春の日記
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2003年02月23日(日) アンデルセン、新名古屋ミュージカル劇場

これも発売日を黙っていたので一人での観劇。席は一階のやや後ろの方で真ん中あたり。全体が目に入る位置かな。主演の石丸さんには基本的に興味ナッシングなのでキャスト表も特に期待せずに見た。そしたら立岡さんとか喜納さんとかが居たので喜ぶ(笑)立岡さん…相変わらずお元気そうで何よりです。素敵。カーテンコールを見ていたら踊っていないことに気が付いたりもしたけれど好きで〜す。劇場は只今ライオンキング売り出しキャンペーン実施中、と言った感じ。まだ上演日程発表してないくせに…。おっと、アンデルセンの話だった。内容は…個人的には一回観たらもういいです…。バレエのパターンってあんまりヴァリエーションがない気がするけど気のせいかしら…。まあ好みの問題か。劇中劇の「人魚姫」、海の魔女のシーンで語り手上手い、とか思いました。はまっております(笑)…てか、この海の魔女のシーン…ある意味凄いよ…。蛸とかヒトデとかあんこうとか海老とかイソギンチャクとかがさ…素敵過ぎる。この舞台で演るならイソギンチャクかな!(笑)しかしこの話の中でアンデルセンはいくつなんだか…孤児院から引き取った弟子が居るし…少年のような恋をしてるし…。帰り道、ベルヘラルドかどっかの喫茶店で当日券で何%引きってのがありました。伏見の辺りって商売っ気満々だなあ…。


2003年02月22日(土) 「文房具56話」串田孫一、ちくま文庫

うっかりアンソロジーかと思ってたら違ったけどまあ別に面白く読んだので。ちょっと世代が遠いかな、という気もしますが。文筆業の人のこういう話は妙に好き。文房具とか結構好きだし。海外行ったら文房具店とか見ると楽しいです。スーパーや食料品店もね。←言うほど海外行ってるわけではないんですが(笑)


2003年02月20日(木) 「ハリーポッターと賢者の石」J.K.ローリング作、松岡佑子訳、静山社

ようやく今頃話題作に手を出しましたか。捻くれ者だから世間の流行に背を向けたがるのです。そしてペラペラとめくってみてから、ろくに読まずにいきなり映画のビデオを借りてきてそっちから先に見てみたり…。そもそもこの作品への最初の認識ってNHKの特番だったはず。イギリス関連だから録ってみたという。ここまでの大流行振りは予想しなかったけど。ビジュアルイメージは先に映画見てからじくり読んだのでその印象が強いかと…。ハリー役の子とハーマイオニー役の子は非常に可愛い。で、読んでみての感想は「映画って上手くまとめたんだな〜」と。トロールだのゴブリンだの魔法だののファンタジー世界はさして抵抗もないし。まあ普通に面白いと思いますよ。二作目以降も映画を先に見たいな〜とか思ってたりしますが。「〇〇の映画化」ってやつは原作読まずに行ったほうが純粋に一本の映画として評価できるかも、と思うわけで。「ここは例のあのシーン」「あのシーンがない!?」とか「イメージが違う」とかいうことに気を取られすぎずにすむかな、という私見なのです…。


2003年02月19日(水) 「グッドラック 戦闘妖精・雪風」神林長平、ハヤカワ文庫JA

「雪風」の続き。零…十数年も放置プレイ(殴)だったのか…。某方が零を戦闘機相手に受というようなことを仰ってましたが、零はともかく(雪風ラヴ!てことはよく分かりますが)雪風の属性が攻め攻めだなあ、なんて(殴)我侭お嬢さんか女王様かってとこで。可愛いけど(え?)ジャムについてはほんとに哲学の世界なのね…。というかこれ、完結してますか?また続きが書けそうな終わり方だし。…続きはまた十五年後とかなんでしょうか(笑)


