++ Wasabia ♧ japonica ++

平凡で退屈な日常の中にこそ、目を向けたい一瞬がある。
大事なことは、いつもその中にしかないのだから。

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◆ 2002年05月15日(水)
a sexfriend or...立場の逆転
セフレの彼にのめりこんでいたというよりは、違う異性の存在が出来たことで私はそれまで恋人中心の生活から、男女問わず他の友人たちとも出かけるようになった。

恋人が出来たことで閉じられつつあった世界が、また再び開かれたようなそんな感じ。

それまでの恋人中心の生活といっても、デート費用捻出のため節約のため出歩くのを止めていただけなのだが。



元々友達は多いほうだったから、外に目を向けるとお誘いは割りとあった。

恋人からの電話の時間になればまたぞろと切っていた電話も時間を気にせずかけるようになる。誰かと電話中に恋人からキャッチが入ると無視をするか「明日にして」と恋人の電話を平気で電話を切る。

今までデートの日にちを決めるのに恋人が指定してきた日にちで全てが回ってきていたものが、先に入った予定でデートの日程も狂いがちになる。
はっきりしない約束ならば、はっきりしている約束優先で生活するようになっていった。


友達と恋人が同一線上で優先順位なしになる、セフレも同じこと。



デートの予定がなかなか決まらないことに平然としている私に恋人は焦りだしてきたのは仕方のないことだと思う。

責める口調になりつつある彼に、以前彼が私に言ったせりふ。



「あなたとはいつでも会えるから。」



かつて自分が吐いたセリフ。
これにはさすがに何もいえなかったことだろう。

恋人との立場が逆転していった瞬間だった。

◆ 2002年05月14日(火)
a sexfriend or...性の倒錯者たち
セフレの彼は、私がどうやらお気に入りらしくほぼ毎日電話があった。
お互いの恋人たちよりも会う回数はおろか電話やメールは多かったように思う。



彼は性に対して無知な私の好奇心を、知識として満足させてくれた。
性的欲求ではなく知識としての好奇心。
彼の知る限りの色んな店に連れて行ってくれて見学させてもらった。


玉抜き兄さんがやっているバーで、
ホルマリン付けのタマタマちゃんを見たとき「食べ終わったモモの種のようだ」と感想を言ったらお兄さんが笑っていたのが印象的。性の倒錯者がたむろう小さなカウンターだけの店はあふれかえって店の外まで客がいて熱気でむせ返していた。

玉を抜くときの価格だの内容だのを細かく聞くと、「遠慮と言うものを知らないヤツだ。」と彼にはたかれたけど、おかまいなしに聞いた。
客商売だから、不快だろうとなんだろうとお兄さんは快く会話をしてくれる。
素敵なお兄さんだった。お姉さんか?どっちだ?(笑)



一番妖しかったのはSMバー。
ママさんと彼が倒錯と恋愛についてガンガン言い合っている内容が、普段の生活から逸脱している世界で専門用語が多すぎて半分以上が内容が理解できず私だけがついていけなかったりもした。

向こうには鉄格子があって、お姉さんとおじさんがロウソクとムチでSMプレイ中だった。始めてみたものだから食い入るようにしげしげと眺めていたのだけど、興奮はしなかったところをみるとそういう性癖は自分にはないように思える。

てっきりお姉さんは従業員かと思いきや、彼に耳打ちして聞いてみると両方客だと聞いてびっくりした。客同士ならなぜ店内でこういうことをするのか理解できず。
彼に言わせると、こういう性癖の人はパフォーマー的なところがあって見せることも一種のプレイなのだとかなんとか。露出狂なのかと聞けば、またそれとも違うらしい。これについては未だに理解できず。覚えているのは、見せることでまた相手を探すことにもつながるのだとか。


