1.「群青」 なんとなく官能的な話が読みたい・・と思っていたところで、そのとき読んでた雑誌でオススメされていたのを借りてみました。 たしか官能的とは書いていなかったけど。 そして官能的でもなかったけど。
3部作になっていて、両親のお話、娘の話、ラスト、とつながっていくのですが、両親のお話が一番好き。 娘の話以降は、あんまり好きになれませんでした。 映画のノベライズと言うことで、映画のほうではまた違った味わいなのでしょうか。
赤い珊瑚、もしも見られるものなら見てみたいものです。 沖縄行きたくなった。
2.「削除ボーイズ0326」 親指探しとか、そのへんの話かも。。とタイトルから勝手にイメージして敬遠していた本でした。違った。 偶然手に入ったデジカメみたいな削除装置。これが、過去を消すことのできる装置だった、というものでしたが、クロノスみたいに、絶望的に悲しいものでも、未来で待つものでもないけれど、そこはかとなく悲しい、戻らない時間への思いを抱きました。
なんとなく展開が宇宙的な話になっていくのかと思って読んで行ったのですが、もっと身近にありそうで、それが怖い。 バタフライエフェクト、みたいな感じ。
この時代の友達との関係性って、ある日突然変わっちゃったりするみたいです。 わたしは、あまりそういう劇的なシーンにあったことないのですが。
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