一色達夫の日記

2012年01月31日(火) 極寒の頃 麦踏

「伊予地に春を呼ぶ」と形容される お椿さんのお祭りも今日が最終日。言い伝えの如く、朝は0度まで冷え込んでいた。
この頃農作業は、裸麦の根のはりをよくするための 麦踏作業 がある。
その昔、畝を立てて裸麦を栽培していた頃は、蟹の横歩きのように足で踏みつけていたが、ばら撒き せじょう蒔き となってからは、機械による圧踏となった。

我が家でも、管理機にローラーを取り付けて「ガランゴロン」と走り回っている。が、栽培面積が増えたところに加え、現状の機械が軽すぎて効果が薄い欠点があるところを 改善計画。
野菜栽培用畝たて耕運機を導入したので、これを併用することを着眼。農機具やさんとワイワイガヤガヤ改造計画を練る。

昨日、その 成果 を試してみたが 答えはバツ。耕運機とローラーのバランスが悪く、使えない野田総理。アイムソーリー
今日、午前中で改造終了。だが、ここでまた問題点が出てきた。
耕運機の前後巾に合わせてローラーを作りつけたのは良いが、これが災いし、軽トラの荷台からはみ出るのだ総理。

麦作農家さんが持っている麦踏み用機械は テーラーエンジン だということの意味が理解できる。

今日のところは改造機でもって、作業方法を 機械に合わせる ほうを採用して1haほどの麦踏終了。
この 問題 で当分頭を悩ませることだろう。
というのは、麦踏み専用に改造したいテーラーエンジンの中古品が 出ないのだ。ここ3年ほど農機具やさんに頼んだり、自分で探したりしているが適当な機械に行き当たらない。
市販している家庭菜園用マメトラは軽くて使えない。その上の馬力がある耕運機を使った改造はごらんのとおりの結果。



2012年01月16日(月) 久しぶりの雨

久しぶりに雨が降った。手帳を調べてみると、この前に雨が降ったのは12月9日となっている。ということは、一月以上 ぶり の本格的な雨ということだ。
どおりで、麦畑は白く乾き、野菜の成長が思わしくないはずだ。
ほうれん草やかぶらが黄色く変色しているので、「肥料切れか」ということで一週間前ぐらいに肥料を施用した。この雨で、肥料の利きが促されれば幸い。

雨と言えば、11月下旬の雨が災いしたのか、各地の裸麦の発芽が悪いようだ。
私の圃場の裸麦は11月下旬の雨 以後 に播種を開始したので、この時期の降雨の影響は避けることができた。 が、全体揃って 綺麗に 発芽しているわけではない。
種子の 素性 によって、その発芽率に差があるような気がする。
このこと、裸麦生産農家さん数人に確かめたところ、皆さんそんな感じをもっているようだ。
この雨で、裸麦の生育も促されるだろうが、全体発芽していない圃場ではどうにもならない。

ほんと 作物生産 水物 

雨で生育が阻害され、また雨で生育が促される。そして 他 の様々な要因が加味され、作物 は再生産を繰り返す。百姓は、哲学者になる てか?。



2012年01月09日(月) 成人式での一光景 

8日は、各地で成人式が催されたようだ。その中での一こま。

とある町のある成人式会場。成人をむかえた参加者の中には、ご他聞にもれづ虚勢を張る一団がいる。その行為の圧巻は、エライサンの挨拶最中に、その虚勢を張っているうちの一人が壇上に上がって行ったことだろうか。
それはそれでせっかくの会場の雰囲気を壊す行為として、決して褒められた行為ではないだろう。
さらにワイワイと騒ぐ一団の行為に、さて この次の展開 はどうなるだろうと推移を見守っていた。

ここで不思議なことが起きる。

式次第は進み「成年の主張」の時、障害がある方が主張をはじめたとき、このワイワイと騒ぐ一団は一言も発せずに静かに聴いていた。

この一団、夕方には出身中学の同級会に出席したとのこと。そこでは、ワイワイ騒ぐこともなく、静かに タバコ をふかしているばかりだった。とのことだ。
正真正銘の ワル なんて、そうめったやたらと居るものではないようだ。



2012年01月02日(月) 謹賀新年

謹 賀 新 年

小春日和の年の瀬から、曇り空の年の始まりとなりました。
いかがお過ごしでしょうか。
 
 暦を重ねる毎に、また新たな経験を積み重ねる。国も地域も、そして人もそれなりに。家族にとっても様々な経験が、熟成への温床となっていれば幸いなり。
 そんな感じ方をしているほうが、毎日が充実して過ごせる。などと達観するまでには程遠い俗物なれど、それなりに楽しく農に勤しむ毎日です。

 専業農家三年目は、台風被害で「ヒノヒカリ」「松山三井」ともに品質低下に見舞われる結果となりました。
 水稲という作物は関われば関わるほどに、奥深い代物であると感じるばかりです。その魅力の虜になると、一生ものでしょうかね。
 
皆様の益々のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。   合掌
      平成24年 1月


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