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■ 人生が2倍?
【人生が2倍?】
平均寿命「男85歳/女90歳」の時代がやってくる。
厚労省のデータによると、1900年頃の日本人の平均寿命は男42歳/女44歳でした。 私はもちろん女性なので明治時代に生きていれば『そろそろ余命について考えても良い頃』ということになりますが、男女差2歳という点もなかなかどうして・・・2017年の統計では男81歳/女87歳で男女差6歳にまで延びていくのですから、時代とともに生きやすくなった反面、男性の方が身体にかかる負荷が多いということでしょう。 推移からみた時に女性の平均寿命が延びたのか、男性の平均寿命が短くなったのかは定かではありませんが、この6歳の差は案外大きいと私は思います。
医学の進歩とともに平均寿命が延び、人生80年といわれ、終身雇用も60歳が当たり前の現代、男性は退職後約20年を余生として過ごすことになります。 仕事に生きてきた男性に「はい、明日から家でゆっくり過ごしていいですよ」と言ったら、趣味などに没頭できる人は楽しいばかりでしょうが、特に趣味もなく娯楽もしないとなれば一日中家の中で過すことになり、世の中から切り離され放り出されたように感じるのかもしれません。 そうなると、ある意味サラリーマン時代とは違うストレスが発生してきそうな気もしますし、それが寿命に影響を及ぼしているとすれば男性の方が少々短命なのにも説明がつきます。
将来的(2060年予測)に日本人の平均寿命は男84歳/女90歳まで延びるとのデータが出ています。 明治時代の約2倍。 当時の人からすれば人生を2度体験するような時間を過ごせるというわけです。 その時間を手に入れられたことが、有難いことなのか有難くないことなのか現代に生きる私にはよくわかりませんが、2060年頃の世の中がどのように変化しているのかこの目で見てみたい気もします。
さて、どうしてこのような平均寿命の話を書いているかというと、「85歳の男性に癌検診を勧めるべきか否か」という記事を読んだからです。 米国慢性期医療学会では「平均余命が10年以内と推定される患者に乳癌、結腸直腸癌、前立腺癌の検診を勧めない」と推奨されており、これは医師たちの指針にもなっています。 余命10年・・・。 ということは、男性の場合、80歳を過ぎる頃には本人が特別に希望しない限りとある一部の癌検診に関して無理して勧めなくともよいということになります。 ま、これはあくまでも指針と推奨の話なので、現場の先生(医師)方の判断に委ねられていることはご承知の通りだと思いますが、にしても、実際、自身がその年になり「癌検診はどうされますか?」と問われたとして、私なら何と言うのだろうかと考えると、やはり「受けます。お願いします。」と答えるのではないかと思うのです。 (基本的に私は先の先の世まで見たいタイプなのでできるだけ長生きしたいし、治るものなら初期の段階で治したいというのが理由。)
現在私は平均寿命の約半分を生きてきたのですが、それでもまだ半分。 これから先約半世紀は生きられる計算なので、自分の足でしっかりと歩き、自分の歯で美味しく食事を摂りながら、時々病院のお世話にもなりつつ(?)健康に生きていこうと思います。 90歳の自分なんて想像もできないけれど。。。笑
今年の健康診断の予約表を眺めつつ、そんなことを考えた梅雨入り前のランチ時でした。
2019年06月05日(水)
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