なんとなく、セリを思い浮かべてしまったことは当然言えなかったけども。
もしくはレース前に馬を引き回して見せるパドックとか。



自称Sのおじさんが私に色目を使っているのがわからずに、席をおもむろに交代させてきた彼の真意がイマイチつかめず、ぼけっとしていたら今度は交代した席の隣にSのお姉さん(私よりも年下だけど経験豊富そうなのでお姉さん)にいきなりディープキスをされて、その気持ちよさに女も悪くないなと思っていると彼が怒り出してお開きになった。

その店は、「一人で絶対行くな」と釘を刺されたのでそれきり。
ってかそんなディープな店に一人で行くほどの心臓は今も持っていない。
一応、性的な欲求は普通どまりで今も落ち着いているから。


他にもあるけど、まぁこれ以上書いたら成人向けのただのエロになってしまうのも
忍びないので割愛するが、なにしろ普通に生活していれば見聞きすることもなかった世界だ。

女とディープキスをすることも、当然(笑)









彼のセックスはいたって平凡。それどころか肌を感じることの方が好きらしく、ただ裸でお風呂に入ったりじゃれあっていることの方が大半、行為はおまけ程度。

彼は、私の中途半端な初心さと中途半端な好奇心が相手として丁度良かったところがあるのだろう、色んなところに連れまわして私がただただ呆然としているのをみると満足していた感がある。



私くらいのバカさ加減が、彼の自尊心を満足させるに丁度良かったのかもしれない。

◆ 2002年05月13日(月)
a sexfriend or...関係
セックスフレンドというからにはセックスだけを追求する相手かと思われがちだが、そうでもない。

もしセックスしたいだけの相手ならそれは相互自慰行為になるだろう。
つまり、相手の身体を使ったオナニーでそれならば会話はいならないわけだ、突き詰めれば穴と棒があればそれで事足りる。


究極言えば、おもちゃで十分。生身の人間である必要もない。



だけど実際にはそれなりに会話をしたり食事に行ったりメールしたり電話したり。チャットもする。もちろん普通の会話でエロであることもない。
会えば即ホテルへという即物的なこともなく、会話を楽しんで終わることもある。
実際、会った回数がセックスの回数とイコールでないところがいい証拠だろう。


ほとんど恋人とやっていることに変わりはない。


違う事と言えば「苦悩するほどの胸をかきむしるほどの嫉妬心」はあまりない。
全くないかといえばそうでもなく、やはり他の異性のことはお互い気にはなっていたけどもだからと言ってみょうちくりんな「君がよければ、オレは(私は)ガマンするよ」的な、陶酔系の間柄でもない。

どっかのエロ出会い系サイトの決まり文句のような「割り切った大人の関係」などという感じでもない。

言うならば、嫉妬する心はあえてお互い見ないようにしていたというところ。
何せお互いセカンドだ、自分の立場を顧みるといえようはずもなく。
言い出せば突き進むか別れるかのどちらかを選択せねばならない、それは避けたかったという所か。

いや、お互いはっきりさせるほど自分に自信がなかったのだと思う。






愛の言葉をささやいたり、急に引き寄せられてキスをしたり、街中で軽くキスしたり。手を握り返されたり。抱きしめられたり、見つめあったり。
私たちは、ごく普通の恋人同士の蜜月を楽しんでいた。


恋人とはなかった光景。

なかったのではなく、私から行動したことはあっても恋人からそういう行為に出たのはセックスするときくらいで前儀もほとんどなく、それこそ即物的だっただけ。


例えば相手から手をつないできたり、例えば「好き?」と聞いてきたり。
そんなくだらない小さな積み重ねが、心の中をぽっと暖かくしたり関心が自分にあることが確認できたりして、心地よくさせる。



恋人よりも、セフレに気持ちが行くのは自然の流れだったのではないか....。

◆ 2002年05月12日(日)
a sexfriend or...復讐心
セフレと出会う頃には恋人との付き合いも1年ほど経っていた頃で、その頃になると、いい加減こちらから追いかけるのにも疲れてきていた。


