| 2004年06月30日(水) |
生活福祉教育委員会 視察研修 総括Ｎｏ３ |
この項目で日記を書くのを昨日までで留めて置いたら、「一色議員は今度の委員会研修で、この方面の施策に目覚めたのか。直ぐに質問に取り上げてくるから担当は準備しておこう」などという感想を持たれて この項目終了となる。
ところがどっこい。そんなに世間は単純じゃあない。世間にはいろんな人間が存在するから。
子育て支援策について言えば、
社会の現状がそういう傾向にあるといっても、即、その要求に行政が応え続けなければならないか、というとそれにも限界がある。
行政は市民が収める税金の額によって、行える仕事量が決まってくるのは当然のことである。
子供は、社会の共通の財産であるとして共同で責任を持つために、教育関係予算は国によって保証されている。その内容は国民合意の元に定められ、一定の規定によって付与される。
それが、社会の変化によって行政の給付内容が増大して行くという傾向を深めていく。
私が保育園に行ったのは小学入学前に１年間だった。私の子供は３人とも２年間お世話になった。入園希望理由は、「妻が農業の手伝いのため保育困難なため」とし認めてもらった。
この頃では、共稼ぎ世帯では、０才児のころから乳児園・保育園に預けて働いている。それに応えるため、保育園の定員より○増しした○○○を○○している保育園があるとの話を耳にする。今は、そんな現状に規定を変更して○○になっているようだ。（正確に確認していない）
さらに、時代の要請という怪物のため、延長保育、病児保育、２４時間保育、までもが行政と民間によって準備されるようになってきた。
小学校でも、放課後児童保育が西条市では浦山小学校以外の全校で実施されている。
小学校での教員及び補助員の配置についてはすでに書いた。
それが、福祉が充実した国であり地域であるとの評判となるのなら、それはそれで政治の一つの形として良とするものいいだろう。
だが、それが、即社会全体の幸せにつながるかというと、現実はマイナス面ばかりが目立つ事となる。
親どおしの会話の中には
あの家庭、嫁さん家にいるのに乳児のときから保育園に預けているのよ。
共稼ぎしたって、子供２人保育園に預けたら嫁さんの給料くらいのものは保育料にいってしまう。
地元に歩いて通える保育園・幼稚園があっても、職場への行き帰りに自動車での送り迎えが便利で、延長保育もしてくれる施設が評判となって、定員一杯となる。
この頃の親は、子供が擦り傷や虫さされを作っていようものなら、それはそれは五月蠅いそうだ。そんな時 園は ひたすら謝る。とある園長がぼやいていた。
「そんなに文句が有るなら自分で育てろと言いたくなる」と、オフレコだよと前置きして言っていた。
施設職員の品定めをひたすら趣味とする親もたまに見かける。
教育現場への市独自の人員配置については、
革新市政が長く続いたお隣の新居浜市で、学校現場への司書の配置を行っているというような話を 図書館についての勉強会 のおりに聞いたように記憶している。これが、その後どんな経過をたどり、今時点でどうなっているのかを確認していないが、教育現場における人事権が市に無い状況では、先進的取り組みを阻害する要因となっている面もなきにしもあらず。
だが、行政サービスの充実を錦の御旗として、個人や政党の人気取り施策としての人員採用の傾向が過去に無かったとはいえない。
その施策の必然性を多くの方々が理解していないと、時間が経てば評価が逆転することもある。そんな難しさばかりが渦巻く。
そんなところから、一色達夫がこれまでに主張してきたこの方面の内容は、その恩恵を平等に受けられる事を基本としたつもりではある。
これからも、この基本を外さない事だろう。
まあ、子育ていろいろ、人生いろいろ
| 2004年06月29日(火) |
生活福祉教育委員会 視察研修 総括Ｎｏ２ |
委員会研修からこちら、子育て支援と教育問題を引きずっている。
その理由は、私の子育てと教育の経験から照らし合わせて、行政が行う施策として別な部分での研修内容が入ってきたということからだろうか。
妻は専業主婦。夫は、今は政治家の端くれに連なる者がだ、元はサラリーマン。農業少々。夫の両親と同居。妻の実家は車で１０分の距離。親類縁者地元に多数。私は青年団、妻はＶＹＳに長く関わっていて友人知人は多い方で、地元小学校区の人脈相関図には詳しいほうだろう。
そんななかで子供３人は育った。
子供が２才になったくらいから児童館に出入り。これは妻が自分から出かけていった。自宅から一番近くにある保育園に入園２年。園長は私も幼き頃お世話になった方で、親の性格から家庭事情まで全て知り抜いている。
男の子は小学校低学年からビーバースカウトに入団。ボーイスカウトを経て現在ベンチャースカウト団員。剣道の指導を受ける。
女の子は二人とも小学６年までピアノのレッスンに通う。
３人とも部活はしている。塾にはいったことがない。
学校の勉強は、授業だけで分かるようだ。今まで親が教えたような記憶がうすい。たまに一般常識への問いに答える程度。妻は、この間「うちの子はそういう意味では親孝行なのよ。大方の子が塾に行っているのよアナタ。自分の子を基準に考えない事よ。アナタは世間知らずなんだから。」といっていた。
そんなだから、行政が準備する施設として
・育児不安等の相談業務・保育資源の情報提供を行う「地域子育て支援センター」
・育児の援助を受けたい方・育児の援助を行いたい方を組織し相互援助活動を行う「ファミリーサポートセンター」
の機能への理解が不足する原因となっていたのではないだろうか。
昨日、保育園の園長の話を聞かせてもらい、視察研修での情報が重なる中で、子育て支援についても、社会の変化と子育ての事例に合わせ細分化と専門化したメニューを準備することの必要性を認識する。
教育について今回の研修で得られた資料は少なすぎるように思い、あらためて、今年１月１４日の鳥取県米子市での「教育の自立フォーラム」資料を引っぱり出して読み返してみた。
パネリストの主張を理解しやすくするため、重要部分を赤字表示している。
どの主張も、実践に基づいた確信に満ちたものである。その中で東伯町教育長が、現在の教育委員会での一番の問題点を
・予算がない
・条例提案権がない
・人事権がない
・教育委員会が独立していない
ことを上げていることに共感を覚える。
保守系の政治家の中には、教育基本法の改正を声高に述べる者も見かけるが、その主張の中に、このような現状改善への考え方が含まれているのかどうか。今後、その主張を評価する基準に考えて見たら、その真贋を判断するよりどころとなるだろうなあ。
扶桑社の歴史教科書を採用するような愛媛にあって、ここまでの主張が出来る人がどれほどいるか探してみようかな。いたら教えてほしい。教えを請いたいので。
| 2004年06月28日(月) |
戸籍電算化事業完成 子育て支援センター見学 |
戸籍の電算化事業が構築され、今日から運用開始となった。
この事業についてはこれまでに記入しているように、会派による出雲市での研修や、松山市と土居町のシステム構築についての研修をさせてもらったりして勉強させてもらった。
その結果をもって一般質問や質疑をしたこともあり、ようやくにして今日を迎えたという思いがしてくる。
といっても、議員は先行する事例のうちの出来上がったエッセンスでもって実現をせっついただけであり、準備万端を整える現場が一番苦労をしたと評価せねばならない。
出来具合はどんなかと気になり、午後、自分の戸籍をもらいに出かけた。
窓口では、笑顔の対応 「一色さん早速勉強ですか」。面も行動もバレている。
申し込み用紙提出から 書類の受け取り 手数料の支払いまで 要した時間は１分２２秒。
早い。
大枚の税金と手間の投入は、確実に成果として現れている。
