くりくり♪

2008年11月28日(金) サウダーデ。

残業後、気力が残っていたのでフィルメックスの韓国映画『木のない山』を観てきました。監督は女性の方で、旦那様(この映画のプロデューサーで監督でもあるアメリカ人の方?)とすごくかわいいお子様がいらしてました。映画は、ジンちゃんとビンちゃんという姉妹がほんとに自然で、まるでドキュメンタリーを観ている様。いじらしくて、健気で、せつなくて、必死で哀しみを耐えている感じがタマらなかったです。全体に淡々とした目線だけどとても温かく見守っている姿勢をカメラのこちら側に感じましたし、哀しいけれど救いもあって、地味だけどとても心に残るステキな作品でした。特別有名な俳優が出ている訳ではないけどこういう良質な作品を作ってしまう韓国映画ってのはやっぱり侮れないなーと思いました。観れて良かったです。(ちなみに審査員特別賞を受賞したそうです。)

少し前に観てココに書いて無かった分も少しだけ。(時系列は前後します。履歴を観てください。)
試写会で『デス・レース』を。タイミングよくちょっと前に昔の方の「ミニミニ大作戦」をDVDで観てたのでカーアクションものでスカっとしたかった私にぴったり☆しかも主役がジェイソンステイサム!ものすごくイイ身体なのにこのものすごいB級っぷりは何なんだろ。全編がかなりツボでとっても面白い映画でした。ステイサムといえば、この前観た『アドレナリン』もかなり面白かったけど、この人の顔って人の良さが滲み出てて何か気になる存在だなぁ〜。『バンクジョブ』も観に行かなくちゃ☆「デスレース」、公開したのでもう1回観に行きたいと思います。この手の映画、実はかなり好きだったりする♪
ご近所でレイトショー『パリ、恋人達の2日間』を。2度目だけどやっぱ超面白い。あのクドさがたまんねー。とにかく、ジュリーデルピーの父母がサイコーです。DVD買いたい。
試写会で『GSワンダーランド』。フレッシュフォーはあんまり出なかったんだけど、映画自体がすごーく面白くて、GSじゃなくてもバンドブームを体験している世代にはすごく「わかるわかるーーー!」っていうエピソードがいっぱい。メジャー会社なんてクソったれーみたいなとこがわかる人にはゲラゲラ笑っちゃうとこがいっぱいだし、何ていっても武田真治の社長っぷりが素晴らしい。あとは大好きな山崎一がやっぱり超絶で、個人的にはあのレッスンのシーンで一番笑いました。

お友達に誘ってもらってマキノノゾミ3部作の1作目「フユヒコ」を。始まった瞬間に眠気が襲い、淡々とした昭和な感じのゆるい普通のお舞台にウトウトしっぱなし…ごめんなさい。てか前方で終始大ウケしてる人が居て、そんなに???って思ったらイマイチ入り込めず逆にサメてしまいました。。。
シアタートラムでお芝居。安部公房の戯曲『友達』。大好きな安部公房なので改めて原作を2回程通して読んで、内容を頭に入れてから観にいきました。男の役をダンサーの小林十市氏が牛のきぐるみを着て演じたのが私にはものすごく違和感。もうちょっと違うタイプが頭に合ったので、何で着ぐるみ?っていうのがよくわかんなかったですが、木野花さんと麿赤兒さんと若松武史さんのベテラン組がとても良かったです。逆に言うとベテランと若手っていう壁はちょっと感じたかも。あと、原作には無い三男役の柄本時生君が何気に存在感を放ってて面白かったです。麿さんを観て素で笑ってる姿が、ダテに父の血を引いてないなーと思いました。天才肌かもー。終わってからのQ&Aで、劇場の方と、演出の岡田利規さんと、劇場監督をやっている野村萬斎さんが登場。中々興味深い話を色々聞けた中、萬斎さんってものすごく品があるのに意外にも毒舌なのが素敵すぎて、少し惚れました・萬斎さんの狂言、観てみたいかもかも♪