何度頼んでも話し合っても、メル友募集は「友達」を募集しているとの一点張り。異性の「友達」と会うことや、旅行に出かけることは引け目を感じることでも悪いことをしていることでもないのだから止める気はないの一点張り。

合コンのセッティングは男友達に頼まれたから。

スキーは友達との毎年恒例の行事だから外せない。
女の子が入っているのは、盛り上がるから。




..........だから。

バレンタインディとかクリスマスに出かけるのは仕方がなくて。

皆が居るときに携帯を鳴らすと、そっけなくてすぐに切りたがる。

彼女が居ると皆に公表しないのは、聞かれていないから話さないだけで。




焼きもちを妬く私が異常なのだとさも言わんばかりだったか。

1ヶ月に一度しか会えない私との約束も、メール友達が会いに来るということで保護にされかけた。


「おまえとはいつでも会えるから」


遠距離恋愛だと言うのに?まさか。



追いかけてもらうこと、してもらうことへの慣れとはここまで相手をぞんざいに扱えると言うような見本市。

好きという気持ちが擦り切れて磨耗していて、ある意味安定はしていた。
メールのやり取りがない事実も、1〜2ヶ月に1回という逢瀬の間隔も、友達を優先されることも「慣れ」てしまい寂しいと思わなくなり、なんとなく丁度いいと思い始めた頃でもあった。









セフレの彼との関係は、彼にとっても私にとってもお互いセカンド。
こういうのを一見「都合のいい関係」というのだろうけども。
私の気持ちはセフレのほうに大きく傾いていたので、正確にはどちらが本命でどちらがキープだったかわからない。


恋人と別れても良いとは思っていた、というより、どうでもよくなっていた。
今までぞんざいに扱われていたけども、ぞんざいな存在とはかくあるものかがよくわかったのは、別れるとか別れないでキープとかどっちでもよくて、自分から「切る」労力すらもったいなく感じる「居ても居なくても良い」という存在。


彼にとってのかつての私。顧みておかしくなる。



もちろん大事にされていなかったから別の男に夢中になったのだと、そんな言い訳をするつもりもなく、よりより関係を築いていてもそうなることは十分にあるのだから。


言うなれば、単純な心変わりなのだろう。


その要因の一つに大事にされていなかったという一つの理由があるだけで、理由はそれだけではなかったと思う。


もしくは、多少の「ザマアミロ」的復讐心が、あったのかもしれない。

◆ 2002年05月11日(土)
a sexfriend or...都合のいい女
昨日の続き

その頃付き合っていた恋人との関係は、まぁ一言、良好だった。
でも私には罪悪感がなかったのは、やはりその恋人との関係が対等じゃなかったからだと思う。


男女の恋愛関係ってのは、どちらが先に告白したかは意外にその関係を左右させる事がある。私からの押しの一手で始まったその恋は、彼にとってあぐらをかいてしまうに十分だったのだろう。

電話もメールもいつも私から、会いに行くのも私から。
私は尽くすことはキライじゃなかったし愛の言葉も惜しげなく使うわけだが、彼は尽くされることは当たり前で、愛の言葉の返答すら一段上にたった物の言い方をする。


恋人たちの会話には甘ったるい愛の確認があったりするわけだけど、


例えば私のことを好きかと尋ねると、まぁ好きな方じゃないかなと歯切れの悪いセリフであったり、
例えば何処が好きかと尋ねると、オレを好きだと言ってくれるところだという。
私のことがかわいいかと尋ねれば、10人並なんじゃねぇかと言っていたりもする。


そのたび、落胆したり悲しんだりすることがよくあった。
本当のところどうだったのかと思えば、きっとそのセリフの一つ一つは全て、本当に思っていたことなんだろうと思う。

そうでなければ、付き合っている恋人がいながら出会い系サイトでメル友を募集したり、合コンに参加したり、2人オフ会と称して女の子と二人っきりで会いに行ったりもしなければ、女の子と二人っきりで旅行に行ったりもしないだろう。