もらってきた戸籍証明書は、「２０００年３月 一般質問 戸籍の電算化」と表紙に記入されたファイルにしまい込んだ。
様々な情報を電算化する事は、時代の要請であり行政の効率化を図る有効な手段として、今後益々進んで行くだろう。
だが、個人情報の漏洩が問題化している今日、その扱いは慎重であるべき事はゆうまでもない。また、個人情報を集中管理する事による情報操作が、いつの間にか行われるという危険性も増大してくるだろう。
ありきたりな感想だが、そんな問題点と利便性の折り合いを見計らう事が、今後の仕事かと、ひとつの事業が成った今日感じるばかり。
栃木県栃木市での地域子育て支援センターの研修実施から、地元西条市の同様施設の運営が気になって仕方が無く、今日早速、飯岡の地域子育て支援センターを見学に出かけた。
飛び込みで要件を告げると、丁度居合わせた園長が応対してくれて、施設を案内し内容を説明してくれた。
１時間ほど話も聞くことができ、このところ遠ざかっていたきらいのある子育て現場の状況を、朧気ながらでも把握することができた。
私のこれまでの子育て支援についての取り組みといえば 次世代育成支援対策促進法 に基づく市の対応を問うものが主であったようだ。
それは一つの対応策ではあるが、そればかりではない事が、今回の研修と今日の園長の話を聞く中から見えてくるようだった。
社会の現状をカバーするため、行政の取り組むべき仕事は細分化され専門性を深めて行く。それは 福祉行政 という名の下に統括される全ての現状について言えるように感じる。すなわち障害者福祉であり高齢者福祉であり、そして子育て支援であり。
今後、西条市の子育て支援体制を考える場合、総合福祉会館内での地域子育て支援センターがどう機能するのか、また２市２町合併に伴って行政と民間との相互補完体制をどう構築していくか。注目してあたらなければならないようだ。
こう書くと、昨日の日記と内容が全然違ってくる。
やっぱり政治は、その現場に足を運び、現場の人の意見に耳を傾けることが基本のようだ。
まだまだ勉強が足りない一色達夫である。
この飯岡の施設が開設されて１年と数ヶ月。施設の名前だけは把握していても、その具体的な機能までも十分には理解できていなかった自分を反省するばかり。
| 2004年06月27日(日) |
生活福祉教育委員会 視察研修 総括 |
梅雨本番のぐずついた天候に、午前中はゆったりと研修旅行の疲れを癒しながら、市民の皆さんの税金を使わせてもらって一色達夫は何を得てきたのかを反芻してみる。
今回の研修は、子育て支援について、福祉の面からの施設と体制の整備について及び、教育の面から、教育現場への人員投入の実践事例を研修させてもらった。
この方面の体制整備について、西条市はどうであるかと評価すれば、施設面では保育園・幼稚園は民間による整備によって充足しているし、子育て支援施策については 鷹丸の児童館の運営や飯岡における支援センターの整備、及び新しく建設される総合福祉会館内での子育て支援センターの開設によって、施設と体制が整うといえる。
人員投入については、小学校低学年における少人数学級の必要性については、保守革新を問わず異論が無いところであるし、第７次教員配置計画（？ でよかったかな）で配慮され、理科（？）におけるテームテーチェングの実施のための加配置や、大規模校における復数教頭の配置についても既に実施されている。
この実施については、生徒数の減少によって教師の数が余ってきたのでやっと実現できたという内幕は、このさい触れないほうが良い。
プライバシーの関係から、あまり公とはならないが、適応指導教室の開設については西条市青少年育成センターが受け持ってくれているようだ。新施設での実施の検討もされている様子。
学級補助員派遣事業については、緊急雇用対策での事業として実施済み。
ＩＴ講習についても、同じく緊急雇用対策での事業。
と、粗方のメニューは実施されていると理解して良い。
スポーツ施設、文化施設の整備についても、あらまし整ってきた。
だが、欲張って（語弊があるか）西条市での先進的取り組みを求めて行こうかと考えれば、無くはないが 私自身積極的に推進しようと思う方策についてはまだまだまとまっていないというのが本音ではある。
例えば６月議会でも取り上げられ、私自身も丸亀市で研修させてもらった２学期制について言えば、年間２０時間ほどの授業時間の増加を図るために導入するのには疑問が残る。
市原市での研修で質問してみたが、研究校としての実施を行っているとの事だった。その事が市原市議会だよりに掲載されている。
今年１月１４日の鳥取県での教育の自立フォーラムで片山知事は、２学期制の導入よりも、根本的に週５日制を見直す方が的を得ていると発言していたことをもっともだと思っている。
ファミリーサポートセンターの開設による子育て支援については、コマーシャルを徹底すれば、需要は喚起できるだろうけれど、提供会員の確保と質の向上はなかなか難しい。それよりも、次世代育成対策でゆうところの、子育て中の有給休暇取得向上などの根本的対策を講じることであり、そんな取り組みを後回しにしてのセンター開設には疑問がでる。
教員採用は県の裁量の範囲であり、市独自予算での図書館司書の採用や補助員採用には、よっぽどの教育理念の構築と政治的決断が必要。
教育現場における消耗品類調達への配慮などは、直ぐに出来るのだが、自分達の使う学校や教材について、自分達で整備し調達の努力をすることによる教育的効果を計ることもないがしろにできない。
こんなジレンマに陥りなかなか結論がでない。
大人がしっかりとした地域づくりを進めて行く姿勢でいれば、子供は自然に健全に育つ。
結論は、こんなにも優しいものなのに、何ともこれが難しい。
研修させもらった一つひとつの施策を検討しながら、なんとも思案投首ではある。
当面は、図書環境整備のために新図書館建設についてより良き方向となるよう推移を見守りながら、子育て現場へ足を運ぶ事を怠らないようにすること。
| 2004年06月26日(土) |
農業共同組合 総代会 |
宿泊地東京浜松町から１２時半無事に西条に帰着。帰宅、昼食後 農協の総代会に出席。
１４時開始、終了１６時５分。
多角経営を進める西条市農協は、着実に収益を上げているところから、総代会での質問は数件に留まり、ある意味でしゃんしゃん大会の様相ではあった。
提示資料は例年通りのものであり、それが法律の元で運営される共同組合組織としての有るべき姿ではある。
だが、政治を司る一員としての目から見れば、国や県、それに市との関連においてどのように事業が展開されているのかを、少しは提示できないものなのかと割り切れない思いに捕らわれる。
来賓挨拶で市長は、食への取り組みとして、食品コンビナート構想 スローフード 産業支援センターの活用 と力を込めて述べておられたが、さて如何に。
その取り組みの全容を検証をしきれていない私としては、今日感じる事はここまでか。
２日間見ていないだけなのに、稲はその姿を一段と力強くしている。梅雨空にしのふる雨の中を田圃の見回り。
| 2004年06月25日(金) |
生活福祉教育委員会 千葉県市原市研修 |
今日は 千葉県市原市での「一人一人が輝くいちはらの教育」推進について の研修。
市原市は、人口２８万の市において製造品出荷額３兆１３３３億円。財政力指数１，１４という 「裕福な不交付団体」である。
市域の海岸部を埋め尽くす 京葉臨海コンビナートの企業群が、日本の 繁栄 の象徴のように、高い煙突を林立させている。
この数字を見ただけで 何だか 引いてしまうような研修ではあるが、行政のやること同じ と臆せず学ばせてもらいました。
市原市独自での 少人数授業推進事業 小学校第一学年少人数学級推進事業 適応指導教室推進事業 学級補助員派遣事業 について、その概要の説明を受ける。
