一色達夫の日記

2013年07月30日(火) 猛暑のなか 電柵 設置作業

麦刈り前に田植えをした「あきたこまち」が出穂したのが 7月24日。昨年よりも3日早い出穂に、猪対策も早めにしておかないと 危ない だろうと考え、2日前から圃場廻りの整備に取り掛かっていた。
まず、圃場廻りの休耕(荒廃)田にトラクタを入れ、畦廻りは草刈機で雑草を綺麗に処理する。こうしておかないと、電気柵の電線に草が接触し 漏電 して電撃の効果が低くなったり、電池の消耗が早まってしまうのだ。

今日は電柵を設置しようと圃場に出かけてみると、すでに猪侵入踏み倒し痕サークルが一箇所できているではないか。

昨年は侵入踏み倒しができたのが8月3日だったが、出穂が早まったぶんだけ被害も早まるということだ。
まあ なんとも 自然界動物の 暦 は ほんと 正確無比 てか

曇天だが最高気温は35℃。のなか、百姓一人 電柵 の設置作業。収穫まであと一月少々。達夫といのししとの地上戦。勝利するのは どっち



2013年07月25日(木) 148円で叱られた

昨日の出来事
はだか麦の出荷が15トンあったことでなんだか好い気分になり、水田圃場を見回った夕方、近くのコンビニに寄り道。ちょっとの祝杯だとばかり、缶ビールをと思ったのだが、倹約して缶チューハイを買って帰る。
それを見た妻が 開口一番 コンビニ高いのに!!。いくらしたの 148円。 まーー スーパーなら108円。しかも明日はポイントゴバイデー なのに と叱られた。

ごばいでー ゴバイデー ポイント5倍の○○に行こ (○○にすることはないとはおもうのだが)

ということで、今日は早速 スーパーで缶チューハイを買ってきてはくれた。だが気温35度の夕方 コシヒカリ の防除作業実施のため、夕食時のアルコールは× ダーーーー



2013年07月24日(水) 平成25年度 はだか麦出荷 15トン

JAから本年度産 はだか麦 の出荷データが郵送されてきた。
全量JAのカントリーエレベーターに出荷している我が家のはだか麦生産体系。JAに出荷した各農家の麦は、その品質によってランク付けされて持分重量が決定される。そのため必ずしも出荷全量がそのまま持分重量になるわけではない。
収穫時の生産物を見て、重量と併せて今年はこの程度の生産重量 かな と考えていたのが 14トン。だから伝票を見て15トンとあるのを見て まずまず 品質は良かった か と納得安堵。

室温36度を示す温度計のもとでも、なんだか元気が出てくる成果ではある。



2013年07月16日(火) イノシシレストランは閉店しました

7月14日の夜半に「コシヒカリ」の圃場にイノシシの食害が発生。ダハーーーとガックリきて圃場を見回った次の15日の朝には、踏み倒しあとが倍に広がった。やっぱり予想通りの食害拡大に、15日の昼からは防護柵の設置作業。
ホームセンターでステンレス製針金と結束線を買ってきて、柵を固定するための加工から始める。防護柵を固定する針金は、ステンレス製の0,9mm針金を30cm程度に切って、それを二つに折って使用する。工事業者さんが使用する結束用の工具を使って、グルグルポンと サッサト 結束していかないと、被害圃場を一日で囲うことはできない。一日で出来上がらないで明日に残したら、その日の夜には 確実に 被害は倍になるのだから。

防護柵は昨年使用した ワイヤメッシュ を圃場まで持ち込んでいく。この材料は一年ぶりの出番だから 錆 だらけ。皮手袋はたちまち 錆 で真っ赤になる。錆が汗にまみれた顔に降りかかっても、カマってられない真剣勝負 てか。

今回使用のワイヤメッシュは、コンクリート下地の中に埋め込む用の物なのだが、イノシシ防護用の柵として使用場所を限定してなら効果はある。
「コシヒカリ」圃場に昨年も使用した枚数を、そのままストックしていたものだから、手間はそれだけ分省けるのは省けるが、それでも昼過ぎの準備作業から初めて、作業終了は21時30分。サーチライトを付けての作業は、そういえば昨年もだった け な。
途中20時過ぎに、お隣の飼い犬がワンワンと吼えていたのは、圃場隣の畑に イノシシさん がお出まししたからだろう。

