CoccoきらきらLiveTour2007/2008(日本武道館20080110)
ゆらゆらと、たゆたう2時間半でした。 このアルバムが収録された燦々スタジオに来てしまったかのように、あったかくて穏やかなひととき。
アンプラグドだったので、立って良いの?立っちゃだめなの?という弱気な葛藤の後、結局、立たないままでした。 それゆえか、歌詞が頭の中にすんなり溶け込んでいったので、たまにはこんなライブも良いなぁ、と思ったのでした。
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わたしだけなのだろうか。ライブのときに手を前でつないでいるときと(腕を組むのとは違うのですが)だらんと手をさげているときとでは、自分の中への曲の入り方が違います。 初めの2曲で自分が泣きそうになっているのを我慢。うわーっと自分の中に入ってくる感じが久しぶりの感覚で反射的に泣きそうになってた。 それも徐々に馴染んできて、落ち着いて見られるように。
ラストの一曲では何度も生きるためなら手を貸す、ということを歌っていて、自分には死にたい願望は無いはずなのにそれにも涙が出てきそうでした。 Coccoを聞いていると言うと破滅願望、情念、怖い、といったイメージで見られがちなのだけど、そういうつもりでは聞いてなくて、そんなんじゃないよといつも思います。
続けること、生きていくこと、また会うために約束をしました。
・・・でも、年末の時期に行ってたら今頃号泣してたと思う。弱ってたから。
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