一色達夫の日記

2012年11月26日(月) 銀杏が色ずく頃 麦を蒔く

朝から雨。
昨日から始まった裸麦の播種作業は、今日はお休み。天気予報通りの空模様に、朝からゆったりと晴れなら後回しにする(?)用事を済ませにかかる。

公的役目の要件が2つ。農地の利用権設定の申込み。もち米の精米。などが終わればもう昼ごはん時。
小降りとなった雨のなか、農業資材の買出しに出かける。これも普段なら一番近い店舗に直行するものを、市場調査を兼ねて4箇所を巡るツアーもどきの行動なのだ。
畑の雑草抑えのために用いる黒マルチフィルム。07年に購入したものには2380円の表示がある。そこで、同じところに買いにいったが、値表示は3080円。石油製品が値上がりしているご時勢に5年前の値段が付いている ワケネー とは思いつつ、少しは期待していたのにこの値上がりの現実。ジワリ売り場を離れて次に行ったところには2780円の表示がある。メーカーは違ってもメードインジャパンの表示なら同等品と納得しての購入となる。

この時、知人が声を掛けてくれて、世間話の中で聞いた言葉が

「銀杏が色ずく頃 麦を撒け」というから、忙しいでしょう。

農地の耕作面積が広がるにつれ、相対して行動範囲を狭める今日この頃。たまには人と話をすることも必要のよう。
これまでの人生でも経験していない 言葉や格言を聞いたり、ためになることは多数ある。

周辺騒がしい。といっても、

夕暮れ時、犬の散歩の息子が体長120cmほどのイノシシに遭遇。今日の夕方は、家の直ぐ前の水田に ウリボーが三匹。イノシシ防護柵の内側、民家の直ぐ側で生息してりゃア世話ねえや。これはもうお手上げ。庭の甘がきの木に雀の集団が毎日来て五月蝿い。熟れた柿から啄ばんでいる様子なので、残っている柿を8つ収穫。早速に夕食のデザートに供したが美味。部落内を走る道路にタヌキの死骸があったのは一昨日のこと。部落内交通事故発生は新聞には載らない出来事。ではあるが、狸とぶつかり、イノシシとぶつかって車が傷んでも、保険は利かないから要注意。裏の畑で仕事をしていたら、ハクセキレイが不思議そうな眼をしてこちらを眺める。キチキチと五月蝿いジョウビタキは、冬の庭の常連さん。



2012年11月12日(月) 映画 のぼうの城 鑑賞

稲作の仕事を終え、秋に植え付け 種まき をする野菜類の作業も終え、裸麦の播種作業を進めている今日この頃となった。

裸麦は水稲と比べ、播種作業は何だかゆったりとしている。日の暮れが早くなって、日中にできる仕事の量はだんだんと少なくなっているけれど、そんなに急いだこともなく、天候の按配を見ながら日々を重ねる。

秋の夜長、あほくさTVに付き合うのはもったいないと、映画のレイトショーに繰り出したサタディーナイト。選んだのは「のぼうの城」。野村万斎主演の映画はなかなか面白かった。

日曜日は雨模様。裸麦播種作業はチョット休んで、パンジーを竹プランターに植えつける。季節が移る頃、花はペチュニアからパンジーへと代わり、また新たな年を重ねる。

「のぼうの城」のラストシーン。水田風景のうつろいに、我が生活のなかからの共感が重なる。


 < 過去  INDEX  未来 >


一色達夫 [MAIL] [HOMEPAGE]