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◆ 2005年02月24日(木)
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三大欲求を共有することから夫婦が始まる
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ダンさんの部屋は一番端の北側の部屋で、玄関入り口すぐ脇にある。 ハードなダンさんはダイニングで飯を一人で食った後、 すぐに部屋にこもるようになっていたけど、就寝を別にしたことで益々接点が薄くなりがちだ。
一緒に仕事をしていることで会話はあるにはあるけど、殆どが仕事の話。 しかもダンさんは現場に出ているので事務所にも殆ど居てやしないわけで。 朝も顔を合わさないし、帰宅後も接点は30分ほどで会社での業務連絡の漏れみたいなのが殆ど。
なんだか本当に、仕事以外の接点がないような...。
やばいなぁ。
前の旦那さんとの離婚の原因の一つも、接点が乏しくなっていたことだったと思う。 殆ど自室にこもるのが好きな旦那で、 最後の数年は、食事も睡眠も自室で取るようになっていたもんだから、 仕事している私は普通の生活ペースだったけど、 仕事をしていない旦那の生活ペースは無茶苦茶で起きたい時に起きて、 腹が空いた時に食べ、眠たくなったら寝る。
会話もあったし、仲もすこぶる良かったけど、 そんな生活ペースだから一緒に出かけることも何かをすることもなくなって、 夫婦の存在意義みたいなものもなんだかわからなくなっていた。 食事とか睡眠とか生活する上で基本的な部分ですら別になってしまったら、 後は会話でしかコミニケーションが取れないわけだけど、 それすら働いている私と働いたことがない彼とは話の重みがちぐはぐ。 なんとなく夢見がちでおき楽主義の彼と堅実主義の私では 現在、将来の生活設計すらかみ合いやしなかった。
その時の旦那の自室も玄関入り口入ってすぐ脇の部屋だ。 そういう部屋の配置というか間取りがこの孤独感の原因なのだとか、 家を改築しようとか引越ししようとか。 そんな提案も真剣に聞き入れられることもないまま、 離婚の話が持ち上がった後から修復するべくなんだかんだとやってみたけど 結局は離れてしまった心は戻ることもなく。
ずいぶんと友人知人から我が侭だと批判されたっけ。 あの頃は若かったし自分の気持ちを伝える技量も乏しかったこともあるんだろう。 離婚を持ち出したときは引き返せない所まで踏み込んでからだったし、 確かに私もそこまでに至るまでにもう少し努力と工夫をするべきだったのだとは思うのだ。
だけどこちら側ばかりがいくら工夫したとしても相手側の歩み寄りも必要だ。 相手に歩み寄らせる真剣にこちらを向かせるための努力と工夫。 しかしあの時より精神的に大人になった今でもそんな工夫が出来るかと言われりゃ、 かなり疑問だ。
結局、相手側はその生活で不満がないのだからこちらが真剣に何かを訴えても 緊迫性も緊急性もないのだから受け取り方も重要ではなくなってしまう。 相手が重要だと思っていないことを、重要なのだと認識させることは至難の業だろう。 不満に思っている方が何も感じてない方に訴えかけるのは仕方ないとしても、 相手側に受け取ってもらえなければいくらやっても仕方がない。 不満を感じさせる相手も悪いはずなのに、それを受け取ってさえもらえないのは、 相手が自分に甘えてしまっているからだ。
甘えないでくれ。
そう訴えても、それがもう当り前の日常になってしまって感覚も麻痺している相手。 甘えているという感覚すら感じてはいないのだ。
そんな相手にどう対処する? とても難しいことだと思う。
こちらがどうにかこの状況を打破しようと努力している間に気づいてくれさえすれば いいのだけども、あの時はその努力は空回りしていたように思う。 寂しさを他のもので代用もしてきたし代用はたくさんあったと思う。 だけど、代用は所詮....代用。欲しいものとは違うもの。
私に足らなかったのは自分の中でその寂しさがどれだけ大きかったかを自分でも 認識出来なかったことと、気持ちが完全に離れてしまう前に その大きさを相手に訴えることが出来なかったことだろう。
だけど渦中の人間には、漠然としすぎて自分の不満が何物なのか理解するのは難しい。 気持ちは日々動くし、すぐ傍に居る相手だから余計によくわからなくなるのだ。
傍に居るのに寂しいという気持ちなのだから訴えられる側も矛盾に聞こえる。 自分自身ですら把握できない自分の気持ちを伝えようとしても伝わるはずがなく、 そんなことをしなくても日常のことだけにほんの少しの我慢で夫婦は成り立ってしまう。 感情が大きいだけに冷静になって気持ちを把握しようとすると 相当なパワーを消費するので、なんとなく我慢を選んでしまう。
結局それだけのパワーを消費しようとしなかったのは、それだけ愛情が不足していたのか それとも疲れてしまっていたのか。
それは未だにわからないかも。 何にしても離婚という結論に至ったのは彼だけのせいではなく自分の責任も大きいのだろうな。
2度目の今の結婚ではそうならない様にしたい。 接点がなくなり始めた今が一番肝心なのかも。 お互いの気持ちが十分なうちに、この生活が当たり前にならないうちに。
というわけで週末は一緒の部屋に寝ることを今夜、提案しようとおもう。 快適な睡眠も欲しいけど、睡眠という人間の基本的な生活を共にすることは 大したことではないように見えてやっぱり夫婦には重要だと思う。