そういえば、11/15のライブのことも。KONTAソロは昼と夜の2部構成でした。どちらかしか行っちゃだめってことだったので素直に従って、どっちにするか迷ったあげく、電話の時に「じゃ昼の部で」って口走ってたのでそちらに。KONTAだからどちらも全力投球するとして、昼のが体力あるだろうなぁ〜とか、昼にソロって珍しいよね、っていう貴重さもあったりしたのだけど、結果昼の部で正解でした。番号がとても早かったので、希望の席に座れました。最近空いていればだいたいそこに座るという席。最近の満員キツキツな感じではなく、ゆったり目で空気もあって(笑)居心地満点でした。体調が良くないとのご本人の弁でしたが、そんなことは感じないとてもいいライブでした。前半ガァーーーっとトバしてやってくれたのがとても良かったし、セットリストも好きな曲満載で嬉しかったです。giftがあまりやらない曲だというのは気づかなかったかも。去年の今頃、giftやってっていう客席からの声に、クリスマスの時にみたいなことを言ってたのを思い出して、あれっって1年前じゃん!ってものスゴくびっくりしました。ほんのつい最近のことみたいな気がするんだけど。あーあーソロシリーズもあと1回だ。しかも次は1回公演。チケット取れなかったらどうすんだー?!
で、昼公演だったのをいいことに、夜は別のライブへ行くことに。用賀のエピタフというロックバーで鈴木トオルさんのライブ。エピタフは初だったけど、とってもとっても小さいハコに椅子がいっぱいで人がギュウギュウ。もちろん満員御礼だったんだけど、行ったカイがありました。とてもアットホームで、だけど歌はとても感動的で途中でほろっと泣けてしまいました。なんていい曲ばかりなんでしょ。。。てかLOOKてば最高ですなぁ〜。先日の朝のヒットスタジオ(もちろん予約して観ました!)の話などもあったりしたけど、あのスタジオライブを観てLOOKを思い出して来た方もいたみたい?だし、なんつーかバービーボーイズのスマスマのパターンみたいだよー。思った以上に意外にソロがすごく良かったって感じとか、誠実な歌い手なんだなーとか、ほんとうに歌いたくて歌っている感じとか。音楽的には違うんだけど、心意気の部分でカブるんだよなぁ〜なんか。そんな訳で年末のもイキタカッタんだけど、速攻で売り切れておりました、残念無念!!!

