一色達夫の日記

2014年07月30日(水) 燕が巣立った

暑さ真っ盛りの毎日、水田圃場めぐりに明け暮れる。最高気温33度くらいなら飲料水をがぶ飲みしながら何とか仕事もできるが、36度になるとさすがにだめだなあ。頭がボーとしてくるのがわかるので、日陰に入って気温が下がるのを待つ。

そんな猛暑の中でも燕は飛び回ってせっせと子育てだ。春先一番に訪れた燕は、シャッターの上の巣が出来上がった頃 カラスに襲われ巣が壊れた。その後訪れた燕は、納屋の奥のほうに巣を作ったので、猫が飛びあがれないよう巣の下は広く開けておく。
その後4羽のヒナが姿を見せ、日毎日毎に大きくなるのを汗まみれの顔で見上げながら、カラスに襲われませんように、猫は大丈夫でしょうね、蛇は来てませんか と思うばかり。

今日朝方 無事に巣立ちした。

家の裏に植えているコシヒカリは何とか こけずに 黄色を増している。が猪の踏み倒し らしき 跡あり。ありやーと思ったら、隣の圃場の防護柵の空いているところから侵入したらしい。が被害は最小。
今日夕方、コシヒカリ圃場を見回っていたら、黒茶色の小動物が畦に出てきてこちらをじっと見ているではないか。 スワッチ 猪のウリボー かと思いきや尻尾が長い。耳をつんと立て、じっとこちらをみているところから、どうも タヌキ のようだ。
隣の奥さんは スイカ が全部やられたと嘆いている。うちも畑のトマトが色付いたものが影も形もなくなるのが2個続いた。これも どうも タヌキ の仕業のようだ。

暑さ真っ盛りの中、自然界の 事件に 身を任せるのも 一興。



2014年07月16日(水) 今年も猪の対策季節到来

5月連休あけから始まった水稲作付けの一連の作業。麦刈りを終えたら 即 圃場への導水、あらがき・しろかき・田植えと連日の忙しさ。田植えが完了したのは昨年よるも2日はやい7月の2日。それから灌水作業に走りまわる合間に 補植・草取り・草刈作業。田植え同時散布の除草剤の利きが悪い圃場への除草剤追加。肥料の利きが悪い圃場への追肥散布 等々。ようやくひと段落したと思ったらもうコシヒカリの穂が出ている。
今年のコシヒカリは穂肥 無し での栽培でやってみている。例年田植え作業の最中に穂肥散布適期が来てしまうので、今年は 意図 して 穂肥無し なのだ。

そして昨日は このコシヒカリの猪対策に日中暑い最中の3時間を費やした。

穂が出て少し実が入りだしたら、さあ 猪のお出まし。昨日ご来場の猪さんは、穂を5つほど口ですごいて 実の入り具合を確かめている。まだ実が入っていないので、それで諦めてお帰りになった。
この期を逃さず、金網柵を圃場の一面に設置する。45枚だから90m間への防護壁。
今日確認すると、昨夜もご来場。その跡は足跡と草の土汚れで確認できるのだ。柵の前に足跡二つ。この圃場については、 猪対策 はこれでOK。

だが、取り入れまでのもう一つの難敵はスズメ。昨日は一日、スズメの斥候が一羽二羽単位で次々来襲。それを見つける度に追いかけまわす百姓。
今日は、我が家のチュンチュウンハンター(飼いネコ)が早速一羽確保。茶色のスズメではなく、羽が黄色がかっている スズメ。なんという種類なんだろう。

暑い最中に、スズメを追う一ヶ月。秋にかけて集団化するみたいなスズメの世界にも、一定の序列があるらしい。


 < 過去  INDEX  未来 >


一色達夫 [MAIL] [HOMEPAGE]