この部分だけの説明では、教育の現状と全容を把握することには困難があるが、この方向での事業を推進する事のメリットが大きい事は容易に想像できる。
| 2004年06月24日(木) |
生活福祉教育委員会 栃木県栃木市研修 |
栃木県栃木市で「とちぎコミュニティプラザ」について の視察研修実施。
平成１２年１１月に完成した 保育園 地域子育て支援センター ファミリーサポートセンター 児童センター 地域コミュニティーセンター の複合施設。
子育て支援の拠点施設として５つの機能を有する、乳幼児から高齢者までが利用できる施設。
この栃木市の新しい施設の概要と運営状況について研修させていただいた。
自分の子供達が小さい頃は、地域の児童館や保育園・小学校にお世話になって、様々な行事にいっしょに参加させてもらったりしながら、福祉及び教育行政について知識を得ていた。
それが子供達が大きくなった今日では、いつの間にか受験が最大の関心事となり、帰宅が遅いことや携帯使用料が高額となっている事へのお小言で、ある意味コミュニケーションを取っている状況である。
そんなところから、飯岡地区に新しく建設された保育園内に子育て支援センターが開設されているのに、まだその様子を見学にいっていないというような 関心の薄れ があったことは否めなかった。
委員会研修でもって、久々に保育園の雰囲気を味わいながら、そんな自分自身への反省がわき起こる。
次世代育成支援対策の基本計画が実施に移される時期が来ているが、子育て支援の体制面での状況把握を、一からし直しておくことも必要なのか と思いながら研修での話を聞かせてもらった。
折しも、１１月には開館する西条市総合福祉会館内には「地域子育て支援センター」が開設される予定である。
また、新西条市の施設としては 東予市南部複合施設 での幼稚園・保育園の開設があり、そのような施設 の運営についても、やっぱり関心を持って望まなければならないだろう。
栃木県栃木市は江戸の近郊地にあって、物資の集積地として発展してきたようだ。ホテルの窓から見下ろす市街地には、黒壁の土蔵作りの建物が点在し、その歴史を今でも日常的に具現している。まだ行って見たことはないが、川越と似たような雰囲気の町である様子。
市議会事務局に案内していただいた、祭りの山車会館で見せてもらった５年に一度しか出さないという山車の豪華さに、裕福な商人文化の 粋 が感じられる。
その隣にある「とちぎ蔵の街美術館」でのエミール・ガレ展は、３年ほど前に大阪の展覧会で鑑賞して以来の事で、思わぬ拾い物。
朝９時半より、今日予定の要件に取りかかるため 出動
観光協会総会のおりお合いした方との打ち合わせ。個人宅の訪問。依頼事項の現地確認。船形の奥にある畜産場の見学。市役所内で担当との打ち合わせ。研修の日程検討。
と、一日の仕事としては成果があがった。
１８時過ぎに帰宅して、議員用ＦＡＸを覗くと「台風６号に伴う水防本部の設置について」との報告が入っている。
台風が愛媛の西よりのコースを通ったため、被害はそれほど無かったところから、今回 水防本部 は設置されなかったのだろうと早のみこみして、２１日の日記にそう記入していた。
水防本部についての議員への報告はどうなっているのだろうかと、市役所担当に電話して聞いてみると、「台風が通過して、被害の全容がまとまってからの報告となります。」とのことだった。
水防本部が設置された時点で、地元消防団が詰め所に集合し、警戒に当たるようなので、その事について知っておきたいため、議員への報告を「水防本部が設置された時点でいただけないものだろうか検討いただきたい」と依頼しておいたのだが、さてどうだろうか。
災害警戒本部 の設置時点では、関係者への連絡等でごった返しているだろうことだから、議員への報告までもに手を煩わす事は酷かもしれないなあ。
水防本部の件については、昨年の８月８日付けの日記に記入している。
地元を流れる渦井川の水防への懸念を地元住民から指摘されていたので、台風来襲時に状況を確認しておく必要があったため、その事について書いている。
当時の日記を読み返し、昨年８月１２日付けで議員に送られてきていた「台風１０号に伴う水防本部に設置について」とのＦＡＸを確認し、西条市地域防災計画（風水害対策偏）を読み、「行政における防災体制について」を確認。
水防本部 は天気予報で ｛「警報」が出たら設置される｝と理解しておけば良いようだ。
議員９年やっていても、行政の仕事に対する理解はまだまだ出来ていない。反省。
明日から所属委員会の研修のため 栃木県栃木市 と 千葉県市原市 を訪れる予定。
防災の事はもっと詳しく書かなければ ダメ なのだが、７時市役所出発予定のため、今日はここまで。
２４日・２５日の研修結果は２６日に記入予定。
あ そうだ。３月議会で同僚議員が一般質問を行った「市民一斉防災訓練」の検討は進んでいるのだろうか。
韓国 金鮮一さん の冥福をお祈りする。
世界を覆う 増悪の連鎖 を日本から断ち切っていく行動を起こしたいと思うのなら、７月１１日に投票場に足を運ぶことから始められると思う。
| 2004年06月22日(火) |
神奈川県 逗子市での研修依頼 |
朝から台風一過の青空が広がり、日中は暑くなりそうなので、朝一番に残りの 除草剤の散布 を済ませる。
これであとは、水管理が主な仕事となるが、畦の草刈りや肥料散布と夏作は次々と仕事が続いていく。
農作業を済ませたあと、７月に予定している個人研修の検討にかかる。
メインは、昨年もお世話になった 東京ゆうぽうと での自治体議会政策学会 主催の「自治政策講座」
これが７月１６日（金）から１８日（日）の三日間での７講座の集中講義。
上京に合わせて、近隣の適当な自治体での研修を絡ませようと考えていたのだが、６月議会での一般質問の資料収集のため、景観と建設物高さ制限 についての取り組み事例をネット検索していた時にヒットした 逗子市 に触手が動いた。
一昨年の神戸での 住民活動参画社会フォーラム に参加のおり、元逗子市市長富野揮一郎氏（現龍谷大学教授）の話を聞く機会を得、すっかりとファンになってしまった。そこで、出身地である逗子市の事が気になっていたのだが、上手い具合にネット検索にヒットして、この地での条例制定の内容について知るに至った。
条例制定関係から研修項目を設定し
「逗子市まちづくり条例について」
・制定に至る経緯
・既存条例との関係
・条例制定に伴う具体的施策の内容
・制定の効果
・「景観法」制定における逗子市としての今後の取り組み
とまとめてみる。
この地は 米軍池子弾薬庫跡の開発について、活発な住民活動の中から富野揮一郎市長を誕生させた経緯がある。現在は若い長島市長がユニークな市政運営を行っている様子なので、そんな雰囲気の中での町づくりがどの様であるのか興味がそそられる。
この「まちづくり条例」に至るまでには「逗子市の良好な都市環境をつくる条例」「逗子市環境基本条例」「逗子市みどり条例」と制定されているようであるし、このような既存条例が制定された経緯についても、現地を見ることによって理解できればと期待している。
いずれも西条市では制定されていないような内容であるし、「地域の自立」を標榜する自治体にとって独自の条例制定はこれから必須となるだろうから。
今回の研修によって、西条市における施策推進を図るうえでの、議員としての基礎知識が得られればと考える。
案を作って、あとの相手先との交渉は議会事務局に依頼、夕方にはＯＫが入る。
７月１５日午後からの研修が決まった。
| 2004年06月21日(月) |
台風一過 方々を回って見ると色々有る |
大型で強い台風６号が朝方に高知室戸岬に上陸、大阪から日本海に抜けていった。
このコースを通ると、台風の西側に位置する私たちの地域にはさほどの影響がない。