今宵もロンセクスミスでおやすみなさいませ…



2008年11月27日(木) カクゴガアルカラ。

先週末から怒濤のKONTA@FJ'Sの3連チャン←いい加減にしろー

*11/26トリヴァンドラム@祐天寺FJ'S。
実は仕事の都合があって当日まで全然行くつもりじゃなかったんだけど、諸々の事情で翌日に持ち越しになってしまった為やっぱり行ってみることにしたのでした。トリヴァンはとても久々。どんだけ久々かと思ったら5月の例の(笑)六本木以来だ。今までZAIMで何度か観てたけどFJ'Sでやるってことで改めて気になったのもあったりして。でもやっぱりトリヴァンはちょっと苦手要素が多すぎるんだよなぁ…。たぶんあのパーカッション&ベースの感じが苦手なんだと想う。KONTAが朗読とかしてくれると途端に楽しくなるんだけど(昨日は2部で長めのやつがありました)、ひたすら1時間即興でメロディ無し…みたいな感じで私には難しいのかも。皆どの辺りを楽しんでるんだろ?曲が終わったか終わってないかよくわかんない沈黙とかもツラくて変な汗が出たりしつつ、これはこれでトリヴァンの認識を改めてしたってことでね。新しいメニューに挑戦したらとっても美味しくてお気に入りました。今日はこれを食べに来たってことで納得(鬼?)駅から走りに走って家に着いてギリギリ『風街みなと』に間に合いました
*11/21,22僕らのしぜんの冒険@祐天寺FJ'S
初の2ディズ。どっちにしようとか迷わずもちろん2ディズ参加♪先月のツアーを観て僕らのの3人は絶対に全然違うライブをやってくれるだろうなぁと思ってたけどヨミどーり、違う顔をみせてくれるとっても楽しい2日間でした。1日目は即興なのに歌ったり、マサさんが言う様に何か今までに無い雰囲気のニューオリンズ系?ってのがちょっと笑えて新鮮な感じで面白かったです。何かのきっかけで3人で「癒し」についての蘊蓄だったりの色々な話をしていた時に、具体的な言葉は忘れてしまったんだけど(ニュアンス的に覚えてるだけなのでメモっておけば良かったなー悔し!)KONTAがちらっと言ったことばがすごく良くて、この人の自分や他人に対峙する時の気持ちとか、気遣いの仕方とかはたぶんこういうトコからなんだなーってなんか妙に納得したんです。そういうのが聞ける3人のトーク部分も僕らののライブの醍醐味でもあったりするんですが、とにかくこの日はKONTAのあの一言が花丸でした。あと、マサさんの新しい髪型(ソフトモヒカン風で斜ライン)と服(黒いストールとかわいい絵の白T)がすごく似合っててよかったなぁ。2日目は結構最初から皆トバしてる感じで、ライブ始まったばかりなのに蛍の光で終わりそうになったり、KONTAはひとりつっこみばっかりしてるし(起き抜け最高)、社会情勢からメロスバナになったり、オヤジギャクについてやツアーバナ等などなど何か次から次へといろんな話が聞けてとても楽しかったです。かと言って、曲にいけば即興からアヴェマリアに落着く逆バッハだったり、中原中也に即興ついたり、いちいち美しすぎるんで、ほんとにお得なライブだなぁーとつくづく。料理もお酒も美味しいし、日常の疲れがふっとびますねー。この2ディズで深町さんが歌ったりの新しい試みもあってKONTAのコーラスも聴けたし、僕らので私が今一番好きな曲『アンダルシア』が聴く度聴く度どんどん良くなっててもぉホント素晴らしいです。ツアーの為に作ったっていうんだからまだ2ヵ月弱のできたてほやほやなのにほんと成長著しくすごくいい曲で、すっかり鼻唄の定番。音源化して欲しい曲NO.1☆

さてさて、僕らのは12月はJZ Bratもあるし、1月は又2ディズあるし、トリヴァンはまたしばらく行かないかもだけど(汗)KONTAソロも来月あるし楽しみがいっぱいだぁ。てか2009年ACOUSTIC SERIES 3は???




2008年11月26日(水) カッテニイツマデモ。

東京フィルメックス始まってますねー。毎年面白いラインナップでかなり期待してるのだけど今年はいろいろあって全然チケットを取ってなくて今日が1本目。しかも朝起きてから思いついて当日券狙いでいってきました。1番観たかった『ヘアカット』というカザフスタンの映画はもう観ることができず残念。。。終わるまでに何とかあと何本かは観たいと思っておりますがどうなることやら。。。

て訳でアモスギタイ監督の『いつか分かるだろう』を。そもそも歴史的背景に疎いので映画を楽しむというよりは勉強している感じかなー。一般常識的なレベルの話も苦手だから上映前に脚本の方が予備知識的にお話してくださったことも右から左…。いろいろ詳しく知っていたらもっと面白がれるんだろうなぁ〜と自分の無知を再認識した次第ですが、決して無くすことのできない言い様のない喪失感っていうのは私の人生のテーマでもあるのでちょっと勝手に脱線しながらぼーっとぐるぐる想い巡らせながら。。。まぁ何はともあれジャンヌモローが凄いです。