2003年02月14日(金) 「レッド・ドラゴン」

映画の感想は何だかネタバレしそうで難しい気もしますがまあ書いてみます。はっきり言って原作は救いがないので読むと滅入ります(笑)映画は上手く料理(…料理と言う単語で冒頭のシーンを思い出してちょっとフクザツ/笑)してくれていて、まあ普通に面白かったと思います。グレアムがなかなかいい男のような感じでした。原作より気持ち若い感じで。ラストの対決でDへの切り返しがなかなか面白いと思いました。結局アタマの良い人好きなんで。レクター博士は相変わらずいい味(…味という単語でやっぱり冒頭のシーンを思い出して失笑)出してます♪「ハンニバル」の解放されたレクターの活躍もあれはあれで楽しく(?)見ておりましたが、「獄中のレクター」というのは行動が制限されている分やっぱり面白いかなと。「羊たちの沈黙」でも思ったことだけど。「ハンニバル」のように派手だったり売りになるような残酷シーンもなく、抑え目の感じで上手くまとまっております。結構好きかも。…バレンタインデーの朝イチに独りでこれを観に行くのもどうかと思いますが(笑)


2003年02月12日(水) 「夢顔さんによろしく 最後の貴公子・近衛文隆の生涯」(上)西木正明、文春文庫

他の本を探していてその本のすぐそばにあったので気付いたけど四季の「異国の丘」の元本ではないか。しかも文庫。これは読まねばというわけで、またしても意図せず戦争モノを手に取る。…結婚してたのか(突込みどころがそこかい)…。いやミュージカルの九重君にはそんな気配なかったからさ。それにしてもプリンスプリンス言うだけあって凄い生活だなお貴族様…。当時の日本の中枢は軍部に牛耳られててどうしようもない人たちばっかりかと思っていたんだけどそんな中にも規格外の日本人も居たんですねえ…。プリンストン大学行ってたプロ並みのゴルフの腕前を持つ五摂家筆頭の跡取りがいるかと思えば有名なバロン西(この本とは関係ないけど何となく思い出したので)みたいな人も居る。それにつけても戦争辺りの歴史知識ってほんとに欠けてることよと思い返したり。


2003年02月07日(金) 「戦闘妖精・雪風<改>」神林長平、ハヤカワ文庫JA

…戦争モノというには苦しい(笑)これが二十年近く前に書かれた本とはね…(今回読んだのは修正版とはいえ大筋変わってないらしい)。全く古さを感じないし。格別目新しいわけでもないけど。今読んでそう思うってことは二十年近く前には新しかったのかな。えっこれで終わり?…続編も読もう…。
追記:ファンサイト等を検索していたら<改>では結構削られてる箇所があるそうな…。そう言われると気になる。「むは」って何だ…(笑)


2003年02月06日(木) 「パッチワーク」嶽本野ばら、扶桑社

イマイチ好きじゃないくせに目に止まると手に取る…。この人の書いてるものはいつも同じパターンがあるんだけどまあそれは良く言えば主義主張が終始一貫してるってことなのかな…。でもピンナップは別に要らないと思う(笑)…そうか…スカートも着るのかこの人…。←内容に関係ない


2003年02月05日(水) 「鏡の中の鏡」ミヒャエル・エンデ、丘沢静也訳、岩波現代文庫

唐突に戦争モノではないのは一度借りて途中のまま返してしまった本をまた借りたから。小さいときに一度手に取って挫折した(理解できなかった)記憶があります。ので、文庫を発見してリヴェンジ。でもやっぱり分からない…がく。とりあえずどういう性格を持った本なのかは解説で分かったけどそれぞれの短編が難解なのだよ…。自分向きじゃないかも。…つまりまたしても挫折ですか…。それにしても作者…再婚相手は日本人だったのか…。


2003年02月03日(月) 「叫べ!沈黙の国家日本」かわぐちかいじ、惠谷治、ビジネス社

…だから漫画家は自作のみで語れと…言いつつ読む人。この二人は幼馴染なのか。これも一連の戦争モノの拾い読みの内に入るだろうか。さすがに戦争をテーマに据えて仕事をしている人々らしく国家、歴史、戦争などについての情報も考えもしっかりしているな〜と言う感じ。こういうテーマで同世代の人間と討論はできんな〜とか思ってしまう。何より知識がないからな…。年齢の問題もあるかな。それなりに興味深く読みました。