それでも台風が近づいてくる夜半から朝７時頃までの風雨はきつかった。
６月に台風が二つも上陸するのは、観測史上初めての事と言うが、夏場に向かってどれだけの台風来襲があるのだろうか。
風雨が収まった９時過ぎ、水田の見回りに行ったが、どこも満杯の水で覆われている。
雨も止み、吹き返しの風が吹きはじめた午後、台風の影響はどんなだったと思い、心当たりの所を見回ってみた。
今回の台風では、西条市水防本部の設置は無かったところから、大雨による河川の増水もそれほどでは無いものと予測していたが、それでも渦井川も加茂川も普段の枯れ川から一変しての濁流である。
加茂川武丈付近の堤防が「土砂崩れ」を起こしており、警備員が交通整理をしている。「この堤防こんなに弱かったのか」と思って聞いてみたら、レッカー車がガードレールを突き破って中堤防まで転落したとの事だった。
運転を誤って路肩によりすぎて、舗装の切れ目にタイヤが埋まり込み、抜け出せなくなってそのまま転落した様子だった。長く続く轍の跡が、その様子を物語っている。
なぎ倒された 桜木 日本じゃない二本が、哀れ後の祭りである。
その他、２件の用事をこなしたが、それぞれの場所での会話に、それぞれの事情を感じる。
千町の棚田は、また水田が減ったようが。車を降りて一歩内部に踏み込むと、ゴミ焼却の跡や放置された自動車。舗装は至るところくぼみや波打ちだらけ。
私も百姓の辛さの部分を経験する者として、先人の営みに対する郷愁だけでは物事の解決にはならない事は分かっていても、西条市民の誇りとしてこの地を守っていくことが出来ないのか。そんなことを感じながら、新緑の嶺を切ってせわしなげに流れていく雲を眺める。
仰々しく食をアピールして 先生を呼んで話を聞くのも結構だが、足下も見なさいよ諸君。現在の市政は、同時進行で施策を重層構造にして行くという観点に欠ける。
事例を上げれば、スローフードばかり強調して、あとのライフとタウンを忘れるから、その理想とする精神への理解がイビツとなる。
私有地への放置自動車を処分させる方法は、「西条市廃棄物の処理及び環境美化に関する条例」でもって何とか出来ないのかなあ。
久しぶりに訪れる所所に問題有り。
そんな台風一過の一日。
今治造船の見学会の来場者数は１５０００人との報道有り。
| 2004年06月20日(日) |
健康フェアｉｎ西条 今治造船見学会 |
ひうち で二つの催しがあった。
ひとつは、ひうち総合体育館での「健康フェアｉｎ西条」
もうひとつは、「今治造船西条工場の見学会」
台風６号の接近による悪天候が懸念されていたが、天候は夕方までもって催しの人出への影響は無かった様子。
ひうち総合体育館での「健康フェア」は、ＨＮＫ「生活ほっとモーニング」〜健康スペシャル〜 の録画と、様々な健康に関するイベントを絡ませた催しで、西条市も主催者に名を連ねている。
会場には、様々な健康関連のブースが設えられ、訪れた多くの方々が健康チェックをしたり、展示コーナを熱心に見学している。
そんな中で私の目を引いたのは、タバコの害を訴えるコーナーの 充実ぶり だった。
顔見知りの市役所担当職員の皆さんも、市民への案内や声掛け等、スタッフとしての活躍が見られる。
市民の健康管理は、行政の重要な仕事の一つだから、この様な機会を捉えて意識啓発を図ることの意義が感じられた。
今治造船の工場見学会は３年ぶりくらいの催しとなるのだろうか。
３０万トンタンカーの完成に合わせた見学会であり、訪れた方々は（確認はしていないが）何万人の規模だったのだろう。
日本の造船技術の最先端工場である、この西条工場の５０万トン船舶建造可能なドックは、日本国内では２０数年ぶりに建設されたものであり、見学者は老若男女を問わず、日曜日のレジャーでのお出かけ先として高い人気となっていたようだ。
日本郵船発注の３０万トンタンカー 鳥羽（ＴＯＢＡ） は、明日進水式を行うというような話を、会場の要所要所に立った今造社員が見学者に説明している。
ズングリムックリな巨大タンカーであるが、船底のスクリューから舵にかけてのなだらかな曲線と直線の織りなすフォルムは、工業技術の粋を集めたものが美なるものに昇華する典型を見るよう。
ひうちであったふたつの催し。
行政絡み事業と企業の宣伝活動であり、ふたつの催しには一見なんの共通項も無いように思うけれど、イベントを通じて仕事の内容への理解を深めていくという、なにものにも通じる普遍性といったものを感じた。
| 2004年06月19日(土) |
大型台風 ６号 接近中 |
今年は台風に当たり年なのだろうか。大型で強い台風 ６号が日本本土を目指して接近中である。
昨日の天気予報では午前中から高い確率で雨となる様子だった。そこで、大雨となる前に農作業を済ましておこうと早起きする。
水田に水が入るのを見計らって、除草剤の散布作業３８ａ実施。
畦が悪くて水漏れをしているヶ所に土入れ。等。
時折日も射す蒸し暑い天候で、体力消耗。夕方近くになってから雨空となる。
今日は早めに仕事を終了。家族揃って５人、新居浜へ映画を観に出かけた。
「ハリーポッターとアズカバンの囚人」。今日は先行上演だという。
特殊撮影に見るべきものがあるが、シリーズ作品というところから私の興味をそそる要素には欠けるきらい有り。昼間の疲れからもあって
終わってから遅い食事。子供達のリクエストが一致せず、男性組と女性組二つに別れての入店となった。
この映画館がある施設。全てのテナントは１０時まで開店しているし、スーパーは１１時までの営業だという。隣の市であるが故に出かける機会が少ないので知らなかったが、土曜の夜とあいまってか、若者の姿も結構見かけ繁盛している様子である。
そこいらの商店街がそっくり収まった規模の施設を眺めるにつけ、既存商店街が衰退するワケを見る思いで子供達のウインドショッピングに付き合う。
自衛隊がイラク主権委譲後における多国籍軍への参加を、閣議決定した。
そもそも、その是非の議論がなされること自体が、日本の自衛隊の存在理由からして既に異常な状況となっている。
どさくさに紛れて、論ずる事のなきままにあらゆるものが決まっていく。
弁当持たせりゃ食いたがる。鉄砲持たせりゃ撃ちたがる。
ガキに弁当、何とかに刃物。
ああそうか。宿営地に閉じ籠もっているだけなのだからダイジョウＶか。
それよりも日本国内でのテロ発生のほうが怖い。
地区内を走る国道１１号バイパスの４車線化工事の現場で、工事説明看板に「テロ警戒中」という張り紙が貼られているのを見つけて愕然とする一色達夫。
既にそういうご時世ですからねえ。
今、小泉を支持している方々。そんな状況の時になって、初めて気付いてもあとの祭り。
違うなあ。危険が判っていながら、おかしいと判っていながら権力迎合しているだけなのだろう。
| 2004年06月18日(金) |
６月議会最終日 図書館特別委員会 和紙モニュメント |
平成１６年６月議会の最終日。上程された議案は全て可決された。
特出すべき事柄が多い。
議案では、総合福祉会館の運営について、とＪＲ西条駅周辺地域整備計画の進展だろうか。
その他、明らかとなった事項は、新図書館建設基本構想の提示。それを受けて議会内に「図書館建設調査特別委員会」が設置された。
総合福祉会館の新町川水系に面したアクアギャラリーに、「堀木エリ子」氏の和紙創作モニュメントが設置される事となったとの報告がある。６つで２７００万円。
これが高いか安いかは、価値観の違いによるだろう。
私の、このことについての判断は、現物を見てからでないと分からないというもの。
だが、アクアギャラリーから見える風景は西条の水辺スポットとして、新しい 名所 となるような予感がする。そこへの和紙の質感と照明効果でもって、えもいわれぬ風情を醸し出せればこの予算は生きたものとなる。