夜はヒカシュー@池袋LIVE IN ROSAへ。対バンが4コも出るイベントでのゲスト出演ということだったのでギリギリまで行くかどうか迷ってたけど、ワンマン前にどうしても観たくていってきました。先週末から4日間のうちで3回もMASSAさんを観てることになるわ〜追っかけみたい(笑)
中に入ったらヒカシュ−以外に唯一観たかった、ありふらんぼの女の子とチェロの坂本弘道氏が演奏中。voがとても良くてお母さんの唄が印象的でした。あとお客さんを馬飛びの馬にして跳んだりしてて面白かったです。坂本さんの演奏っぷりが今日も凄かった〜ドリルとかはまだ免疫があったけど、まさかチェロの下の棒みたいなとこで火花を散らすとは!めちゃくちゃ飛び散ってて髪燃えてたりしてー(笑)てかこの時点ですでにスタート時間から1時間が経過。この後は個人的にあんまり興味のないバンドが続いて(毒舌は自粛)結局ヒカシュ−始まった時は22時過ぎててすでにぐったり。正直、今日失敗だったかなーなんて思ったりしたのも束の間、やっぱりヒカシュ−のライブは楽しすぎでした。ワンマンとは雰囲気が違くて、お客さんから巻上さんの歌や顔に瞬間的に反応があるのがものすごく新鮮な感じがして、お客さんもバンド側も相乗効果で盛り上がる感じがすっごく楽しくてずっと笑ってました。ほんと面白かった〜。ヒカシューって音だけじゃなくて、ビジュアルとかもすごく大事なバンドだなーって改めて。清水さんの超テクっぷりとかほんとすっごいもんっ!!!三田超人さんとかのあの感じとかもぅ説明不可能で最高に面白い。全員がものすごい個性をそれぞれに発揮してるのに何だかものすごくバンドっぽい感じなのって何でだろ?こういう感じってヒカシューだからこそな感じ。30年やってるけど全然飽きないんだよねーって、聞いてるだけで嬉しいいいことばですね〜何か幸せやっぱり今日も観れてほんと良かった。12月のワンマンがますます楽しみ〜☆

山本幸久「ある日、アヒルバス」を読み始め。面白くて電車の中では危険です。



2008年11月23日(日) THE WORST OF…

いやぁ〜イッテまいりました、THE POGO@下北沢シェルター。2年位前にロフトでやった1日だけの復活ライブもかなり嬉しかったんだけど、今回はベースがKENさんだったので更に更にこのライブがあると知ったのはフレッシュフォーの阿佐ヶ谷のイベントライブの時にたまたまROOFTOP見てだからつい最近。マジで〜?と想い、帰りにローソンに寄ったら既に売切れ翌日昼にぴあで確保したらその後に売切れになったのでほんとにギリギリだったみたい。ヤフオクでは15000円位になってたみたい?だしほんとラッキーだったなぁ。出かける前に16年前のビデオ「REFLECTIONS」を数回観てアゲつつものすごく久しぶりのシェルターへ。
*set list*
1.RADIO
2.EAT IT!
3.LITTLE BOY
4.I HATE YOU
5.IN YOUR HANDS
6.ASK FOR NOTHING
7.DO IT YOURSELF
8.WEEKEND
9.KILL THE PIGS
10.SUCH IS LIFE
11.夢の中の出来事
12.たどり着いたらいつも雨降り
13.I DON'T WANNA BE YOUR HERO(CHIMPONESS)
14.1990(待ちわびた時)
encore1*
1.I DON'T KNOW
2.CONTROL
3.SEARCH OUT!
encore2*
1.ESCAPE
BGM
公園の男

最高っすー!(涙目)4人共かっこよすぎっすー!震えましたわ。久しぶりすぎる生KEN「SUCH IS LIFE」のイントロベースでチキン肌★幸せ!スピード感も全く衰えることなく、全曲この人達何なんだっつーテンションで疾走最高すぎるっっっ

15年前(!)1993年に解散したTHE POGO。私がよくライブを観てたのは終わりの1年位でした。一番かっこよくて盛り上がってた頃だったからショックだったなぁ。バンドブームの頃はビ−トロックのバンドかと想ってスルーしてたんだけど、あるイベントで観てぶっとんだ訳で。ポゴっていつからこんなことになってたの???って自分の先入観を呪いました。かっこよすぎでした。そんなに前の方に行ってた訳でもないのにダイブして来た人に肩に乗られて(しかも超固安全靴)アザができたりしたっけーなんて今日のダイブの人達を観て思い出しましたが、なんつーか懐かしいとかじゃなくてPOGO自体がものすごく"今"だったのが嬉しくて嬉しくて。またこの4人でやって欲しいとほんっとに想う。今度は想い出のチッタでぜひ☆



