この世界に関わっていない人に話すのも、なにか違う。

ということで、もし話したくてもためらってしまうと思う。
そもそも、話したい方向に気持ちが向いていなくて良かった。


話して心が軽くなることと、
話して心が重くなることがあるよね。

自分でどうにかするしかないんだから、話してどうする。
と、思う。このことに関しては。
自分の実力(8割)と、運(2割)が足りないんだ。
そうでしかない。




高耶 |MAIL