| 2014年08月29日(金) |
恨みの雨 晴れないねえ |
麦刈り前に植えた「あきたこまち」がもう刈り時を迎えて、準備万端整っているのに、肝心の天気がねえ。圃場にいってみても稲の葉が雨に濡れて水を含んでいる。それでも雨にさえなれなければ エイヤ と刈り取りにかかるのだが、１０時ころから また 雨が落ち始めた。
「あきたこまち」圃場。電気柵を張り巡らして 猪 の侵入を防いでいるのだが、雨が多くて 草 の伸びが速く、例年なら途中一回の草刈で稲刈りまでいけるのものを、今年は 既に ２回の草刈実施。刈り取りが遅れている間に次の草はもう電気柵の線まで届くまで伸びている。
それを 足で踏んづけて 漏電を 防いでいるのだが、もうしばらく刈り取りができないならそれも限界。もう一度草刈をしなければならなくなる。
我が家の「あきたこまち」圃場は、なんとか猪侵入を防げてはいるが、地域内の他の圃場では、防護を破られ稲に被害が出ているところもある。
そんなだから、なおさら早く採り込みたい百姓。晴れてくださいとの天への願いはかなわず。見上げる空からは 恨みの雨が降る。
現在米の在庫が多くて、早場米の価格が昨年よりも３割ほど低いそうだ。
８月６日時点での九州産コシヒカリ。高知産コシヒカリの入札価格が一俵６０�堙�たり一万円を割り込んでいるとは聞いていたが、１９日にＪＡに出荷した「コシヒカリ」の入庫価格が一等９７００円と知ってガックリと来ている。
余計にガックリとくるのは、出荷価格は下がっているのに、スーパー等に並ぶ ２６年産「新米」 価格は、あまり安くはなっていないことだ。
出荷した我が家の「コシヒカリ」は幸い一等格付けではあったが、この値段では採算割れだろう。
これから収穫していくなかて米、晩生米も価格上昇は期待薄。米作農家として今後の経営をどうしたものやら。
| 2014年08月13日(水) |
自然の猛威 自然の恵み |
台風１２号と台風１１号には閉口した。
猛暑の夏も閉口だが、続けざまの台風とそれに伴う雨にはもっと閉口する。８月に入って圃場を中干ししようとしても、ぐずついた天候ではままならず、穂肥えを施用する足元はぬかるんだ土に ずぼぞぼ と埋まりこんで 歩くこともままならない のだ。
大風 大雨 で 早期コシヒカリは倒れてしまいました。穂が出てまもない あきたこまち は何だか白くすれたようになって 傾いた圃場もでている。
自然の猛威は天候ばかりではないのだ。穂肥えを施用しようと圃場に水を入れ、点検の圃場回りに 蛇二匹と遭遇。最初の一匹はそろりそろりと稲の中に隠れた。次に見た蛇の尻尾。いたずら心を起して 長靴で踏んづけた。が逃げないので どうしたのかなと引返して見た草の中から、口を開き鎌首を突き出した頭が三角だ。ぎやーーーーー まむし だった。
コシヒカリの稲刈り。あれやこれやと苦労の多い百姓仕事の中で、コンバインを器用に操っての収穫作業は、自然の恵みを頂く至福の時。
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