2008年11月04日(火) キラースマイル☆

先月末観たライブと映画などのことをちょこっとメモ。

10/31はフォークシンガー小象@新宿naked loftへ。対バンがKAWAIという2人組ユニット。ラジオのDJもやってる劇団の方みたいで、面白めの唄を色々と。井の頭線の唄とか色々。しゃべりも上手いので楽しんでたら1時間半位過ぎてて2マンなのに小象さんの時にはすでに21時近かったような。小象さんが始まるとまたもやちょうど救急車が止まったり○っ○が出たりといろんなハプニングがあって楽しかったです。泰葉バナもね。今日で(大堀こういち)をつけるのをやめるそうです。
SET LIST*
1.カニカマのないからっぽの世界
2.2人の中に泥棒がいる
3.トムは今、何を考えているのか
4.明日パンで
5.薔薇チャンピオン
6.狼になりたい(中島みゆき)
7.マイケルへの手紙
8.星のショッピングモール
9.電話
10.学校への長い旅路

西島君2本立て『真木栗ノ穴』と『東南角部屋2階の女』@ユーロスペース。2本続けて観るといろんな発見があって面白いです。どっちが好きかっていったら、断然真木栗派。ちょっとコメディたっちな感じが意外でウケました。売れない小説家という設定もまた似合いすぎるし、何てったって西島君と田中哲司氏2人で白シャツっすよ〜〜〜タマらんですどこだったか「ん?」っていうセリフがあるんだけど、その言い方がむちゃくちゃ西島君らしくて、私が何故ファンになったかが何となくわかった気がしました。あと隣の部屋の北村有起哉もまたとっても良かった。今後更に化けそうー(水野美紀って才能を見抜く目あるんだなぁーって今更ながら感心)てか先日舞台ですごくかわいい女優さんを発見し、その後ずっと気になっていた佐久間麻由嬢が何か想いもよらない役で出てたのでかなり驚きつつ軽くショック…。だだだだだって全くイメージになかったんだもん…

最近いわゆるライブハウスっつーものに行ってないので情報に疎かったんだけど、いつのまにかPOGOのライブが決まってたー。しかも今回はベースがKENさん!キャー!もうすぐです。楽しみすぎます。って何とかチケ確保でほっとしてたとこで、最近ずっとハマりにハマっているQUIETDRIVEの来日情報が!来年早々だー!わぁ〜い



2008年11月03日(月) ビバ!GS野郎!

映画『GSワンダーランド』のイベントがあるってことで阿佐ヶ谷ロフトAにいってきました。出演は本田隆一監督、映画の中のGSバンド「ザ・フレッシュフォー」の温水さん以外のメンバーの大堀こういちさん、緋田康人さん、村松利史さんがいらっしゃるってことですごく楽しみでした。ナナ色メンバー久々だぁ〜。

映画の予告編やスピンオフドラマ、ナナ色のビデオなどを上映したり映画に関するエピソードが聞けたりとすっごく楽しかった〜!今日は映画の中ではちょこっとしか出てこないらしい「ザ・フレッシュフォー」をフューチャーしたイベントということで、5分10本立てのショートドラマが一気に観れてすっごくラッキーでした。コレ観たかったんだよねぇ〜(ちなみにTVKとかテレ玉とかで観れるみたいだけどうちは観れないのでした。)本田監督が東京イエローページを大好きだというのは前から聞いてたけど、このショートドラマは正にその世界☆私も静岡で何故か放送されていたこの番組がとにかく大好きすぎたっていうこともあって本田監督の腕っぷりはかなり信用しているのだけど、出演者も全員が期待を裏切らないキレ技で最高でした。とにかく面白いので本編と同時上映しなくちゃもったいないかと。DVDが出たら特典映像にして欲しいなぁ〜。村松さんちょー面白いんだもん。大堀さんはナナ色の小象を久々にみると、ライブの小象は進化してるなぁ〜と想って新鮮でした。ほうきのエピソードが楽しくて好きでした。10本の中で一番好きなのは最後の奴?で緋田さんが温水さんの机に執拗に蹴りを入れるとこ。大好き!ツボすぎる!!!