そんな些細なことから崩れていかないように。
しかし問題が一つ。 私から「一緒に寝よう」と提案するのは、ちと恥ずかしい。 そのままえっちにもつれ込まれても...。
うーん。 どうしようかなぁ。
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◆ 2005年02月23日(水)
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家庭内別居へ突入
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とうとう家庭内別居へと突入してしまいました。 普段から「離婚も秒読み」と会社でほのめかして冗談こいてたんですけどね。
というのも、建築士2級の勉強がますます忙しくなってきたダンさん。 仕事も、移動が多いこの2月と言う時期は内装関係の仕事は今が繁盛期。 学校に行って更に事務所に戻ってから仕事して帰ったら11時。 そこから予習復習、宿題を夜と朝早くやっているらしく、 もう生活ペースが無茶苦茶ハードっぽい。
そこで親子一緒の部屋での就寝にしていると夜の2時にゴソゴソ寝られたり、 4時半の目覚ましが鳴ったりで、2時間ごとに目が覚めて 睡眠が命の私もなんか調子悪くて、たまらない。
しかし実際、ハードなのは旦那で私じゃないわけだからもちろん応援してたりするんだけど、 正直、フルタイムの仕事と誰も手伝ってくれない家事と育児をたった一人で こなすだけでもハードなのに、睡眠までコマ切れされると息切れもしてくる。
事務でも、決算期はもうすぐ。 経理で一番ハードな時期がやってくる。 神経もピリピリしてくるし、ストレスも溜まる一方だ。
睡眠だけが唯一の健康確保なのに、その睡眠が犯されると我慢も限界に近づくだろうなぁ そう思った矢先、ダンさんから自室に布団を持ち込み始めた。
「ここで寝るの?」
「そう。睡魔の限界ですぐ寝れるし、起きたらすぐ勉強が出来る。気兼ねもしないし。」
そっか。風邪引かないようにね。 ちょっと寂しい気がしたけど、今日起きたら久しぶりに7時間きっちり睡眠が取れて なかなかすがすがしい。
思い返せば、寝相が恐ろしく悪いがきんちょとむっちゃ五月蠅いダンさんのイビキで、 結婚後、ろくに穏やかな睡眠が取れてなかったような。
オヤスミからオハヨウまできっちり取れる快適な睡眠。 なんかとっても癖になりそうなこの環境。
いいなぁ。いいかもしんない。
なんて、思っていることは、やっぱりダンさんには言ってはいけないだろうな...。
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◆ 2005年02月14日(月)
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主婦がチョコの値踏みをする夜
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本来、本命の男にあげて気持ちを伝えるはずのバレンタインデーも いつしか何とも思っちゃいない男にまで義理チョコを用意するのが 習慣になっているのも馬鹿げた話だと思うのだ。
それが会社の団体コミニケーションまで発展すると、もう強制の域に入っていると思う。 女性社員から金一律いくら集めて、まとめて男性社員のチョコを買う。 先輩からうちの会社は毎年やっているからと言われりゃ、 後輩の立場では「私は義理はあげない主義ですから」とは断れはしない。
私は私より上の立場の人間はいないので、こういった悪しき習慣からは さくっと抜け出た。はずなのに....。
ダンさんがもらってくるわけ。義理チョコを...。 んで、ウトいダンさんの代わりに毎年毎年、お返しに頭を悩ませる役が私。 もらってきたチョコレートの値段を解析して、その値段の2〜3倍の予算で、 お洒落でかわいらしい女性が好みそうな小物を選ぶ。
「奥さんが選んでます!」ってもろバレなんですけど...。 これなら頭を悩ますことなく、適当なチョコレートを選んでるほうがよっぽど楽かも..。
とか、思いつつももらったチョコは殆どが私が食っているので あまり文句も言えなかったりするのが実情(^^;
バレンタインデーなんてのは製菓会社が勝手に作り上げたイベントだってのは 周知の事実でそういったことを批判するのは実に簡単だけど、 例えばそういったイベントのおかげで製菓会社の売上げに貢献するのは 経済効果としては悪くない。 めぐりめぐって日本全体の景気回復に繋がる。はず..。
そんなたいそうなことはおいといても、普段は自分から買わない チョコレートを食べると甘さと美味しさを再確認させられ 製菓会社の戦略にのるのも悪くはないと思ったりもするのだ。
取りあえずは3月のホワイトデーに向けて、 回収してきたチョコの値踏みをしつつ、お返しを思案。
そんな夜も悪くはないだろう。
---------- レイアウトの改造、途中デス。 またレイアウトがいつか変わる予定。
ゴミとか産廃とかマニフェストとか、たぶん私と同じ建築業者関係の人が 真面目に検索掛けて飛んでくる人も多く、申し訳ないので タイトルとハンドルも変える予定。
今のところ妙案が浮かばん...。
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