ましてやそれを、さも嬉しそうに写真を見せて「かわいいだろう?この間釣れた女の子」などと私に言ってみたりはしない。


「嫉妬心をあおるためなんじゃないの?」

と言ってくれる女友達が居たけども、私から見ると私がどう思っているかと言うのは彼には関心外で、どうやら「女の子がかわいい」というのを見て一緒に感想を言って欲しかっただけのように思える。



恋人でありながら、まるで都合のいい女だったと思う。


◆ 2002年05月10日(金)
sexfriend
その頃恋人が居たのだが、ある男のつづる毒舌的な文章に惚れてセックスフレンドになった。


恋に落ちる瞬間てぇのは、周りの環境やらシチュエーションってのも大いに関わってくるのだが、ネットの中のそのサイトでは彼は人気者でいてそいつの周りには常に男女関係なく何人かの人が集まってきていたのは、毒舌でも筋が通っている上に、無駄な文章などまるでなく読んでいる誰もが納得してしまうような説得力を備えていたからだ。

それでいて彼が攻撃するのは、そのサイト内の中でバトルを仕掛けてくるようなやからみたいなヤツ限定だったのも、人気が集まる要因になった。


沢山のファンの中でいて数人の派閥グループが出来る。若輩者ながら一員に加えてもらったのは私も舞い上がってしまうには十分な要素。みな30代でいて既婚者だったが、唯一私だけが20代の独身だったので、一番人生経験が少なく、先輩たちの話はみな魅力的だった。


それでいて、ケンカ相手のグループと抗争状態になったのも更なる結束力をあげるには十分なシチュエーション。彼が居れば無敵だったからだ。





その男は妻子が居ながらにして、恋人も居たりする不倫野郎だ。
わかっていて、恋人とケンカ別れしそうな彼と関係を持ったのは人間の競争心をあおるような理由があった。

仲間のなかでも彼に好意を抱いている女の存在が私の嫌いとする女であったこと。
その存在は「捕られまい」とする心理に大いに貢献した。
そして、ある意味人気のある彼の特定の存在になることへの憧れも大きかったと思う。


私は有頂天で舞い上がった。彼も私を大事にしてくれ、大いにおぼれた。
だけどそれは長くは続くこともなく、まもなく破局した。




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◆ 2002年05月09日(木)
自分に自信がない証明


ランキングと改造投票ボタン



まずは反対派が表明ののろしを上げて、それを見た賛同者がワラワラと出てくる。

それに対して、擁護派が自己弁解たっぷりの意見をあげる。

双方意見が出尽くしたところで、中立派が「どっちでもいいじゃん」と中身のないどうでもいい意見を更新する。



だいたいがこの繰り返しだな、この数ヶ月。

改造ボタンの件では、ボタンを押さないと中身が読めず肝心な中身てぇのは他人の日記を無断リンクで中傷しまくるってな無粋な読み物が登場したことで、あらかたの意見が出尽くしたのではないのかと思っていたのだが。


今更、ランキングに面白い日記がないってことがどうだっていうのだ。


このサイトにふらりと立ち寄った一元客に申し訳ないなどと言うが、そんなこたぁタダで日記書いているようなヤツがいちいち心配するようなことか?


日記に自分の不満書いて同意を得たとして、それがなんなんだ。
改善したかったら、改造ボタン使ってる日記作者とかその他大勢の客ではなくサイトに言うのが筋なんじゃねぇ?