福祉会館という、ある意味では華やかさに欠けるきらいのある場所を 水 木 紙 という素材で潤いを持たす事が出来れば、市民の憩いの場として長く親しまれる施設となるだろう。
この報告に対して私からの質問は一点。
福祉会館という場所を、美術的・文化的に高める効果としてこの和紙モニュメントの設置には賛同します。が、西条市出身の美術家として伊藤五百亀さんがおられるが、この様な方の作品を設置するような考えについて、どのような検討をしたのでしょうか。
というもの。
合併後の議会運営についての協議結果の報告もあった。
| 2004年06月17日(木) |
悪し と 良し どちらも同じ |
朝夕何度も見ている自宅前の川原が、ここ数年で生態系が変わってきているようだ。
私の子供の頃から４０歳頃まで、河床には砂利が一面に散らばり草などは生えていなかった。
それがこのところアシが方々に進出してきて、河床を覆いつくしている場所も多くなった。
これは。私の家の前の渦井川ばかりではなく、加茂川でもその傾向が見られるように感じている。
私の家の前の河床は深くて、アシが生えても洪水時の支障は今のところ見受けられない。が、下流の下島山大橋付近のアシはどうも厄介な存在となりつつあるようだ。
渦井川はこの橋付近で傾斜が緩やかとなり、増水時は上流から押し流されてきた土砂が、飯積神社付近では砂利が堆積し、その少し下流の下島山大橋付近には砂が堆積する。
その傾向が、この付近のアシによって顕著になり、一回の増水で河床を浅くしてしまう。そのため、増水時の水嵩が堤防から溢れんばかりの高さとなってしまう。
このところ、河川管理者の県によって、河床の浚渫を頻繁に行ってくれており、事なきを得ているが、初夏頃にはアシがまたまた生えそろってきて、毎年のイタチゴッコを繰り返す事となるように感じる。
何故アシが生えるようになったのかその原因は、生活排水流入による富栄養化かとも言われているが定かではない。
このアシ。強い植物だから、少なくなることは無いだろうし、ある意味厄介ではあり、河床高さには常時気を付けておくことだ。
このアシについて、ちょっとした雑学を一つ。
アシにはアシとヨシという二つの呼び方がある。ある研修旅行のおりバスの中で、この二つはどう違うのだろうかと話題となった。琵琶湖周辺地域での研修であり、この地域がアシの産地ということで話題となったのだろう。
アシには水を浄化する作用があり、近頃はその繁茂を奨励しているようだ。
その話題について、丁度良い具合に物産店に立ち寄ったおり、併設の資料館にその事についての記述があった。
この地域に沢山自生しているアシを使って ヨシズ を作って売っていたのだが、アシは 悪し に通じどうも聞こえが悪いということで 良しに通じる ヨシという言い方をしだしたのだという。だからヨシを使ったヨシズなのだそうだ。
安土桃山時代、この地を収めた明智光秀は、琵琶湖に生えるこのアシの収穫権に税を掛けて保護奨励したそうだ。この話題は何方かのＨＰに書かれていたように記憶している。
今日も共同水源の水当番。１２時まで。
トラクタの洗浄。納屋の片づけで一日終了。
| 2004年06月16日(水) |
天気晴朗なれど波高し |
今年最初の共同水源の当番のため６時起床。１１時半までかかった。
その間に、様々な片付け仕事をこなしていく。
田植機の洗浄が主な仕事で、終わった後に整備をしておく。植え付け爪の調整を終え、念のためエンジンオイルを点検したら、ゲージには痕跡もないほど減っている。
スローがきかなくなっていたのはこれが原因かと納得し、オートバックスへエンジンオイルを買いに走り補充しておく。エンジンが焼き付いていたら、とゾッとする。
外は梅雨の中休みの様相で晴天だが、台風の具合が気に掛かる。
今年最初の木槿が一つ咲いた。一日しか持たない花ではあるが、真夏の太陽のした次々と新しく咲いていき暑さに澱みがちな目を楽しませてくれる。
桔梗も盛りで、薄紫の花が一段落した次には白い花が咲いてくる。
百合も２つ咲いているのを見つけたが、球根が痩せてきているせいか、花も小さくしかも周囲の草花の勢いに負け、その姿をなおいっそう目立たなくしている。
金魚がおかしい。この５月に新しい住人（魚か）になった６匹全部、水性病の様子。水変えをして薬剤を入れたのだがさあ回復するかどうか。
夜７時より趣味の会の役員会に出席。先輩方の話の聞き役に回っているのだが、話題が豊富で、お酒も入った２時間半がアッとゆう間に過ぎていく。
そんな事で一日無事には過ぎていったが、何だか天気晴朗なでど波高し。
明日も水当番なので早めの就眠です。
| 2004年06月15日(火) |
農作業 委員会傍聴 観光協会総会 起伏多し |
疲れから来るのだろうか、夢見が悪かった。
会社に夜勤で出勤したのだが、ヤル仕事が分からない。そうこうしていると目を覚まして 夢 だったことに気付く。朝５時の事。
昨日残った農作業にかかるも、段取り外れで落ち込んでしまう。
除草剤散布にかかったのだが、散布機の調整が上手く行かず、指定量の倍近くの散布となってしまう。
稲が枯れる事は無いだろうが、またまた苛つくことしきり。
予定の仕事が１３時までかかり、食事もせず大急ぎで 議会の総合福祉会館建設調査特別委員会 を傍聴に行く。
１３時からの開会だったが現地調査が入って丁度開会したところだった。
この特別委員会は福祉会館の建設が成ったところから、今回が最後の委員会となる模様。管理条例、落成式予算、周辺整備予算についての審議があった。
落成式の予定が知りたかったのだが、委員からの質疑が無かったので、終わってから直接担当者に聞いてみた。
建設工事の予定がまだ分からないので、一応１０月半ばとしているとのこと。落成記念の講演会のようなイベントは考えていないのかと聞いてみたが、今のところは落成記念式典だけだが、運営の中からそのような催しが必要となるかもわかりませんとのことだった。（なおこれは立ち話です）
１６時から 西条市観光協会総会に出席。
会員数が昨年度１６９名から今年度２１５名に増えているのが特出すべき事項。事業は例年通りだが、今年の議題の中に２市２町合併に伴う観光協会の合併問題があがってくる。
昨年中に３回にわたって会議を持っているが、まだ具体的な内容の詰めにはいたっていないとの事。平成１７年４月合併を目途にして、話し合いを持つとのことだった。
丹原町、小松町から、支部として組織を残したいとの意向が標されているとのこと。
観光は、地元のイベントあってのことだから、合併して事業を地元の内情を知らないものが運営する訳にはいかないだろう。地元としたらこれまでの事業そのままの形で運営したいだろうし、かといってそれでは合併のメリットがでないし。
事務局一元化による事務能力の向上と経費節減効果をどう出していくかだろうか。そのような形で事務局が仕事をこなしてくれるかどうかが問題だが。
統一パンフ発行による宣伝力向上も考えられるかな。
理想を言えば、自前の事務所開設による運営体制確立だろう。松山のようなコンベンションビューローまで発展すれば尚ヨシ。
１７時からの懇親会では、例のお弁当屋さんがこの一年でどれくらい販路を拡大しているか聞きたかったのだが、出席していなくて残念。
出席者と話している中から、ひょんなことから仕事の話が出て盛り上がった。
今年に入ってから仕掛けを作って、いろいろと画策しているところだったので、願ったり叶ったり。渡りに船とはこのことだ。
内容についてはいずれまた触れましょうか。それとも自分だけの密かな充実感を味わおうか。さあどっち。
朝の落ち込みから、夕方の盛り上がりへ。観光協会総会は例年収穫大であります。
議会と農作業。一段落したら、気合が抜けたのかドート疲れが出てきている。
朝７時に一度目覚め、寝床で今日の仕事の段取りを考えていた所までは記憶がある。
次に目が覚めたら、既に目覚ましは１１時。ギャー、仕事の段取りが狂った。
