猫頭の毒読書日記
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2005年09月30日(金) マザー・テレサ

見に行ってきました。3回泣きましたね。わらったところもあるが。
なかなかよかった。
最後の言葉がちょっとよくないと思った。
しかしあとで調べたら
それはアッシシのフランチェスコの言葉であった。
マザーは説得術の大家ではないだろうか???
組織はシンプルなのがいい、という言葉もあった。


「飢えている人がいます。
 でもそれは、パンがないためではありません。
 愛、思いやりへの飢え、だれかの「自分」でありたいという思いがみたされない飢えなのです。
 裸の人もいます。服がないということではありません。
 見ず知らずということだけで、やさしい心づかいをしめしてもらえないという意味で裸なのです。
 でも、それらの人びとに話すことはできるだけ少なくしましょう。
 説教してきかせても、それは人とふれあう場にはなりません。
 ほうきをもってだれかの家をきれいにしてあげてごらんなさい、そのほうがもっと雄弁なのですから。」

「私たちの行いは大海の一滴にすぎません。何もしなければ、その一滴も永遠に失われます。」

「大切なのは、どれだけたくさんのことや偉大なことをしたかではなく、どれだけ心をこめたかです」
「身近な小さなことに誠実になり、親切になりなさい。その中にこそ私たちの力が発揮されるのですから」

行き倒れの人の口から出た「私は乾く」という言葉は、
イエス・キリストが十字架上で最後に口された言葉である。人によっては、
「たまたま同じことを言った」としか捉えないようなできごとだが、
マザー・テレサはこの惨めな死を迎えた男に、生きている生身のイエス・キリストを見出した.


2005年09月15日(木) ハリー・ポッター


おかしいなぁ??
想像力の自由を奪うキリスト教?

http://www.japan-journals.co.uk/dailynews/050714/news050714_1.html


2005年09月14日(水) 漢和大字典

いってきました、東急ハンズ…
ついでに、「マザーテレサ」を見ようと思ったら予定の回も
その次の回までも満席だったので
ジュンク堂で辞書の棚をじ〜〜〜っと見たりしてかえってきました

藤堂さんの漢和
はどうなったのかと思ったら
この5月に、
藤堂明保『学研漢和大字典』を加納喜光さんが改訂していたんだね
漢字の成り立ちを漫画化して教えるというのは、子供へのひとつの
教育法ではあったが、
音義敵研究は(+_+)
「漢字家族」いう用語もあやしい?けど、…


2005年09月04日(日) 「神話と古代宗教」(カール・ケレーニィ)

カール・ケレーニィ「神話と古代宗教」(ちくま学芸文庫)読み始めました。
ミノアの蛇を持った女神について「出現」の身振りといってます


2005年09月03日(土) アリストテレスの修辞学とバイイの文体論

現代の文体論はフランスから始まってますね。
修辞学というのは古代のあらゆる学問の中で
最も科学という名に恥じないものだった、とまでいっているのですね
観察の幅の広さ!分析の精緻さ!定義の正確さ!分類の厳密さ!
アリストレスによる言葉の利用の体系的研究…

日本の近代文体論というのは、文体を「個性の表現」とみる
(美辞学)

歴史的には、
紀元前5世紀に発生…プラトン、アリストテレスに始まり、
ローマのキケロとクィンティリアヌスが体系化

中世・ルネッサンス期の学芸の重要な一部門であり

15世紀の「大修辞派」というのが行き過ぎ
近世はイギリスの議会やフランス革命での政治的雄弁家が
デマゴギーの行き過ぎ…

相変わらず教育と文学を支配してはいたが
16世紀以後多少(?)衰退していた。
モンテーニュは「思考の空虚をごまかす豪華絢爛たる話し方」を苦々しくいい(随想録)
デカルトも「最もみごとに自分の思考を消化する人々は修辞学をまったく学ばなくとも相手を納得させることができる」(方法序説)
18世紀以後ロマン主義の運動、
ルソーやディドロの思想もあって、修辞学は衰退。

19世紀に言語の科学的研究として「言語学」がおこったが、
いまいち…

20世紀にバイイが新しく「文体論」として学問としての任務の提案。

構成から、転置法、省略法、くびき法、兼用法、連続法、分離法、誘引法、反復法、対立法…なんてのにはじまって、
すごい修辞学の用語があるんですよね
「グラデーション」にさえも修辞学的意味がある。


2005年09月02日(金) エラスムス

失意体前屈

「人文主義者のはげしい罵倒と批判に耐えたアリストテレス・スコラ主義のある部分が少なくとも近代科学思想の形成に重要な役割を演じた事実もまた無視されるべきではないだろう。」
DELさんの日記面白いです。
ジンブンガクっていうのはなんだろう??と思い
勝手に(自由に)くくった総合学?かと。
いや、勝手に分けてみただけだ、といういろいろなことを、もっと主体(自分)に即して

ある専門的な学が重箱の隅をつつきだすや否や離れること。
学問は腑分けだとして、

フマニズム(ヒューマニズム)の訳
ヒューマニストとはルネッサンス
食卓のエラスムスは続行中…(六分の一くらい)
ジンブンガクとは何だっけ〜〜
いろいろ参照しない前の私のおぼろな定義とは
フマニズム(→ヒューマニズム)の略?
人間の学?ルネッサンスで起こった人間中心主義?天才主義?
いわゆる総合学?
第一人者はダ・ヴィンチ?モンテーニュ?
むしろ非文学?(文学=感情の学?)

トーマス・モアとエラスムス
「人文主義」とジンブンガクとは違ったのかしらん
検証必要…
ジンブンガク=
歴史 / 考古学 / 哲学 / 倫理学 / 心理学 / ことば / 言語学習
http://akimichi.homeunix.net/~emile/aki/ethics-lecture/node7.html


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