度々旅
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2007年05月09日(水) 性懲りもなく

 あああ。気づけば桜も連休も終わり、あれあれあれ、暖かい?一日中ビルの中にいるからわからなかった。
 そうなのです。性懲りもなくまた働き始めました。4月から。今までとは全く別業界です。朝6時には起きます。7時前には家を出ます。8時前には会社にいます。早く来ている人ベストテンに入ってます。おおお。小学校、中学校、高校、もちろん大学でもそんな生活してません。30年近い人生で初なのであります。
 大きなキッカケがあり、今の会社に入りました。所属は、以前やってたことがある広報です。でも、あれはバイトだったし、民間じゃなかったから、まあ、初めてといやあ、初めてだ。そして、これまた初めて直属の上司が男性です。すごくやりやすいです。放置されっぷりが素晴らしいです。男性が多い会社ってのは、ここまで放置、いや放任なのかと驚きました。
 広報対象は、今までの私の人生とは縁遠いというか、別世界のものです。私が何もわからないのは周知の事実です。なんで、広報を志望したのかと聞かれたとき、「この世界に入りたいけれど何もわかりません。広報ならわからないことは取材すればいいので、勉強できると思いました」と答えたくらいですから。
 そんなわけで、こちらも恥なく何でも聞けます。業界について、技術について、商品についてならば、聞くとなんでも教えてくれます。この歳になって、ここまで何もわかりませんってことで聞ける環境を与えられたということは、素晴らしいと思うのであります。 
 ノウハウは自分で模索するもの。知識は自分で集めるもの。聞けば教えてやる。そんな感じで扱われていて、とても嬉しい。この扱いは、院生時代と同じだ。仕事の指示は、「論文1本書いて」くらい大雑把な指示で。ここまで任せてくれたら、そりゃ必死にやりますよと。引継ぎも何もない状態というか、小さいけれど新しい事業というか企画を投げられ、ちょっと相談しに行ったら「他の人の意見に振り回されるな。判断するのは君だ。」的なことを昨日言われ、これが男社会ってやつですか・・・と感動しました。
 まあ、そんなこんなで必死こいてはいますが、やる気がない日もあるわけで、そんな日はボケーっと資料みたりして本を読んでいるような状態。それさえも、自分のペースで仕事をしていると許されているなんて素晴らしい。というか、今まで社員をやってたときどんだけ拘束、監視されていたんだろう・・・。
 そう。気づいたのです。今まで仕事やる気がしなくて進まないなんてことはなかった。やる気がなくても、こなすことはできた。つまりあれは、「仕事」じゃなかったのかもしれない。そんなことを思ったのでした。

 ともあれ、なんとか生きています。毎日凹み、毎日ただよい、毎日必死で、毎日新しく、毎日発見で、毎日恐くて、毎日楽しいそんな日々です。


こげんき |MAILBBS

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