朝昼兼用の食事を済ませて、農作業にかかるも、こちらも捗らない。
かの台風での増水と風の影響で、麦藁が水田の片方に吹き寄せられ、稲を覆いつくして、直しに おお手間 がかかってしまう。
夕方７時半過ぎまで仕事をするも、予定していた仕事が、結局明日に持ち越しとなる。
順調にこなしてきた今年の農作業も、此処に来ての疲労にペースダウンか。
明日は 議会 特別委員会 が二つ予定されているし、観光協会の総会があるので農作業は出来ないし。
農作業中に考えることは、昨日も触れた自治体合併に伴う議員任期延長問題について。事が何故こうなったのか。これからどう推移していくか。その時の一色達夫の考え方と行動はどうか。
すでにまとまっているので、日記に書こうと思っていたが、明日は早起きして今日遅れた農作業を取り戻すため、今日はこれまで。
この話題は後日。
| 2004年06月13日(日) |
早かった一週間 良くやった が |
６月議会 と 田植え が重なった先週一週間は アッという間に過ぎていった。
議会では 質疑 質問 委員会審議の傍聴 所属委員会での議案審議。
田植えの方は、今日 最後に残った一枚８ａの田を植え付けて、今年の田植えは終了となった。
どちらも順調にこなすことが出来て、一年で一番忙しい時期を 良くやった と自分自身にご苦労さん と言ってやりたいところだが。
過ぎてしまえば、反省点が見えてくる。
今日の地方紙に写真特集として 棚田「先人の遺産 日本の原風景」が掲載されている。その中で 西条市の 千町の棚田 も紹介されているのだが、景観 の面からも、この地区での意識啓発活動が望まれるところから時期を得ている。
このところ様子を見に行っていないが、少し時間が出来たら出かけようかな。
その次のページには、「四国中央市｛巨大議会｝特例任期短縮論が急浮上 解散求め住民投票請求も」との特集記事。
マスコミは、早手回しにキャンペーンをはりだした。
四国中央市は６８名の議員だが、新西条市議会は それよりも多い７８名。
四国中央市での６月議会で、議会自らが何らかの結論を出さなかったら、世間の動きは 風雲急を告げる 事となるだろう。マスコミキャンペーンは、それを見越した上でのいわば警告の意味も込められているのだろうと推察する。
記事中の「東かがわ市での議会解散スケジュールと同じように進んでいる」との文章が、なにをいわんとするのか示唆的である。
一つ終われば直ぐに次なる課題。
今日は一日晴天だった。田植え後の片づけ仕事を手元が分からなくなるまでこなしながら、次なる仕事の段取りに、なんだかうっとおしい心ではある。
昨日、景観法と景観緑３法が成立した。
この法律の運用次第では、とても面白い地域での取り組みが出来そうだ。
５月に、荒廃田の復田の件で、新居浜の農業委員会を訪れたおり、農業委員会便りが発行されているのを見つけた。その中の文章に「景観形成作物の栽培について」というものを見つけ興味を持った。
農業地域での休耕田で、景観形成作物を作ることを奨励しているお知らせなのだが、西条市では見かけない取り組みである。
水田が、その季節ともなれば一面様相を変えて水田となり、田植えが行われ次第にみどりを増していく。子供の頃は、そんな風景が当たり前であったのに、今では 歯抜け な田圃の様相が見慣れた風景となってしまった。
今日も農作業をしながら、時々見回す辺りの風景に、ため息を出しながら景観法の使い道を考えている。
公的組織に頼らず、ましてや法律に頼らず、第一義的には持ち主が、第二義的には地域住民が、自らの地域の様相に心を砕くこと。
それが出来ないものだから直ぐに法律に頼ろうとする。そんな縛りは本物には成り得ないと、分かっていながら考えずにはいられない。実効性があがらない現状の前に、規制に頼ろうと次第次第に深みにはまっていく。
ポツネンと田圃の中で痛い腰を叩きながら、考えること多数有り。
朝６時に目覚ましを掛けていたのに、気付かずに眠っていたらしい。７時少し前に妻に起こされる。
田植え作業も３日目ともなると、疲れが溜まってきている。
台風４号接近の影響による雨の中、３ａの水田への田植え。その後の作業をこなし、９時に田圃より帰宅。朝食。
１０時開会の 議会 生活福祉教育委員会 に出席。
現地調査４ヶ所のあと１１時より議案審議。
この委員会は久しぶりなので、なんだか戸惑ってしまう。
継続的な事業、新規事業、合併関連事業。それぞれに、事業に関係する市民の皆さんの顔を思い浮かべながら、昨日、抜き出して来たメモに従いながら質問。
１０月オープン予定の「総合福祉会館」の運営予算が出てきているのだが、この施設関連の新規事業が数件ある。
各事業ともに、市民福祉向上のために重要なものなのだが、私自身の準備不足もあって、それぞれの事業の内容を把握し、西条市の福祉施策全般の変化を明らかとするまでの質問内容とは言い難かっただろうなあ。
「住み慣れたまちで安心して暮らすために」シリーズも、Ｎｏ７までで止まっているのだが、「福祉会館」での新規事業への期待を込めて、続きを書いていかねばと考える。
けれど、今日審議した議案の主なものに触れようと思ったら、これも一週間くらいかかりそうだ。
協議会で、昨年から調査研究していた「西条市新図書館建設構想」資料が提示された。いよいよの感有り。
ざっと拾い読みしただけのところでは、図書館建設への理想のエッセンスは感じられた。このただの文章から、これから如何なる形を導き出すか。それが問題だ。
夕方帰宅途中、あと一枚になっている田圃を見たら、折からの雨で、頃良い加減に水が入っている。
明日の予定を変更してしろかきにかかり、夜中の９時に終了。
段取り良くいったものだ。
６月議会も 田植えも 山を越した。
本日、景観法 及び 景観緑３法 成立。ヨシ
| 2004年06月10日(木) |
水田 議会委員会傍聴 ＪＡ支所総代会 農業三昧 |
朝６時から田植え作業。昨日作っておいた水田３５ａに一気に植え付ける。
昨日のしろかき作業は 急ぎ働き だったので、出来の悪い仕上がりで、田植え作業は難渋する。
農作業のノウハウを言うと、麦作の後は、麦藁を焼かずに土作りのためそのまますき込んでいる。これをたっぷりの水の状態でやってしまうと、麦藁が水で洗い出されて大量に浮いてしまう。
麦藁を水面に浮かさないためには ひたひた 位の水の状態でしろかき作業を行う。そうすれが麦藁は土に練り込まれる。
予定と相談しながらの農作業は最適状態での作業とはままならず、エイヤとばかりに動くと、後からの手間が余計にかかってくる。
気長にしかも端的に動くことが肝要なのだが、この年になると去年の事も忘れて、結果がでてから 嘆く 事しきりな一色達夫。
昼までには３ａの小さな田圃のしろかき作業も出来上がり、今日の農作業は あがり。
昼１時から議会総務企画産業委員会の傍聴。５月の編成替えまでは所属していた委員会で、要領が何となく分かっている。その委員会なので、傍聴しているのがなんだか苦痛な時間だった。
「この項目は、此処を押さえとかないと」などという意識が湧いてくる。
農業関係の予算審議有り。
私が議案質疑した項目があったが、「人が折角質疑してるのにそれを活かしてよ」と言いたくなる。ベテラン議員は、流石西条の事情に通じているとは思ったが。
請願が数件あったが、それなりの意見が出て良かったと思う。
以前は、大体の請願に対して 意見開陳も無く即継続動議が出されていたが、国の方針と自治体の意見に違いが如実となった状況の下では、賛同できる意見には乗ろうとの雰囲気となっている。
中で、趣旨には賛同なのだが、この決めつけ言葉に引っかかる、という案件が 相変わらずある。この請願者が良く使う言葉と思うが、時代も動いているのだから、言葉も選べば良いのにと感じる。
実利を得る行為は 反動分子 などと言われるのだろうかな。
夜は７時半からＪＡの支所での地区総代会に出席。