それにしても生の緋田さんはほんとにかっこいいです。あまりにも男前すぎて直視できません。皮膚がゴムみたいでちょっとウルトラマンに似てる〜とか想って、心の中のマイヒーロー☆今日は大変貴重なことにCDに4人のサインがもらえました。家宝になりました。映画の公開は11/15だそう。ぜひ観ましょう!ちなみに私はその前に試写会で観ます。

ここ数日は図書館本を片付ける。4冊借りたうち、特に朝比奈あすか『憂鬱なハスビーン』、ヒキタクニオ『負の紋章』が面白かった。久々に一気読み。



2008年11月02日(日) NHK様、その2。

2日目。チケット見たら朝10時からってんで焦りまくり到着。

台湾の『Orzボーイズ!』Orzは絵文字からきてるのだそう。言われてみればー!やんちゃ坊主のうそつき1号とうそつき2号がのびのび演じててとってもかわいいです。特に2号君は素かと想う程上手い。ティーチインの時もじっとしてないし、子役特有の生意気感が出てて面白かったです。1号君は撮影当時よりも背がかなり伸びていて監督の背をすでに越してたかも。イケメン君になりそうな雰囲気。とても賢そうな男の子でした。

トルコの映画『パンドラの箱』。実は何の予備知識も無い状態で一番観たいなぁ〜と想っていたのがコレ。タイトルが素敵だなぁ〜と想って。で、プログラムを見てたらこの監督の好きな監督がタルコフスキーとか言ってたのですごく楽しみにしつつも、あのテイストだともしかして寝ちゃうかなぁ…って想って恐る恐る観たんだけど、やっぱりぐっすり(ダメじゃん!)最初の6分間位?セリフが無かったせいもあってすでにその時点で意識朦朧としていて、映像の感じとか孫役の俳優さんとか認知症の母役の女優さん(90才!)とか皆とてもいい感じなのでちゃんと観たいよーという気持ちはあるんだけど、何せ間の取り方が猛烈に眠気を誘いまして(こういうとこはタルコフスキー入ってるのか?)残念ながら中間位までほとんど記憶がありませんでした。あぁー思い出しても眠い。もう2回位観たらちゃんとわかるかも。

その後のトークショーは「パンドラの箱」の監督や日本の若い監督が出るということだったけど、その時の通訳の人が微妙な感じだったので眠気を一掃する為に参加はヤメて夜まで外へ。

最後は韓国の『My Son〜あふれる想い〜』この邦題ひどいよねー。てか普通に『息子』とかでいいんじゃね?タイトルはおいておいて、もぅやっぱ韓国映画はさすがだなーと思わせるとっても素敵な作品でした。とにかく脚本と役者が素晴らしい!!!監督がただ終わるんじゃ面白くないっていう主義なんだと思うんだけど、まさかまさかの展開にボロボロ泣けた。てか映画を観てこういう感じにびっくりするのって久しぶり!(たぶん「パフューム」以来。)くそーヤラれたーっていうのがすごく嬉しかったです。私の中でのチャスンウォンは『天国からのメッセージ(原題:幽霊が住む)』のイメージがあったのですが、この映画はわりと重いテーマ(強盗殺人の罪で服役している男が15年前に別れて以来会っていない息子に会う)を扱ってるのでコメディじゃないんだろうなぁ〜なんて思ってたんだけど、この題材でこぅもっていくってのは脚本の力が強いんだろうと思います。そしてやっぱりチャスンウォンがものすごく面白くってとても上手いなぁ〜と思いました。猛烈にペナルティワッキーに似てますが。息子役のリュドックァン(やましげ君似)もすごく素敵な演技で2人の息がぴったり。笑かせて笑かせて最後に泣かせてもぉーーーみたいなほんとうに楽しめる作品でした。リュドックァン君は「よこづなマドンナ」から27キロも痩せたそう。すらっとした美少年で、監督は細身のスーツ姿がかっこよかった。

韓国映画はほんっっと層が厚いっすねー!この作品もお気に入りに上位に入りました。まずは「トンマッコルへようこそ」を観なくては!