「文句じゃなく、一つの意見」とか「オレのスタンスの表明」とか言うべからず。それがそもそもアンチテーゼになるのだから。

しかもスタンスなんていちいち表明すること自体が滑稽なんだ。
黙ってやってりゃ、読者にゃ通じてるもんだ。
自分のやっていることに、理屈つけていること自体が自信のない現われ。


弁解する方もするほうで、双方ただのパフォーマー的要素がプンプンで苦笑いだ。たかだか遊びにしかすぎないものに、熱くなってレジスタンス気取りなんかしてないで、今ある現状で満足する遊びしてようや。

◆ 2002年05月08日(水)
セックスフレンド その2
男の都合のいい時に、都合の良い存在になってくれる異性を「都合の良い女」という。

セックスもさせてもらえるとなると便利性がグンとあがるのでセックスフレンドと呼ばれやすいが、だからと言って「セックスフレンド」が「都合のいい女」とイコールと考えるのはあまりにも短絡的。

女にも性的欲求があって、それを満たすべくお互いの意思を尊重しながらの関係も世の中には存在するのだから。


何が違うかといえば、要するに「対等」か「対等でないか」の違い。
対等でない関係ほど、情けないものはない。



自分の立場が、セフレかそうでないかを考えるよりも相手の都合に振り回されていないかの方がよっぽど重要なんじゃねぇのかな。

見分けるのは簡単、自分が対象の異性から精神的なもの以外しか要求されていないのなら、それははっきり都合の良い存在だといえる。精神的なもの以外というのはセックスであったり気持ちのはけ口の対象であったりあるいは暇つぶしであったり。


それがわかれば、その状況を唯々諾々と受け入れるか切るかの二者択一しかない。


が、都合よく扱われても側に居たいのなら、辛いのを覚悟の上、愚痴などこぼさずにいなきゃならんだろ。なぜならそれは誰でもない己で決めた道なのだから。




こそくな↑投票ボタン

だがな。都合いい女の存在は、その男を冗長させるだけ。
自分の存在が、男の精神をゆがめる結果になるの辛いんじゃねぇの?


互いのためにも切るが一番だと思うがな。

◆ 2002年05月07日(火)
セックスフレンド その1
彼女のことを悪く言う気はないのだが、友人の元々彼女。前の前の彼女のことだ。

いや、元々元彼女だな、正式に言えば。


彼女とは面識もあるしオフ会で会ったことも何回もある、電話でも話したことあるし恋人である私の友達と別れたときは、メールで相談にも乗った。

特別、私と気が合ったというわけでもないし何か魅力があるというわけでもない。人に批判する人でもないし、隠れて陰口叩くタイプでもない。控えめでおとなしめの、人見知りするタイプだ。




どうやら別れてからも身体の関係が依然として残っていたみたいだが、別にそれは独身同士の男と女だ。お互いにいい人が居るわけでもないし割り切っているのなら良いと思う。

だけど私から見たこの二人の関係は、明らかに彼女が未練たっぷりで男のほうはもうすでに違う女性に恋をしていた。
恋をしている間はこの彼女を友達として扱い、恋が終わるとセフレとして扱う。



まるで都合のいい女だ。



それでも私は「それでもいいんじゃないか」と思ってた。振り回されるのも彼女の責任のうち。そういう人だとわかっていて身体を許しているのだから。



ある日聞いてみた、彼女のことを。

「別に会いたいってわけじゃないな、行きたい場所があって一人では寂しいからあいつを誘うって感じ、別に他に行ってくれる人がいればその人と行くし。あいつと結婚する気はもうないよ。」


彼の休日は日曜日じゃなく平日、平日にわざわざ休んで相手をしてくれる人はそうはいない。


恋人が出来ると


「あいつになんて話せばいいんだ、あいつやきもち妬くんだよな。」

こんなことを言う。
自分に気があるってことを十分に認識しているから言えるセリフ。




そのまま話せば良いことではないか。そう言えば彼女は気持ちが離れて、他に好きな人が出来るかもしれない。時には徹底的に振って、未練のないように叩きのめしてやるのも優しさのうちではないのか。



結局、何かのときにキープしておきたい。そういうことなんじゃないのか。

長く付き合ってきている女は自分のこと知っているから扱いも楽だ、寂しいときには付き合ってくれて恋人が出来ると相談相手、セックス付きなら手放したくはないわな。


それほど、執着もないくせに?