「総会」の事前説明会で、前年度実績報告と本年度運営方針説明が主。
出席者から
・田圃への空き缶ポイ捨て防止のため、ＪＡで自動販売機撤去運動が出来ないのか
・地元高校での後継者教育はどんな状況なのか
という話が出たが、ＪＡで取り組む問題では無いと一蹴された。
確かに行政での取り組みが主となるべき問題であり、どちらも成果が上げっていない事項ではあるが、市民自らがそれぞれの立場で出来ることに取り組むという姿勢に欠けている。
農業イコール環境。農地保全イコール自然環境保全。
という大局的見地から、営利ばかりが共同組合の理念ではないのではないのかと、一政治家としての自分の取り組み不足を棚にあげ、なんだか不満を膨らましながら帰路に付く。
こう綴って見ると、一日農業三昧
朝６時から農作業。
田植えのためのしろかき作業。一日中トラクタの上で過ごした。５枚計３５ａほど出来上がり。明日は田植え予定。
今日農作業をしているのは私一人だった。いつもの年ならこの時期にはにさん人はいるのだが、一人は体調を崩して今年の水稲は休むそう。もう一名はお母さんの葬儀で農作業は休まれている。
トラクタの上から、時々、周囲を見渡すのだが、見えるのはつがいの鴉２羽。雀数匹。時々燕が目線を突っ切っていく。
鴉にしては身体がスマートと思ってよく見たら雉だった。
こちらはつがいでも雄と雌では全然違う。エメラルドグリーン様の綺麗な姿のあとに、茶のまだら模様の雌がとことこと付いて歩いている。耕作放棄田から歩いて出てくるのを見ていると、親の後に子供が３羽。
トラクタの音に驚くでもなく、休猟期の子育て真っ最中。
畑の収穫物を失敬して行くので、母は嫌がり怒っているが、谷間の畑は自然の中。
人間も動物の一種と思い、自然からいただける少しだけの恵みがあれば十分か。
昨日の緊張から解放され、世のしがらみも喧噪も、今日は逃れて無念無想ではある。
| 2004年06月08日(火) |
平成１６年６月議会 一般質問 |
今回の一般質問の通告は６名。
通例の定例議会に比べて少ない質問となった。ということで、今日一日で予定の質問は終了し、明日は休会となった。
１１月の合併を間近に控えて、なんだか 荒らしの前の静けさ と表現したらいいような質問戦ではあった。
自治体の形はどのように変わろうとも、市民生活や行政の継続性を考えれば、今、指摘しておかなければならないことは山ほど有るはずなのだが。
自己評価をすれば、景観法制定を見越しての投げかけは出来たように思う。
採点は、ウーム。これから点数を上げていく活動を重ねよう ということですか。
個々の案件に対する 新たな芽 については後日提示するとして、今日は早めの就眠。
明日は一日トラクタ運転予定。
| 2004年06月07日(月) |
平成１６年６月議会 議案質疑 |
今回の議案質疑は２名での３項目。
県や他市のように、近年の傾向を具現するような少額予算ではない「積極予算」であるのに、質疑の件数が少ないのは、なんとも寂しい限り。
私は畜産業費について質疑する。
「家畜排泄物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律」が平成１１年に施行となり。法に適合する施設整備の猶予期間が５年間あったなかで、その最終年度での予算付けとなった。
これも補助を出す相手がいることなので、早い遅いは言えないのだが、その期間の取り組み遅れが、地域におけるこの方面での遅れと合致していなければ良いが。
西条市では畜産業の事業者は３戸だが、２市２町の合併によって大幅に増える。そのことへの今後の対応も担当との打ち合わせのときチラリと出しておいた。
流石データは準備している。丹原町の補助対象者は４０戸もあるそうだ。
昼前には終了。
帰宅、昼食後、明日の一般質問の文章検討の後、段々畑に 梅の実 の収穫に出かける。１０本ほどある梅の木からキャリー１杯ほどの収穫。
消毒もなにもしていないので、梅の実にはどれも黒点病が付いて市場には出せないので自家消費のみ。
暑い。気温は３０度あったかな。
明日から灌漑用水源の運転開始なのだが、議会に出るため農作業は出来ないと伝えておく。
外は雨、梅雨本番。
深夜まで一般質問の検討。
| 2004年06月06日(日) |
梅雨本番で田植え パワーアンプに翻弄され過ぎ |
２枚計１６ａの田圃への水稲の植え付け作業。昼頃には終了したのだが、それを待っていたように雨。夕方まで断続的に降り続く。
今年の農作業は、なんだかすごく段取りが良い。
夕方までトラクタ運転。田植え準備は一段落ついたので、庭木の剪定作業少し行う。
明日から６月議会での質疑・質問が予定されているので、今日は早めの あがり。
質疑文章の微修正。資料に付箋を付けたりの準備を終え、後は明日を待つのみ。
質問文章の修正は、明日にする。
この社会には、ごく少数だが愉快犯という人種が存在する。そのほとんどは自分の顔を見せないで、反撃される事の無い位置から他人を攻撃にかかる。
文明が発達していない時代であれば、そんな人種の影響はごく限られた範囲しか及ばず、大抵の場合世間の嫌われ者として孤立することとなる。
だが、印刷技術に始まり、電話、ＴＶ、ネットと文明の発達にしたがい、愉快犯は恰好のパワーアンプを手に入れた。
最近のイラク人質、拉致被害者家族バッシングなどは、大体同一人が対象を変えて攻撃を仕掛けていったと推察される。
日本全体の中で、たかだか１０００件ほどのバッシングを、時代の風潮のようにことさら増幅して反応する必要は無い。解説するマスコミも、この頃はこのパワーアンプの恐怖に怯えて、社会の有るべき姿を指し印す仕事に腰砕け気味だ。
もっとも、ごく少数のそんな人間の存在を憂い、そんな反社会的人間を救済したいという慈愛に満ちたお方ならば、尊敬したいとは思うが。
パワーアンプの恩恵を最も受けているのは カラオケセット だろうか。これは良い。
どんな音痴でも、マイクを握れば一躍ヒーロ。
自然を相手の農作業では、人間一人のパワーの範囲での仕事に納得し、定量という現状を身につける。
だが、ここにもパワーアンプ導入が無くはない。
私自身は、大型に買い換えたトラクタの恩恵を受けている。
けれど、ここにも定量という現状を納得することばかり。油の減り具合は、以前の倍ほどだけど、作業時間は半分にはならない。貯金は減った。
そういえば、昨年の資産状況は、まだアップできていないなあ。
そんなことに妙に納得しながら、自然の営みから乖離した人間社会のイビツさを思いながら農作業。
今日は日曜日。ぐるっと見渡した田圃には、これまで見かけなかった若い顔ぶれ二人。この地でも世代交代が進むのかな。
登録する前に読み返してみたのだが、何ともパワー不足な今日の日記だ。
| 2004年06月05日(土) |
一日農作業 バトルロワイヤル |
６月議会での質疑と質問の文章が一応完成したので、今日は一日農作業。
入梅だというのに、太陽がガンガンと照りつけ、体力勝負となる。
朝一番で１２ａほどの田のしろかき作業で、昼過ぎには出来上がり。明日は田植え予定。
日中は 休み休み で雑用を片づけ、夕刻になってから再びトラクタでの耕運。２１時頃まで運転実施。
一日よく働いた身体への御礼に缶ビール１本。
予定の質疑質問文章の見なおしはやらず終いとなる。
バトルロワイヤルという本があるのを知ったのは、当時中学生であった長女が 本が映画になる などと話していた事からだった。
チョットした話題となっていたし、子供が読む本の内容に興味が湧いたこともあり、長女が持っていた本を借りて読んでみた。２日間で読破。
内容は、修学旅行に出たクラス全員が無人島に送り込まれ、クラスの者がお互い同士次々に殺し合いを行うというもの。
全編が、様々な道具を使っての殺人の描写でつづられ、次第次第にクラスの人数が減っていく様子を あと何人 あと何人 という単語で標していく。