今日朝一番の仕事は、稲の朝露を払いながらのイノシシ被害の確認です。

長時間の防護柵設置作業の甲斐あって、被害跡は広がってはいませんでした。 

防 護 成 功。

イノシシレストラン。メニューは乳熟期を迎えた「コシヒカリ」一品のみ。店長は二日間の無銭飲食被害に 怒り心頭 本日閉店しました。

美味い「コシヒカリ」をめぐる初戦の地上戦は 勝利。次戦の空中戦は、我が家のチュンチュンハンター(飼い猫)に期待 だが。こちらの戦力は 二匹。対するスズメは日に日に数を増していくのが 裏飯屋 なにこの変換



2013年07月14日(日) コシヒカリ圃場にイノシシ被害発生

昨年よりも1週間早く、コシヒカリ圃場にイノシシの踏み倒し&食害が発生。昨年は7月21日からだったが今年は稲の生育が早く、それに併せてイノシシのお食べごろの実入りとなったようだ。
踏み倒し稲穂を牙で添いで口まで運び、咀嚼して籾殻を吐き出すいつものパターン。そんな行動パターンは稲が実りを増していくにつれて活発になり、やがては圃場全体を収穫不能となるまで踏み倒し食尽くす。

そんなイノシシ被害はここ数年繰り返されていることだが、今年は例年にも増してイノシシの頭数が多いようで、地域のいたるところで掘りおがし跡は確認される。

この クソ 暑い時期に、対策に費やす時間と体力が なんとも もったいないことだ ネ。



2013年07月06日(土) 石鎚のオーグソ流しの雨が降る

石鎚山のお山開き終盤、にわかに雷雲が流れ、バケツをひっくり返したような大雨が降る。これを、この地域の人々は「石鎚のオーグソ流しの雨が降る」と表現する。
この雨が降るとそろそろ梅雨明けとなり、本格的な 夏 到来なのだ。

今年新たに耕作を引き受け、それに伴って地直しをした圃場があるが、高低と深水のため田植えが旨くいかなかった。田植えが終わった昨日から、補植にとりかかり、今日までかかって何とか終了。
その途中の夕方、にわかに雷雲巻き起こり、稲光と雷鳴が近づいてきたと思った途端に 土砂降りの雨 。木陰の雨宿りなど何の役にもたたず、あっとゆうまにわが身はずぶ濡れ。

こんだけずぶ濡れだとかえって気持ちが良いもんだ。

コシヒカリの圃場に、イノシシの掘り起こし跡 が付いている。昨年の栽培記録によると、7月20日にスズメが寄りだし、21日にはイノシシの踏み倒しが始まるとある。このデータにより、今年は早めの対策実施 のこと。
収穫までは、自然との格闘が続く百姓の恒例行事。 て か 。苦労なことよ。



2013年07月04日(木) 田植え完了

ようやく田植え完了。
朝から最終圃場の水切り・しろかき。四時間土を落ち着かせて即田植え。準備して取り掛かる段になったら雨が降り出す。何だかこの状況は良くあるな。

今年の田植えは天候に悩まされ続けた。5月の少雨の流れで灌水ポンプの出が悪く、段取りが狂いっぱなし。共同水源の順番は地元農業者優先の不文律。夜討ち朝駆けで我が田に水を引かねば水田にはなんない。
そんな苦労も20日を境に、今度は大雨での水調整に苦労の連続となる。

田植えを進めるほどに、植え付け圃場への導水調整作業が加わり、田植えに使う時間が減ってくる の だ。

予定の半分植えたころより、田植え機の不調に悩まされることとなる。現状の田植え機、導入8年目だが、後半4年の使用頻度はそれまでより4倍増し以上になっているのだから、この使用年数で不調になるのが 当然 といえば 当然 だが。

これからは、水管理、除草、防除、穂肥施用と、5種類の稲に合わせた予定作業を次々とこなしていくことになる。
加えて、イノシシ対策。今年は、圃場廻りに出没する個体数が多い。



2013年07月03日(水) コシヒカリ出穂

梅雨特有の空模様。昼頃は太陽ものぞき、蒸し暑い中での農作業。夕方一転突風交じりの大雨で、雨支度をしていない身はずぶ濡れとなる。
そんな一日のうち、圃場見回りの目に「コシヒカリ」の穂を確認。田植えも終わらない中での時期到来に、疲れを忘れてしばし眺めるの体。
穂に「クモヘリカメムシ」がとまっているのにはヤンナッチャウのだ が。


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