それはひどいな。



最初のうちこそ、彼女の今後を心配していた彼だが今はもうすでに自分のことしか頭にない様に見えた。お節介の虫がうずく、もうそろそろ自分を顧みなさいと。

だけど昔、この彼女の相談に乗ったとき、私が送ったメールを彼に見せたらしくそれから彼女にそういったメールを送ることは一度もない。



別れてから、何人の女の相談に乗ったのだろう彼女は。
私が知る限りでは、4人。いやそれ以上だろうな。



今、また彼は恋をしている。

私は彼のもとから去ったから彼の相談役は彼女一人だ。
惚れている相手の恋の相談役なんて辛いだろうに。
ノロケまくる彼のことだ、ノロケるためだけに電話もしてくるんだろうな。


前の恋を引きずる気持ちはわからないわけでもないけども、そろそろ相手の気持ちが自分にないことくらい見抜けないと。

何年も都合いい女やっていると、自分の価値さがるぞ。









それとも彼が最終的に誰とも結婚できなくて、いい年までいくのを待つか。
彼の結婚願望の強さを知っていての、待つ女戦法?



そんな博打ナイズな人生も貫ければよしなのだが、挫折したときの無駄な時間を費やすこと、なんと馬鹿げたことか。

もしハッピーエンディングが来たら、その時初めて私は彼女を見直すだろうがな。
バッドエンドのとき披露宴に出席してそうで、ちょっと怖い。



なんにせよ、30になるんだからさ。
新しい恋をしようや。

◆ 2002年05月04日(土)
敢えて「不倫否定派」を述べてみる
「不倫について」肝心な私の意見なのだが当然、否定派だ。

が、殊更に声を大にして訴えるつもりもない。
なぜなら不倫している人を非難できうる権利を持つのは、その配偶者もしくは子供。親、時には親類縁者ぐらいなもので、それを例え友人であろうとも赤の他人が非難できる立場にはない。
せいぜい出来る範囲は感想を述べる程度ではなかろうか。

その中でも配偶者が許したのなら周りは何も言う権利はもたないのではないか。




とはいえ、それで終わらせるわけにいかないので、ちょっとだけ。


「危機が迫った時に側に居る人にドキドキしているのだと錯覚し、恋してしまう。」ってのは有名な話。
そこからわかるように人間なんて曖昧な生き物で、危機感と恋愛感とを錯覚してしまうようなファジィな回路で出来ているわけだ。


「その相手だからこその恋愛」なのか
「シチュエーションに酔っているだけ」なのか。


人の目を盗んでひた隠さなければならないアングラな世界の中で、どちらなのかを自分で分析できる人など居ないだろう。そんな特異な背景引っさげて「不倫も普通の恋愛と変わりない」だとか「純愛」だのと、自分の足元も見えてない人が吐いているのは滑稽な限りだと思う。

それが例えどちらであったとしても許されない状況は連綿として続くわけで、継続された昂揚感の中で冷静になれるはずもなく、同時に真実がみつけられるはずもない。

結局、不倫関係でなくなった途端に相手に魅力を感じなくなって別れちまったなんて話はゴマンとあるところから、何割かは状況による恋愛へのすり替えだったのだといえるだろう。




あと、昨日も書いたけど不倫の言い訳に「一人の人を愛し続けるなんて、云々」というなら結婚制度そのものをなめているとしか思えない。

この際、現実的に「愛し続けることが出来るか」が問題ではない。
出来るか疑問に思っている時点でその人は結婚は不向きだろ。少なくとも「この人なら愛し続けるだろう」と断言できるほどの強い意志(もしくは錯覚)でもって踏み切れる、踏み切った結婚でなければ、結婚は少し考える余地があると思う。

最初はそう思って結婚したけど、後になって疑問に思ったのなら離婚するなり別居するなりこれからの人生をそこから修正すればいい、その際、不本意ながら結婚生活を継続ってのもアリだが、ルールは遵守すべき。これを不倫したあとの言い訳に使うのは見苦しいばかりだ。