本を読み出して最初、その異様な内容に気分が悪くなる。だが、放り出す事もせずに２日間で一気に読んでしまった。
読みながら、この本を何故放り出さないのかと自問自答し、得た結論は、現代社会はこのバトルロアイヤルの内容と同じ事が、形を変えて繰り広げられているのではないかということだった。
本の結末は、生き残った二人が島を抜け出し、希望に向かって走り出すという三文小説そのものだったが、それでも現代社会におけるほんのちょっとの救いと同じく、淡い期待を捨てたくないという願望を満たしてくれた。
真夏を思わせるような太陽に照りつけられ、田圃に汗を落としながら、この本の事ばかり考えている一日であった。
| 2004年06月04日(金) |
６月議会 質問文章 出来上がった が |
６月議会での一般質問「地域再生計画」の項目の内の 文化会館の再生による賑わいのまちづり構想 について の文章作成。
この項目は 得意分野 のはづなのだが、自分の趣味の部分での思い入れが重なってしまって、文章が進まない。
出来上がりまでに３時間ほどもかかったが、最終文章がなんだか窄んでしまっている。
質問まで３日間あるから、追加修正することはできるけれど。
昼間は農作業に従事した時間が多かったのだが、田に隣接している庭木の剪定をしていたら 毛虫 がいたようで首筋やお腹に湿疹が出てくる。
久しぶりの症状なのだが、これも気になって質問文章が 冴えないもの となったきらいもある。
地域再生計画の申請文章にうたわれている 文化会館の再生 は名目変更だけのものであるが、それでは今までとなんら変わりがない。申請と合わせて施設整備や運営体制についても合わせて見直す必要がある。それを理解してもらうような質問文章でないといけない。
おっとっと、日記の方が質問文章よりも良く分かるぞ。
気分を変えたら、出てくる単語も違ってくる典型だなあ。
| 2004年06月03日(木) |
６月議会 質問文章の作成 |
昨日の夜から家の裏にある水田へ水を入れはじめ、１５時間もかかってようやく全面に入ったので早速トラクタ運転にかかる。
あらがき だから２時間もしたら仕事は終わったので、６月議会での質問文章の作成にかかった。
この時期、農作業は山ほどあるのだが、議会の仕事優先は言うまでもないこと。
夕方４時頃には質問の一項目である「景観法制定について」の荒文章が出来上がる。
資料を読み解きながら、通告した線に沿って文章を作っていくのだが、「景観という概念」が通告した項目以外にも多方面に広がり、その項目も書き連ねたい衝動にかられる。
今回は地域景観形成における施策について、建設部にかかる事柄に絞って通告している。だが、景観形成についての取り組みには 環境政策にかかるもの 農地保全策に代表される産業政策にかかるものにも派生する。
次々頭に浮かぶ施策をメモりながら、この「景観という概念」を処理する難しさを感じるのだが、景観法の中に規定された「地域指定」がひとつの指針となるように思い、改めて法律の重さというものを感じる。
環境や産業まで手を広げたら、この一項目だけで３０分の持ち時間を使い切ってしまう事になりそうなので、今回は建設項目への絞り込みで正解だっただろう。
夕方、気分転換に農作業。深夜になってから質問の残り文章の作成にかかる。
「地域再生計画について」の半分くらいまで出来上がり。
国政においては年金法案の参議院委員会での強行採決が行われる。
まともな国民の大多数が今回の法案の不備を認識しながら、こんなことが繰り返されても、なお自民党が政権を確保している 不思議の国 日本。
なんともオメデタイものですね。
| 2004年06月02日(水) |
米国モデルの後追いをしているかぎり起こりうる事 |
長崎県佐世保市での小学６年生による事件は、衝撃的であり子を持つ親の一人としてやるせない思いにさせられる。
妻が、この事件の事を話した元教師との会話のなかで、経験則に基づく大人の対応について興味深い事を聞いてきた。
学校現場では昼休みの給食前後の時間は、子供達の気分がゆるんで事件や事故が起こる確率が高いのだという。
タバコを吸ったり、イジメがあったりするのも、この時間帯が多いのだという。
聞いた時は、なんだか意外な事と思ったが、よくよく考えて見るとそうなのだろうかと納得する。
だから学校現場では、この時間帯には担任教師はホームルームに出かけ、担当を持っていない教師は教室の方々に出向いてトラブルを未然に防ぐ手だてを取っているのだという。
この話から考えてみると佐世保市ではどんな理由からかは知らないが、校長会が朝１０時から昼食を挟んで開催されていた当日の事件だということに、いささかの違和感を覚えた。
現在の日本社会は米国モデルがその主流を占め、経済至上主義 弱肉強食 オールオワナッシング でもっての社会構築にひた走っているようだ。
しかし、そんな米国社会の 良いとこ採り ばかりしようと思ってもそうは問屋が卸さない。米国社会の暗部もそのまま持ち込まれる事となる。
それは、暗部モデルがそのまま移入されるという事ばかりではなく、米国モデルでは人間の未完成な部分を補う社会構造がイビツとなってしまうということだ。
米国社会で、２０年も前から日常茶飯事に起きていた犯罪の多発・低年齢化・凶悪化が、周回遅れで日本社会でも起きてくる。
さらに、昨日は何人今日は何人世界でイラクで日本での死者報道が、真っ当な心をいつの間にか蝕んでいく。
今回の事件を前にしてそんな事を考えている。
社会状況は、一つの事象からだけで回って行くとは限らず、多種多様な要素が複雑に絡み合って転がって行くのだから、他にもこんな悲惨な事件が起きる要素を見つけだし、この地で起こらないような方策を講じていくことが私たちに課せられた役割だろう。
その点でいえば、数日前にＨＮＫのクローズアック現代で取り上げられた犯罪増加への対応策が良い参考となる。人と人との関わりを如何に多くし深めていくか。
人という字は個同士が支え合っている形。これがやっぱり基本のようだ。
質疑の文章が出来た。質問文章にかかったのだが、いつもの通り出だしの文章で止まっている。
| 2004年06月01日(火) |
平成１６年６月議会の開会 質問・質疑の通告 |
９時の妻が起こしてくれて、急いで身支度をして議会へ。
一般質問の通告は２番だった。
１０時に平成１６年６月議会の開会。理事者より議案の提案説明を聴取。
２度の全員協議会を含めて、昼前には参会となる。
食事後 議会に戻り、一般質問の通告をした担当部署との打ち合わせ。
今回の質問は
�〃粉冕，寮�定について
��地域再生計画について
いずれも日記に記入していた事から、具体的に範囲を広げての提示なので、担当もそこのところは心得ているとの様子が伺える。
一般質問の打ち合わせが終わってから、質疑の通告書を作成。
今回は「総合福祉会館」のオープン関連の条例や予算が多く出ているので、チョット触手が動いたが、私の所属委員会と重複するところが多々あるので、この件についての質疑通告は見合わせた。委員会質疑で聞く事としたい。
一般会計の補正予算の内で、農林水産業費の内の畜産業費について通告。
この項目での予算は珍しいので、一回聞いておくこととした。
・「環境調和型愛媛畜産確立事業費補助金」について
町での要件を二つほど済ませて帰宅は６時過ぎ。家の周りの片づけを一つして、早めの入浴と食事。寝不足で朦朧とし、文章作成にかかるでもなく、かといって寝るでもなく。ボーとＴＶ鑑賞。
主にニュースを見ているのだが、様々なバッシングを経験した方々の物言いの隙の無さに、学習することによる成長と成果を見る。この時ばかりは自分の事と照らし合わせて頭が冴える。
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