招待作品以外の5本を全部観ると粗品をくれます、ってことで頂いて参りました。中に映画関係の資料が入ってたのが嬉しかったです。来年は10回目だし更に期待できそうで楽しみ楽しみ♪



2008年11月01日(土) さすがはNHK様。その1。

11/1から始まった『NHKアジアフィルムフェスティバル』で2日間で全作品観て参りました。1枚500円という超破格で、商業主義ではない良質の作品を上映する楽しみにしてるフェス。NHKってこういうイベントやったり、土曜ドラマとかもとっても素晴らしくてとってもいいなぁ〜と想います。受信料還元されてる感じ。

自分の体力も考えつつチケを取りまず1日目は3本。
中国映画『キネマの大地』(これだけ招待作品)政党の関係とか歴史とかをいまいち理解してないのでその辺りが難しい。中国人と日本人が両方出ていて中国語と日本語が入り混じっているのもいまいちよくわからない。何かすごく昔っぽい映画なんだけど若い監督が撮っているんだよねー。て訳で好みじゃなかったです。ティーチインで監督がほんとはこういう映画を撮りたい訳じゃないみたいなことを言ってたけど、師匠の前でそんなこと言っていいのか?(笑)

中国映画『追憶の切符』原題が「tickets車票」でそこにも意味が込められてるんですねー。『墨攻』を撮った監督だそうだけどその感じは全然無く、それより前に撮った『流星』(かな?)のテイストに近いそう。丁寧に丁寧に仕上げた感じが伝わってきてとても良かったし、ワンシーンワンシーンがとても印象的でした。ロープで川越えのシーンはドキドキしました。幼馴染み(v6岡田君似)と安易に恋愛に走らないのが更に良かった。主演の女優さんが完成作品をこの時に初めて観たとこだったらしく感激して舞い上がってたのが伝わってきてむちゃくちゃかわいかったんだけど、映画の中では鈴木一真に似てました。同時進行別ストーリーの自閉症の子を持つ父親にかなり泣かされました。父子愛はたまらんです。。。

NHKとの共同作品でイラク・クルディスタン地域の『僕たちのキッフオフ』が初日最後の上映でした。20:30からの上映になってしまったのは編集が間に合うかどうかわからなかった為、オ−プニング作品にできなかったからとのこと。実際、データを107に分けて送ってもらいこちらで全部くっつけて編集してっていう大変な作業があって、3日前位にやっと終わって無事上映に間に合ったという大変な苦労があったそうで、音楽なんかはもうちょっと詰めたいというようなことを仰ってたのだけど、何はともあれ世界初公開の場に立ち会えて幸せでした。製作にあたり、いろんな妨害にあったりして監督は命掛けで撮られたとのことをNHKの渡辺アナがしきりに言っていたのだけど、当の監督はあんまりそういうことは仰らずに、イラクは今でも戦争があるけどこういう状況なのは世界どこもそうで、日本も昔は戦争を体験していてその後にできた映画は素晴らしいものがいっぱいあって、こういう状況なのは自分達だけが特別じゃないのです、、、てな意味のことを仰ってたのが逆にすごくずしんと心に刺さりました。この映画自体も、家が無いクルド人達がスタジアムに仮住まいをしていて、そういう中で子供達の為に(そしてサッカーが大好きだった義足の弟の為に)サッカーの試合を催そうとする話なんだけど、この状況の中でもユーモアたっぷりの作品になってるのがほんとに凄いと想いました。大変だとか悲惨だとかそういうことをおもむろに観せられるのはとても辛いのでドキュメンタリー映画的なものはわりと苦手なのですがこの作品はそういう感じじゃないので余計にいろいろ考えさせられて、映画が終わった後なんだかほんとうに感動して胸がいっぱいでした。何というかすごい映画でした。スタジアムという楽しい場所と悲惨な状況のコントラストなんて発想自体が湧かないもん。映像的にも、監督は初めからモノクロでいきたいという考えがあって(実際の現場もほぼモノクロだそう)、NHK側はカラーでいきたいというのがあって、両方の考えからモノクロとカラーの間のほんとうにちょうどいい感じの不思議な色ができたそうで、それがこの映画にとても活きていて(リアルすぎない、その具合のちょうど良さ)ぴったり大成功な感じでした。感動が上映が終わってからじわじわ湧いてきて、監督のト−ク中に涙が溢れてきて困りました。考えさせられるすごくいい作品でした。普通に上映されてたらスルーしてたであろう作品を観ることができて嬉しかったので、いろんなところでいろんな人に観てもらえる様になるといいなぁと想いました。

とりあえず前半戦終了〜


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