そもそも結婚ってのは、恋愛の持続ではなくて生活の羅列だ。恋愛の継続を考えることが間違いなのだから。



追記。

離婚してから恋愛すべきなどという否定派ではない。
長年継続された結婚生活ってのは、そんな単純に解消できるほど簡単なものでもないし、また、やむを得ずそういう関係に陥っている人だっている。

単純に「否定」「肯定」と一般論で片付けられる問題ではないしな。

◆ 2002年05月03日(金)
不倫肯定派なんているのか?
しかし素晴らしいくらい誰も読まない日記だね、こりゃ。


さて、このエンピツサイトの中では不倫日記がやたら多い上に上位を締めていることに驚きを感じた人は少なくないはずだ。そして不倫についての考えをupしている日記を何度も見た。

だいたいがこんな文面から始まる。



「私は不倫否定派です。」



それっておかしくね?

そもそも「不倫肯定派だ」と堂々と持論を述べているヤツ見たことがない。そりゃ、結婚制度になんらかの疑問を感じているヤツがいるだろうが、だからといって肯定するまでにはだいたいが至ってないはずだ。

誰だって自分は良いけど、配偶者にされるのはno thank youだと感じる。だから総論として「不倫肯定」を出来る人間は居ない。




世の中の大半が不倫反対派で、不倫している人間すら自らの行いを肯定しているヤツはいねぇのにわざわざ否定派を名乗る滑稽さってのはどうだ。


言い訳がましく「一人の人を愛し続けるなんて無理」って吐いている不倫さんはみたけども、だからといって結婚を継続したままで、進んで婚外恋愛を求めたり配偶者に不倫することを勧めたりする人はまずはいないのではないのか。

もちろん夫婦でスワッピングだの3Pだのという世界もあるけども、あれも目の前の配偶者が自分以外の異性にヤられている姿に嫉妬心を掻き立てさせ、性的興奮に摩り替えてのSEXだ。不倫とは異質の世界。



話がそれたが、不倫ってのが人の倫理から外れる行為って意味でついた名称なのだから、わざわざ否定派を名乗って、誰もが普通に持っているごく当たり前の論理を語るのは変だ。

もし敢えてわざわざやるのなら、もうちっと突っ込んだ独自の論を語って欲しいものだ。

◆ 2002年05月01日(水)
こんな人間です
バツ1、再婚組み、がきんちょ1匹
30代のメス。

銀行勤めを2年経て、
おやじが経営している建築屋を切り盛りして13年。

跡継ぎとしての今のダンさんと再婚して5年。
今は夫婦で二人三脚で会社を切り盛り。
実態はただの経理のおばはん。


「憧れの専業主婦になりたい。」と揶揄しながら言うのが口癖。


明るく社交的で前向き。おしゃべりで快活。
気が強く喧嘩っ早い。
とにかく何でもよくけんかを売る。

本当のところは理屈屋で批判的、愚痴っぽく、終わったことをくよくよ考える根暗な人間。




若い頃は恋愛で無茶苦茶やってた。
酷い痛手を受けた傷が未だに癒せず、この日記で書きなぐるつもりで立ち上げたけど、
ヘタレなせいで結局何にも書けず関係ないことをダラダラ書いて3年が過ぎてしまった...。
書こうとすると、爆発するような感情がセキを切ったようになだれ込み
コントロールが効かなくなってしまうからだ。


しかもその3年は、やたらと攻撃的で排他的になっていたかもしれない。
過去の日記を読み返すと苦笑、苦笑、苦笑の連続。
よくもまぁ、ここまで攻撃的に書きなぐったものだと我ながら呆れ返るばかりだ。


精神的にもマシになった所で、落ち着いて過去を見直しながら
未来に繋がる自分を創っていこう。


2005/3/9 自己紹介 修正版

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